国分病院ルート 〜 寺山≪古市山≫(293.5m) 〜 株山ルート |
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↑「地図」上の○印をクリックするとその位置の画像を表示します。 |
2018年11月11日 (日曜日)快晴 メンバー:単独 |
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歩行距離 4.9q/歩行時間 3時間32分 (休憩時間 0時間15分) 所要時間 3時間47分 |
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《レポート画像》 ↓クリックで画像が拡大します。 |
到着 - 出発 | 《ルートポイントのあらまし》 |
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10:38 | 近鉄大阪線に揺られて30分で今回のスタート地点となる大阪教育大前駅で下車した直後に最初のポカをやらかした。 前を東西に流れる原川の対岸(=南側)を西に進むのが正解なのにウッカリと北側を西に進んでしまったお陰で少しだが遠回りする事になったのだ。 |
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10:54 | 取りあえず西名阪自動車道を潜り抜けたところで橋を対岸に渡り、少し東に戻って国分病院西側の三差路を右(=南)に折れてすぐ左折して左手の病院裏を東に伝う。 |
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11:06 | 右手に付けられたガードレールを伝って舗装路が右に曲がると細くなり |
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11:07 |
ガードレールの途切れた地点が登山口なのだが勿論道標の類はない。 ※後日談になるが、緊急時用レスキューポイント(RP)Qが樹木横に建てられていたのを見落としていたようだ。 |
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11:09 | 右手に小さな沢音を耳にしながら伝うとすぐに下草の生い茂った薄い踏跡道になるので、足探りで慎重に足を進める。 |
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11:13 | ヤブ道というには背丈が低いが、腰の辺りまで茂ったササ混じりの野草を縫って伸びる頼りない踏跡も5分程で前方が少し開けてくる。 |
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11:19 | 何とか足元に地道が見え出してくると、前方に横たわる倒木が目に付く。 |
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11:20 | このコースに現れる倒木は何故か腰の高さ付近ばかりで、乗り越えるにも潜り抜けるにも余計な苦労を強いられて予想外の体力を使う事になる。 |
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11:24 | やっと明瞭な踏跡が現れるが細かく折れた枯れ枝が多く、ウッカリ体重をかけると枝の反対側が飛び出してきて躓く事に悩まされながら慎重に辿らなければならない。 |
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11:27 | そして踏跡いっぱいに前進を遮る倒木の歓迎では、まるで弥次郎兵衛のように両手を広げてバランスを取りながら幹の上を通過するハプニングまでいろんな事で楽しませてくれる。 |
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11:30 | 里山の醍醐味を味わいながら足を進めて行くと細い丸木を寄せ集めて造られた橋が架けられているので崩れないように注意してソット渡る。 |
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11:34 |
程なくコース中初めての竹藪が姿を現すがここで2度目のポカをやらかす事に・・・ 地形図の確認を怠ったばかりに、右手から尾根に上がるところなのに谷筋を辿ってしまったのだ。 |
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11:50 | 踏跡らしきところを歩いて行くと次第に勾配が増してきて、どこが踏跡なのか判らなくなるのでとにかく目の前の急斜面を伝い上がる。 |
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12:00 | 何とか疎林を選んで尾根に飛び出すと明瞭な道が走っているので、ひとまずピークと思しき左へ足を進めると |
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12:01 - 12:04 |
樹木の伐採されたピークには送電鉄塔(大和線#47)が建っていて眺望が得られそうなので、どんな景観が目に飛び込んでくるのか期待して左(=北東)へ辿って見る。 鉄塔下(Ca.200m)から南を見ると反射板の建つ山が目立つが、今回の目的地である寺山だと判ったところで30分もかけて汗だくで登ってきた竹藪の分岐で間違ったの事を地形図で確認する。 目を少し左(=東南)方向に向けると二上山・雄岳がソット顔を覗かせている。 |
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12:07 | 暫く眺望を楽しみ、すっかり汗が曳いたところで南西方向への道を戻って先程飛び出してきた地点を過ぎ、3分程で四差路に着く。 ここで初めて道標を兼ねた緊急用レスキューポイント(RPO)が現れ、登山口の国分病院Qから教育大P方向への尾根に登った事を教えられるのでここからは寺山Jのある南方向への分岐を進む事になる。 |
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12:09 | 四差路から2分で道標のない分岐に着くが、右はたぶん国分池への下りだろうと判断して左への上り坂を採って見る。 |
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12:16 | 緩やかな登りを5〜6分でベンチが設えられて眺望の開けた台地に着くので、少し足を休めて見事な眺望を楽しむ。 大きく開けている北側には15分程前に踏んだ藤井寺の市街地〜鉄塔ピークを望めるが、位置を変えると少し色づきかけた雑木越しに市街地から生駒山系を眺める事が出来る。 |
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12:21 | 今日のコースで唯一の絶景を後にして山頂を目指すが、はっきりした踏跡が刻まれているのに安心しきる事のないよう落ち葉の下に隠れた石ころ等に注意してノンビリ足を運び上げる。 |
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12:28 | 凹凸のほとんどない歩き易い道の前方に、雑木とは不釣り合いなフェンスが姿を現す。 |
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12:28 | そこには鉄塔ピークから見上げていた反射板がドッシリと居座って山頂が近い事を知らせてくれる。 |
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12:30 | 再び気持ちの良い雑木の中を歩く事になるが |
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12:33 | 反射板から5分もすると前方が開けて木の間越しに青空も見え |
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12:36 - 12:42 |
寺山の山頂に到着する。 山頂にはRPJと二等三角点(点名:寺山 標高:293.55m)が打たれているが、展望は全くと言っていい程利かない。 下山はRPに(飛鳥)新池Kと案内されている南西方向に向かう踏跡を選ぶが、西方向にも下る踏跡もあるので暫し戸惑う。 |
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13:01 | 結局地形図の破線に合わせて南西への踏跡を伝う事にするが、倒木に遮られて思うように進めないので一旦南への微かな踏跡を試行錯誤して伝うとハッキリとした道が南西に伸びているのに気づき、この道を辿る事にする。 ここで初めて古いリボンが巻き付けられているのが目に付き、このリボンを拾って下る事になる。 |
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13:02 | 少なくとも今日辿ったコースでは一番快適な道に感じるが、地形図に記された破線の道とは違って赤いリボンは南西に伸びる尾根を捲くようにして破線の道に誘導してゆくようだ。 |
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13:03 | 灌木に囲まれた道からササ原下りに変わるが南西へ下るハッキリとした踏跡は一転して南東方向に行き先を変える。 |
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13:05 | ササ原の切れ目に四差路になった分岐(RPK)が現れる。 本来は(飛鳥)新池Hに向かうところだが時間的にも余裕がある事から株山(22)へ立ち寄ってみようと思いつき、南東方向への道に足を進めて見る事にする。 |
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13:07 | 南東に伸びる広い尾根道はササ原からも解放されて少し色づきかけた広葉樹に癒されながら足を“まったりペース”に減速する。 |
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13:08 | どうやら尾根上の小さなコブが株山なのだろうと考えていると案の定RP(22)が現れて、右(=南)への尾根を下るように案内してくれるので次のRPIへの道のりを楽しむ事にするが、枝道の錯綜するマイナーな里山でこれほど道標が充実している山は記憶に浮かんでこない。 |
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13:10 | 南へ伸びる緩やかな尾根道を伝う事になるが、10分もすると踏跡も不明瞭になるので残置テープに誘導されて急な山肌を南東方向に下る事になる。 |
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13:25 | 急斜面を谷筋に下り着いたところでRPIが出迎えてくれ、ここからは細い沢沿いに(飛鳥)新池Hを目指す事になる。 |
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13:27 | よく見ると小沢の対岸に薄いながらも明らかに左岸道らしい踏跡が目に入るので沢沿いを辿るが |
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13:31 | まるで根っこから掘り起こされたような灌木帯を過ぎるところで踏跡は消えてしまう。 |
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13:32 | 少し様子を見ながら左岸を伝って行くと右岸沿いに、沢側が削げ落ちたような古い道(?)が見えるので右岸へ渡って見る。 |
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13:35 | 足を進める毎に道の様相が変わって明瞭になってくる。 地形図にも記載されていない道だがこのまま辿れば間違いなく飛鳥新池に着く事を確信する。 |
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13:37 | 何気なく横を流れる沢を見てみると不思議な事に乳白色に濁っている。 ココまで途中に工事や土砂崩れなどは見かけた事がないのに何故だろう?と少し思いを巡らせてみるが答えが出ないまま(飛鳥)新池へ足を進める。 |
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13:39 | やがて左岸へ渡る古びた橋が架かっていてその先は完全なヤブ状を呈しているのだが、地形図にも記載されていないので今では完全な廃道かな。 |
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13:40 | すぐ右手前方から踏跡道が合流してくるが、地形図に谷道で寺山へ続いているように記載されている破線の道だろう。 勿論、ここは沢沿いを直進すると |
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13:42 |
道は広くなってコンクリート舗装された農道との丁字路に飛び出す。 角に打たれたRPHではやはり谷筋を伝えばRPKの建つ四差路に直通のようなので、改めて次の機会にでも歩いてみようと思う。 今はとにかく左折して農道を(飛鳥)新池Eに向かう事になる。 |
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13:43 | 農道の右側に張り巡らされたネットの向こう側には河内ワインで使われる葡萄畑が拡がっている。 |
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13:46 | 地形図では谷間を伝う道なのでまだ気を抜く事は出来ないと思っていたら、案の定前方を遮断するように倒木が横たわっているので何とか跨ぎ通ると |
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13:47 | 倒木の下に小さな池が見えるが、地形図でも集落に近づいた事を確かめる事が出来る。 |
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13:50 | 左手に拡がる葡萄畑の後方に飛鳥の集落が見えてくると |
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13:51 | 右手前方に見える整備された丘に、地形図に記載の通り観音塚古墳が見えるので立ち寄る事にして、 |
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13:51 | 甘い香りが漂ってきそうな葡萄畑を覗いてみるが既に収穫が終わったようで・・・f(^_^;) |
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13:55 | 程なくお世辞にも澄み切った水とは言えない飛鳥新池を右手に見やって、 |
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13:57 | 池の角に打たれているRPEの標識に従い(観音塚古墳)Mのある丘に向かう。 |
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14:03 - 14:10 |
50段程の急な階段を登り切ると観音塚古墳に着くので、石室の中まで入るとしっかりブロック状に揃えられた鮮やかな造りに、最近になって手を加えられたのでは・・・と穿ってしまうが、案内板にも“優れた技術で精巧に造られている事が・・・”と書かれている。 一通り古墳のウンチクを理解した(つもり)後は前方に拡がる今日最後の絶景を堪能してこの丘を後にする。 |
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14:25 |
ここからは苦手な舗装路を歩く事になるが、GPSの示すグリーンロード〜飛鳥戸神社〜上ノ太子駅の最短ルートを辿って無事ゴール。 多くの分岐が錯綜する里山歩きの楽しさを振り返るが、手つかずの自然が残り是非もう一度コースを変えて歩いてみたい山になった。 |