名水の森 〜 須磨アルプス〜高取山(328m) 〜 飛龍寺参道
コース概念図 コース断面図
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2010年04月29日 (木曜日)晴れ メンバー:5名
歩行距離 9.5q/歩行時間 4時間17分 (休憩時間 1時間05分) 所要時間 5時間22分
10:08 久々の例会と言う事で、低山ながら岩場もあり展望も良い「須磨アルプス」から「高取山」を歩いて、温泉で汗を流した後は恒例の反省会で仕上げたいと提案したところ4名のメンバーから参加表明を戴き、 10:09 青空の広がるJR山陽線・須磨海浜公園駅で顔を合わせた後お互いの健康談義を楽しんで駅前をスタートします

※画像はヒゲさん提供 10:24 私にとっては既にお馴染みとなった駅前から北に伸びる舗装路を辿り、阪神高速3号神戸線・月見山出入口にある交差点に着き 10:33 高速沿いに須磨離宮から高尾台へ続くバス道を伝うと駅前から20分程で「須磨名水の森」入口が左前方に見えますので 10:34 市街地が苦手なためなるべく高倉台を通りたくないので、今回もここから須磨アルプスに向かうことにしましたが勿論同行のメンバーにとっては初めて歩くコースという事になります 10:35 舗装道路から一歩足を踏み入れると広い天井川の右岸を辿る平坦な道になりますが、この辺りは伏流水となっているのか草地が広がるのみで近所の子供達にとっては良い遊び場所になっているのでしょうか? 10:44 程なく右手から豆分地蔵尊の見送りを受けて水野第2堰堤右岸を過ぎると二俣に着き、右手への馬の背鞍部との分岐を左に伝うと風景は今までの明るく広々とした谷筋から 10:46 V字状の渓谷に変わり、一気に山深い雰囲気に包まれて左岸沿いの岩棚に付けられた山道を伝って水野第6堰堤右岸を捲いて沢道を辿ると 10:55 - 10:57 須磨離宮(旧称:武庫離宮)への水源地として利用されたという天皇池に着きますので、往時を推察しながら休憩を取ります

※画像はケンちゃん提供 10:58 短い休憩を終えて、今では少し濁った水面を右手に見ながら右岸に付けられた細い道を上流に向いますが 11:02 すぐに次の砂防堰堤が目に入ると道は2つに岐れ、真っ直ぐ堰堤に続く沢道を進むとコンクリートで造られた堰堤の小穴から細いパイプを伝って須磨の銘水が流れ落ちていますが、如何に“銘水”と言われてもこの設定では飲んでみたいとも思えませんのでカメラに汲み撮るだけにして

※画像はヒゲさん提供 11:06 左岸の捲き道から堰堤の上を越えると程なく支谷との出合に着きます
ここで右俣右岸の雑木帯に付けられた公設道標が細い山道を辿るよう案内してくれますので、道標に従って右下がりの傾斜地に付けられた狭い谷沿いの道を伝うと 11:12 最上部の堰堤が姿を現しますので、右岸から回りこむと右手(=左岸)の岩肌に付けられたクサリが目に付きますが、「名水の森」入口に建てられていた案内図に書かれている“天井川断層の露頭”への取付きのようです
そのクサリを右手に見やって左手からの支谷との出合を過ぎると谷筋を伝う荒れ道に変わり、青いペンキを頼りに露岩の目立つ急な山道を登り詰めると 11:23 - 11:25 天皇池から25分程で前方に栂尾山と横尾山を結ぶ鞍部が姿を現し、少し緩やかになった山肌を一登りで「六甲全山縦走路」の通る鞍部に登り着きます ※昨年の全山縦走で予定通り踏破したメンバーには大変懐かしい想い出が蘇ってきたようで、また若い頃に訪れたメンバーにとってはほとんど記憶に残っていないようで、各人それぞれが思い思いの印象を頭に刻んだようです

※画像はケンちゃん提供 11:34 鞍部からは階段の多い急な尾根道を10分ばかり伝い上がると尾根上の平坦地に着きますが、左後方(=北西方向)には啓明学院から急坂の岩尾根ルートとの合流点が目の前に迫ってくると山頂で寛いでおられるハイカーの談笑が聞こえてきます 11:35 登り着いた横尾山(312.1m)には二等三角点(点名:須磨 標高:312.08m)が中央に打たれ、数組の先行パーティーが眺望を楽しんでおられましたが我々の到着を機に、馬の背へと向かわれ小広い山頂は貸し切り状態となります 11:37 - 11:43 ほぼ真東には雲一つ無い青空の下に佇む神戸空港が静かに浮かんで見えますが、離着陸する航空機もこの時間はお休みでしょうか?全く静まりかえった空港島は一切動きが感じられないまま短い休憩時間だけが過ぎてしまいます 11:47 そろそろ空腹を覚えてきますのでいつものお気に入りの岩場でノンビリとした時間を過ごすため、足元の抉れた岩道を少し下って 11:52 - 12:14 神戸の街並みが見渡せるお気に入りの展望岩尾根に足を進めると、案内も必要なかったようで先頭を歩くケンちゃんがサッサと岩尾根の先端に着いて腰を落ち着けるポイントを確保してくれます スッカリとお馴染みとなった岩尾根からは、北東方向に馬の背〜東山、その後方には今回の最高峰となる高取山がドッシリとした姿を、そして今回のルートとして提案した禅昌寺尾根を正面に見ながら至福の一時を楽しみます 岩尾根の一番上部に陣取ったヒゲさんとオノちゃん、そしてすぐ下に腰を下ろしたケンちゃんとイナちゃんも眼前に広がるオカズの絶景にコンビニ弁当へ運ぶ箸も休み勝ちのようです

※画像はケンちゃん提供 12:15 1時間近くも確保しておいた昼食タイムですが、30分以上も早く切り上げて岩尾根を後に馬の背への道にスタートする事になりましたが、メンバーの頭には既に反省会の事がチラつき始めたのかも・・・・ 12:27 再び抉れた岩道に戻り、鉄階段を下りきると馬の背鞍部に出ますが、ここで私にアクシデントが待ちかまえていようとは予想もしていませんでした
一瞬の脇見で自身の靴に躓いて転倒し、腕に軽い擦過傷で済みましたが予想以上に老化現象が進んでいる事を再確認する結果に軽いショックを覚えて、極力意識して足を運ぶように心掛けます 12:28 メンバーにも余計な心配を掛けましたが軽いケガだと判って貰えて、再び会話にも弾みが戻ってきます

※画像はケンちゃん提供 12:28 上(↑)の画像を撮ってくれた“一番若い”ケンちゃんは馬の背の途中の岩場で次のシャッターチャンスを窺っているようでしたが、お互いに私が写している様子を同じタイミングで写してくれていたのでした 12:30 次々と馬の背へ登るメンバーですが、私は右手の岩場から回りこんで上から登ってくるメンバーを写そうとしたのですが残念ながら間に合わず、画像に残す機会を失いましたが最年長のヒゲさんはジックリと最後尾から登りきる様子を写してくれます

※画像はヒゲさん提供 12:32 最後のヒゲさんが馬の背を越える所を見やって、ここからは再び私が最後尾を歩く事にします 12:35 先頭を歩くケンちゃんは既に東山への階段上で後続メンバーの表情を狙っていたようですが、神戸の市街地や青い海に見とれているメンバーの表情を切り取る事は出来なかったようで仕方なく横顔で妥協したようです

※画像はケンちゃん提供 12:36 階段が終わり露岩が目立つ山頂直下の岩尾根をよじ登ると 12:37 小広い山頂部に出ますので、振り返って今歩いてきた“神戸槍”の別名が付けられた横尾山から馬の背への荒々しいアルプス風情を改めて目に焼き付けて東山(253m)の山頂を踏みます

※画像はケンちゃん提供 12:43 - 12:48 山頂での休憩を兼ねて、今辿ってきた須磨アルプスの核心部を改めて振り返り感慨に耽る(?)メンバーも・・・ 12:47 「久々の顔合わせを記念して写真でも」とのケンちゃんの提案で、代わる代わるにシャッターを押して貰って山頂を辞しますが、歓談に気を取られて予定していた禅昌寺ルートでなく無意識に全山縦走路を下り出してしまいます

※画像はケンちゃん提供 12:51 右手下方向に大きく広がる横尾住宅が目に着き出して初めてルート間違いに気が付きますが一旦このまま住宅地近くまで降りた後 13:16 - 13:18 全山縦走路から外れ山腹道を伝って東山と三角点の打たれた無名峰との鞍部に登り返すという大回りになってしまいましたが、改めて板宿・禅昌寺コースを東に伝います 13:26 やがて送電鉄塔を過ぎると右手(=南東)方向が開けて市街地を見下ろしながら束の間の快適な尾根道を辿りますが 13:27 すぐ樹林に入ると道端右側から忘れ去られた様な古びた小さな祠に見送られますが、メンバーと離れてここまでの無事とこの先の安全をソッとお願いしてメンバーの後を追いかけます 13:31 数分で右手にキャンプ地を兼ねて整備された芝生の広がる公園を見やると 13:32 すぐに分岐が現れます
打たれた公設道標に従って2003年に歩いた板宿ルートを右手に見送り、左の禅昌寺ルートへ足を進めます 13:33 道はやや急な階段を登る事になりますが 20m程登ると四等三角点(点名:板宿 標高:154.52m)の打たれた無名峰に着きますが眺望もほとんど期待できませんので、石標をソッと踏んで 13:40 北東方向へ伸びる雑木に囲まれた尾根道を緩やかに下りますが 13:42 快適な尾根道も尾根尻までで、緩やかな勾配から一転してロープの付けられた急坂の荒れ道を下る事になります 13:43 坂道に散らばる小石や切れ枝、浮き石に足元を掬われないよう気を配りますが、車道が見えてくると更に斜度は急になりますので滑落しないよう慎重に足を運ぶと 13:47 最後は足場の悪い鉄製の簡易階段を伝って県道22号(神戸三木線)の禅昌寺前交差点に降り着きます 13:48 横断歩道を渡って禅昌寺バス停横で、少し乏しくなった飲料水を補充した後 13:50 禅昌寺門前を左折して 13:55 妙法寺川の左岸伝いに住宅街を北西へ辿ると 13:56 高取山への取り付き目標となる民家(岡さん宅)横のコンクリートの急坂が右手に現れますので、ここを右折して北方向に足を進めます 13:58 2〜3軒の民家を過ぎるとすぐ静かな山道に変わり、右手の小尾根に出ると程なく雑木に囲まれた急坂を抜けて露岩帯の急な岩尾根を登る事になりますが 14:03 - 14:07 岩尾根に取り付くと程なく展望の開けた送電鉄塔(板宿支線#6)に登り着きますので 14:11 視界に広がる絶景を満喫しながら疲れた足を休めて更に岩尾根を伝い上がります

※画像はケンちゃん提供 14:13 見晴らしの良い岩尾根からはすぐ東側の細い岩尾根も見渡す事が出来ますので、この高取山も岩塊が基盤に出来た山である事は容易に推察する事が出来ます 14:13 久々に岩尾根を歩くメンバーも自然に足取りが軽くなって、少しオーバーペースでは・・・と気になりますが 14:15 岩歩きの楽しさにスッカリ浸り込んでいるせいか、なかなかペースが落ちる事もないようです 14:17 やがて稜線右手方向に高取山のシンボルである大灯籠(平和の灯)が姿を見せてくれます 14:28 - 14:30 岩尾根から少し緩斜面に変わって雑木に囲まれてくると丁字状の分岐に到着しますが、右からの道は禅昌寺町からの登山ルートのようで少し足を休めてこの分岐を左へ伝います 14:36 - 14:38 少し緩やかになった山道を5分程登ると、公設道標の建てられた六甲全山縦走路に飛び出します 先程の岩尾根の登りで少し足を痛めたのでしょうか?途中から最後尾を歩いてくれたヒゲさんがやや遅れ気味で分岐に着くのを待って、すぐ上の荒熊神社に立ち寄る事にしますが 14:38 この山のピークは高取山須磨区山頂で標高は判りませんが

※画像はケンちゃん提供 14:40 - 14:45 約15m程下に建てられた荒熊神社境内に打たれた二等三角点(点名:高取山 標高:312.80m)を考慮すると325m以上はありそうですので、本当の標高に興味が湧いてきます

※画像はヒゲさん提供 14:47 神社境内を一巡りして足の疲れも和らいだ頃を見計らって荒熊神社を辞し、再び縦走路を進むと須磨区と長田区の区境界を経ていよいよ今回最後のピークに向かいます 14:49 - 15:02 山頂右手から捲くように道を進むと高取神社・奥の院への石段が左手から迎えてくれますので高取山長田区山頂(328m独標)へも立ち寄る事とします

※画像はヒゲさん提供 登りきった山頂からの景観も見事ですが、大きく変わって見えるものがありませんので山頂を一巡りして“高取山頂之碑”が打たれた独標を確かめて最後のピークを後にします 15:08 「登山靴での通行はご遠慮願います」と書かれた立て札が目に付きましたが、「ゴム底のトレッキングシューズだから良いのでは・・・」と勝手な拡大解釈をして参道を通らせていただく事にしました 15:30 参道の階段を下りきると今回最後の六甲全山縦走路を辿る事になりますが、すぐに最初の月見茶屋を過ぎたところで左手の広場を抜けて飛龍寺への急な舗装道路に合流して、飛龍寺を過ぎてゴールの“華の湯”にほぼ予定通りに到着できましたのでノンビリと汗を流した後、17時08分発の市バスでJR新長田駅にでて今回の反省会場である三宮駅まで移動します

※画像はヒゲさん提供 ページの先頭へ