高山寺 〜 朝日峰(688.3m) 〜 松尾峠
コース概念図 コース断面図
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2010年10月02日 (土曜日)晴れ メンバー:4名
歩行距離 12.7q/歩行時間 4時間18分 (休憩時間 0時間46分) 所要時間 5時間04分
10:30 JR京都駅でメンバーの一人と合流して駅前を9時30分に発車するJRバス(周山行き)に乗り、他のメンバーが待つ四条大宮駅前に向かいます
無事全員が揃って近況など話しているうちと簡単に50分のバス旅行も終わってしまい、下車予定の栂ノ尾(とがのお)バス停に到着です

※画像はヒゲさん提供 10:32 この時期は人気も全くありませんので簡単に準備を済ませて裏参道から高山寺へ足を進めますが、辺り一面が紅葉に塗り替えられる頃には繁華街並みの人出でごった返す情景が何故か脳裏に浮かんできて思わず苦笑いをしてしまいみます 10:34 右手に国宝の白水院が白壁を見せてくれますが、この寺には他の寺院に見られるような山門はなく唯一石水院の入り口にあるこぢんまりとした門が右手から見送ってくれます
深閑とした境内はまるで貸し切りのようで振り向いてみても人気は見あたりません 10:35 目の前に建てられた少し誇張された高山寺境内案内図で、この後辿るルートをメンバーにも確認して貰い 10:37 日本最古の茶畑を左に見て石組みされた緩やかな階段を重要文化財に指定されている開山堂への順路を進みますが、ここまできても後方は相変わらず静寂がひろがって何とも例えようのない雰囲気で贅沢な気分を満喫させてくれますが 10:38 - 10:40 やがて現れる右手の石段を登ると、初めて2〜3人の観光客が境内をユックリ鑑賞されているのに出逢います

ここが重要文化財に指定されている開山堂ですので、 我々も少し足を休めて文化財の重みをしっかり拝見してから 10:42 旧白水院跡の階段横に付けられた登山道に足を進める事にします 10:43 明るい雑木林の山肌を横切るように高山寺の裏山を右手(=東)方向へ捲き伝うと 10:49 山肌の傾斜度が増して右足下がりの植林帯を伝うようになり、足下にも気を配りながら 10:52 小さな谷沿い道に変わり、樹林越しに落差5m程の滝が右下に姿を見せます 10:56 程なく先ほどの滝上部で谷筋に出て苔むした露岩伝いの歩きにくい谷道を進みますが 11:00 谷が徐々に狭まり水がなくなり、倒木も目立ち始めると谷詰めが近づいてきたようです 11:08 - 11:10 高山寺を後にして30分程で小さな鞍部に登り着きますので少し足を休めることとしますが、 ここに私製道標が打たれていて左への尾根道に分岐すると峰山への最初の分岐となっているようで、今は右手に伸びる尾根を伝う事にしますが、後で考えてみると峰山を直登するルートを採った方が距離も短く 11:20 休憩後は暫く急な尾根道を伝いますがやがて開けた尾根尻に着くと風景が一変します
右手(=東)方面には広大な京都北山の柔らかな起伏がどこまでも続く景観が樹木越しに広がり 11:33 フカフカに敷き詰められた落ち葉の絨毯を踏みしめて、峰山の東尾根から北尾根側へのユリ道を辿ると 11:34 北尾根の小広い鞍部に登り着きますが、ここにも左手方向に峰山への2番目の分岐が私製の道標に指されて登って行きますが今はまっすぐ北尾根を横切り、北尾根から南方向へ大きく捲いて西尾根との鞍部に出たところで三たび峰山への分岐が現れますが、地図で見ると最初の分岐から峰山を通ればほぼ直線でこの鞍部に出られたことが判りますので、次の機会には是非捲き道を通らずに峰山の三角点ピークを踏んで見たいものだと思いながらこの分岐を過ぎると 11:37 フカフカの道は少しずつ右へ曲がって行き、“←朝日峰”と書かれた私製道標に案内されて北尾根沿いの手入れの行き届いた植林帯を伝う事になります 11:43 一面を覆う薄暗い植林帯に視界を遮られて展望は全くありませんが、樹林の斜面を少しずつ高度をあげて行くと 11:45 自然林の混じった明るい四つ辻に出ます
左には峰山への細い踏み跡が続き、右下には急斜面を下って林道伝いで奥山谷から川登橋への長い道が伸びて行きますが、ここは足下に付けられた私製道標に従って松尾峠へのルートをへ足を進めます。 11:59 相変わらず続く緩やかな起伏を楽しみながら快適な冬枯れの尾根道を北へ辿ると、602m独標まであと10分程の所で中央に巨岩の目立つ広いピークをやり過ごします 12:06 程なく602m独標の西側を捲いて木漏れ陽の平坦な道を進むと 12:09 少し広い平坦な尾根に変わり進路も北西方向への稜線に変わってきますので、そろそろ昼食タイムに相応しい場所を探りながら気持ちの良い自然林を進んで行くと 12:12 - 12:47 突然前方が大きく開けて5m幅の林道終点に飛び出します
2〜30m進むと見晴らしの効く広場に着きますので、思い思いの場所を確保してお楽しみの昼食タイムとします 13:17 食後は北西に伸びる未舗装の林道を30分近く伝うと丁字状の梅ノ木谷分岐に突き当たりますので、松尾峠のある左(=西)方向に足を進めます 13:26 こちらの林道も舗装はされていなくて今時珍しい快適な林道歩きに会話を弾ませながら30分も足を進めると 13:26 南方向へ直角的に曲がるところに細い踏み跡が右手に現れます
繁った雑木の枝に隠れるように取り付けられた私製道標を見落とさずに、この細い踏み跡に足を踏み入れると 13:36 今回のコースで初めて山登りらしい急な登り坂に迎えられて、10分程山肌に取り付いて汗が滲み出してくる頃 13:38 東側に大パノラマが開ける今回の最高地点朝日峰(688m)の山頂を踏みます

※画像はヒゲさん提供 13:40 - 13:47 東側とは異なり、山頂の西側は成長した樹木で展望は期待できませんが中央部に打たれた三等三角点(点名:梅畑 標高:688.34m)を例によってソット踏んで、暫く足を休めます 疲れた体を休めるには何といっても緑に覆われた峰々の大眺望に時間を忘れる事が最高で、東の正面に薄く靄って見える比叡山を中心に北〜東〜南のパノラマを楽しんだ後、先程の林道まで戻り林道をさらに南へ伝うと 14:06 20分程で松尾峠に着きますが、道の左端に小さく打たれた私製道標以外には何もありませんので左へ下る薄暗い道を見落とさないよう注意が必要で、この細い旧道に足を進めます 14:08 10m程も旧道を辿ると古くから多くの旅人を見送り続けてくれた松尾地蔵が祀られていますので、無事に下山できる事をお願いして 14:10 徐々に広くなってくる林道を100m程辿ると車止めのゲートが行く手を遮りますので横をすり抜けて 14:12 さらに100m程広い道を伝うと左手に細い道が下る小さな分岐が現れます
この分岐点も少し判りにくい分岐ですので、広い林道に注意を奪われずに道傍の樹木に付けられた高雄→の道標に案内されてこの細い山道を下ります 14:18 少し山抜け状態のところも見受けられますが全般的にはよく踏まれた道ですので、道なりに山肌に刻まれたやや急な道30分程伝い下ると 14:46 いよいよ苦手な舗装路が眼下に姿を現して、すぐに谷山6号橋のあるゲート横に降り立つ(画像はヒゲさん提供)事になります 15:18 ここからは苦手中の苦手である舗装路をダラダラと谷山川沿いに下流方向に向かい、30分も歩いてウンザリする頃前方右岸に波切不動尊の朱塗りの橋が見えてきますので、好奇心旺盛なオノちゃんが代表で気分転換を兼ねて不動尊に立ち寄って今回も無事に歩けたことに掌を合わせますが 15:19 ズボラな私は対岸から見える背丈が4m程の不動明王の勇姿にソッと謝意を込めてズームアップするだけでこの場を辞する事にします 15:32 その後もウンザリする舗装路を辿りますが、15分程で灌頂橋の架かる府道138号に合流しますので混雑が予想される高雄方面を敬遠して左に折れて国道162号(周山街道)に合流したところで 15:35 今回のゴール槙尾(まきのお)バス停に到着します
次のバスが到着するまでの僅かな時間を利用して久しぶりに静かな“京の奥座敷”を味わって15時44分発のJRバスに揺られて反省会場の四条大宮に向かいます ページの先頭へ