午場尾線 〜 紀伊飯盛山(748m) 〜 田代峠
コース概念図 コース断面図
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2004年06月02日 (水曜日)晴れ メンバー:4名
歩行距離 14.5q/歩行時間 5時間32分 (休憩時間 1時間31分) 所要時間 7時間3分
《レポート画像》
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到着 - 出発 《ルートポイントのあらまし》
09:30 JR名手駅の無人出札口を通って、準備が整ったところで今回の目的地「飯盛山」へ向けてスタートします。
09:34 駅前から線路沿いに東へ200m程歩くと一つ目の踏切が右手に現れますのでフェンス伝いに右に折れます。
09:40 水曜日と言うこともあってか舗装された車道はほとんど自動車が通らない静けさですが、後方に注意しながら正面に見える「飯盛山」目指して道路端の歩道を進みます。
09:46 やがて行く手前方に紀ノ川を跨ぐ“麻生津(おおつ)橋”が見えてきます。
09:48 川の流れを見やりながらのんびり橋を渡ります。
09:52 橋を越えて200m程進むと県道13号線と交差しますので、ここを右に曲がって暫く西方向に進みます。
10:03 交差点から道なりに8分程歩けば車道が2方向に分かれます。 県道13号線は右に大きくカーブして山手から外れてゆきますので、ここでは左のやや細い車道の緩い勾配を登ってゆきます。 2分程歩くと左に舗装された狭い道が折り返すように登っていますので今度はこの道をたどります。
10:08 コースはグングン高度を稼いで登りますので5分もすると大きく横たわる和泉山脈を背景に、先程渡ってきた“麻生津橋”をはじめ、那賀町の町並みを眼下に望むことが出来ます。
10:09 さらに急坂を登り続けるとT字路で車道に合流しますのでここを右折します。 5m幅のアスファルト舗装された比較的緩やかな道路ですが、晴れた青空の下を歩きますので全身から汗が吹き出してきます。
10:17 なおも10分近く登ってゆくと道が3方向に分かれる所に和歌山県指定の天然記念物“桂の谷”と樹齢760年近い雄桂・雌桂の案内板があって、左へ進むように指示していますので細い道を少し左へ下って登り返しますが100mも進めば道が無くなってしまいます。 仕方なしに再び先程の案内板まで戻ります。
10:31 案内板をもう一度よく見ると左下にマジックで小さく訂正(?)されていて、3分岐の真ん中を進むように書かれていますので改めて真ん中の舗装道路を進むこととします。

※道ばたの畑には地上30pくらいの高さで横方向に5〜6m程這うように植えられたイチジクの木があって、傍の木柱には“平成12年8月 立木品評会最優秀賞”と書かれています。

10:32 - 10:39 やがて“午場尾線分岐”の道標が現れて“左 桂の谷”と指示していますので、少し疑心暗鬼ですが「今度は大丈夫だろう」と道標に従い左へ折れます。 すぐのところに日陰がありましたのでスタートから1時間と言うことで最初の休憩タイムを摂ります。
10:53 依然として舗装された2m幅の急坂を15分程登ってゆきますと、沢に沿ったコンクリートの道が左へ分岐しますがここでは道標に従って右の“桂の谷”へのコンクリート道を進みます。
11:04 5分程歩きますとコンクリートが途切れて広い砂利道に変わります。 高度を上げながら快適に進んでゆきますと道は少しずつ細くなってやがて両側から樹林帯が迫る谷筋の山道に変わりますので、右側の流れに懸かる小さな斜瀑の前を横切って中腹を右へ巻くように進んでゆきます。
11:08 平坦な中腹道を4〜5分歩いた頃、左の急な稜線を直登する50p幅のコースが分岐します。 道標には左への稜線コースに“登山道”と書かれていますので左の急な稜線に取り付いたのですが、今回の目的地でもあります“雄桂・雌桂”へのコースは中腹の巻道を直進するのが正解だったようです。
残念ながらココでコースアウト?
11:14 - 11:26 樹林帯に付けられた直線的な急坂に喘ぎながら登りますが、尾根筋への途中やや平らなところで2回目の休憩タイムを摂ります。
12:07 やっと急な坂道から尾根沿いの中腹道に飛び出します。 どうやら右から登ってくるコースが“雄桂・雌桂”のある“桂の谷コース”のようですが、今回はこのまま中腹道を左へ進むこととしました。 なだらかで快適な樹林帯の中をどんどん進んでゆきますと、再び右後方から緩く下ってくるコースと合流します。 ここが“竜門山分岐(桂越え分岐)”です。
12:13 ほぼ平坦な尾根道をドンドン進んで行きますと、やがて前方にこんもりとした飯盛山のピークが木の間越しに見え隠れしてきます。 少し視界が開けたところが手作りの道標が立てられている“桂峠”で、尾根道のコースを横切るように細いコースが交差していますが道標に従ってここは直進します。
12:20 ピークの手前400m程の所に分岐が現れますが、右手の梢に取り付けられた道標に従って右の道をたどりますと、暫くして山頂直下の急な坂道を登るようになります。
12:39 山頂部の急坂を登り切ったところが“空掘り”で、6〜7m程の段差を越えた部分が“腰曲輪”(何と読むのでしょうか?)だそうです。 山頂へはこの“腰曲輪”を伝って右から回り込んでもいいのですが、直接ショートカットして2〜3m程の最後の急坂を登ります。
12:40 - 13:40 今回は予定より15分程遅れて「飯盛山山頂(748m)」に到着しましたが、早速ここで少し遅目の昼食タイムとします。
※山頂にはウッカリすると見逃しそうな草花の陰にひっそりと“三等三角点”が埋められています。
14:03 ここからは来た道を先程の“竜門山分岐”まで戻り、左の道を緩やかに登ります。
14:25 植林の中の快適な道を小さくアップダウンしながら進んでゆきます。
14:26 - 14:27 コースはやがて四等三角点の埋められている“小飯盛城跡”に続きます。
※ここにある三角点はほとんど土に埋もれていますので刻まれた文字を見ることが出来ません。
14:50 - 14:56 よく踏まれた山道は少しずつ勾配をあげながらミササ峰城跡(680m)を経て、神路峰(730m)まで緩やかに登ってゆきます。
15:05 神路峰から右へ直角に曲がって今度は樹林の中のしっかりした山道を降って行くと5分程で急に開けた台地“田代峠”に飛び出しますが、予定より40分近く遅れましたので竜門山を越える予定を取りやめここから“田代コース”を下ることに変更しました。
15:25 ゴロゴロした露岩の急坂を下りますので足下に充分気を付けながら歩きます。 20分程下ったところで左手に白の四角い標柱に“塵無池⇒”と書かれていますのでここから5分程の所にある“塵無池”をピストンします。
15:30 - 15:35 細い踏み跡を辿って少し登ればすぐ“塵無池”に着きます。 池には小さなオタマジャクシやアメンボウが水面に小さな波紋を立てています。
15:40 池の傍には日本庭園を連想させる様な岩と木が絶妙に配置されています。 岩の上に祀られた小さな祠を見やりながら先程の分岐点まで戻ります。
15:46 更に続く露岩の急坂を降って行くと沢とクロスするように水場が現れ、すぐ横の岩の上には祠が祀られています。
15:58 水場を過ぎてもまだ露岩帯を下りますが、凡そ10分で目の前が開けて来ればやっと平坦な道を歩くようになります。
16:00 広い道に出たところですぐ左の石積みの横へ入ると“一本松”の分岐に着きます。
16:06 右へ下ってゆくとやがて左手に“←粉河駅(歩行者)”と表示された道標が現れますので、指示に従ってススキをかき分けて細い道を降ります。
16:10 すぐコンクリート舗装された道に出ますので、眼下に広がる粉河の町並みを眺めながらミカンやビワ等の果実園の間の急坂を下ります。
16:33 20分少し急勾配のコンクリート道を下りますと、紀ノ川に架かる“竜門橋”の手前で今回のゴール“竜門山温泉”に着きましたのでユックリと汗を流したあとはお待ちかねの反省会で締めくくります。
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