東尾根コース 〜 中山連山周回(478m) 〜 最明寺コース
コース概念図 コース断面図
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2015年11月15日 (日曜日)曇りのち晴れ メンバー:単独
歩行距離 9.9q/歩行時間 4時間12分 (休憩時間 0時間29分) 所要時間 4時間41分
《レポート画像》
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到着 - 出発 《ルートポイントのあらまし》
12:41 「今日は昼前から天気が回復」との天気予報を信じる事にして、それでは近場でも・・・・と言う事で阪急宝塚線に乗って、七五三で賑わっている筈の中山観音駅に着いてみると案に相違して人の姿は疎らだが、
12:45 参道を進むうちに徐々に家族連れの姿が増えてくる。
2週間前とは見違える程きれいに着飾った主役の歓声が飛び交う中をユックリ辿ると、記念撮影中の人だかりが目立つ山門に着くが2週間前の静かさを思い浮かべると信じられない程の賑わい方だ。
12:48 境内に入っても晴れやかな衣装を纏った主役が露天の方から声を掛られると、すぐ振り向いて得意そうな笑顔を返す様子が周囲をホンワカと和やかな雰囲気に包み込んでいる。
12:50 境内を突っ切って本堂五百羅漢堂前の石段を上がって振り向いても、人の流れは途切れることなく山門から続いて見える。
12:52 本堂手前の石段を左に登ると鐘楼堂が目にはいるが、横に設えられた休憩ベンチでは晴れ着を纏ってご機嫌な二人の主役が愛嬌を振りまく光景に、思わず無意識のうちにシャッターを押していた事に帰宅後気づいた。
12:55 - 12:57 信徒会館の横から星の広場と名付けられた小高い台地に寄って見る事にして、石段を伝う途中から南西方向に広がる芦屋市街と甲山の景観に少し足を止める。
12:59 - 13:02 星の広場は改装中のようで大きな作業用テントが目立つだけで殺風景な空き地状態だが、すぐ足下に見える信徒会館が七五三参りの祈祷会場のようだ。
13:03 広場からは南方向に建つ真新しい大願塔(多宝塔)を見下ろす事が出来て眺望に恵まれていて、夜空の星を眺めるには好位置なので星の広場(Ca.100m)と名付けられたのだろうと勝手に納得する。
13:08 今回は、東尾根コースを歩く予定なので一旦奥の院参道を伝ってシンボル広場(中山観音公園)横から取り付くのが一般的なようだが、星の広場から直接取り付いてみようと薄い踏跡を探して藪漕ぎ覚悟で足を進めてみる。
下草が途切れると突然目の前に獣類捕獲用のトラップが現れて驚かされる。
13:22 再びシダの茂みにウッスラと残る踏跡を伝うが、朝方まで降っていた雨をタップリ吸い込んだ下草のお陰でズボンはビショビショに濡れ、ズッシリと重くスパッツを付ければ良かったかなとプチ反省。
13:23 それもほんの一掻きでシンボル広場から登ってきた東尾根コースに合流(Ca.150m)する事になるが、今回のコースではやっとスタートしたところなのでノンビリとは出来ない。
13:28 緩やかに登る尾根道を5分程で右手に共用テレビアンテナが建っているので、おそらく中山台の住宅街が広がっているのだろうが樹木で直視することは出来ない。
13:29 ほとんど起伏のない尾根道で道標も整備されているので快適に足を進める。
13:35 道幅が狭まって少し山道っぽくなってくると早速背丈程の高さに横たわる倒木のアーチを潜る。
13:53 やがて一段高いところに広がる中山桜台(Ca.240m)が右手(=東)にチラッと見えるが、衝立のように繁る灌木が適度に視界を遮ってくれるので住宅街のすぐ近くを歩いているという目障り感はない。
14:02 10分程尾根を辿るが右手には南北に長い桜台住宅が垣間見えるが、歩き出して初めて頭上に黄葉が姿を見せる。
順光であれば浮き出るような見事さだと思うが、残念な事に逆光のためくすんだ薄茶色に見えてしまう。
14:11 やがて右手方向から元気な声が聞こえ出し、狭い木間越しに中山桜台小学校(Ca.290m)が見えるのでコースから少し外れて声の方向を確かめると、サッカーの練習試合風景と参観中のお母さんの姿が目に飛び込んでくる。
14:16 改めてコースに戻って4〜5分で、足洗川沿いにシンボル広場方面へ伝う分岐(Ca.300m)に着くので道なりに右へ採る。
14:25 - 14:29 徐々に勾配が増して呼吸も上がってくる頃、露岩のピーク(Ca.350m)がある東尾根コースの最高地点に着くので、汗を鎮めて足を休める。
14:30 ピークの近くから円錐形に突き上げる形の良い山が見えるが、初めて目にする中山最高峰である事は容易に判断できる。
14:32 急斜面に付けられた歩幅の狭い階段を谷筋まで伝い下ると、足洗川沿いから天空塚に続く谷道(Ca.310m)に降り立つので、ここからは沢沿いの道を右方向に辿る。
14:36 沢を遡ると小さく流れ落ちる5〜60cmの小滝が爽やかな瀬音で癒してくれる。
14:38 - 14:42 2分足らずで天空塚への分岐(Ca.340m)に着く。 さらに沢沿いを直進すれば最高峰への近道だが久しぶりに天空塚に寄ってみたいので、少し足を休めてここは左の階段道を採る。
14:43 階段途中で話し声が聞こえてくると、下山して来られる女性2人の姿が現れてすれ違う。
14:56 - 14:58 尾根尻で階段が終わって少し色づいた木々を眺めながら稜線を伝うと、石柱に「白龍大神天空塚」と刻まれた天空塚(Ca.440m)に登り着くが、予定コースの2/5を2時間掛ったと言う事は単純に考えてゴールまで5時間という計算になり、下山時刻は17時30分頃が予測される。 と言う事は、あまりノンビリする時間はなく、最後の岩場は17時までに下らなければならない事を頭に刻み込みながら、南方面に広がる宝塚市街の景観をカメラに切り取る。
15:04 北西に登る尾根道を5分程で、奥の院を通る縦走路に合流(Ca.450m)して右(=北)方向への広い道を辿ると
15:08 山頂部に着いた事を教えてくれる金網が右横に姿を現し、
15:14 - 15:17 5分少々で左に見える小広い台地に足を進めると、二等三角点(点名:中山 標高:477.9m)の打たれた誰もいない静かな中山最高峰(478m)に登り着く。
15:31 再び両側に金網が張り巡らされた縦走路に戻って左への坂を10分程下ると、一旦金網が途切れて中山五月台への分岐(Ca.400m)が右手に岐れる。
15:38 徐々に高度を下げて5〜6分も伝うと、中山五月台と大宝塚GCを結ぶように縦走路を横切る高圧線鉄塔(Ca.385m)に着いて、大阪湾の向こうに横たわる紀伊半島までがクッキリと遠望できる。
15:41 さらに小さく下って登り返すと
15:42 左手足下にけやきヒルCCを見下ろせる展望岩に着く。
15:48 南東へ伸びる尾根尻に着いたところで、周りの土砂が洗い流され路面に頭を突き出した宝塚市基準点(Ca.340m)の出迎えを受けるので、躓かないよう注意して通過する。
16:00 尾根尻から満願寺西山との鞍部(Ca.280m)に下り着くと、左手にゴルフ場へ通じる道を分けるがここは道標のない辻を直進する。
16:06 鞍部から最初の尾根尻に着くと、右後方(=西)に往路で辿った東尾根が沈み行く夕陽を肩に乗せて目映く輝いて見える。
16:17 10分程で連山最後のピークとなる満願寺西山(361m)に到着するので、コースを外れた右手(=南)に打たれた四等三角点(点名:最明寺 標高:361.56m)をソッと踏んで元のコースに戻る。
16:20 起伏がほとんどない尾根道を緩やかに下ってゆくと、2〜3分で左手からランドマークにもなっている紅白の鉄塔(Ca.340m)が見送ってくれる。
16:32 - 16:38 そして10分、右手前方に鉄塔・伊丹線#17(Ca.300m)が姿を現すと連山の南東端についたことを教えてくれる。
あと15分もすれば山影に沈む瞬間に立ち会えるそうで、毎日登山を楽しんでおられるという地元の方が3名登ってこられた。 自身も感動の一瞬に立ち会いたいのだが、疲れた足で暗い岩場を下るのは危険だと判断して長い影を落とす夕暮れの街並みをカメラに切り取り、一足先に岩場を辞することにする。
16:39 ロープの付けられた70m程の岩場を下っていると、先程までの長い影も消えて一瞬で周囲は薄暗くなる。 まさに“秋の陽はツルベ落とし”といわれる所以だと実感させられる。
16:47 岩場を下り始めて10分足らずで231.8mピークとの鞍部に無事到着するが、予想通り山間の鞍部では散らばっているゴーロの見分けも判り辛いので慎重に足を運ぶ。
16:55 自然石の階段を下りきると丁字分岐が現れるので、この分岐を左へ採ると
16:58 2〜3分で頭上が開けて少し明るくなった砂防堰堤(Ca.120m)を捲き下るが、ここまでくれば山道から開放されるので足元も一安心。
17:01 少し緊張を解しながら2〜3分で三叉路で朱色に塗られた辰巳橋(Ca.100m)に着く。 左を採ると5分程で西明寺滝に突き当たる道だが、この時間に立ち寄っても意味がないので左に見やって大聖不動尊の額が架けられた中国風の山門を潜り抜け、宝教寺の朱色の橋を右に見やると数分で平井集落北端に着く。
17:22 残るは街路を真っ直ぐ南へ伝うとスッカリ陽が落ちた阪急宝塚線・山本駅にゴールだ。
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