寺山峠 〜 雲取山(911.1m) 〜 芹生峠
コース概念図 コース断面図
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2012年04月30日 (月曜日)曇り メンバー:6名
歩行距離 14.0q/歩行時間 5時間12分 (休憩時間 1時間15分) 所要時間 6時間27分
《レポート画像》
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到着 - 出発 《ルートポイントのあらまし》
09:10 今回は同じ京都北山でも桟敷ヶ岳を歩くつもりだったが、2012年3月で岩屋橋行きの京都バスが運行されなくなったため北山の原点でもある雲取山を歩く事にした

7時50分に出町柳駅前を出る広河原行きの京都バスに揺られて1時間20分のドライブを楽しみながら花脊高原前バス停で降りる
他には単独の若者以外姿が見えず静かな山歩きが約束されたようだが、頭上には鉛色の重い雨雲が垂れ込み何時雨になっても不思議ではない空模様の下をメンバー6人でスタートする

09:13 花脊中・小学校を右手に見やって長閑な林道をノンビリ辿ると
09:21 左手から花脊スキー場跡の見送りを受ける
09:25 バス停から15分で右手後方に折り返すようにカーブして右奥の谷に伸びて行く林道を見やって、真っ直ぐに続く山道を辿ると
09:33 程なく植林に覆われた谷筋に変わる
谷筋はすぐ二俣になるが、「3」の標識が付けられた左俣は倒木で塞がれているので通行止め?と早とちりして右俣を進んでしまうが、手元の地形図では左俣に点線が付けられているのでやはり左俣が正しかったのだろう
09:40 そのまま右俣を詰めると沢と踏み跡が入り交じって倒木まで歓迎してくれる歩きにくい谷筋登りとなり
09:56 思い思いに急斜面を登り詰めると明るい稜線が目の前に開けてくるのでチョット一鞭入れてメンバーの前に回り、気持ちの良い谷筋を登ってくるメンバーを振り向いて一枚・・・・
10:10 - 10:15 やがて登り着いたところは寺山峠から100m程北側の鞍部なので一筋北の谷を登ったようで、薄い踏み跡の稜線を南西に辿って寺山峠に着いたところで本来のコースを外して登った事を納得する事になる
10:16 峠から西へ「5」の標識が付けられた明るい谷筋を下り始めると
10:22 ほんの5〜6分で「6」の標識が付けられた一ノ谷出合に着くので右(上流)方向へ沢沿いに伝い
10:28 2〜3回の徒渉で「雲取峠↑」の道標が付けられた倒木を潜り抜けると前方の平坦地に建つ山荘が目に入る
10:29 やがてその雲取山荘に左手から見送られて上流へ伝うと
10:39 道は谷筋を離れてやや急坂を辿る事になり、「←雲取峠」と付けられた私製道標に従って(といっても、そこいらの里山のように好き勝手に付けられた枝道がないので)この坂を伝い登る
10:52 - 10:54 一ノ谷出合から30分程で予定通り強い風が吹き通る明るい雲取峠に着くが、流石に北山を代表する名峰だけあって何とも居心地の良い峠に全員束の間の休憩を楽しむ

ただいまの気温は15℃!

10:55 強い風に追い出されるように峠を後にして南西方向に捲き登ると
11:06 山頂部の北東鞍部に建てられた趣のある古い私製道標に案内されて進路を南に伝い
11:08 - 11:40 15分程で雲取山(911m)を踏む事になる

三等三角点(点名:川上 標高:911.1m)の打たれた山頂は殆ど展望のない広い山頂だが、このピークも何となく居心地が良さそうで去り難い雰囲気を醸し出しているので少し早いようだが昼食タイムとする

11:43 山頂には3箇所からのルートがあるが、北からのルートが我々が登りに辿った雲取峠コースで西からのルートは三ノ谷コース、そして南東からのルートが昼食後の我々が下りに辿る二ノ谷コースで広く明るい谷だが相当な急斜面を下る事になるので景色に見とれての下りは禁物だが
11:51 - 12:00 谷を塞ぐような大岩を左から捲き下る付近でオノさんがアクシデントに見舞われた
11月の私同様下り坂でのスリップによる捻挫だが、何とか歩く事が可能だという事でヒゲさんにテーピングをお願いして私は二人分のザックを背負う事に、クボキンさん提供のストックで足首への負荷を軽減させながら取りあえず芹生集落まで自力で歩いて貰う事にする
12:04 山頂から20分掛けて二ノ谷に着いたが、さすが人気の名山ということでここにも立命ワンゲル小屋が建てられているので少し足を休める
12:28 ここからは二ノ谷の右岸沿いを伝う事になるが林道に合流するまでに2〜3回の徒渉も必要なので、足にダメージを抱える人には辛い道程が待ちかまえている事になる

とにかく少しでも芹生集落に近づく事が最優先なのでオノさんに頑張って貰うために少しでも手助けになればと、徒渉箇所では手頃な石を敷きながら二ノ谷出合へ足を進める

12:30 - 12:32 ワンゲル小屋から25分程で、やっと林道の通る二ノ谷出合に到着

沢を徒渉して林道に出て右(=西)方向に伝うと

12:40 車止めゲートが現れて一旦林道は途切れるので、ゲートを抜けて沢を渡り返すとすぐに右手から谷が流れ込む三ノ谷出合に着く
12:42 「17」の標識を右に見やると道は歩きやすく整備された地道になるので
13:06 ここまで来れば芹生の集落まではなんとか辿り着けると確信に変わる

焦ることなく無理をせずゆっくりと足を進めると

13:13 - 13:15 左手から勢竜天満宮の鳥居が迎えてくれるので「寺子屋橋」を渡って寺子屋があったと伝えられる祠に立ち寄ってみる

※ここは歌舞伎「菅原伝授手習鑑(てならいかがみ)」の舞台になった寺子屋跡だとか

13:28 - 13:43 さらに南西に450mも辿れば芹生の集落がある府道361号との合流点に着くので、公衆電話でタクシー会社を調べて迎車をお願いしてみるがなかなか要領を得ないまま時間だけが経過する
困惑していると周山から貴船方面へ通りかかられた宝塚のご家族が自家用車を泊めて下さり、貴船口まで便乗させて戴ける事になったのでありがたくお願いする
15:00 - 15:08 メンバーが1人欠けた事もあって予定通りのコースを歩く気力も萎えたようで、芹生からは府道361号・上黒田貴船線を伝って芹生峠〜貴船口へ抜けることに変更する

※(14:38)アソガ谷出合〜(14:42)奥貴船橋〜(14:48)貴船神社・奥社〜(14:52)貴船神社・中社〜(14:59)貴船神社

15:37 延々と続いた苦手中の苦手である舗装道路歩きの途中で貴船神社に立ち寄る事にしたケンさんを待って、最終地点となる貴船口駅に到着

今回の締めくくりは京阪三条で途中下車しての反省会だが、少し盛り上がりには欠けたようだ

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