岩間寺参道 〜 岩間山〜醍醐山(454.0m) 〜 上醍醐参道
コース概念図 コース断面図
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2012年07月11日 (水曜日)曇り一時霧雨 メンバー:4名
歩行距離 17.6q/歩行時間 5時間41分 (休憩時間 1時間10分) 所要時間 6時間51分
《レポート画像》
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到着 - 出発 《ルートポイントのあらまし》
10:00 既に他のメンバーが待機中のJR石山駅に着いて準備をしていると9時47分発の京阪バス(52系統)が入ってきたので早速乗り込む

滋賀大学の学生で満員のバスは運良く座席を確保することが出来て10分程、車窓の風景を楽しんで目的地の中千町で下車したところで岩間寺・奥宮神社の案内板に従って西方向へ足を進める

10:20 下を通る京滋バイパスを跨ぐ岩間橋を渡って高圧線を2回潜ると
10:34 右手に奥宮神社への入り口となる赤い鳥居を見やって南に曲がる苦手な舗装道路を登り伝うと、後方に三上山など琵琶湖の眺望が広がる
11:00 バス停をスタートして1時間で5〜6台の自動車が駐車している駐車場が左手に見え出すと
11:07 赤い幟で賑やかになる頃、舗装道から開放され岩間山正法寺(通称 岩間寺)に到着する
本来なら山門があるところだが剥き出しの仁王像に迎えられて境内に足を進めるが、信徒会館の前まで来ると受付の男性が「お参りですか?通り抜けですか?」と聞かれるので「通り抜けです」と答えて入山料300円は辞退する

※境内にはれっきとした東海自然歩道が通っているのに入山料とは釈然としないが、本当に“ぼけ封じ”の御利益があるのなら考え直す必要があるのかも……

11:15 左に大師堂、正面に不動堂と本殿を見て八大龍王堂前を抜けて東海自然歩道を奥宮神社へ伝う事にするが、境内にある芭蕉の池は「古池や蛙飛び込む……」の句が詠まれた場所だとか
11:19 境内を通り抜けて“琵琶湖一望”の展望台がある奥宮神社へ向かうがここで滋賀県大津市から京都府宇治市に変わり、日本一の桂の大樹群があるという桂谷を左下に見ながら岩間山の西面を北に辿ると
11:22 Y字状の分岐に着き、東海自然歩道は左の上醍醐方向に下るようだが今は右の奥宮神社を経由する予定なのでこの分岐を右に伝う事にする
11:24 道は広く明るい水平道で気持ちよい雑木の間を北へ伸びてゆく
11:32 - 11:37 再び分岐をやり過ごすと前方に奥宮神社の朱色の鳥居が見えてくる
すぐ右手には条件が良ければ竹生島まで見えると言われる展望台が見えるが景色は霞んでぼんやりとしか望めないので足を休める事にするが、予定では表参道を駐車場まで下るつもりだったコースを変更して先程の分岐まで戻って東海自然歩道を辿ることになったので
11:46 分岐まで戻り、改めて右方向に下る東海自然歩道に足を進める
12:04 下り初めは3m幅のなだらかな地道が続くが、程なく荒れて抉れた歩きにくい急坂に変わるのでこれでも東海自然歩道なのかと思うと同時に予定していた道だったらどうだったのかなと考えてみる
12:09 荒れた道を下り続けると、やがて樹木が途切れてのどかな東笠取・谷ノ奥集落の田畑と民家が見えてきて
12:11 東海自然歩道の道標が打たれた舗装道路に飛び出すので右手方向に辿る
12:36 少し急な坂道を笠取山の稜線近くまで辿ると左手に東笠取清瀧宮の鳥居が見えるので立ち寄って昼食を摂ることにする
12:37 - 13:15 鳥居を潜ると静かな杉木立に囲まれてひっそりと佇む清瀧宮を借り切ってノンビリと至福の一時を過ごす
13:17 食後は社殿奥の道から稜線の鞍部に出て三叉路を右へ下るが
13:29 舗装道路脇から宇治市の名木に指定されているやまもも(樹高:12m/樹周:2.4m/樹齢:250年)が右手から見送ってくれると、見晴らしの良い下り道から笠取小学校が見え出す
13:45 やがて西笠取(稲出集落)の三叉路に降り立つと東海自然歩道は左(=南)へ折り返すように分岐するのでウッカリと左に足を進めてしまい、350m程進んだところで間違いに気付いて分岐まで引き返す事になるが、今まで気になっていた雨がポツポツと顔に当たり出す
14:14 - 14:17 改めて分岐から北西方向に車に注意しながら川沿いの舗装路を辿ると左手に赤い鳥居と宇治市総合野外活動センター(アクトパル宇治)で遊ぶ賑やかな声を聞きながら、やがて黒出集落のある橋に着くので渡る

先程降りかけた雨はすっかり上がって、頭上の雲も薄明るい曇り空に戻っている

14:18 民家を横切るとすぐに山道になり、ここで宇治市から京都市伏見区に足を踏み入れることになる

舗装から地道に変わると上醍醐への取り付きで

14:19 せせらぎ沿いの少々し薄暗い道を辿って巡礼道を兼ねた裏参道を登る事になるが
14:30 やがて沢に架かる丸木橋を左岸に渡ると道は沢から離れて尾根を捲きながら高度を上げてゆくことになる

道脇には所々でNPOの手になる「西国古道」の案内標識が顔を見せる

14:33 - 14:35 今日一番の山道らしい急だが歩きやすい捲き道を15分程辿ると平坦な水平道に変わるので少し足を休める
14:39 再び登り始めると古く苔むした石垣や階段が続くようになり

隆盛を極めた往時には賑わったであろう趣のある僧坊跡が散見されて、山頂が近づいたことを教えられる

14:44 そして5分程歩くと道脇から白山大権現の祠に迎えられ
14:48 さらに5分で巡礼道の終点となる小さな古い木の鳥居を潜り抜けて上醍醐寺の境内に足を踏み入れる事になり、最後の坂を登ると開山堂の建つ標高450mの醍醐山山頂部に到着する
14:56 - 15:15 左手(=南)に奥の院への分岐を見やって5〜6分で前方に開山堂のどっしりとした姿が樹木越しに見えてきて
パノラマが広がっているはずの開山堂前広場に飛び出すが、雨雲に覆われて眼の下に拡がるのは灰色一色に塗り込まれた無彩色の空間だけなので展望は諦めざるを得ないようだ
15:16 下り始める前に上醍醐陵に立ち寄って見るが、さすが宮内庁の直轄地だけあって整備は行き届いているようだ
15:33 すっかり汗も曳いてそろそろ下山の予定時間がきたようなので上醍醐寺を辞する事になるが、蒸し暑さの影響か相変わらず訪れる人も少ないようで我々以外には誰も見かけることが出来ないまま九十九折りの階段を下ってゆくと
15:55 - 15:58 前方から一人の男性が登って来られて、「十一丁石のあたりでカラス蛇がカマ首を持ち上げていたので気をつけてくださいよ」との一言に全員が一瞬緊張に包まれるが、問題の十一丁石を通過してもヘビの姿は見えないのでホッと緊張が和らぐ

やがて無事に不動ノ滝に着いたところで最後の休憩を挟んで冷たい水にタオルを浸して汗を拭く

16:51 下醍醐に降り着くと以前に訪れた時には不要だった入山料が、何故か“入山料 600円”徴収されるようになっている

これって「世界遺産」登録された事が契機となったのかな・・・・とか考えながら今回のゴール癒し太閤・ねねの湯で汗をスッキリと洗い流した後はお楽しみの反省会で盛り上がってお開きに

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