隣山林道口 〜 大江山連峰(832.4m) 〜 鬼嶽稲荷神社
コース概念図 コース断面図
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2016年 5月29日 (日曜日)曇りのち雨 メンバー:3名
歩行距離 13.8q/歩行時間 5時間29分 (休憩時間 0時間30分) 所要時間 5時間59分
《レポート画像》
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到着 - 出発 《ルートポイントのあらまし》
10:38 - 10:47 オ−ナ−から「酒呑童子伝説が残る大江山へ出かけたい」とのお声掛けを戴いたので「参加します!」と即答したが、予報では確率の高い“雨”だと言う事で半ば諦めていた。しかし前日時点で雨は15時以後になりそうだとの天気予報に「決行します!」と催行確定の連絡を戴く。

集合場所のJR三田駅前で食料調達して同行のヒゲさん共々オーナーの車に拾って戴く。 そしてカーナビの案内に従って1時間30分、予定通りに酒呑童子の里に着いて二瀬川支流に駐車スペースを確保する。

10:50 今日のコースは水場のない尾根歩きとなるので、飲み水は前回の白山〜妙見山と同様に1500cc準備してきたのだが果たして前回学習した歩き方ができるか、少々の不安を感じながらまだ青空が広がる舗装路を緩やかに上って行く。 温度計は27℃を指している。

2〜2分も辿ると鬼嶽稲荷神社への分岐を見やって右手の酒呑童子の里へのゲートに足を進める。

ゲート脇で出迎えてくれる赤鬼・青鬼への挨拶?を兼ねてオーナーもハイポーズ!

10:52 ゲートを抜けると程なく左手に“加守鉱山 鉱口跡(加守本抗)”と書かれた標識と背丈程のトンネルが目に付く。

酒呑童子の里は昭和44年に休山した河守鉱山という大きな銅山の社宅や寮などの跡地を利用して、観光・レクリエーションゾーンとして開拓されたものだと紹介されている。

10:59 ジグザグに続く舗装路を5〜6分伝いあがると右手の小高い段丘に建つ鬼のモニュメントが一際目を曳く。
すぐ右手にグラウンドが姿を現すと、地元の若者達が野球の練習を始めたようでキャッチボールやトスバッティングの掛け声が飛び交う様子を見やって西側に回り込むと
11:08 グラウンドの反対(=左)側に建てられた表示板が(大江山)登山口である事を教えてくれるので、ここを左に採って自然林の山道に足を踏み入れる。
11:10 多くの人が利用しているコースと見えて、よく整備されて適度な間隔で緩やかに登って行く丸木階段だが、やはり階段は苦手で途端にペースが乱れそうになる。
11:43 しかし苦手な階段も5〜6分もすると緩やかな地道に変わるので、前回歩いた時のテンポを足が想い出したようで前を歩く2人のペースに惑わされないよう、別のパーティーになったつもりでマイペースを維持しながら足を運ぶ。
11:52 快適な山道を10分程伝うと左手から道が合流してくる。 ここは峠の三差路になっているようで地形図によると左は尾根伝いで千丈池方向に下る道だが道標には示されていない。

道脇に打たれた道標には鍋塚山頂まで2.3qと書かれているので概ね登路の中間点に着いた事になる。

12:15 相変わらず緩やかな登り坂を進んで行くと前方に分岐が見えてくる。
これも地形図にハッキリと実線で書かれている鍋塚林道への道が左に岐れているのを見やって、右前方に伸びるやや細い山道に足を進める。
12:33 やっと山道らしい雰囲気に変わったかなと木の根や段差のある露岩に懐かしさを感じていると
12:38 先程の分岐から20分程で大江山連峰の縦走路に突き当たる。 正面に建つ道標には、「←鳩が峰1.1q/ 鍋塚0.6q→」と記されているのでひとまず鍋塚をピストンする事になるが、登山口での青空はすっかり雲に覆われてポツリポツリと予報より少し早めに雨が降り始めたようだ。
12:45 - 13:07 5分少々で鍋塚への取付点に着くが、山頂は雨を遮る木立もなさそうなので「直下の平地で昼食タイムとしましょう」とオーナーからの提案で、山頂を見上げながら弁当を広げる。 食事が済んでも空模様は変わらないので「展望も期待できないのでピストンは諦めましょう」とオーナーの結論を得て、円墳を思わせる鍋塚(763m)を断念して先を急ぐ事にする。(T_T)
13:16 後ろ髪を曳かれながら往路で登り着いた鍋塚分岐を、今度は直進して縦走路を鳩ヶ峰に向かう。
13:21 緩やかに起伏する稜線を10分程伝い下ると
13:29 トイレや休憩所が備えられ、舗装された鍋塚林道の終点に飛び出したところ鍋塚休憩所のある鞍部だが、立派な舗装路と駐車スペースも設えられているので直接ここまで車で来ていたらたとえ雨に歓迎されても影響が少なかったのに・・・・、と思いつくが提案者のオーナーにも何らかの考えがあってのコース決定だったのだろうからと思い直す。
13:45 休憩所から鳩ヶ峰への上り坂では、今日のコース中初めて露岩の飛び出した岩尾根を伝う事になるが、2〜3分で雑木が途切れると北東方面に先程スキップした鍋塚と肩越しに顔を覗かせる鬼の岩屋の眺望が雄大に広がる。

案内書では鍋塚の右手横に若狭富士の別名を持つ青葉山の尖峰が望めると記載されているが、時たまパラつくこの天候では高望み(遠望?)はできない。

13:56 - 14:00 本格的な雨の襲来にはまだ充分な時間があるようなので、予定通り2番目のピークである鳩ヶ峰(746m)にはシッカリと足跡を残す事にして、カメラ休憩を兼ねて360°の眺望を楽しむ。
14:18 暫く足を休めた後は一旦鞍部まで下り、最後で今日一番急な登り階段に掛かると今まで曳いていた汗が噴き出してくる。 温度計は26℃を指しているが湿度が高く殆ど無風状態なので汗が噴き出す状況は揃っている。
14:39 鳩ヶ峰を後にして凡そ20分で平坦な山頂部に登り着くので、連峰の最高峰への登りをノンビリと楽しむ。
14:40 - 14:42 やがて登山口から昼食込みで3時間30分、3番目(実際には2番目)のピークとなる大江山[千丈ヶ岳](832m)山頂を踏む。

広々とした山頂には二等三角点(店名:千丈ヶ岳 標高:832.41m)が打たれているので、恒例に倣ってソッと踏む。

14:47 ここからは真っ直ぐ南方向に伸びる2m幅の道を辿る事になるが、途中で初めて植林の見送りを受ける。
山頂から5分程で分岐に着くので、「↑鬼嶽稲荷神社0.8q 双峰・天座1.2q→」の道標に従って直進ルートを採る。
15:02 道なりに下り坂に変わると緩やかだが苦手な階段が待ちかまえている。
整備が行き届いていて段差もあまりないので苦手意識は徐々に影を潜め、目映い緑で覆われたブナ等の樹林に癒されながら、山頂から標高差で150m程下ると朱色の建物がチラホラと見え出す。
振り返ると手摺りの付けられた階段の両側から挟み込むように見送ってくれる緑が名残を惜しんでくれているようだ。
15:11 - 15:14 程なく鬼嶽(おんたけ)稲荷神社(Ca.650m)に降り着く(といっても、山頂から僅か200m足らずだが・・・・)。
無事に歩けた事に謝意を含めて鳥居下からソッと手を合わせ、後は延々6qも続く舗装林道を伝い下るのみだが、
15:15 目の前に打たれた「〆鬼の洞窟0.3q」に立ち寄ってみたくなり、林道を伝う同行メンバーに「一足先に行って!」とお願いして
15:17 急斜面に付けられた細い踏跡に足を進めてみると
15:18 ものの2分程で小さな鳥居と祀られた洞窟跡?に着くが、道標から僅か50m程の地点なので「ココではないな」と直感して足元をよく見ると、さらに細い踏跡が急降下して行くのでそちらへ足を進めてみる。

踏跡は一層不明瞭になって露岩を伝ったり回り込んだりするので、予想外の時間が必要だろうし駐車場へ直接向かったメンバーにも心配を掛ける事にもなる。
悪い事に、一旦止んでいた雨が降り出して来たのを契機に“鬼の洞窟”をピストンする事を諦めて先行メンバーの後を追う事にする。

雨はいよいよ本降りの様相なので折りたたみ傘を取り出してやっとの思いで鬼嶽稲荷神社まで戻ると、待ちかねたように雨脚がつよくなるが先行のメンバーから15分程遅れて神社を後にする事になり、千丈ヶ原苦手な舗装林道をひたすら急ぎ足で伝い下るが15分遅れのままなんとか無事駐車場に到着。 ここまで歩行距離6.2q、標高差470m、そして所要時間にして1時間20分の林道歩きでウンザリしたところで先行メンバーと合流し、一気に緊張が緩んだのを契機に反省会場へ車を走らせて貰ってオーナーの仕事も晴れて釈放。
オーナー、山行の企画&車の提供と運転お疲れ様でした。

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