裏行場道 〜 犬鳴山裏行場(612m) 〜 天狗岳北西尾根 |
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↑「地図」上の○印をクリックするとその位置の画像を表示します。 |
2014年07月16日 (水曜日)晴れ メンバー:8名 |
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歩行距離 4.8q/歩行時間 5時間47分 (休憩時間 1時間20分) 所要時間 7時間07分 |
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《レポート画像》 ↓クリックで画像が拡大します。 |
到着 - 出発 | 《ルートポイントのあらまし》 |
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09:42 - 09:49 |
予定より2本早い電車で南海本線・泉佐野駅に着いたのに、既に(私も)ケンチャンさんが待っているのを見て意欲満々であることを感じる。 その後も次々にメンバーが集まってきて、予定通り犬鳴山行き南海バスに揺られて凡そ35分で犬鳴山終点に着いたところで、マイカー参加のナカリンさんが合流して8人全員が無事集合した事になる。 久々のメンバーに加えて摩耶山さん歩さんの声掛けで初参加となったシーちゃんを迎えて簡単な紹介と注意事項を確認したところでスタート 手元の温度計は既に29℃と真夏日になる事を教えてくれる。 |
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09:54 | バス道から東に続く大阪府内で唯一の温泉郷と言われる温泉街を抜けると二瀬川に架かる犬鳴大橋を渡り、2〜3分で大阪府下で一番高いといわれている杉の大木(38m)に迎えられる。 |
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09:59 | すぐ右手に笈掛(おいかけ)岩を見ると犬鳴川を跨ぐ一ノ橋に差し掛かり、まずは右岸へ渡る。 |
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10:01 | 目の前に「名勝 犬鳴山」の石標が現れると注連縄を潜り抜けて参道に足を踏み入れる事になり |
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10:02 | 周囲に苔で覆われた露岩が目立ちはじめると、霊場の雰囲気が漂って身が引き締まるのを感じながら左岸への二ノ橋を渡り返して、いよいよ日本最古の霊場と言われる犬鳴山の懐に飛び込む。 |
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10:04 | 天然の石畳が造る苔の参道を伝うとすぐ右手から屏風岩の見送りを受け |
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10:07 |
程なく左手前方に七瀑で最初に姿を現す落差5mほどの両界ノ滝が涼しそうな飛沫を上げている。 気温も26℃を示してマイナスイオンをまき散らしているようだ。 ※この犬鳴渓谷に七宝滝寺の名前の由来となった七瀑(両界ノ滝・塔ノ滝・弁天ノ滝・布引ノ滝・固津喜ノ滝・行者ノ滝・千手ノ滝)が落ちていて、参道から見えるのは両界・塔・行者の3瀑だと言われているが詳細は判らない。 |
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10:09 | 自然石の石段を伝って岩場を通り過ぎると平坦な参道に変わり、程なく前方に木製の金高橋と金高大神の小さな祠が視界に入るのでこの橋を道なりに右岸へ渡り |
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10:15 |
4〜5分も辿ると七宝滝寺の境内入り口となる朱色の瑞龍門(行者迎えの門)が迎えてくれるので一礼して下を潜る。 景観は一変して苔と露岩に覆われた緑色一色の幽玄の世界が拡がり |
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10:16 | 道はすぐに右手を流れる犬鳴川に架かる朱色の神宝橋を左岸に渡ると |
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10:18 | 犬鳴山不動明王の祀られた広場に出るが、中央に護摩段が設えられているだけなので早々に通り過ぎる。 |
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10:21 | 2〜3分で再び朱色の神明橋が迎えてくれるので何度目かの右岸に渡ると、立ち並ぶ赤い幟を風にたなびかせて出世稲荷が見送ってくれる。 |
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10:25 | 右岸沿いを3〜4分伝うと落差3mほどの塔ノ滝が静けさを縫うように、遠慮気味な滝音を渓谷の瀬音に隠れて響かせている。 |
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10:31 | やがて左手の山腹から犬鳴山の名前の由来となった義犬の墓に見送られて車道と駐車場を結ぶトンネルを潜って厄除十一面観世音を左に見やると、右手に見える駐車場横からは背中に赤い迦楼羅焔(かるらえん)を背負った難切不動明王の見送りを受ける。 |
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10:33 | 前方に七宝滝寺が見え出すと左手に林道犬鳴東手川線への一般ハイキングルートが岐れるので、この石段を見やってさらに川沿いを進む。 |
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10:35 - 10:45 |
すぐ右手に七宝神堂が目に付くと、正面に10mはあると思われる大迫力の身代わり不動明王が迎えてくれる。 この後は、いよいよ裏行場道を伝い上がる事になるのでトイレ休憩を挟んでユックリと足を休めて |
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10:46 | 額に“大滝不動明王”と書かれた七宝滝寺への鳥居を潜って石段を詰め上がると |
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10:49 |
こぢんまりとした真言宗犬鳴派の本山七宝滝寺に着く。 この奥には時々白装束の修験者を見る事も出来る行者ノ滝が落ちているのだが今はどなたも見る事が出来ないようだ。 全員が揃ったところで滝の近くまで降りてみる事になるが、摩耶山さん歩さんから「全員分の志納金を納めましたので、どうぞ!」と有り難いお気遣いを戴く。 |
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10:50 - 10:58 | それでは!という事で各自思い思いに行者ノ滝の下まで伝って飛沫を感じながら、マイナスイオンをタップリと浴びる。 |
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10:59 | 霊気と鋭気が充分に充填されたところで行者ノ滝を後にして |
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11:00 | 七宝滝寺を辞する。 少し参道を戻ったところで右手の山肌を辿る行場への道に足を進める。 |
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11:07 - 11:10 | 階段を上りきると表行場と裏行場との分岐に出るのでここを右へ伝って行者ノ滝の落ち口上流を左岸へ徒渉すると |
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11:13 | 裏行場道への取付に到着するので、改めて集中力と緊張感を詰め直してヒ〜さんの先導で裏行場の強烈な斜面を登り始める。 この時点で2番手ダオイエさん、3番手(私も)ケンちゃん、4番手に初参加のシーちゃん、5番手摩耶山さん歩さん、6番手とっさん、7番手が私で最後尾になかりんさんとメンバーの順番が確定したようだ。 |
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11:21 |
初参加という事で少し緊張気味に見えるシーちゃんも、垂直に近い岩壁の足運びを見ていると徐々に硬さが消えて摩耶山さん歩さんともども確実に岩壁を伝い登る様子に一安心。 その後を登るとっさんも足首の複雑骨折から復帰して久しぶりの岩登りとなったが、ぎこちなさも感じない程の回復でまったく不安は感じさせない。 |
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11:23 | 最後尾を登るなかりんさんも慎重な足運びで岩壁を伝いながら、先行メンバーの様子を窺っている様子が伝わってくる。 |
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11:26 | やがてトラバース気味の岩壁から草付きの狭い岩尾根ルートに変わるが相変わらず急勾配は続く。 |
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11:30 | 標高が430m付近になると、段差の大きい岩場が目に付くので全員が自分に相応しい足運びを考えながら乗り越える事になり |
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11:34 | 雑木の根や岩の窪みにホールドを確保して巡らされたロープ伝いに足を運び上げると |
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11:37 - 11:48 |
稼働休止中と思われる運搬リフト用の鉄塔が建てられた尾根尻に登り着く。 行場道に取り付いて凡そ30分が経過した事もあってここで少し長目の休憩を挟んで疲れた足を労う。 有り難い事に、タイミングを見計らったように女性メンバーから差し入れを戴き、緊張感を束の間解す事になる。 |
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11:51 | 休憩後は平坦になった尾根尻からのスタートとなるが、見上げる山頂まではまだ150m以上の高度差を稼がなければならないので慎重なペース配分に留意して登る事になるが |
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11:53 | 幾分勾配が緩やかになったとはいえ再び待ち受ける急登はまだまだ手強い問題を提示してくる。 |
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11:54 | おまけにピタッと止まってしまった微風も手伝って、暑さと急勾配で吹き出してくる汗に水分補給も忙しくなる。 |
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11:58 | 最後尾で現在地と通過時刻を確認しながら歩くなかりんさんも、持病の腰痛が顔を覗かせるので思い通りの足運びが出来ないようだが焦る様子はないのが心強い。 |
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12:21 - 12:29 | 先程の鉄塔から40分でブロンズ製の不動明王の出迎えを受けるが、予定では山頂にたどり着いている事になっているので遅れている事が容易に判る。 このポイントには葛城修験犬鳴山内二十八宿 番外五 大天上ヶ岳と刻まれた標石(Ca.500m)で迎えてくれる立像は大天上不動尊だと帰宅後に知る事になる。 ここでもやや長目の休憩を挟むが「ペースを落とすが、体調は大丈夫!」というなかりんさんを残して山頂に向かうと |
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12:30 |
前方の樹間にチラホラと稜線が見え出し先行メンバーのピッチが上がるが、自身も足の運びが上がらないので取り残される形になってしまいユックリ山頂を目指す事になる。 先には枝道もなく前方も後方もメンバーの姿が見えなくなったが別に心配は不要なので、単独行の気分に浸りながら登る事になる。 暫くして山頂までの距離を確かめようと肩に取り付けたGPSを見ようとして頭の中が真っ白になる。いつのまにかGPSの姿が消えてしまったので2〜3分ルートを戻って見るが、どうやら急斜面を転げ落ちたようで見あたらないので断腸の思いで諦める事に・・・ |
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13:08 - 13:35 |
大天上不動尊から50分程でこの日の最高地点大天上ヶ岳(612m)を踏む事になるが、先行の6名は既に昼食も終わろうとしているのでノンビリ寛いで貰いながら、予定より55分遅れて昼食タイムに取りかかっているとなかりんさんも登り着いて昼食を摂る事になる。 山頂にはどん足会の手による山名板が付けられているが、大天上ヶ岳の山名が大天井ヶ岳と間違っているのが見苦しい、これでは間違いが当たり前の公設道標と同類に思われるので取り付けるのならもう少し慎重にお願いしたいモノだ。 |
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13:36 |
全員の昼食も終わりゆっくり休足も出来たところで西方向への急坂を下る事になる。 ※山頂からは南東方向と西方向にルートが見られるが南東方向への道は大タワから五本松へ続くので、ここでは西への急斜面を下る事になる。 |
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14:02 |
足元に気をつけて下り始めると数分で突然右手に激痛が走り、見てみると小さなハチが手に止まっているので思わず叩き落とすが痛みは曳かないのでポイズンリムーバの試運転を兼ねてみる。 GPSに見放された後にハチに刺されるとは、まさに“泣きっ面にハチ”の実例だが犬鳴山の神々にも見放されたのだろうか? 山頂を出て25分程で経塚権現山と灯明ヶ岳を経て身代わり不動明王へ続く裏行場への分岐(Ca.520m)に着くのでここを左に進む。 |
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14:08 | やがて最後のピーク天狗岳への露岩帯を伝う事になるが、山頂直下でルートが付け替えられているようで東側から捲き上がるルートを右に見やって尾根筋を直線的に山頂へ突き上がる。 |
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14:25 - 14:38 |
平坦な山頂部に着くが見覚えのある広場ではなく、先行のメンバーは少し南側で寛いでいるようなので20mほど北へ移動するように提案して約50分遅れで本来の天狗岳(558m)を踏み直す。 山頂では恐らくここでしか見る事の出来ない天狗魔王尊石像が迎えてくれるのでメンバーにも改めて紹介する。 |
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14:40 | 天狗岳からの降路も急な尾根筋を下る事になるので疲労の溜まった足への負担を考えて、集中力と緊張感を絶やす事なく足を運び降ろす必要があるが、最初は比較的に緩やかな斜面なので集中力が途切れる事が心配だ。 |
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14:58 | 雑木に捕まりながらの急降下が続くが山頂から20分程で北西尾根の尾根尻(Ca.420m)に下り着くので、束の間の休憩で足を休めてロープの付けられた右手の急斜面を慎重に下り出すがさらに勾配は増してくる。 |
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15:01 | 膝への負担を考えて細心の注意で雑木や岩角に助けられながら高度を下げて行くと、程なく下を通る府道62号・泉佐野打田線を通行する車両の排気音やクラクションが耳に届いてくる。 |
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15:24 | 天狗岳山頂を後にして45分、雑木越しに駐車場の一部が視界に入ると凡そCa.200m地点まで下り着いた事になる。 |
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15:26 | 駐車場の登山口近くまで来ると生い茂った下草に踏み跡を掻き消されるが、既に目の前が駐車場なので最後は下草を掻き分けてまず(私も)ケンちゃんが駐車場に降り立ち摩耶山さん歩さん、続いてしーちゃんが無事下山の足跡を駐車場に記して取りあえずのハイタッチ。 |
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15:28 | 続いてはずっと先陣を受け持ってくれたヒ〜さんが感慨深そうに最後の一歩を左足にするか右足にするか考えてから感慨深げに地上を踏む。 |
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15:30 | 駐車場で全員無事下山を讃え合った後は、各人が好みの温泉で汗を流そうとの提案を承諾して貰って私は大阪の秘湯として知る人ぞ知る山乃湯で汗を流す事にして一人で車輌の行き交う府道を上る。 勿論、集合はバスの到着する17時を確認して移動する。 |
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15:42 | 単独で温泉街を背に5分ほど山側に歩いて「(湯元)温泉荘」の看板を頼りに府道を外れ、左への舗装道路を20mほど下ると素朴な造りの山ノ湯が目にはいる。 犬鳴山温泉の共同浴場として親しまれているというだけあって、他の旅館とは全く濃さが違う事に驚くそうで楽しみだ。 |
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15:43 |
入口が分かり難いが3Fまで上がって一人で取り仕切る女将さんに湯銭を支払い、2Fの浴室に向かう。 犬鳴山温泉の湯元である「温泉荘」の日帰り施設で、脱衣所には籠があるだけの超シンプルさのため貴重品には注意が必要だが、土日でなければたいていが貸し切りとの事でこの時も完全貸し切りで独り占めを充分満喫できた。 浴室は5人ほどが入れる浴槽が一つあるだけで、泉温が低いため加熱はされてるが少し白濁したツルツルヌルヌルのお湯は「美肌の湯」として有名だそうで、重曹泉でかすかな硫化水素臭のある源泉掛け流しということだ。 結局入浴が済んでも貸し切りのままなので、気兼ねは一切不要だった。 湯上りには再び3Fに上がってよく冷えたビールで頑張って歩いた我が足に感謝しながら女将さんと話してみると、 「釜飯」700円が有名だと教えて戴いたが、支度に時間がかかるので入浴前に注文しておく必要があるとの事。 |
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16:48 | ビールで気持ちよくなってくる頃、そろそろバス停に集合する時刻が近づいてきたので元の車道を下るが、駐車場の前から見上げると青空に映えた天狗岳の見送りを受ける。 |
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16:56 |
バス停に着くと他の温泉で汗を流したメンバーも顔を揃え、ほぼ時間通りに着いたバスに乗り込んで約30分揺られて終点の泉佐野駅でバスから吐き出される。 今回はこの駅前で解散という事にして、残り時間は反省会へ |