国分池 〜 鉢伏山〜寺山(293.6m)〜屯鶴西峰 〜 破線の道
コース概念図 コース断面図
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2019年 3月14日 (木曜日)晴れ メンバー:単独
歩行距離 7.6q/歩行時間 5時間04分 (休憩時間 0時間49分) 所要時間 5時間53分
《レポート画像》
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到着 - 出発 《ルートポイントのあらまし》
09:57 近鉄大阪線・大阪教育大前で下車すると少し肌寒い。 手元の温度計を見るとなるほど13℃を指しているので準備もそこそこに薄曇りの駅前から早速歩き始める事にした。
09:59 駅前には線路に沿って原川が流れているが、前回伝った北側でなく今回は南側の舗装路を伝うことになるので
10:01 正面に国分病院をみて交通量がさほど多くない車道端を注意しながら足を進める。
10:03 やがて病院を過ぎると左への分岐が現れるので西名阪自動車道の高架手前を左折すると
10:04 すぐ昨年11月に歩いた左への分岐が現れるが、今回は直進してなおも車道端を辿る。
10:07 程なく右手に西名阪の柏原料金所を後にすると
10:10 柏原の市街地方面へ向かう道が左へ岐れるので、この道に足を向ける。
10:12 道は小さくループを描いて北へ向かうところで南へ向かう農道が分岐しているので
10:15 ループを半周してこの農道を進む事にする。
10:16 舗装された農道に入るとすぐ小さな沢を挟んでY字分岐が現れ、左は舗装路で右は細い地道の違いだけでどちらを採っても大差ないのだが、今回は右が山への分岐だろうと思いこんで右の道に足を 踏み入れた。
これが誤算だった事は後ほど知る事になる。
10:17 最初こそフカフカの落ち葉を楽しみながらのルンルン気分だったが
10:18 いきなり地滑りと倒木の出迎えを受けて、一瞬緊張感に見舞われての通過となる。
10:19 一難去ってまた一難・・・すぐ新手の倒木も何とか潜り抜けたとホッと仕掛けるが、歓迎はまだ終わることなくさらに待ち構えている。
10:20 続く倒木も足元に気をつけているとザックが引っ掛かったりでやっと通過するだけで相当なスタミナを消費した事になる。
10:24 3カ所の倒木地帯を無事通過出来て一安心と思っているとナ、ナント前方にT字路が見える。
右手には初めてのレスキューポイント(RP20)も目にとまる。
10:25 左を見ると先程から沢を挟んで右岸に伸びていた農道に繋がっているので、わざわざ倒木に塞がれた地道を通らなくても良かったのだ。
10:26 ここからはRP20の標識が示す→RP15方向に足を進めるが、暫くは簡易舗装された2m幅の道が続く。
10:29 野鳥の元気な鳴き声に送られて快適な谷道を伝うと、農道が橋を渡って右岸に変わるところで舗装は途切れて快適な地道に変わる。
10:34 4〜5分で地形図の柏原市と富田林市との市境界付近に来ると、丁度境界を示すように迎えてくれたササのアーチを潜る。
国地院の地形図によると、この辺りで実線の道から破線に変わるようだ が見た目には変わりがない。
10:35 富田林市に足を踏み入れた途端、倒木が姿を現すが整備されたようで通行には差し支えがないのでありがたく通らせて戴くと、
10:36 すぐ次の倒木が通せんぼしているのを乗り越えて先へ進む。
10:41 沢を右岸に渡って少し勾配の増してきた地点に着くと右手に>落差5〜6mの滝が目にはいる。
これが国分池から流れ落ちる滝だと言うことが先人のレポで拝 見した事を想い出した。
10:45 この辺りまで来ると、なるほど道幅も狭くなって破線の道らしくなって来てRP15の標識が分岐に着いた事を教えてくれる。 分岐を左に伝うと昨年辿った道とRP16で合流するようだが、今は×と記された右への分岐を採ってRP14へ向かうことにして
10:46 シッカリと踏跡の刻まれた破線の道を外さないよう足を進めると
10:47 フイに目の前に溝状に抉れた沢が横切っているのに気づいてウッカリミスを防いで対岸に渡る。
10:49 左手方向を注意していると、背丈を超えるササの隙間越しに見える国分池が拡がっている。 仕方なくササの中を進むと突然眺望の開けた池畔に出るので、一 時の眺望を楽しんでカメラ休憩を挟む。
10:52 破線の道はなおも池を巡るように南に続くが、踏跡は徐々に覚束なくなってくるので頃合いを見計らい右手のヤブに突入する。
11:03 冬枯れの雑木帯といえども最適なルート取りには悩まされるが、なるべく密度の薄い木々の間を手足も総動員して上へ運び上げる。
11:15 吹き出す汗を拭いながら10分近く足を進めると中腹を捲くような薄い踏跡?(ひょっとして破線の道)を見つけて少し辿ってみるが予想通り不明瞭になってしまう。
11:35 再び雑木を掻き分けて山頂を目指すことになるが、やがて傾斜が緩やかになり伐採されて小広くなった地点を過ぎると
11:37 木に捲かれた黄色いテープが初めて目に付く。 せっかくなら、ここまでの途中でお目に掛かりたかったのだが・・・・ノッペリとした山頂部をウロウロしてみても山頂を示す山名板がなかなか見あた らない。
11:38 - 11:44 マイナーな山なので仕方のないことかなと改めて見回すと、遠慮気味に付けられた小さな私製の山名板があった。 山名板には山名の鉢伏山と標高の211mのシンプルな表現になって いるのが嬉しい。
11:45 1座目がほぼ予定通りクリア出来たので残りの3座にも期待がふくらむ。
下りも当然踏跡はなく、樹林の谷筋では全くと言っていいほどGPSは役に立たないので地形図とコンパスを頼りに南に延 びる尾根を下ろうと考えていると、その方向へ誘うように紫のリボンが見えるので誘導されて南東に向かって下り始める。
11:52 疎らな樹林が拡がっているので全方位に踏跡が散らばっているようで、進行方向が定まらない上に紫のリボンもテープも見あたらないまま魅力的な谷筋が目に飛び込んで来る。
12:17 目標とは少しずれているがひとまずこの谷を下ってみようと足を進めるが、案の定横たわる倒木に進行を遮られるのも想定内でいつの間にか谷は東へ下ってゆく。 正面には木の間越しにこの後踏 む予定の寺山の姿が視界にはいる。
12:19 下るにつれて倒木のスケールも増して強烈なバリケード状に包囲されて来ると通り抜けるにも難儀する事になり、時にはザックを押して潜り抜けたりよじ登って乗り越えたりで僅か2〜3m進むのに 5分も掛かる事も当たり前になる。
山頂で一旦曳いていたのに汗まみれの谷下りになった。
12:31 やっと倒木群から解放されても踏跡は見つからないとモタモタしていると待望のテープが目に付く。
12:36 テープの先にも踏跡はないが、ひたすら谷筋を伝うと5分程で沢横に降り立った。 地形図で確かめると午前に通った国分池に流れ込んでいる沢だと判り、下流に向かって沢沿いを歩く。
12:41 予想通り5分程で国分池の南端に辿りついたところで作戦変更して、寺山へは西尾根でなく北尾根から取り付くことにする。
12:48 往路で渡った溝状の沢を過ぎるとRP15の打たれた標識を右折して寺山北尾根への道を採る。
13:06 RP16への道に足を進めると5〜6分で左への分岐が現れるが、辻に打たれた標識では左がRP16だと書かれているのでここは直進して少し近回りする事にする。
13:09 予想通り2〜3分で黒い岩盤に覆われて眺望が開けてくるので、岩盤を伝って緩い傾斜地を昨年立ち寄った展望ベンチに到着する。
13:10 ベンチから西を眺めるとヤブに守られた鉢伏山が何事もなかったかのように静かな佇まいを見せているのだが・・・・このピンボケ画像では様子を伝える事も出来ない。 (T_T)
13:11 - 13:31 吹き通る風が少し寒いが、ほてった身体には丁度良いようで遅い昼食で一挙に緊張感を解き放す。
13:44 昼食後は前回と同じコースを伝うことになり、程なく両側に林立する樹林で足元が薄暗く感じてくるが一息で前方に少し明るさが戻って来て
13:45 目の前にドッシリとした電波反射板の姿が山頂直下に着いたことを教えてくれる。
13:48 - 13:51 そして傾斜が緩やかになると樹林に囲まれて視界の利かない寺山山頂を踏む事になる。 山頂にはRP11と二等三角点(点名:寺山 標高:293.55m)が打たれているが、マイナーな山だけあって 今回も全く人と出逢うこともないので静かな山頂を独り占め出来る。
13:52 下山は昨年に辿った南西ルートではなく標識にも記されていない東への尾根道を辿ることにするが、ひっそりと幹に捲かれたテープの案内に誘導されて屯鶴峰方面に足を進める。
13:53 このルートも疎らな樹林を縫って下ることになるが、適度な間隔で現れるリボンやテープの案内でコンパスや地形図で確認する必要もないほど快適に歩けそうだ。
13:55 特に黄色のテープを捲いてくれた先人は、文字まで書き足す丁寧さで大変ありがたい存在だ。
13:59 それでも所々に倒木などが横たわって進路が遮られるが
14:05 要所でポイントを押さえたように出現する黄色のテープがオンコースである事を教えてくれるので、足も平地と変わらないほどスムーズに歩けるので疲れもストレスも発散していくようだ。
14:08 快適な道でも地形図に破線さえ描かれていないのだが、それだけ多くのハイカーが利用しているルートのようでいずれ地形図にも掲載されるのでは・・・と考えていると小さなバリケードが行く手を 塞ぐ。
14:13 やや急な斜面に変わると黄色に代わって白いテープが引き継いで案内してくれる。
14:25 ここで鉄塔保守用のプラ階段の付けられた保守路の急斜面を山麓近くまで下ると狭い台地で送電鉄塔に迎えられる。
14:26 台地に建つ鉄塔には大和線#45の名標が付けられているが、低い場所に建てられているので眺望は殆ど期待できない。
14:29 唯一望めるとすれば、これから訪れる屯鶴西峰の山頂に建つ送電鉄塔が僅かに東方向に見えるのみだ。
14:30 そこから斜面を30mばかり下るとT字の分岐につくが、保守路の標識に従って大和線#44の建つ右への道に足を進める。
14:31 分岐からすぐ右に小沢を跨ぐ小さな橋が目に着くのでこの橋を過ぎて勾配の増したプラ階段を伝い上がると
14:32 一気に眺望も開ける頃、満を持したように黄色のテープ道標が現れるが踏跡明瞭な保守路なのであまり意味を持たないのでは・・・と首を傾げてプラ階段を伝い上がる。
14:43 - 14:46 急なプラ階段途中で右膝が少し違和感を訴えるのでピッチとペースを調整しながら山頂直下の平坦地に登り着いたところで立ち休憩を挟む。
賑やかな声が聞こえるので後方(=北)を振り向くと、大阪教育大学のグラウンドで練習中の学生達が元気に声を掛け合っている姿が見えるので、休憩にはおあつらえ向きの景観だ。
14:48 休憩地のすぐ上部に真新しい鉄塔がグラウンドを見下ろしているので名標を探してみるが判らないが、この鉄塔の建つ屯鶴西峰山頂部には3本の鉄塔が建てられ ているのでそれぞれの名標は必要がないのかも知れない。
14:52 - 15:09 そして、鉄塔のすぐ横には見晴らしの良い四差路があるので交点に立って東を見やると見慣れた山容と少し違った二上山が姿を見せる。
四差路を後にして一旦南への道を20mも進めば
新しいタイプの2本目の鉄塔に着くが、この鉄塔でも名標は確認できないまま3本目の鉄塔に回る。 3本目の鉄塔は古いタイプで茶色の塗装が施されていて大和線#44の名標が付けられている。 お そらくココが屯鶴西峰の山頂(独標:197m)になるのだろうと目の前に拡がるパノラマをゆっくり楽しむ。
15:12 再度四差路に戻って南東方面を眺めると独特の白い岩がチラホラと目に付くが、二上山の噴火で出来たと言われる屯鶴峰一帯の様子が一目で理解できるポイントだ。
15:14 十分景色を堪能して東への破線の道を伝い下ることにするが、ここでも黄色のテープ道標が存在感を見せている。
15:19 途中の急斜面ではプラ階段も現れ、悪場のないまま高度を下げて5〜6分もすれば林道のゲート横に降り立ち、残る1座をどうするか考えながらの里道歩きとなる 。
15:25 林道といっても安心は禁物で、横見して歩いていると沢の徒渉に気づかないケースもあるので足元の注意を怠らずに膝の様子を窺いながらの林道歩きとなる。
15:28 屯鶴峰に立ち寄るには最後の分岐が近づいたが、まだ結論は出ていない。 そんな時に電話があって「可能なら5時までに帰ってほしい」とのご託宣で4座目は取りやめる事に決定!
15:32 林道の入り口を示すゲートを左から通り抜け、
15:35 苦手な舗装路もなるべく短くなるように地形図を参考に道端を辿った甲斐があって
15:50 20分ほどでゴールの近鉄大阪線・関屋駅に着いたので、5時に余裕を持って帰宅する事が出来た。
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