道畦谷中央コース 〜 道畦谷〜荒地山(549m) 〜 ロックガーデン中央稜
コース概念図 コース断面図
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2014年 9月12日 (金曜日)晴れ メンバー:単独
歩行距離 8.1q/歩行時間 4時間50分 (休憩時間 0時間47分) 所要時間 5時間37分
《レポート画像》
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到着 - 出発 《ルートポイントのあらまし》
11:25 朝食が済んだので片付けをしていると「山行くのなら、出かけてもイイヨ」と突然予想外のお許しが出たので早速ザックを担いで、時間的には半日コースに限定されると判断してまず生駒山が思い浮かぶが最寄りの駅に着いた時点で早く到着した電車に乗り込む。 結局阪急神戸線に乗り継いで降りたところが芦屋川駅、
11:34 既に時計も12時直前を示しているので即断で2月以来の道畦谷を往路に選び駅前をスタートする。
11:35 正面には青空に映える鷹尾山の尖峰を見ながら赤い郵便ポストの建つ旧右岸道への分岐に着くが、書き換えられた公設道標に案内されてこの分岐は直進する。
11:37 続いてお馴染みの辻を鋭角的に左折すると
11:40 2〜3分で会下山分岐を通過するので右への舗装路に足を進める。
11:43 道が少しずつ勾配を増してくると右手に城山・新右岸道への分岐が現れるところで右へ採る。
11:45 左に住宅が並び、右手には緑に覆われた常緑樹が拡がる閑静な山麓道を緩やかに左へ回り込むと
11:46 鷹尾山への登山口となる石段に着くと舗装された道は終わる。
11:47 石段を上がると途端に周囲の空気がヒンヤリと感じる。
11:48 山襞に沿って平坦な山道を右手(=東)方向に伝うと
11:49 鷹尾山への取付となる階段が姿を現すところで新右岸道入口が右へ分岐するのでこの道に足を進める。
11:55 道は小さな起伏を繰り返した後、やや急な下りに変わるがそれもすぐ平坦になり気持ちの良い右岸道の雰囲気を醸し出す。
11:56 程なく道標のない分岐に着くがどちらを選んでもすぐ右岸道に合流するが、今は近廻りとなる左の分岐を進むと
11:57 ほんの10数メートルで見覚えのある右岸道に合流するので左へ道を緩やかに登る。
11:58 すぐ前方には手造りベンチの置かれた休憩ポイントが目に付くが、ここはベンチを無視して先に進む。
12:02 2〜3分で前方に鉄塔(広田西線・#38)が視野に入ると左に鷹尾山へ通じる関電保守道が分岐するのを見やる。
12:18 右下は切り立った岩壁になっていて、時々岩も頭を出している山腹道なので芦屋川を眺めながら歩く訳には行かず、足元に気をつけて辿る事になる。
12:23 雰囲気のある道を伝うと駅前から凡そ1時間で四阿風のトタン屋根が目の前に現れ、最初の水場である陽明水に到着した事が判るが、空腹も覚えてきたのでもう少し足を伸ばして昼食を挟む事にする。
12:30 5〜6分で右側が崩落して僅かな土がへばり付くように残っている岩場を慎重に通過すると
12:34 - 13:02 少し薄暗い谷筋からチョロチョロと水音が聞こえ出すと2番目の水場となる宝泉水に到着。

道畦谷へのショートカットで道畦谷砂防堰堤を見下ろす岩尾根に出て昼食タイムとする。

13:12 食後は堰堤のすぐ上部をショートカットして、やがて本来の道畦谷コースに合流すると右手下方に航空母艦岩を見やって足を進めると道畦谷ルートの二俣に着く。
ここで右俣ルートを右手に見やって左俣ルートへの踏み跡を伝うと、
13:14 目の前に衝立のように立ち塞がる小さな尾根を左から回り込むと左俣ルートと別れて右手に岩梯子を連想させる中央コースへの岩の階段が迎えてくれる。
13:16 早速この階段に取り付いて小尾根に向かうと上から人の気配が感じられて見上げると下山中の女性ハイカーの姿が目に入る。

軽く挨拶を交わして擦れ違うが、「初めて歩いたんだけど、凄い下り坂ですネ」と一言残して明るい笑顔で下って行かれる。

13:20 最後の急坂をよじ登って小尾根に登り着くと、左右に六甲名物と言われる堰堤を目に留めながら岩尾根を進む事になる。
13:44 やがて薄暗い樹林に囲まれた小さな谷筋を伝い上がると再び地中に根を張るように巨岩が累々と姿を見せる。
13:44 やがて背丈程の見慣れた岩(Ca.420m)が進路を遮っているところに登り着くが、訪れる度に足継ぎやロープで乗り越えられるように異なった補助装備が施されていたのだが、今回は全く姿を消しているので特に女性は乗り越えるのに苦労しそうだ。
よく見ると左横から樹木を回り込むように踏み跡が付けられているのだが、自身はいつものように手前の立木に手伝って貰って正面から乗り越えて
13:48 - 13:56 さらに上部に続く急な岩陵をよじ登ると見晴らしの良いテラス状の岩があるので、この岩の上で休憩を兼ねて足元に拡がる絶景と背景に大きく拡がる大阪湾をカメラに切り取る。
14:14 疲れも軽くなったところで最後の急斜面を伝い上がると岩梯子からのコースに合流するので、一旦右(=山頂)方面へ伝ってみるが岩梯子上部の岩小屋テラス付近からの展望も気になるので西への薄い踏み跡を辿ってみる。
14:20 - 14:25 すぐに眺望の開けた岩場に出るので正面に見える風吹岩をカメラのズームで引っ張ってみるが岩場で寛ぐハイカーは見あたらない。
視線を手前に伸びる荒地山の南尾根に向けるが、ここにも特徴のある松を伴なった黒岩がに静かにハイカーの到着を待っているようで、人影は見あたらない。
14:45 絶景をノンビリ堪能した後は元の道に戻り、今回の最高地点である荒地山のピークを目指す。

小さくササ原の中を登ると程なく芦有ゲートとの分岐に着く。

14:50 分岐を左に採って緩やかな登りを2〜3分伝うと山頂が小さな広場になった荒地山(549m)に着くがここにも人の気配は感じないのでノンビリしたいところだが、眺望も期待できないので貸し切りタイムを辞退してなかみ山へ向かう。
14:56 一旦荒れた道を大谷乗越まで下るのだが、この道も雨が降る度に徐々に土砂が流れ出して剥き出しになった露岩が散見され、足元にザレた砂地が拡がる事でスリップ転倒に繋がるので慎重に通過する。
15:02 いつの間にか、ササ原に覆われてハッキリしないなかみ山のピークらしき地点を通過して分岐に着く。 この分岐を右に辿れば魚屋道(「太陽と緑の道」)を経て最高峰や風吹岩に続いているのだが、今は山頂の西にある眺望の優れた岩場を経由して風吹岩へ向かうので左へ採る。
15:04 分岐から10mばかり進むと目の前に背丈程の岩塊が鎮座しているが、地元の方によると本当の山頂は地形図上の独標(538.49m)ではなくこの岩塊の尖端だと聞いた事があるのでこの岩の先端に登って見る。 下りは更に西に見えるテラス状の岩場からの眺望を楽しんでから何とか大人が通れる狭い岩の隙間を縫って、樹間に散乱する露岩の急坂を伝い下ると
15:13 気持ちの良い静かな小広場に出るが、ここに六甲の名水・宝寿水が冷たく透き通った水を流し続けているのでタオルを浸して汗ばんだ身体をひと拭いした後、前回広場の方へ左折した道を左に見やって真っ直ぐ通り抜ける。
15:19 木洩れ日の射す薄暗い道だが良く歩かれてシッカリとした踏み跡が雑木の中に続き、気持ち良く足を進めると
15:21 道標のない分岐が現れるので、やや薄い踏み跡を左に見やって右への広い道を5分程伝う。
15:26 程なく15時02分に別れたなかみ山と魚屋道を結ぶ道の途中に飛び出すので、左へ進んで魚屋道に合流して更に左に採ると
15:43 - 15:49 静かな佇まいを見せる風吹岩に到着するが、岩に近づくとなにやら人の話し声がするので裏(=西)側に回ってみると二人の男性が真剣な面持ちで話し込まれている様子なので、東側で少し休憩して下る事にする。
15:55 随分久しぶりなのでコースの状況を確認しながら下ってみようと、中央稜を5〜6分も下ると地獄谷への分岐に着くので眼下に広がる景観をカメラに収めて
15:57 大きくU字状に抉れて露岩の飛び出した中央稜を伝い下る事になるが、記憶にある中央稜はもっと穏やかだったようだが薄れた記憶は殆ど役に立たないようだ。
16:06 10分近く足場の悪いダケた道を辿ると、明らかに記憶の範囲には存在しないアルミの梯子に驚かされる。
やはり台風や豪雨の影響で多量の土砂が流され、巨岩だけが取り残された事に大自然の力を思い知らされる。
16:32 他にも大きく様相が変わってしまったロックガーデンに、以前よりもワイルドにリニューアルされた中央稜を見せられて人間のチッポケさを痛感しながら高座ノ滝に下り着く。
17:02 滝の近くで2〜3人の女性ハイカーが歓談されているのを見やって、ここからは舗装されて面白味のない坂道をひたすら辿って凡そ30分で芦屋川駅に着くが、気分的には1時間以上歩いたのではないかと思う程遠く感じて家路に就いた。
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