行者道 〜 伯耆大山(1729.0m) 〜 夏山道
コース概念図 コース断面図
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2012年11月22日 (木曜日)薄曇り メンバー:5名
歩行距離 6.0q/歩行時間 4時間42分 (休憩時間 0時間41分) 所要時間 5時間23分
《レポート画像》
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到着 - 出発 《ルートポイントのあらまし》
10:12 今年3月の那岐山に続いて圏外遠征(西日本)トレックのお声掛けでメンバーの運転する車に便乗させて戴き、上郡の提案メンバー宅に前泊させて戴いた後登山口となる大山寺・霊宝閣前駐車スペースに車を止めて準備が整ったところで、計画を凡そ40分遅れてのスタート 天候は薄曇り
10:25 正面に見える大山寺山門への緩やかな登り坂を辿るが、
10:32 登山口へのアプローチに戸惑って更に10分遅れてやっと石畳の参道に足を踏み入れ、左に寂静山への分岐を見送る
10:38 別名御幸参道とも呼ばれる大神山神社・奥宮への参道は、約400mにわたって自然石が敷かれた「日本一長い石畳の参道」と書かれた看板を掲げる大山の象徴とか・・・
右に吉持地蔵の掘られた巨石に見送られて足を進めると
10:46 右に金門への分岐が現れ、分岐に建てられた公設道標には←大山寺 470mと書かれているが裏面には大山寺 490mと、何故か裏表に書かれた案内距離に僅か20mだが差異があるのがお役所仕事で面白い
10:51 そのまま石畳の参道を辿り大神山神社の鳥居を潜って境内に進むと大神山神社・奥の宮が静かな佇まいで迎えてくれるので、山歩きの無事をお願いして
11:04 奥宮の裏手から山道を伝うと5分程で左に宝珠越・ユートピアコースへの分岐を見やって行者コースを辿るが
11:05 分岐から10mも進むと進路を塞いでいる倒木が現れるので捲き通る

ここまで計画タイムより10分遅れで、トータル50分の遅れとなり山頂はあきらめることになる

11:22 やがてきれいに整備された木の階段を上下する頃になると
11:29 奥宮から30分程で右手木の間越しに雪を飾り付けた大山北壁が姿を現す陽になる
11:33 北壁を遮るように大堰堤が見え出すと左手の宝珠山中腹に付けられた治山道路を通る工事用車両の排気音が耳につきだし、大堰堤の右岸を捲き上がる丸木階段に着く

遅れはさらに拡がり、1時間の大台に入るので夏山道との合流点を取りあえず目指すことになる

11:40 階段を登ると標高1000m地点に造られた大堰堤右岸を通る広い治山道路に飛び出すので、少し足を休めながら堰堤上を左岸に伝い渡り
11:44 - 11:51 堰堤上の治山道路を左岸に辿って少し休憩を採って護岸工事中の行者谷横から行者コースに取り付く事になるが、3月の那岐山トレック以来全く歩く機会のなかったメンバーが3人もいるので何処まで登れるか不安だが、2時になれば必ず下山に取り掛かることを絶対条件として全員の了解を確認して
12:13 急斜面に刻まれたジグザグの登山道に取り付く
案の定途中で何度も立ち休憩を挟みながら25分程掛かって1100m地点を過ぎて、1130mの尾根尻まで登り着くと
12:18 樹林の切れ目から標高1516mの三鈷峰が姿を見せる
ここからは今では踏むことのできない西日本第三の高峰・剣ヶ峰(1729m)までのパノラマが目の前に雄大な拡がりを見せてくれる

往路のコースに行者道を設定した事が大正解だったと自画自賛する

12:49 - 12:55 圧倒的な岩陵に一瞬疲れも忘れるが、尾根尻から続く急な丸木階段に再び疲れを引き戻されて足の運びも鈍くなるので、やっとの思いで1200m地点を通過するのに30分も掛かってしまったので小刻みに休憩を挟むが
13:08 夏山道との合流地点が目に入るとユートピアコースと三鈷峰の岩峰、暗部に建つユートピア避難小屋がクッキリとした姿を見せてくれる
13:09 - 13:12 ユックリ絶景を楽しんで夏山道との合流点行者谷岐れに着くが、懸念していたとおり3名はここから下山する事になりメンバーは上下に分かれる事で話は決まるが
13:21 いずれにしても2時までに山頂に登り着くのは無理なので、取りあえずヒゲさんと六合目まで登って見る事とするが1300m地点を過ぎると先日降った初雪が解けずに残っているので、残雪が固まって滑りやすいバーン状になった階段を慎重に伝い登る事になる
13:35 - 13:55 合流点から20分程で遮る樹木がなく見晴らしのよい広場に着くが、ここが避難小屋の建てられた六合目でベンチも置かれているので眼前に広がるパノラマをオカズに遅い昼食タイムとする
14:03 もう少し上まで登って見たいところだが約束の2時になるのを契機に足元に注意しながらバーン状の階段を下り始めると、程なく往路で通過した1300m地点を通り返し
14:08 5分で往路で登り着いた行者谷岐れを、今度は右手に行者道を見やって夏山道を伝い下る事になる
14:12 少し雪の残る急な階段を5分程下ると山ノ神が祀られた五合目の小広い台地を通り過ぎ
14:17 完全に雪が消えた階段道を5分も伝い下ると1200m地点の標柱の見送りを受ける
14:27 少し露岩の飛び出して荒れたところもあるが、全般的に整備の行き届いた階段は10分程で1100m地点に下り着くと
14:30 2〜3分で三合目を通過するが、考えてみると四合目の標柱にはお目にかかれなかった事に気がつくが見落としたのかも知れないと都合のよいように納得して
14:33 さらに3分で風雪に耐えて根が浮き上がっても倒れずに頑張った大木に励まされ
14:37 程なく1000m地点も快調に通り過ぎると
14:39 瞬く間に二合目に着くが、なんとこれから山頂を目指すと仰る単独の男性と擦れ違う
14:49 階段が途切れて緩やかな斜面になると900m地点を表す標柱に見送られ
14:51 2〜3分緩やかな階段を下ると一合目に着き
14:56 - 15:02 5分程で阿弥陀堂前の広場に着き、先に下ったメンバーと合流する
15:03 少し休憩した後、夏山登山口方向に50m程下ったところで右に折れて僧兵コースを辿り、
15:22 佐陀川を徒渉して大山寺本堂で往路に合流する
15:35 往路を忠実に伝って、無事霊宝閣前駐車所に到着したところで、今回の遠征トレッキングは終わった

16:04
《エピローグ》
この後は反省会場へ向かうのだが、せっかく大山まで出かけたので南壁のビューポイントである鍵掛峠まで車で移動して南壁の絶景に堪能した後、反省会場の皆生温泉いこい亭・菊萬で大いに盛り上がるが、湿りがちな年寄りの会話を絶妙の接待術でサポートしてくれた部屋係のじゅん子さんによれば、この宿は風呂良し、食事良しが売りとの事だが私の感触ではさらにお姐さんも芳しだった
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