有馬四十八滝 〜 六甲最高峰(931m) 〜 ガーデンテラス
コース概念図 コース断面図
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2013年08月17日 (土曜日)晴れ メンバー:5名
歩行距離 9.7q/歩行時間 6時間32分 (休憩時間 1時間03分) 所要時間 7時間35分
《レポート画像》
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到着 - 出発 《ルートポイントのあらまし》
10:02 圏外遠征への最終トレーニングとしてヒゲさんの企画により有馬四十八滝を巡る事になり、予定通り高速バスで有馬温泉バス停に着いてのスタートとなるが既に手元の温度計は29℃を示しているので、今回も辛いトレーニングになりそうだ。
10:06 相変わらず行き交う人で混雑する温泉街のメイン通りを伝い、すぐに金の湯を左手に見るがこの時間は流石に出入り客も少なく
10:16 車の流れも比較的少ないので日陰を選びながら鼓ヶ滝公園への道を辿ると
10:19 バス停から10分程で鼓ヶ滝公園に続く有明橋を過ぎて
10:22 - 10:25 2〜3分で滝見茶屋の前を流れる滝川に懸かる最初の滝鼓ヶ滝(落差10m)に着くので、まずはマイナスイオンをタップリ浴びながら涼む事にする
10:29 鼓ヶ滝のすぐ上流に夫婦滝があるがそこまでの渓谷遡行が最も悪場であり、それを越えれば一人滝〜喜衛門ノ滝と穏やかな岩場が続く事を説明した後、ケンさんを先頭に鼓ヶ滝右岸の垂直な岩壁に付けられた鉄梯子を順次落ち口まで登り着く
10:31 - 10:35 右にクランク状に折れて二条に判れて落ちる二番目の夫婦滝が目に入るが、左右の岸はどちらも垂直な岩壁に遮られて容易には辿れないので
10:33 ここは飛び石伝いに一旦左岸をヘツル事になり、小さな足掛かりを頼りに付けられたクサリの助けを借りて岩壁を回り込んで小さな砂地に渡る
10:38 - 10:43 再び右岸に渡って岩壁をヘツル事になるが、夫婦滝右岸への徒渉に手頃な石を置く必要があるので先鋒のケンさんは足場を確保して早速右岸に取り付いて余裕のポーズで後続を待っている

しかし左岸のヘツリで足場に不安を感じて立ち往生しているメンバーがいるので遡行を断念して引き返す事になり

11:23 鼓ヶ滝の右岸を降りて予定外の紅葉谷道まで戻って、崩落の復旧工事中の湯槽谷出合を左に採って紅葉谷への道に足を進める
11:25 道はすぐ石段を登り白石砂防堰堤に着き
11:26 - 11:28 堰堤左岸を捲き通るところで滑滝への薄い踏み跡があるようだが今回は左に見送り立ち寄らない事にする

※この滝をスキップすることで「夫婦滝・一人滝・喜衛門ノ滝・滑滝」の4瀑が予定から外れてしまった

11:37 湯槽谷分岐から10分程で紅葉谷と白石谷の合流している紅葉谷出合に着き、今下ってこられたと思われる二人のハイカーとすれ違い軽く挨拶を交わしていよいよ紅葉谷道へ足を進めると
11:39 2分で←白石谷(熟練者向け・危険な岩場あり)と書かれた道標が打たれた白石谷への分岐に到着する

結果としてこの谷を遡行するのだが、今は一旦紅葉谷道を辿って3瀑を巡る予定なので右への石段を伝い登る

11:45 右足下に紅葉谷のせせらぎを聴きながら山腹道を捲き伝うと
11:45 白石谷出合から10分程で七曲り滝分岐に着くのでここを右に岐れ、
12:00 さらに山側に迂回するルートを通って足下に蟇滝を見ながら岩ガレの散乱する沢に降り
12:01 水流の少ない沢を50mも遡ると右手の岩陰から落差30mの七曲滝が突然姿を見せる

静かで日陰も多いのでこの滝を見上げながら昼食タイムを楽しむ事とする この時の気温は26℃

12:05 - 12:30 食事を楽しんでいると我々より高齢と思しき単独行の男性が滝に到着されて少し離れたスペースを確保して昼食を摂られるようだ

食事を終えたところで改めて静かに伝い落ちる七曲滝を見やって食後のスタートを切る

12:59 予定では蟇滝の上流で流れ込む蟇谷を遡って落差12mの蜘蛛滝にも立ち寄る事になっていたのだがメンバーの気が進まない様子なので、スキップして帰路は谷側のルートを伝って七曲り滝分岐まで戻る事にした

谷側のルートは崩落もあって少し通りにくいところもあるが山側の迂回ルートより遙かに近道で、往路と同じように山側ルートを戻ったメンバーを2分近く待つ形になって紅葉谷道に足を進める

13:00 分岐から10分少々で百間滝への分岐に着くので紅葉谷道から離れて左への道を採り、小さな尾根を越えて白石谷の支流となる百間滝谷に下り着くと
13:15 小さな私製道標に迎えられ、右手に厳冬期の朝には氷瀑を楽しむ人達で賑わう落差30mの百間滝が目に付く

また、ここは丁度二俣になっていて左の似位谷を50m程辿ると右手にやはり落差30mの似位滝を見る事が出来るがいずれも水量が乏しくて迫力には欠ける

13:27 似位谷は遡行できないので二俣まで戻って百間滝谷を下流方向に伝う事になり、殆ど水流の見えない小さな無名滝(落差2m)を直接伝い下ると
13:29 すぐ落差2mの屏風滝が小さなゴルジュの中を落ちているが、右手の岩肌に捲き道が付けられているので直接沢身を下るケンさんを上から眺めるつもりで我々は右岸を高捲く事にしたが
13:30 岩角に遮られたりして計算通りにケンさんの姿をとらえる事が出来ないまま
13:32 ゴルジュを越えたところで合流してしまうが、ケンさんも同じように考えて下から写そうとしたが結局ダメだったそうで狙いが同じだったことが判って思わず苦笑い・・・
13:37 ゴルジュから5分も掛からずに広い百間滝谷出合に出たところで、地形の説明をしてここから白石谷を遡行する旨メンバーに理解して貰うが、七曲滝からずっと一緒だった単独の先輩から「初めてのコースなので一緒に歩かせて貰っても良ろしいか?」と訪ねられる

勿論こちらには拒否する理由もないのでご一緒する事にして

13:41 まずはこの日七番目となる白石滝(7段・10m)を近くから見る事にするが、倒木に邪魔されて以前に見た時の優雅な姿とは似て非なる滝相を目に納めた後、コースも安全を優先して迂回ルートを高捲く事にしたが
13:46 迂回ルートにも崩落箇所の通過があるのであまり安全とはいえそうにないが、ともかく全員が無事に通過して白石谷第四堰堤に着くので
13:50 堰堤を越えたところで無数の倒木が横たわる沢筋まで下る
14:00 10分程で無名滝(2m)を捲く事になるが、ここにも無惨な姿を見せる倒木に気を取られて滝を通過している事に気づいたメンバーはいないようだ
14:06 さらに左岸を伝うと崖上から滑り落ちた樹木に完全に進路を塞がれるが、よく見ると枝の一部が切り払われて潜り抜ける事が出来る事が判って一安心・・・・も束の間、最後尾を歩いていたイナさんが沢沿いの丸木を踏んで転倒

幸い怪我は無かったようで不幸中の幸いだが、左半身は水に浸かってグッショリのまま自然乾燥に委ねる事になった

14:15 - 14:18 チョットしたハプニングはあったが、やがて潜り抜けた倒木から10分でこの谷の核心部である白龍滝(3段・15m)に到着したところで休憩を兼ねて思い思いのカメラタイムを挟む
本来なら白龍が天に昇るように見えるという美しい滝も散乱する倒木に影響されて全く違った滝に見える
14:24 この谷は直登ルートがないので一旦右の支谷を20m程詰めて、左のザレた岩場に垂らされた虎ロープを目標によじ登ると滝の落ち口を見下ろす捲き道にでる
14:36 しかし白石谷左岸を伝う細い踏み跡も倒木に遮断されているのでここでも潜り抜け無ければならず、程なく足下に大安相滝(3段・7m)を見る事になるが沢伝いのルートも倒木で通行が困難なようなので沢に降りずに捲き道から見やる
14:57 荒れた踏み跡を辿ると二俣に着くが、どちらを採っても巨大な堰堤を乗り越えなければならないので今回は滝巡りという事もあって右に岐れる小安相谷へ足を進める
15:07 目の前に立ち塞がる白石谷第六堰堤を右手左岸の激斜面をよじ登って、一旦倒木を跨いだり潜ったりして谷芯を横切り道標に従って白石谷方向への急尾根に取り付く
15:28 二俣から15分程で緩やかな道に変わるとササ原を水平に伝うようになり10分程で吉高神社近くの魚屋道に飛び出す
15:35 ここまで来ると実質的な山歩きは終わったのと同等なので、少しでも早く冷たい飲み物を喉に流し込みたくなったのでやや急ぎ足で一軒茶屋に飛び込んで至福の一時を過ごすが
15:59 ここまでご一緒だった単独の先輩と別れた後、平坦な山頂部が拡がる六甲最高峰(931.3m)に立ち寄って一等三角点(点名:六甲山 標高:931.25m)をソッと踏む
17:16 ここからは縦走路を1時間かけて西に伝い、展望が大きく開けたガーデンテラスまで歩いたところで今回の山歩きは無事終了
17:37 残りの行程は六甲山上バスと六甲ケーブルを利用して阪急六甲駅まで下り、お気に入りの篠原温泉でサッパリと汗を流して駅前の焼鳥屋さんで恒例の反省会・・・・

いよいよ雨飾山への遠征が一週間後に迫って来た

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