屏風岩公苑 〜 住塚山(1009.2m) 〜 屏風岩公苑 |
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2014年02月21日 (金曜日)曇り後雪 メンバー:5名 |
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歩行距離 14.8q/歩行時間 5時間57分 (休憩時間 1時間35分) 所要時間 7時間32分 |
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《レポート画像》 ↓クリックで画像が拡大します。 |
到着 - 出発 | 《ルートポイントのあらまし》 |
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08:45 - 08:51 |
鶴橋駅を6時50分に出る近鉄大阪線・青山町行き急行電車に凡そ50分揺られて榛原駅に着いたところで予定していたメンバー5人が全員顔を揃え、曾爾役場前行きの奈良交通バスに乗り継ぐと再び50分掛かって曾爾長野バス停に着く。平日という事もあって貸し切り状態のバスを降りると道端に少し融け残った雪の出迎えをうける。 手元の温度計で6℃である事を確かめて今回の登山口である屏風岩公苑目指して舗装された道路を整備された公設道標に案内されて辿る事になる。 |
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08:52 | バスの通る県道81号から西に岐れる緩やかな勾配で高度を上げて行く村道を伝うと | |
08:56 | やがて正面に異様な姿の屏風岩が姿を現す。 | |
09:03 | 右に左に曲がりくねる舗装道路を登って行くが立派な公設道標に導かれながら右への林道に足を進めると鋸を連想させる屏風岩が大きく全容を現す。 | |
09:12 |
バス停を出て徐々に標高を上げる林道を進み、25分程で凡そ100m標高の高い寺脇集落まで来ると道脇の残り雪も少しずつ視界を占領するように拡がりを増してくる。 事前に入手した情報では「この周辺は積雪量も少ないのでほとんどない」との事だったが・・・またしてもリサーチ不足が露呈したようだ f(^_^;) |
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09:16 | 民家の屋根もすっかり雪化粧に変わってくると、右手から覆い被さるように見える屏風岩も迫力満点で迫り出してくる。 | |
09:45 | ここまで雪道に軌跡を残していた轍も植林に視界を遮られると完全に跡形が消えて、数人程度の踏み跡だけが続くようになってくる。 | |
09:54 - 09:58 |
程なく道路を埋め尽くすように積雪量が増えて20p程になってくるので自然に踏み跡を選んで足を運ぶようになるが、右手に若宮神社が姿を現す頃にはシッカリと足首まで雪に埋没するようになる。 ここからは若宮峠から一ノ峰を経由するルートを登ってみては・・・と考えて登山道を確かめてみるが、まったく未知のルートでトレースもないので予定通りのルートを歩く事にする。 |
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10:05 - 10:17 | 足元に拡がる雪の量も25p程の深さになる頃、バス停から1時間20分/標高差330m程の屏風岩公苑(ca.750m)に着いたところでトイレ休憩を挟む予定だったが残念な事にトイレは冬季使用禁止(2月末まで)となっているのでカメラ休憩に切り替える。 | |
10:19 |
白一色の公苑内を踏み跡頼りに西へ移動するが、踏み跡が無ければ何処が通り道なのか全く判らないところだ。 やがて屏風岩西端に位置する住塚山への取付ポイントに到着するが、ウッカリ踏み跡を外すとボソッと膝まで埋まってしまうので中々気が抜けない。 |
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10:28 - 10:30 | いよいよ登山道に足を進める事になるが、雪の上には僅かながらトレースが刻まれているので初めての雪道でも迷うことなく辿る事が出来そうなので同行メンバーにも不安はなさそうだ。 | |
10:49 | 今までの明るい視界も植林の間を伝い登る事で一気に鬱蒼とした急斜面をジグザグに付けられた足跡に案内されて伝う事になる。 | |
10:56 | 急坂に付けられたトレースだが雪の状態は良好でアイゼンを装着する必要もないので、ひたすら足元に集中しながら25分も足を運び上げていると目の前に鞍部を示す道標が見えてくる。 | |
10:57 - 11:00 | 登り着いた鞍部は尾根伝いのルートが左右に通っていて、道標には「←住塚山・国見山・室生寺/長野→」の文字が読み取れるので少し足を休めて左への稜線を伝う事になるが、予想外の雪に驚かされたもののここまでの所要時間はほぼ予定通りなので一安心。 | |
11:01 | 鞍部からも踏み跡はハッキリと左の尾根筋に付けられているので初めての雪道ルートでも心強い。 | |
11:45 | 暫くは細い尾根筋を伝う事になるので雪庇を踏み抜かないように注意しながら忠実に踏み跡を拾い伝って、小さなピークを乗り越えるがウッカリ踏み跡を外す度に膝まで埋まって思い通りに進むことが出来ないのがもどかしい。 | |
11:55 - 12:24 |
鞍部から予想外のツボ足を強いられてやっとの事で無風状態の住塚山(1009m)のピークを踏む事が出来たが、思いがけなく30分も余計に時間が掛かってしまった。 上空に拡がる重そうな雲で視界は良好とはいえないが、それでも特異な山容が大きく拡がる室生火山群をユックリ眺めてから |
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穏やかな薄陽を受けながらの昼食タイムとなるが往路のバスも含めてこの山頂でも完全な貸し切り状態を満喫する事になる。 | ||
12:27 | 食後は一旦ゼニヤタワまで下った後国見山を登り返す計画だが、ここまで案内してくれた踏み跡も引き返したようで完全にトレースはなくなって、初めての山でしかも雪のためまったくルートが見えないハンデと既に30分も予定より遅れている事を加味すれば縦走を断念するのがベターだろうという事になり、残念ながら敗退する事を提案したところ同意を戴く事が出来たので後ろ髪を曳かれながら引き返す事にする。 | |
12:41 | 往路では感じなかったのだが意外な程の急斜面が続くのでアイゼンを装着するか思案するところだが、雪質が良いので自身はアイゼンなしで下る事にしてメンバーを視野に入れながら最後尾を伝い下る。 | |
12:51 | 往路で見慣れた小さなピークを乗り越えると25分程で分岐のある鞍部が目に入り | |
12:56 - 13:00 |
往路では気がつかなかった程広い鞍部に着く事になる。 折角だから踏み跡のない尾根筋を伝って一ノ峰にも立ち寄ってみようかとの誘惑を受けるが、踏み跡のない切り立った岩尾根を伝う事になるので雪に隠れた危険を考慮して今回はこのまま往路を下る事にするが |
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13:17 | 今日最後となる激下りの樹林帯も僅か15分少々というあっけない程短時間で標高差150m程を伝い下って、登山口のある屏風岩公苑の外れに無事下山となる。 | |
13:25 - 13:38 |
ここまで来ると屏風岩公苑でノンビリと行きたいところだが、冷えた身体と体調も少し思わしくない事もあるので少し暖をとれる店などを探して見ようという事になった。 一面に雪が敷き詰められた広い雪原を横切って |
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13:52 | 雪解けの舗装路で転倒しないよう足運びに注意してスタート地点の曾爾長野バス停に着くが、次のバスまでにはタップリ2時間以上の間隔がある事を確認して暖をとれる店を探しながら歩く事にするが、今回の山歩きはここがゴールとしておく。 | |
14:30 |
《エピローグ》 メンバーが店を探してくれている間を利用して私は村役場に立ち寄り、職員の方に適当な店の情報を教えて戴いた後 |
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14:48 - 15:07 |
以前に歩いた時の風景が気になったので漆部(ぬるべ)橋を越えて県道バイパスまで往復して麓から望む絶景をカメラに納める。 その後役場まで戻ると丁度店を探していたメンバーが戻ってきたので合流して、改めて役場で入手した店情報を頼りにバス道を名張方向に辿ってみる。 |
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15:14 | 横輪集落の外れまで来ると県道バイパスと合流するところで役場で入手した民宿2・7(ツーセブン)のある新嶽見橋に着くが、期待していたこの店も13時過ぎで営業終了という事でガックリ!。 | |
15:25 - 15:38 | せっかくなので橋を渡ったところにある日当たりの良い公園でカメラ休憩として迫力ある鎧・兜を間近から望む事にするが、やがて陽も翳って雪が舞う雰囲気に変わってきたのでバス待ちを兼ねて太良路まで歩こうという事に決定したので、さらにバス道に足を進めてみると | |
16:23 |
役場からノンビリとバス道を歩き初めて凡そ1時間30分で見覚えのある太良路バス停に着いた。 停留所の向かいに小さな店が空いているので入らせて戴いて、思い思いに暖を取りながらお店の方と雑談を交わしているうちに17時06分発の三重交通バス・名張駅前行きが到着。乗り込むと復路でも貸し切りのバスにゆったりと座る事が出来、最後のお楽しみは勿論賑やかな反省会での締め括りである。 同行戴いた摩耶山さん歩さんのレポも是非ご覧になって下さい。 |