ガリバー旅行村 〜 八淵ノ滝〜ダケ道(Ca.975m) 〜 大山口
コース概念図 コース断面図
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2012年06月30日 (土曜日)曇り後雨 メンバー:3名
歩行距離 11.9q/歩行時間 6時間08分 (休憩時間 0時間44分) 所要時間 6時間52分
《レポート画像》
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到着 - 出発 《ルートポイントのあらまし》
9:32 参加メンバーが大きく入れ替わった事もあって久しぶりに八淵ノ滝を歩いてみることにしたが、摩耶山さん歩さんから崩落によるコーストラブルのあった事を教えて戴いたので関連サイトで確認してみると、貴船ノ滝下の徒渉箇所に張られた補助クサリが留め具ごと沢身に落ちている画像で大凡の察しが着いたので、とりあえず計画通りガリバー旅行村まで出かけてみた

気温24℃ 一通り準備を済ませたところで多くのハイカーに混じってバス停をスタートする

09:39 - 09:41 5〜6分で旅行村の外れに建つガリバーショップに着くので、すぐ横に設置された自販機で飲料補給を済ませて
9:42 山抜けによる通行禁止の立て札が建てられた遊歩道に足を進める皆さんは自己責任でゲートを通過する事になる
9:46 遊歩道への第一歩は整備され過ぎた3m幅の広い道から始まるが、この先が厳しい山道に通じているとは到底感じ取る事はできないまま
9:49 2〜3分も伝うと大きく崩落した箇所を通過する事になる
9:51 崩落箇所を過ぎて道は少し荒れたところが目立ってくると、「入山禁止」の立て看板が建てられた山道への入り口に出迎えられるので改めて自己責任を肝に銘じて山道に足を進める
09:53 - 10:08 程なく八池谷へ下る古いガレ道への分岐に出るので道標のないのを無視してこのガレを下って見るが、石詰みの堰堤に遮られて沢に降りることができないのでやむを得ず先程の分岐まで引き返す事になる

この間15分ほどのアルバイトをしたことになり、再び遊歩道に戻り先に進むと

10:14 50m程先に明確な分岐が現れるので、道標に従って右に下るCコース分岐を伝い下る
10:22 無事に沢に降り着くといきなり増水した八池谷(鴨川)の徒渉が待ち構えているので、濡れて滑り易い岩を伝って左岸へ徒渉したところから八淵ノ滝遡行がスタートする事になる
10:26 滝への入り口を守る要塞のように立ち塞がる大岩の右手左岸から固定された鎖の助けを借りて乗り越えると
10:27 目の前に八淵ノ滝で最初の滝魚止の滝が落差4m程の姿を見せてくれる
10:30 滝の右手左岸から岩伝いでやり過ごすと奥の大岩越しに2番目の滝がチラッと顔を覗かせる
10:33 やはり2番目となる障子の滝へも立ち塞がる巨岩を乗り越える事になり、ここでも岩に固定されたクサリに助けられて巨岩の上に立つと水量たっぷりに水音を響かせて谷間を流れ落ちる滝が目に入るので
10:37 左岸を回り込んで沢に降りると障子の滝直下に出るが、コースは左手右岸をよじ登ることになるので全身に降りかかる水飛沫とマイナスイオンをたっぷり浴びながら水でヌルヌルの岩場を慎重に伝って右岸に取り付き
10:39 滝の右岸に付けられた滑りやすい濡れた鎖や楔をしっかり掴んで岩壁を伝うが、舞い上がる飛沫で顔や腕の露出した部分がすっかり湿って握っているクサリも滑るので思わず力が入ってしまい、再び上部の岩壁を伝う遊歩道に合流する頃には予想外の腕の疲れに自身が驚いてしまう
10:57 - 11:02 右足下に3番目の唐戸の滝を見やって遊歩道を5〜6分で4番目となる大擂鉢に着く

すでに休憩中のハイカー7〜8人に混じって我々も休憩を挟むこととするが余計なアルバイトをした事もあって予定より20分遅れでの到着となってしまった

11:12 いよいよ八淵ノ滝の後半に足を踏み入れることになり、5番目となる小擂鉢の右岸を伝うと丁度下山して来られた30代と思しき男性とすれ違い貴船の滝の感触を確かめたところ、「少し不安が先に立ったので引き返して来ました」との事なので八淵ノ滝デビューのケンさんにとりあえず核心部の滝を堪能して貰う事にして、6番目となる屏風ヶ淵を右手に見やって7番目の貴船ノ滝に着く
11:13 - 11:15 相変わらず豪快な瀬音を響かせて迎えてくれる滝の手前で左岸に渡る必要があるが、事前の情報通り谷に渡されたクサリが完全に沢身に落ちているので徒渉するにはバランス感覚が要求される

ここは初めての八淵ノ滝歩きとなるケンさんに判断を委ねる事としたが、長老組に配慮しての結論なのか「足場が不安定なので徒渉を諦めよう」との決定に後ろ髪を曳かれながら引き返す事とする

11:44 - 12:10 再び大擂鉢まで戻って昼食休憩を挟むことになるが、先行パーティーが少しずつ次の目的地に移動して大擂鉢前の台地には我々だけになった頃、明らかにテン泊と思われる大きなザックを担いだ6人の若者が貴船の滝へ向かって登っていったが、食事が終わっても戻ってこなかったということは徒渉して先へ進んでいったのだろう
12:12 滝道の遡行を断念したので食後は大擂鉢から西に伸びるワサビ谷を絡みながら上流に伝う事にする
12:16 徐々に谷筋から中腹道に変わってくると一面にブナ林が広がり、爽やかな若緑色のそよ風に癒されながら斜面を伝いあがると左から流れ込むオウギ谷と出合い、折り返すように左の尾根を捲くユリ道を伝うと
12:27 大擂鉢を出て15分程で左に下る七編返しの滝への分岐を見やって広谷出合へ足を進める事になる
13:28 さらに尾根沿いを南東方向に捲き登ると1時間程でスゲ原から細川越に続く広谷出合に飛び出し
13:29 左手を流れる広谷に架かる丸木橋を渡って南に頭を覗かせるコヤマノ岳方向への細い山道を辿る
13:32 開けた谷状の踏み跡を伝うと幹にコケを纏った趣のある芦生杉が視界に広がって
13:37 広谷出合から10分も足を進めると古くから多くの登山者が武奈ヶ岳への要衝として通り過ぎたイブルキのコバに着く
13:56 予定ではこの後武奈ヶ岳をピストンする事になっていたが、遅れを取り戻せなかった事に加えて「夕方には雨が降る」との予報もあるので山頂は諦めて少し早めに静かなヤクモヶ原まで下り
14:01 今回最後の登りとなる北比良峠に向かう
14:12 - 14:18 ほとんど人通りのない北比良峠目の前に広がる絶景を眺めながらの休憩を楽しんだ後
14:21 下山コースのダケ道に足を進めると左手が大きく開けて神爾谷を見下ろせるビューポイントを通過して
14:25 左手に琵琶湖をみながら気持ちの良い道を緩やかに下り出す
15:09 途中で荒れたガレ道を通ることになるが4〜50分で再び穏やかな水平道を辿る事になり
15:36 - 15:39 カモシカ台を過ぎてもう一度荒れた急坂を下り切ると金糞峠に突き上げる正面谷の大山口に下り着くが、崩壊した木橋を渡って最後の休憩を採ったところで運良く懸念していた雨の洗礼を受けることになり、久しぶりに傘の世話になる
15:58 この後は整備されすぎた園地を抜けてイン谷出合から舗装された県道322号・比良山線を伝って
16:24 最終目的地である比良トピアでノンビリと汗を流し、送迎バスで比良駅へ
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