サルの前栽 〜 権現山〜根古峰(749.4m) 〜 林道アシ谷線
コース概念図 コース断面図
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2014年11月19日 (水曜日)晴れ メンバー:3名
歩行距離 13.8q/歩行時間 6時間05分 (休憩時間 0時間53分) 所要時間 6時間58分
《レポート画像》
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到着 - 出発 《ルートポイントのあらまし》
09:30 - 09:35 紅葉もそろそろ見頃では・・・と、10月に訪れた滝畑ダムの絶景ポイントへもう一度出かけてみようとケンさんとクボキンさんに声を掛けたところ「条件付きでOK」との返事。
南海高野線・河内長野駅から南海バスに揺られて45分、青空の拡がる気温10℃の滝畑ダムサイトバス停で下車する。

目の前に静かに横たわる滝畑ダムとそれを見下ろす権現山を確かめて、バス道を少し戻った分岐を右に伝って堰堤方向に足を進める。

09:36 分岐の角には木之新商店があるのだが、この日は休業のようで自販機だけがヒッソリと通過する人を見送っているようだ。
前方に見える黄葉に混じって一際鮮やかな紅葉が目を曳くが、逆光のために最高の鮮やかさを観賞する事はできそうにない。
09:38 管理事務所の前を過ぎると車輌止めゲートに迎えられ、アーチ状に見える天端(てんば)に出るが構造上は重力式コンクリートダムで、堤高62.0m/堰堤幅120.5mとか。

1981(昭和56)年に完成した補助多目的ダムで、現在完成している大阪府内のダムでは最大規模のダム。 渡り鳥の飛来も見られ、特にオシドリが有名で新河内長野八景に「滝畑ダムのオシドリ」として登録されている。(Wikipediaより)
ダム下流部右岸壁には左側に地蔵菩薩、右側に観音菩薩の二体の磨崖仏が彫られているが、大正末期から6年あまりをかけて河内長野市在住の故夏目庄吉氏ただ一人で、断崖に彫り上げたものだと紹介されている。

09:47 やがてダム湖右岸道を50mほど辿ると、右手の鉄製フェンスに赤いテープが目に入る。 ここで「道路反対側に見える薄い踏み跡が権現山への取付点」と書かれたレポに従って左手の急斜面に取り付く。
09:49 薄い踏み跡はいきなり自然林の急斜面を一気に駆け上がっているので、忠実にこの道を伝い上がると
09:51 徐々に道らしくなって、シッカリと刻まれた50p幅の径がグングン高度を上げて行く。
09:53 取付から10分程でスラブ状の岩場が現れるので、下端を横切るように捲き上がると
10:01 5分程で権現山から北西に伸びる尾根尻(Ca.370m)に登り着くので、少し足を休めながら眼下に見える滝尻バス停のロータリーと人目を惹く黄葉にカメラを向けて見るが・・・見事にピンボケ。
10:12 - 10:14 程なく雑木が途切れると、当時には楠正成の出城(要塞)として権現城があったと伝わる権現山山頂(Ca.420m)に登り着く。 取付から凡そ25分程で踏む岩峰だが、4、5人しか座れない程の狭いピークにどのような出城が建てられていたのか興味だけは残る。
10:15 山頂からは南に続く岩尾根を伝う事になるが、低山ながらもほぼ360°の絶景が拡がる岩場なので、左手(=東)〜進行方向に横たわる一徳防山〜編笠山〜岩湧山〜扇山の山並みを視野に入れて尾根を伝う。
10:20 - 10:28 山頂から7〜80mも岩場を伝うと、絶好のビューポイントであるサルの前栽に着くので、改めて絶景に癒されて足と目を休める事にする。
10:36 この後、チョットしたアクシデントが・・・・
何気なく進んでいると見覚えのない岩場に出てしまったので、40mほど戻って本来のルートに乗り事なきを得る。
10:39 - 10:41 岩尾根からザレた坂道を慎重に下ると、横谷登山口へ下るルートとの分岐になる四つ辻の峠を通過する。

ここには、前回歩いた横谷からレイクパークに続く道が交差しているが、今はそのまま尾根を伝う。

10:42 峠からは大きく登り返す事になり、前回辿る事が出来なかった尾根ルートに足を踏み入れるが
10:57 - 10:59 峠から15分程でキノコ型の休憩所が残る、地形図の451m独標に着くので少し足を休める。

この施設はレイクパークの遊歩道として整備されていた当時の施設の一部で、今では閉鎖された遊歩道の置きみやげとして残置されたようだ。

11:10 - 11:12 分かり難い分岐に少し戸惑うが、コンパスの助けを借りて予定していた進路を小さな起伏を繰り返すと、15分程で展望の開けたコブに到着する。
カメラ休憩も済んだので展望デッキを後にして、ダイトレを目指し
13:59 相変わらず緩やかな傾斜が続く道を伝い登ると、
14:07 少しずつ勾配が増してくるのを感じ出して、灌木に混じって植林が目に着き出す。
14:17 やがて灌木がすっかり影を潜めると、道幅も広くなって稜線に近づいた事を教えてくれて
14:21 - 14:24 間もなくダイトレに合流する。

天見駅に16時30分前後に到着するにはここから根古峰までダイトレを歩いて、アシ谷を下れば大丈夫だろうと判断してメンバーの了解を得る。

14:32 - 14:34 まず、五ツ辻を順調に通過した時点で残り2時間からカウントダウンを開始する事になる。
14:47 2〜3分で南葛城山分岐を通過するので、ここでダイトレを外れて左の快適な捲き道でショートカットする。
14:52 5分後に、再びダイトレに合流したところで残り時間は100分だが、アシ谷ルートが大きく荒れてなければ充分クリア出来る事は明白なので、特に慌てる必要はないだろう。
15:02 そして、10分で根古峰(749m)に着くのでひとまず山頂と三等三角点(点名:根古峰 標高:749.6m)を踏んで、
15:04 北側を捲く杣道に合流するが、林道に出るまでの山道がどのような状況か判らない事に、多少の不安を覚えながら谷筋を下る事になる。 天見駅までのタイムリミットは残り86分
15:31 暫く道なりに伝い下るが、倒木が現れると不安が現実味を増して迫ってくるのを覚えながら、この倒木を潜り抜ける。
15:40 しかし、それ以後は山抜けも倒木も出現しないので、凡そ40分で根古峰から林道アシ谷線の終点に下り着き
16:04 殆ど利用されていないと思われる林道なので、整備こそされていないが特に荒れた箇所が無いまま歩く事40分で、林道流谷線に飛び出す。 タイムリミットまであと25分だが、ここまで来れば不安は消えて安心にかわる。
16:11 途中、朱色の橋が架けられた流谷八幡宮を左手に見やり、
16:33 国道371号を横切ると、余裕を持ってゴールの天見駅に到着。

10分後に到着した南海高野線の急行電車に揺られて問題なく帰阪する事が出来た。

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