中央コース 〜 龍門山(755.9m) 〜 田代峠コース
コース概念図 コース断面図
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2005年05月01日 (日曜日)曇り後雨 メンバー:4名
歩行距離 11.0q/歩行時間 4時間20分 (休憩時間 1時間11分) 所要時間 5時間31分
《レポート画像》
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到着 - 出発 《ルートポイントのあらまし》
09:48 早速と“降雨により中止”と判断して参加を取りやめたメンバーを除いた4名で、JR和歌山線粉河駅前から線路沿いに東へ向かいます。
09:52 中津川に架かる橋を渡りますと次の四つ辻にコンビニが現れますのでこの辻を右へ進むことになりますが、食料等を調達するために一旦コンビニに立ち寄ります。
10:00 コンビニ前の辻から県道123号を南に向かいますと正面にはこれから登ります大きな屋根形の龍門山がドッシリと待ちかまえています。
10:05 国道24号との交差点を直進しますとすぐ龍門橋が現れます。
10:12 橋を渡ってさらに南下しますと何処かから風が種を運んできたのでしょうか、道端の黄色い花が出迎えてくれます。
10:13 やがて大きな登山案内板が左に現れますので、正面に見える龍門山に重ね合わせてこれから辿るルートを確認します。
10:22 竜門橋に架かる小橋を渡りますと少し勾配が増して来ます。
この辺りから道の両側には果樹園が拡がり、まず右からは小さな実を付けた桃の木が出迎えてくれます。
10:24 龍門橋から20分で変則的な四つ辻に着きます。 道標に誘導されてここからやや左手に伸びるコンクリートの急坂が始まります。
10:44 周辺にはミカンやカキ、ビワ、ウメ等が競うように新緑の葉っぱを拡げ、少しでも多くの陽光を浴びようとしています。
梅の木には大きく育った実が風に揺れる枝から落とされないようにしがみついています。
10:46 途中で車道と別れますが依然として道はコンクリート舗装ですので、土道の柔らかい感触を味わうことが出来ません。
10:47 - 10:55 道端に水槽タンクが現れますと道は舗装から山道に変わります。

歩き始めて丁度1時間ですので、ここで最初の休憩タイムを挟みます。

11:01 50pほどの細い山道は5分程で再び車道と合流しますが、果樹園の収穫時期でもありませんので途中で出逢う車もありません。
11:10 中腹にある民家風の別荘が見えだしてきますと、田代峠コースと中央コースの分岐にあたる一本松に到着します。
今回はここをコンクリートの道を辿って中央コース側に進みます。
11:24 大きく右にカーブした先で、右手下方に先程通り過ぎた一本松がクッキリと見下ろせる場所を通ります。 正面下方には大きくくねる紀ノ川や龍門橋が、またその後方には和泉葛城山や成高峯の雄大な連なりが横たわって見えます。
11:25 やがてコンクリート道が途切れるところに中央コース登山口が左に分岐します。 真っ直ぐ進みますと勝神(かすがみ)峠へと続きますが今はここを左への山道に取り付きます。
登山口にはこの山域でしかお目に掛かることの出来ないキイシモツケの案内板が建てられています。
11:27 道端にはワラビが結構目に付きますので適当に摘みながら山道をノンビリと辿ります。
11:33 徐々に勾配も増して道には露岩が目立つようになってきます。
11:47 - 11:54 10分程急坂を登り続けますと、少し平坦な所に出ますので今日2回目の休憩をとって呼吸を整えます。
11:55 すぐ古い分岐が現れます。
右には殆ど人の通らない階段道が登って行きますが、稜線で勝神峠からのコースに合流しているようです。 ここでは良く踏まれた左へのユリ道を辿ります。
11:57 一転して再び急坂の登りが待ちかまえていますが、それほど続きませんのでここは一踏ん張りして登りきります。
12:04 5分程でまた分岐が現れます。 右に続く階段道は急ですが距離が少し短く左のダケた道はやや緩やかですが距離がやや長い登りです。
どちらを歩いてもすぐ合流しますので各自の好みで好きなルートを辿ります。
12:15 10分程でなだらかな勾配になってきますと明神岩への分岐が現れます。
山頂へは右のルートを歩きますが、左に進んで明神岩で昼食タイムとします。
12:17 - 13:07 分岐から50m程で明神岩に着きますので、見晴らしの良い岩の上で紀ノ川や粉河の街並みを眺めながらの昼食タイムです。
※明神岩は標高は600mの位置にあるそうで、高さが25mの蛇紋岩から出来ているとの説明が手許の案内書に書かれています。。
※岩の上から西方向には細長くくねる紀ノ川の背景に雲山峰を主峰に紀泉アルプスが悠然と拡がって見えます。
※すぐ隣にはこれまた蛇紋岩に出来た風穴が小さな口を開けています。

案内書に寄りますと縦穴の深さは4段11mとのことで、南北朝時代に楠木正成が一時立て籠もったとも書かれています。

13:11 食後は先程の分岐まで戻り緩やかな左の山頂への道を辿ります。
13:16 5分弱で左に赤松の生える小さなコブが現れますので道から5m程外れてコブに立ちますと、谷一面に蛇紋岩が拡散した奇怪な風景が望める蛇紋原です。
※一面の蛇紋原も草木に覆われて肉眼で見える範囲はほんの僅かになってしまいました。
13:19 朝から上空を覆っていた雨雲からとうとう細かい雨が降り出して来ました。
13:20 山頂に近づいてきますと岩混じりの道にもクマザサが現れてきます。
いよいよ最後の急な露岩が満を持して出迎えてくれますが、慌てることはありません。 ほんの一登りでまた緩やかな尾根歩きに戻ります。
13:29 10分程でさらに緩やかな道になりますと右手から勝神峠からの道が合流してきます。

※ここから右へ10分程の所に、パラグライダーの基地があるそうです。

13:41 この辺りにも沢山のツクシが顔を出していましたので目に付くところだけ摘みながらユックリと竜門山(755.9m)山頂に到着しますが、雨が少し酷くなってきましたので適当に雨具を用意します。
13:43 さらに20m程進みますと三等三角点(点名:竜門山 標高:755.92m)が埋められていますのでソッと踏んで下山の途に着きます。
13:48 下山は高山をイメージさせるササ原と自然林に囲まれた快適な尾根道から始まります。
13:51 山頂から10分ほどで地表に露出した磁石岩が見送ってくれます。

※念のためコンパスを出して見ますと確かに大きく磁針が振れて、正しい方角を示さなくなってしまいます。
←画像をクリックしますと、磁石岩の案内版が表示されます。

14:06 - 14:12 山頂から15分程で田代峠に着きます。 直進すれば紀伊飯盛山へ 右へ下れば畑野方面へ 今回は左への道を下ります。
14:15 少し歩き難い右下がりの細い中腹道を緩やかに下ります。
14:26 U字形の所も強い雨ではありませんのでヌカルミにはなっていません。
14:27 急な坂道を下りますと、見落としそうな所で左に白い杭が現れます。 塵無し池への分岐ですがキイシモツケに出逢える時期ではありませんので今回は立ち寄らずに通過します。

紀伊飯盛山からの帰途に立ち寄っていますのでよろしければお立ち寄り下さい。

14:28 塵無し池への分岐から10m程で地蔵石仏の安置された小さな祠が急な下りの角に祀られています。
14:45 足下に気を配りながら急坂を15分下りきりますと一本松の分岐に辿り着きますので、あとは登りに通ったルートをひたすら歩いて龍門橋を目標にコンクリート道を下ります。
15:19 濡れたコンクリートの急坂ですので滑らないように気を付けて、35分で今回のゴール竜門山温泉に着きユックリと汗を流します。

※龍門山温泉は2011年5月に閉鎖されましたが、2012年12月に復活して土・日・祝限定で営業(\700)を再開されているようです

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