油井登山口 〜 山上山〜虚空蔵山(592m) 〜 陶の郷自然遊歩道
コース概念図 コース断面図
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2014年06月26日 (木曜日)曇り一時小雨 メンバー:4名
歩行距離 5.6q/歩行時間 4時間35分 (休憩時間 1時間13分) 所要時間 5時間48分
《レポート画像》
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到着 - 出発 《ルートポイントのあらまし》
10:20 2003年12月と2008年12月に訪れた事のある虚空蔵山だが、暑い季節は初めてという事もあって逆コースを歩いてみようと提案したところヒゲさん・なかりんさん・ケンさんの3名のメンバーが集合場所であるJR福知山線・草野駅に顔を揃えてくれた。
殆ど無風状態で薄日が射す駅前の気温は既に30℃とバテを予感させる条件が出揃った所で、線路沿いの舗装された農道を北に向かってスタートする。
10:29 4〜5分で左に旧道へ抜ける分岐が現れるのでここを左折して旧道に向かって足を進める
10:38 飛び出した旧道を右折してなおも北方向に伝うと駅から20分程で油井の三叉路に着く。ここには治水事業で整備されたと説明の書かれた貯水調整池があるので右手に見やってこの分岐を左(=北西)に採る。
10:39 旧道は二車線の他に歩道も整備されているので安心してオロ峠方向に伝うと
10:42 2〜3分で左手に油井バス停が目に着く。このバス停奥が山上山への取付になるのだが、事前に調べておいても下草に覆われて判りづらい民家の西側の薄い踏み跡が入口である。

※我々も過去に歩いた2回でいずれも降路として利用した体験が役立った。

10:43 10mも進むと樹林になり谷沿いを辿ると広い登山道が顔を覗かせる。
やがて右手の斜面を伝って尾根道に変わるが、いきなり高度を稼ぐような激登りの歓迎に思わずペースダウンする事になるがそれでも吹き出す汗を止める事は出来ないようだ。
10:55 最初のピークは僅か390mという低山だがいきなりの激登りですぐ息が切れるので、立ち休憩を挟んでボチボチ足を運び上げる事になるが、先を歩く元気な2人の姿は徐々に視界から遠ざかってゆく。
11:06 - 11:08 登り初めて20分程で300m付近の狭い台地に着くと、先行の2人がここで給水休憩を兼ねて後続の我々2人を待ってくれているので合流して少しの間過熱した身体を冷やす事にする。
11:24 再び続く急斜面を20分ほど伝い登ると山頂直下に設けられたクサリ場に到着する。
目の前には10m程の黒褐色の岩壁が立ちはだかっているが、岩壁の上からは先行の2人が早くも見下ろしている。
この岩場はクサリを伝うか左の捲き道を利用するかのどちらかを選択する事になるが、当然我々も岩壁を直接よじ登る事にする。
11:27 既に先行の2人が登りきった岩壁を3番手として私が取り付くが、下からは最後尾のなかりんさんがレンズを向けているのであまり無様に写ってなければいいのだが・・・
11:28 3人が登りきったところで最後のなかりんさんも岩場をよじ登り
11:29 - 11:31 改めてクサリ場の上に安置されている祠の前で小休止を採る。
11:40 - 11:42 緩やかになった山頂部を稜線伝いに10分程伝うと今回縦走の第1峰となる“ミニ大峰山上”として開かれたという山上山(390m)の目立たないピークを踏むのでここでも小休止を挟む。
11:54 - 12:01 ほとんど起伏のない鞍部まで緩やかに下って10分程で2番目のピーク大谷山(417m)に登り返すので、汗ばんだ身体と足をここでも休ませる事にする。
12:08 この後はコース中で最大の起伏が待ち構えているので覚悟を決めて西方向に続く急な尾根道を50m程下り、左手に草野駅への分岐を見やって鉄塔#17(Ca.350m)の建つ鞍部に着く。
12:09 鉄塔を過ぎると再び50m余りの登り返しが待ち構えているが、すぐ左手に山腹を通る捲き道を岐けて右への急な尾根道を伝い登る事になるが、
12:19 せっかく落ち着いていた汗が一気に噴き出すのを感じながら、ひとまず尾根尻(Ca.400m)まで登り着いてホッと一息吐く。
12:21 少し緩やかになった尾根道を30m程進むと展望の良い岩が目立つ第3番目の小さなピーク(Ca.420m)に着くので、予定通りここで昼食を広げる事にするが、先程から薄暗くなっていた上空からポツンポツンと細かい雨が降り出して少し気に掛かる。

雨足が早くなる気配がないようなので少し安心。

12:23 - 12:53 やがて雨もやんだので至福の一時を楽しみ、食後は靄の中にウッスラと特徴のある頂で白髪岳やトンガリ山が北西方面に顔を覗かせている。
13:13 - 13:18 展望の良い岩を後にすると道は南方向に伸び、ここからは緩やかな起伏が続く自然林の快適な稜線歩きを20分程楽しみながら第4番目のピーク、三等三角点(点名:草野 標高:495.89m)の打たれた八王子山(495.9m)に辿り着くので食後初めての休憩を挟む。
13:19 気持ちの良い雑木の中を小さく下るといつの間にか鞍部を通り過ぎてしまい
13:35 - 13:38 緩やかに尾根を登り返すと八王子山から15分程で5峰目となる双耳の双子山・北峰(Ca.530m)を踏むので給水を兼ねて立ち休憩を挟むが展望は期待できない。
13:47 - 13:50 殆ど平坦な尾根を南へ10分程辿ると、コチラも雑木で展望のない6峰目の双子山(Ca.545m)に着くが、このあとはいよいよ目的地であり最後のピークとなる虚空蔵山に向かう事になるので疲れの目立つ足を休める。
13:57 尾根伝いに急斜面を50m程下りきると鞍部に着く直前で左手後方から鉄塔#17で別れた山腹の捲き道が合流してくる。
13:58 - 14:01 10m程離れた鞍部に建つ鉄塔#14(Ca.490m)で給水休憩で足を休めた後
14:13 左手に草野への分岐を見やって少し急な尾根道を凡そ50m伝い登ると
14:18 ウッスラと記憶が残る見覚えのある岩肌が現れ、山頂部の北端(Ca.550m)に着いた事を教えられる。
14:26 穏やかな起伏の鞍部を通過すると右手に立杭方面への分岐が姿を現し、コース中で初めての公設道標が目に着いて「山頂まで0.15km」と標示されている事に勇気づけられるが、実際は地形図上の592m独標まで約300mで一般的に山頂としている南端部までは凡そ400mもある。公設の道標は何処で見かけても相変わらず誤表示が目立つ。
14:31 徐々に雑木も少なくなって露岩が姿を現すといよいよ南北に細長い山頂の平坦地(Ca.580m)に足を進める事になる。
14:34 次いで、飛び出した露岩が目立ってくるといよいよ7峰目となるコースの最高地点・地形図上の独標(592m)を踏む事になるが、展望はとても期待出来ない程雑木が茂っているのでわざわざ立ち止まるハイカーはいないだろう。
14:37 - 14:48 独標からさらに2〜3分、南に100m程伝うとベンチと596mと書かれた公設山名板の備えられた好展望の狭い山頂南端に着くが、季節の関係もあり人混みで賑わう筈の名峰を貸し切りで堪能する事になる。
14:49 カメラ休憩を兼ねての中休止で充分足を休めるが、どうせ眺望の優れた丹波岩でもカメラ休憩が必要なので少し早めに下山態勢に入る。
14:50 - 14:53 山頂南端から南へ2〜30m下ると丹波岩(Ca.580m)が待ち構えているので岩の上から今日最高の素晴らしい展望をユックリ味わい、一日の疲れを一気に払拭できたようだ。
15:02 予定しているバスの時刻まで凡そ55分となったのでそろそろバス停を目指す事にして、南に伸びる陶の郷自然遊歩道をノンビリ伝い下ると5〜6分で虚空蔵堂への分岐を左に岐けるが、程なく右手眼下にこれから下る立杭の集落が木の間越しに見え出す。
15:16 - 15:18 丹波岩を後にして20分程で虚空蔵堂への道が左に下るところで、「陶の郷自然遊歩道」が右に離れるのでこの分岐を右に伝い下る。
15:22 歩幅の合わない長いプラスチック階段が続く遊歩道を下ると、今までの自然林が姿を消して植林に変わる。やがて「山頂まで700m」と書かれた道標が姿を現し、丹波岩〜陶の郷が1.1kmという事から陶の郷まで残り400m程だと教えてくれる。
15:36 道標から10分少々で道も舗装道路に変わると丸木造りのバンガローが建ち並ぶ「丹波伝統工芸公園・立杭陶の郷」キャンプ場に下り着き、
15:37 立杭陶の郷 案内板でバス停の位置を確かめてみるが生憎地図には記載されていないようなので、確認を諦める。
15:45 公園内の舗装道路を適当に伝い下ると四斗谷川に出る手前で、右手に陶の郷前バス停を確認!

15時55分発のバス到着まで10分を残してピッタリ予想通りに下山出来た事に自画自賛して喉を潤す。

16:08 ほぼ時刻通りに到着したバスに揺られて終点のこんだ薬師温泉まで凡そ10分。

ゆっくりと汗を流して早速冷たいビールを喉に流し込んで活き返り、17時47分発のバスに乗ってJR相野駅経由で宝塚の反省会場へ向かった。

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