道畦谷南尾根 〜 荒地山〜七兵衛山(549.0m) 〜 八幡谷
コース概念図 コース断面図
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2012年10月13日 (土曜日)晴れ メンバー:3名
歩行距離 9.8q/歩行時間 5時間01分 (休憩時間 0時間43分) 所要時間 5時間44分
《レポート画像》
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到着 - 出発 《ルートポイントのあらまし》
09:02 - 09:20 爽快な天候に恵まれた事で20分早く集合場所の阪急芦屋川駅に着いたが、さすが行楽シーズンで晴れの土曜日と言う事もあって駅前広場は多くのハイカーで溢れかえっている
すぐ傍で声高に話をされている女性パーティーはロックガーデンから有馬温泉まで歩かれるようだが、地図を準備されていないようで駅前の案内図を指で辿りながら首を傾げられている
生憎案内図には有馬温泉へ続く魚屋道は描かれていないので当惑されているようだ 現在の気温は25℃
09:24 色んな思惑を抱いて次々に駅前広場から高座ノ滝を目指す幾つかの集団を見送った後、次の電車からのハイカーが吐き出される前に我々もノンビリと人気のなくなった芦屋川右岸沿いの道を伝い大僧橋を渡る
09:29 程なく前方に形の良い鷹尾山(城山)が姿を現すと高座の滝との分岐に着くので、ナマズ石へ続く右への分岐に足を進める

※2013年5月以後、右岸道へは城山登山口から迂回が必要です

09:35 やがて舗装路の終点にある芦屋動物霊園前に張られた車止めのクサリを越えて、さらに芦屋川沿いを伝うと右手に城山堰堤が木の間越しに見えだして左手(右岸)を捲く石詰み階段に足を進める
09:43 階段が終わると緩やかに登る地道に変わり、鷹尾山の東麓を横切るように雑木を縫って北へ伝うと木製の手造りベンチが迎えてくれるが、休憩にはまだ早いので通り過ぎる
09:53 静かな山道を辿ると駅前での喧噪が嘘のように感じるが、それだけロックガーデンがメジャーでこちらがマイナーだと納得することになる
10分程で頭上を工事用の索道が横断しているので簡易アーケードが造られているのを潜り抜けて
09:56 快適な雑木帯をさらに2〜3分で落石注意の刻印が押された大石の見送りをうける
10:04 10分程足を進めると左手にビニール管を伝って落ちる陽明水に着くが、今日は珍しく水が流れているようで初めて出逢う単独の男性と挨拶を交わすと「道畦谷北尾根を歩く予定」だとか・・・・
10:11 数分でロープが張られて右側の崩落した急斜面を横切ると
10:15 - 10:17 2〜3分で今回最初の分岐となる宝泉水につく
右へ少し下り気味に伝うナマズ石方面を見やって左の支尾根への急坂に取り付く
10:16 支尾根を越えると再び谷筋へ降りるが、この谷が道畦谷で先人の判りにくいレポと南尾根の呼称から判断して左手(南側)の尾根が目指す尾根だろう
左の尾根への踏み跡を探して取り付く事になるが、どうもレポで紹介されている様子とはかけ離れている

※帰宅後に地形図で詳細を調べてみると、レポで紹介されている「道畦谷南尾根」というのはどうやら二股に分かれた左俣の東側に突き上げる尾根の事で、正しくは道畦谷左俣東尾根と呼ぶべきだろう

10:20 尾根への薄い踏み跡は先人達のレポとは全く違うルートだと確信した時には既に尾根尻直近まで登ってからだったので、このままヤブ道を突っ切る事にするが踏み跡も徐々に怪しくなり蜘蛛の巣やトゲのある草木に歓迎されるが、たった1カ所樹木の切れ目からこの後辿る荒地山の姿を見上げる事の出来る岩場に立ち束の間の展望を楽しむ

※予定では岩梯子の上部にある新七右衛門ー近くに登り着く予定だったのだが、宝泉水から大きく南下してしまったようだ

10:24 その後も全く展望に恵まれる事がないままヤブ尾根を伝うと、陽明水付近から登ってきた尾根道に合流して程なく城山から続く道畦尾根道に飛び出す
途端に数組のハイカーが視界に入り、今日が行楽シーズンの土曜日である事を再認識させられる
10:50 - 10:51 明るい尾根道を岩梯子に向かわれるハイカーに混じって少し足を進めると、眺望の開けた送電鉄塔(新神戸線#44)に着く
鉄塔横の展望岩では秋晴れの絶景を楽しむ数人のハイカーが寛いでおられるのを見やり
10:53 一旦鞍部に降りて奥高座への分岐を左に見送ると前方の岩梯子周辺で通過の順番を待つハイカーが目に付き出す
11:07 やがて岩梯子に着くと10人近くの若者や山ガールが順番を待っているようなので、一度も登った事のないケンさんを見送ってヒゲさんと私は迂回ルートを先回りして
11:15 - 11:17 一足早く展望の良いテーブル岩に登り、秋空の下に広がる芦屋の街並みと静かな水面を見せる大阪湾の眺望を一眺めする
11:20 - 11:24 もう一度岩場に目を戻すと、岩梯子をクリアして新七右衛門ーを潜り抜けるケンさんが満足げな表情で順番を待っているところのようだ
11:33 やがて無事に岩潜りを楽しんだケンさんと合流して、最後の岩場を手造りの梯子でクリアすると平坦な山道を伝って荒地山の頂上(549m)に着くが、2〜30人のハイカーで埋め尽くされているのでさっさと通り過ぎて
11:58 - 12:25 西隣のなかみ山南西部まで歩いて見晴らしの開けた岩場を借り切っての昼食タイムとする
12:36 食後は多くの人に歩かれてすっかりU字状に抉れてしまった太陽と緑の道まで下って何組かの山ガールとすれ違うが、ここでもやはり「今から有馬温泉に行きたいんだけど、どれくらい掛かりますか? 道は判り易いですか?」とのお問い合わせを受ける事になる
取りあえず「山頂まで2時間、有馬温泉までさらに1時間30分 道は道標が完備しているから大丈夫でしょう」とお答えするが皆さんは地図もコンパスも用意されていないようで、まるで遭難志願者では・・・と勘ぐりたくなる

※遊園地に出かけるような気分で山を闊歩されるのは、マスコミの功罪も含めてじっくり考え直してほしいものだ

12:41 ウンザリする程多くの人とすれ違い、やっとの事で七兵衛山への分岐に着いたところで一息入れていると3人組の山ガールが来られて、やはり有馬温泉への行程を聞かれるので同じようにお答えするが「今から3時間半も掛かれば5時前になってしまうから、今日は止めよう」と、予定を変更されるが風吹岩が混んでいたため昼食はまだのようで、「近くで食事出来そうな場所はありますか?」と聞かれるので「この先の横池なら、それほど混雑はしないのでは」とお答えして七兵衛山への道に足を進めると、かの3人組も「横池まで連れてって下さい」とご一緒される事に・・・
13:09 10分程で次の分岐に着いたところで「左へ進むと横池に出ますよ」とお伝えして我々は右への分岐に足を進め、人影の見えない静かな尾根筋を15分程伝うと七兵衛山への取り付きに着くので時間調整を兼ねて立ち寄ってみる事にする
13:10 左側のササ原と右側の灌木帯に挟まれた緩やかな道は
13:11 一旦尾根に乗った後尾根筋を5〜6分伝うと展望のない七兵衛山(464m)山頂を踏むが
13:17 - 13:19 展望の開けた南側にはベンチも付けられているが、7〜8人の女性パーティーが歓談されているので早々に山頂を辞す
13:27 穏やかな尾根道を10分程伝うと四ツ辻になった打越峠に着くので、予定通りここを左折して八幡谷へ下る事にする
13:52 よく踏まれたこの道は飛び出した露岩もあまり見あたらず、歩き易さにかけてはランキング上位に入るのではないだろうか・・・
などと考えながら膝へのダメージも心配いらないであろう気持ちの良い斜面を25分程下ると
13:53 山の神が祀られた八幡谷に着く
谷筋には深い歴史の香りがする祠も残されているが、日頃の不勉強の所為で謂われを知らないが独特の雰囲気が伝わって来るように感じるのは同行のメンバーも同じのようだ
14:07 暫くは幽玄の境地を味わいながら谷筋を10分程伝うと対岸にひっそりと佇むお籠もり堂が見えるので、この行場に興味を持ったケンさんが八幡滝を観るついでにお堂も一巡りすることに・・・・

※深い峡谷の様相を見せる八幡谷の右岸上部は切り立った断崖になっていて、岡本バットレスと呼ばれている

14:11 元の右岸道に戻って2〜3分も辿ると不思議な石仏?が両脇から見送ってくれるが、どう考えても不思議な石仏だ

※石仏の顔が見慣れた石仏とは異なり渡来人によるものではないかと思われるが、道端に建てられている姿にも首を傾げざるを得ない
何故なら、一体は道の中央方向を向きもう一体は道に沿って岡本方向を向いて建てられているからだ
色んなサイトを覗いてみてもこれらの答えが見あたらないので、また一つ消えない疑問が残ってしまいそうだ

14:23 - 14:28 峡谷が渓谷に変わると道は急な舗装道路に飛び出し、やがて岡本八幡神社に着くので立ち寄って山歩きの無事に謝意を込めて一礼して神社を後にする
15:04 後は予定通り阪神本線・青木駅の東250mにある幸福温泉でゆっくり汗を流してお定まりの反省会で仕上げを
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