義経道 〜 丹生山〜シビレ山(515m) 〜 三津田道
コース概念図 コース断面図
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2012年02月28日 (火曜日)晴れ メンバー:5名
歩行距離 12.0q/歩行時間 5時間02分 (休憩時間 1時間08分) 所要時間 6時間10分
《レポート画像》
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到着 - 出発 《ルートポイントのあらまし》
10:11 阪急三宮駅にメンバーが出揃ったところで市営バス・神戸北町行き(9時17分発)に乗車し、箕谷バス停で降りて衝原(つくはら)行きの市営バスに乗り継ぐために歩道橋を渡ったところで小橋バス停に着く
乗り継ぎ時間を利用して傍のコンビニで飲み物を補給した後到着した市営バスに乗って終点の衝原まで移動したが・・・

※よく考えてみると「箕谷駅前」で乗り継ぐ予定だったのに神鉄の駅が見あたらず、今降りたのが「駅前」ではなかった事にやっと気がつくが、そのお陰でバス代を10円節約する結果に・・・・

10:15 せっかくの機会なので「日本で最も古い民家」と言われる箱木千年家を外からチョコッと拝観して、今回の取付点となる“つくはらサイクリングターミナル”へ向かう事にする
10:20 静かな佇まいの衝原集落に見送られて志染川を渡ると
10:21 今回の丹生山への登山口となる義経道に取り付く
予報では最高気温8℃となっていたが今の気温は10℃とやや高め
10:26 植林と自然林の入り交じったやや急な坂道を辿ると少しずつ体も温まって、私以外のメンバーはエンジンが掛かり出したようで快調に足を運び上げている

なんとも羨ましい〜〜

10:42 登山口に取り付いて凡そ20分、右手から登ってくる坂本集落からの道と合流すると程なく露岩の飛び出したやや急な登りになるが、地形図を見ると左に突き上げる336m独標の尾根を東から捲いて尾根尻に出るようで
10:53 分岐からさらに10分で平坦な尾根尻に登り着き、右(=東)側が開けて山裾に広がる集落が長閑な営みを見せてくれる
10:59 暫く揺るやかな登りを伝うと「従寺八丁」と彫られた義経道で唯一と言われる八丁石塔の出迎えを受け
11:04 つづら折れの急尾根を伝い登る事になるが
11:13 - 11:17 10分少々の我慢で地形図では判らないが墓石の立ち並ぶ平坦な鞍部状の広場に登り着く
ここは山頂にあった明要(みょうよう)寺の歴代住職が埋葬された墓所だとか・・・
11:23 ここから5分程急な尾根を伝い上がると
11:24 - 11:26 再び平坦な鞍部に出る
ここで平清盛のお気に入りだったろう丹生会館からの表参道と合流して義経道は終わり
11:27 合流点の10m程先では三丁石塔に見送られて山頂に向かうが勾配は緩やかになったようで、足運びも楽に感じる
11:30 僅か3分で二丁石塔に迎えられるとほぼ平坦な道になり、道幅も2m幅で手入れの行き届いた快適な道で山頂に近づいた事を知る
11:32 - 11:34 目の前に「史跡 丹生山城/丹生山明要寺跡」の石碑と右手に石垣のある広い山頂部が視界に入り
11:33 その先には倒れかけた一丁石塔熊野神社が迎えてくれる
11:35 やがて正面から二ノ鳥居の出迎えを受けるが、シビレ山・帝釈山方向への分岐も目に入る
11:37 15〜6段の石段を上がり土俵の造られた社務所前の広場を横切って30段程の石段を登ると
11:38 - 11:40 拝殿と本殿が静かに佇んでいるのでこの後の無事をお願いし、山頂(515m)広場を一巡りした後
11:47 - 12:11 先程の社務所前広場に降り一隅を拝借しての昼食休憩とする
12:12 食後は山頂を辞してシビレ山の分岐まで戻り、左方向へ足を進めるが
12:20 すぐ現れる裏参道への分岐を右に見やって地道を150mも伝うと
12:23 2006年に歩いた帝釈山への分岐を通り過ぎるが、ここからは初めてのコースを歩く事になるので興味津々だ
12:27 537m独標から西に延びる尾根の斜面を捲く快適な水平道が徐々に西方向に向を替えて行き
12:30 突如顔を覗かせる露岩を慎重に通過すると
12:35 - 12:36 5分程で道標の建つ丁字分岐に着く
道標は左方向を示しているのでここで一息入れて左折する事になるが、直進すれば勝雄へ下るルートだ
12:38 すぐロープの付けられた今日一番の激登りが待ち構えているので、気を引き締めて手強い急坂を伝い上がると
12:47 10分程で朝日山取付との分岐に着くので、三角点のある朝日山(513m)に立ち寄る予定だったが先行するメンバーが躊躇することなく既に左への捲道を伝っているので、やむを得ずここはピークハントを諦めて捲道を伝う事にする (T_T)

捲き道の途中から左(=南)方向南西方向の眺望が開けるので思わずデジカメで切り取る

12:54 その後踏み損ねた朝日山のピークを通ってきた道を併せると、今度はロープの張られた激下りに差し掛かるので滑らないようロープの助けを借りながら慎重に下り
12:57 鞍部に降り着くとここにも分岐があって「太陽と緑の道」の道標が打たれている
シビレ山へは右へ緩やかに登るルートを伝う事になるのでここは迷うことなく右を採る
12:59 60mばかりの坂を登り切ると広場状の平坦な尾根に出るが
13:00 - 13:02 少し先には露岩の散乱した広尾根が目に着く

見た目には何の変哲もない場所だが私製案内板にはシビレ古代祭祀跡と書かれているが、色んなサイトを調べてもシビレ山に関する情報は何も知る事が出来ない

13:03 - 13:06 更に西へ100m程尾根道を伝うと展望の利かないシビレ山(465m)山頂を踏む事になる
13:13 山頂を後に分岐への途中で右手に下る急坂をショートカットして太陽と緑の道に合流すると
13:21 間もなくロープの付けられた急坂を下る事になるが、露岩の飛び出した歩きにくい凸凹と小石を踏まないよう足元に集中して伝い下る
13:30 - 13:32 急坂を下りきると左にコウモリ谷への穏やかな分岐が下るのを見やるが、実はこのコウモリ谷が有数の難所である事は事前に調べていたので予定通りここは直進する
13:48 緩やかに起伏する尾根道を15分程伝うと、左に370mピークを通ってコウモリ谷の取付付近にでる尾根道を分ける
13:58 自然林に囲まれた快適な尾根道を10分程で露岩の飛び出した歩きにくい岩場下りが待ち受けているが、岩場をクリアすると背丈の低い雑木帯に変わる
14:02 上空を横切る高圧線を潜ると左に関電巡視路が分かれるが、湖岸を通る自転車道の衝原大橋付近に続いているのだろう

そんな事を考えていると右手にザレて眺望の良さそうな砂尾根が目を引くが立ち寄らずに通り過ぎる

14:06 ザレ尾根が右後方に姿を消すと2〜3分で右手に三津田・満願寺への分岐を見やって気持ちの良い尾根道を伝うと
14:14 一旦U字状に抉れた溝道に変わるが
14:20 分岐から15分程で「太陽と緑の道」は左へ折れて、真っ直ぐ伸びる志染満願寺へのルートを離れ
14:22 再び尾根道を伝うと235m独標の四等三角点(点名:対洞 標高:235.6m)を踏む事になる
14:30 予定では更に尾根を南西に伝うつもりだったが、実際は地形図の“点線の道”と異なり沢沿いの悪場を伝うようで予定のコースから外れてしまう
14:37 やがて谷も広く穏やかな道に変わると
14:41 湖岸管理道の155m独標地点に飛び出し、ここが案内書に紹介されたシビレ山取付だと教えられる
14:47 一般的には左へ辿って衝原大橋を迂回する神出(かんで)山田自転車道を歩くようだが、苦手な舗装路は極力避けて管理道を右手(=西)方向に辿ると5分程で二俣に着くので、右へ緩やかに登る舗装路を辿って地道の広場にでるが、ここは最初に予定していた尾根道から飛び出すハズだった地点である
この先は行き止まりのようだが斥候役を引き受けて下さった摩耶山さん歩さんから「ここに鉄塔へ続く道があります」との合図を貰って、改めてその踏み跡を鉄塔方向へ進む
15:05 鉄塔を過ぎると管理道に出るがコンクリートの絶壁に遮られて大きく左へ回りこまなければならず、何とか呑吐ダム横の管理道へ降り着いて苦手な舗装道路を伝い
15:07 高さ71.5m/長さ260mの呑吐ダムを左岸に渡る

※呑吐ダムは水没戸数:32戸/水没農地面積:25haで、水没前に志染川、山田川上流にあった大小の滝が川の水を呑んで吐くように見えた事から「呑吐の滝」と呼ばれていたので、その名を取って呑吐ダムと名付けられたと紹介されている
(「ダム便覧」より引用)

15:14 - 15:22 ダムを左岸に渡って左折すると管理事務所横の呑吐ダム展望所があるので立ち寄ってみる
説明版で野次馬的な情報を入手しながら足を休めて管理道を西へ辿ると、湖岸に建てられた三津田鍋ノ宮神社の見送りを受ける
15:34 県道85号・神戸加東線に出たところで車道を左へ伝うと三木市から神戸市に入る
すぐ前方に神出山田自転車道のさくら橋が道路を跨いでいるが、最初は気が付かずにウッカリ橋の下を通り過ぎてしまう
15:38 すぐ行き過ぎに気が付いてこのさくら橋から神出山田自転車道を伝うが
15:41 すぐ左手に見える北神戸サーキットは、休日ともなると騒々しい排気音で包まれると紹介されているが今日は平日という事もあり静かだ
15:45
自転車道を10分程辿ると分岐が現れるが左は地道で右は舗装路になっていてヒゲさん達3人は右の舗装道へ、オノさんと私の2人は左の地道を辿ってみる事にしたが左の道は尾根筋を伝うので時々展望が開ける
一方ヒゲさん達は谷道なので見晴らしは利かないようだ
16:14 20分程で眼下に南平台の集落が目に付いたのでヒゲさんグループに電話を掛けて現状を聞いてみると、「順調に月ヶ丘団地を通行中」と言う事なので進路を西に変えて合流点に向かい舗装路に出たところで無事合流する
16:21 バス路線を南に下って神鉄・栄駅にゴール

16時29分発の電車で新開地駅まで移動して朝日温泉で浸かれと汗を洗い落とした後はお楽しみの反省会で盛り上がってご機嫌で帰宅の途に・・・

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