観音堂登山口 〜 向山連山(591.0m) 〜 藤ノ目林道
コース概念図 コース断面図
↑「地図」上の○印をクリックするとその位置の画像を表示します。
2012年11月28日 (水曜日)晴れ メンバー:6名
歩行距離 9.0q/歩行時間 4時間39分 (休憩時間 0時間35分) 所要時間 5時間14分
《レポート画像》
↓クリックで画像が拡大します。
到着 - 出発 《ルートポイントのあらまし》
10:02 通勤通学で賑わう大阪駅を7時54分に出る福知山線の普通列車で篠山口に着き、9時27分の福知山行きに乗り継いで2時間で着く予定だったが線路内立ち入りがあったとかで5分遅れで集合場所の石生(いそう)駅に降り着き
10:09 改札を出て今日のゲストを含むメンバー6名が全員揃ったところで軽く自己紹介の後駅前を東に向かう
10:11 石生駅前を東に進み国道176号に突き当たっとところで右折して南に伝い
10:12 100m程進んだ辻を左折して
10:13 再び東に伸びる里道に足を進めると
10:23 右手(=南側)に千代田池が見えるところに中央分水界の案内板が建てられているので、俄勉強で分水界について学習をする

※中央分水界とは日本列島の背骨に当たる中央分水嶺の線上に位置し、高谷川の流れが二手に岐れて一方が日本海へもう一方が太平洋に注ぐ平地の分水点の事で、石生の分水界は標高100m程で日本一低い分水界だと説明されている

10:27 - 10:30 さらに東に足を進めると水分れ(みわかれ)公園があるので、現実に分水界を確かめてみると確かに川の流れが左右に岐れている事に自然の摂理に感心させられる
10:32 少し賢くなった気分でいそべ神社に立ち寄って、今日の山行の無事をお願いして登山口に向かうが予定していた時刻より30分程度遅れてしまったようだ
10:36 辿って来た道を戻るように山沿いを西へ伝うと民家前で登山口への分岐に着くので
10:36 分岐点の電柱横に付けられた道標に案内されてここを右折して北東方向に進むと
10:37 7〜80m程で次の分岐に着くので右手の灌木に隠れるように付けられた道標の案内で右に伝う
10:38 静かに佇む観音堂に見送られて
10:39 観音堂登山口から細い50cm幅の山道に取り付く事になるが、足元に建てられた小さな注意書きには 向山連山は全て私有地です。所有者のご理解で登山道はできています。草木等は持ち出し禁止です。 と書かれているので、山主さんの善意に感謝して傾斜面に足を進める
10:40 すぐに現れる鹿除けのネットを通り抜けると
10:47 尾根筋の急登が始まるが
11:01 登り出すとすぐに息が上がり出すので立ち休憩を挟んでいる内に、先行するメンバーとの間隔が徐々に広がってしまう
11:04 登山口の観音堂から25分程で平坦な尾根尻に登り着くと、昭和33年に偶然発見されたという滝山古墳の標識が出迎えてくれるので少し足を休めるが
11:06 4〜5m奥には二ノ山(298m)の山名板が見えるので、二ノ山は滝山とも呼ばれていたようだ
11:06 向山登山道をさらに辿ると最初は緩やかな尾根道から、再び急登に変わって雑木の中を伝い登るが
11:16 南に伸びる枝尾根との交点まで登ると緩斜面になるところで谷中(こくちゅう)分水界起点の標識に迎えられる
11:23 心持ち緩やかになった尾根筋を伝うと平坦になった登山道の右手に道標と見晴らしの良さそうな岩場が目に付くので足を進めると
11:24 - 11:26 予想通り岩座展望所の標識と展望の開けた巨岩が姿を現すので、岩の上から麓に広がる柏原の町並みを眺めて少し足を休める

計画では観音堂登山口から45分と想定していたのだが凡そ1時間を要した事になり、最後尾を歩く私のペースが少し遅かったようだが、ここまで登ればほとんど標高差がないので、後は小さな起伏を何度か繰り返す事になる

11:34 緩やかに10分程伝うとほとんど見晴らしのない三ノ山(470m)を踏む事になるが、文字通り見晴らしも期待できないので給水休憩だけで通過すると
11:40 前方に見える四ノ山を左手から大きく捲いて亜炭の露岩帯に開けた亜炭展望所に着く
ここからの眺望は樹木に遮られてあまり期待できない
11:50 稜線を一旦北側に回り込んで少しの急坂を登り切ると四ノ山(511m)の頂上で、シーズンには絶滅危惧種に指定されているヒカゲツツジの群生を鑑賞するハイカーで賑わうのだろうが今の季節は貸し切り状態だ
12:00 一旦鞍部まで50m程下る事になるが疎らな樹林の稜線を伝うとこんもりとした岩場が視界に入るので、
12:00 この松の台展望所に立ち寄ってみると北方向に広がる春日町の町並みが見える
12:02 - 12:24 眺望を楽しんだ後は、そろそろ昼食タイムなので鞍部で風を避けて思い思いに至福の一時を過ごす事にする
12:26 食後はやや狭くなった尾根筋を伝うきつい登り坂が待ち構えているが、中途半端に休めた直後の足にとっては相当辛く感じて強烈な怠さに襲われるが
12:37 なんとか10分程で深坂(みさか)北峰(521m)の山頂に着く頃には足も慣れてきて幾分楽になるので、展望に恵まれない山頂を踏むだけで先に進む事になる
12:41 ほとんど平坦な稜線を伝うとツツジヶ丘展望所だが眺望を楽しむには少し視界が狭く視認で済ませ
12:46 - 12:49 小さな起伏を過ぎると三等三角点(点名:向山 標高:569.0m)の打たれた向山(569m)に着くので、木の間越しの展望を少し楽しむ

ここの通過時刻がほぼ計画通りのなので前半の遅れを取り戻した計算になる

12:52 さらに2〜3分小さく下った鞍部に向山平展望所があるがあまり展望は期待できないので通過して
13:03 小さな起伏を繰り返しながら緩やかに登ると15分程で連山の最高峰である五ノ山(591m)着くが、ここまできても相変わらずハイカーに出逢う事がないので静かな山歩きを楽しめるのはありがたい
13:13 最高峰を過ぎると後は下るのみで50m程の急な岩尾根下りが終わると鞍部に着くので
13:15 - 13:20 岩陵を少し登り返して小さな岩峰に着く
松の木に取り付けられた名標が蛙子(がえるご)展望所だと教えてくれるので今日最後となる展望を楽しみ
13:27 南東へ5〜6分伝うと展望のない蛙子峰(562m)に着く

ここで改めて通過時刻を確かめると計画より20分早く歩いた事になるので、少しペースを落とす事にするが

13:29 5分も歩かない内に珪石(けいせき)山〜清水山への分岐を右に見やって譲葉山方向への分水界の径に足を進める事になると
13:39 周回コースから外れるので踏み後も幾分薄くなるが、カサカサと鳴る落ち葉を踏みしめて伝う事になるのでご機嫌な尾根コースが10分程続く
13:40 やがて小さな道標が打たれた野村峠(藤の目坂)に迎えられると左:野村/直進:譲葉山/右の東奥の案内に従って右への不明瞭な谷筋に足を進める
13:43 前半は広々とした谷筋を緩やかに下る快適なコースだが徐々に荒れた谷相に変わってくる
14:02 落ち葉に隠れた小石や枯れ枝に足元を掬われて2〜3度尻餅を突いたり転倒して、少しズボンを汚す事になるがダメージを受ける程ではないので少しペースを落とすだけで沢身に絡みながら高度を下げると
14:18 分岐から20分程で無事藤の目林道終点に飛び出す
降り立った地点を地形図で確認すると概ねCa.270mの付近に着いたと判断する
14:40 林道を道なりに辿ると20分少々で藤の目池に着くので先程の判断は正しかったようだが、谷道で少しペースを落とし過ぎたようで池畔の通過はほぼ計画通りに戻ってしまったが
14:57 後は慌てる事もないので予定通り柏原藩陣屋跡に立ち寄るが、もう少し面影を残しておいて欲しかったのだがあまりにも整備が行き届き過ぎて情緒が感じられないのが残念・・・・
15:03 電車の時間にはまだまだ間があるので、続いて木の根橋にも寄ってみようという事でちょうど小学校の下校時間にぶつかり、「コンニチワ」と元気な声で挨拶してくれる小学生と簡単な会話を交わしていると大ケヤキの巨樹に到着
15:05 推定樹齢:1000年と説明されている大ケヤキは、兵庫県指定天然記念物(S45年3月30日指定)で幹周:6m、樹高:22mで、何故か根だけが幅8mの奥村川を跨いでいるため木の根橋と呼ばれて親しまれているそうだが、実際に見てみるとなるほどと納得させられる
15:23 城下町の面影を残している町並みに癒されて今回のゴールである柏原(かいばら)駅に辿り着くが、次の電車が出る16時28分には1時間以上の待ち時間があるので駅前のレストランでプチ反省会を兼ねて時間を過ごした後、宝塚まで移動してナチュールスパ宝塚で汗を流し、反省会で締め括る
ページの先頭へ