猪名川不動尊 〜 高岳縦走(720.8m) 〜 泉郷峠
コース概念図 コース断面図
↑「地図」上の○印をクリックするとその位置の画像を表示します。
2012年05月30日 (水曜日)薄曇り時々晴れ メンバー:3名
歩行距離 14.3q/歩行時間 4時間51分 (休憩時間 0時間51分) 所要時間 5時間42分
《レポート画像》
↓クリックで画像が拡大します。
到着 - 出発 《ルートポイントのあらまし》
09:58 梅田を出て凡そ50分、阪急と能勢電を乗り継ぎ日生中央駅で阪急バスに乗り換えてさらに30分、今回のスタート地点となる杉生バス停で降りるとほぼ同年代と思しき男性3人が前方に見える

察するところ我々と同じ高岳へ向かわれるようだ

10:20 - 10:22 県道602号・島能勢線を東に伝うと右手から消防格納庫の見送りを受け、前を歩く3人組の姿を視界の隅に入れながら20分程辿ると前方に猪名川不動尊への分岐が現れるので少し足を休めて鎌倉川沿いに左の道に足を進めると
10:23 すぐ正面にTV番組のサスケを連想させるような猪名川変電所が姿を現すので、右手に見やって道なりに歩みを進める
10:40 広い林道を15分も伝うと小広く整備された滝の下キャンプ場に着くが、今の季節では全く利用する人を見かける事もなく人気のない広場を通り過ぎると
10:49 10分程で不動尊への石段に着くので足を運び上げると前方から小さな出迎不動明王が迎えてくれる

境内には足を休めている先行の3人組と忙しく境内を清掃中の地元の方で少し活気が感じられるが、静かな霊場の雰囲気はそのまま伝わってくる

10:51 - 10:58 清掃されている方に「ご苦労様です」と挨拶して奥に進ませて戴く
谷奥には4〜5mの滝と整備の行き届いた祠があり、中には岩壁に彩色で描かれた不動明王が祀られている

※時の執権北条時頼が暫く滞在して地名も“鎌倉”と名付けられたそうで、地元の方には「鎌倉のお不動さん」と親しまれていると境内の案内板には書かれている

10:59 少し長目の休憩が済んだところで境内から続く登山道に足を進めるが、3人組のパーティーもすぐ後を追うように境内を後にされる
11:11 やがて谷道を離れて尾根に取り付くようになると急峻な登りが始まり、見る間に汗が噴き出してきて息も上がってくる頃
11:15 - 11:18 前方の樹木が途切れて送電鉄塔(丹波幹線#110)に登り着くので早くも2回目の休憩を挟む事になる

程なく呼吸も整ってくると後続の3人連れが広場に到着されるので広場を譲って先に足を進める

11:31 再び続く激登りも周囲を取り囲むリョウブの若緑に癒されて幾分緩やかに感じながら登り詰めると
11:34 猪名川不動から35分程で府県境尾根に建つ送電鉄塔(丹波線#88)に登り着く
11:45 すぐ背の高い樹木が視界から消えて広尾根に変わると山頂横に建つ紅白の鉄塔がクッキリと姿を現すので、山頂まではもう一踏ん張り
11:48 最後の急坂を登ると右手からナルタキ山方面からの道を併せ、
11:50 ものの20mで高岳(721m)の山頂を踏む事になる

三等三角点(点名:鎌倉 標高:720.8m)の打たれた山頂には樹木が茂って展望を期待する事が出来ないので、20m程西に建つ紅白の送電鉄塔(丹後幹線#108)下へ移動して昼食を摂る事にするが、

11:51 - 12:30 こちらもこの季節では育った樹木に遮られて眺望はまったく利かないままノンビリとした一時を過ごす事とする
12:31 食事が終わる頃後続の3人組が到着されて昼食タイムを挟まれるようで、それを機に我々は北に続く防火帯の急坂を下って縦走のスタートとするが美しい若緑の若葉に覆われて快適な尾根筋を伝う事になりそうだ
12:40 程なく東へカーブする稜線を覆い隠すように薄暗い雑木帯のトンネルを潜り抜けると開けた台地に建つ送電鉄塔(丹波線#88)の前に出るので、このギャップが疲れを追い払ってくれるようだ
12:52 すぐ右手に建つ送電鉄塔(丹波線#86)を確かめて眺望の広がる鞍部からCa.700mのコブに登る手前で、やっと携帯が繋がり高岳から保留となっていた着信内容をケンさんが確かめる間を利用して少しカメラ休憩を挟む
12:55 稜線上の小さな起伏を楽しみながら665m独標のある細長い石組みされた平坦なピークを伝うが、相変わらず明瞭な道が続き「何故、こんな素敵な道が地図に記載されていないのか?」と疑問を感じるが
13:00 そのお陰で何処までも続きそうな気持ちの良い静かな道が荒らされずに永く楽しめるのだとも思うと、このまま地図などに紹介されない方が良いのかも・・・・

それにしても、緑が本当に美しく広がり京都北山を彷彿とさせる見事な演出をしてくれるものだ

13:28 全く見飽きる事のない素晴らしい尾根道も、そろそろ北へ伸びる稜線の最後となる655m独標への登りが始まり
13:34 登り着いたピークからは北への急な斜面を下る事になるので捻挫や滑落に充分注意して高度差40mほどを伝い下る
13:45 やがて北へ続く府県境尾根も終わりに近づく頃、左への細い踏み跡を見逃したようで気づかないまま100m程辿ると素晴らしい展望の広がる広尾根に着くので
13:49 特徴のある羽束山や緩やかな起伏を見せる大野山(おおやさん)の姿を少し眺めて稜線を辿ると
13:58 目の前に2m幅の舗装された林道が現れるが、手元の地形図にも全く記載されていない林道に一瞬現在地点の確認を忘れてしまい、一旦山道を伝うが結局この林道を伝い下ってしまう事になる

※林道のすぐ南を東西に伸びる稜線が本来の予定ルートだったのだが、再びこの稜線を辿ることがないまま今回の縦走は終わる事になる

15:09 南に見える尾根への取付を見つける事が出来ないまま車輌ゲートを越えて細谷川沿いの府県境から国道173号の天王を結ぶ林道を北西に伝う事になり、約1時間後に府県境近くで県道601号・杉生能勢線に合流してひたすら南下を続け、篭の坊温泉歓迎ゲートを左折して
15:20 緩やかに坂道を登ると、やっと予定していた縦走コースの泉郷峠で本来のコースに戻る事が出来たようでコースアウトから1時間20分のアルバイトだが、ほぼ予定通りの時間で歩いた事になる
15:37 苦手な舗装道路を大きく遠回りして大変なダメージを受けた足も何とか持ち堪えてくれたようで、無事ゴールも目の前に近づいたのでホッと一安心
15:40 同行メンバーにとっては初めてとなる公共施設だが、私自身には3度目なので勝手知ったる奥猪名健康の郷で杉生新田バス停17時07分発の阪急バスまでユックリと汗を流して、心は既に梅田の反省会場へ・・・・
ページの先頭へ