側川本谷 〜 千本杉峠(718m) 〜 御光滝林道
コース概念図 コース断面図
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2010年08月19日 (木曜日)薄曇り メンバー:2名
歩行距離 11.6q/歩行時間 4時間20分 (休憩時間 0時間58分) 所要時間 5時間18分
10:42 JR阪和線・和泉府中から南海バス・父鬼行きに乗り込みますが、始発駅の泉大津駅前から先に乗ってきたヒゲさんの顔を窓越しに確かめて私も空席に腰を落ち着けます。
薄曇りの泉州路を約50分で今回のスタート地点側川(そばがわ)に到着しますが、薄曇りとはいえすでに温度計は気温30℃を指していますのでなるべくスタミナを温存するためにゆっくりと歩く事とします 10:46 バス道(=国道480号)を20m程戻って側川橋を渡り南方向に辿りますが、今回は月末に遠征する南アルプスへのトレーニングを兼ねているのですが連日のように続く猛暑日のお陰で大幅なトレーニング不足を懸念しながら 10:48 最近開通した2車線のバイパスを右に折れて100m程伝う事になりますが、まったく車の姿を目にしないうちに分岐が近づき 10:49 側川渓谷への里道が左に岐かれますので、ガードレール横に立てられた道標通りここを左折して1車線と細くなった舗装路を辿ると 10:55 5分程で側川集落の中央部に祀られた延命地蔵尊に迎えられます 11:02 民家が途絶え道も林道になると舗装路から地道に変わりますが、道幅は狭まり道端には所々に建てられた小さな鳥居に興味を惹かれながら林道を進むと 11:20 20分程で分岐に着きます
右への道は出合橋を渡ってワラビカス谷沿いに千本杉峠近くまで伸びる側川林道で、今は左の側川渓に沿って続く林道に足を進めますが 11:33 15分程で右手下方から賑やかな話し声が聞こえますので川底を覗いてみると、ご家族で涼しい昼食を楽しんでいらっしゃる最中のようです 11:42 さらにダラダラと林道を辿ると10分程で林道の終点が視界に入りますが 11:45 - 11:53 終点には踏み跡程度の細い道が3方向に岐れる四つ辻になっている船底分岐で、左は五ツ辻・青年の家方面へ、右は側川大谷から千本杉峠へ、直進が今回予定している側川本谷を伝うコースですので「ここから先は自己責任」で進むことになります 11:54 最初は薄い踏み跡をたどって側川本谷沿いに足を進めますが 11:58 - 12:01 程なく到着する開明(かいめい)ノ滝で少しカメラ休憩を摂って右手(左岸)の岩肌を大きく捲き上がるところから“自己責任コース”となり 12:02 足下に開明ノ滝を見下ろしながら滝の上部へ出ますが 12:05 深く抉れてゴルジェ状になった本谷の右岸を高捲いて 12:06 急峻な岩肌に張り巡らされた木の根と虎ロープの助けを借りながら急斜面を上流方向に伝う 12:10 程なく小広い台地に到着します
台地からは前方20m程のところに“和泉山系屈指”の名瀑と謂われる清水(きよず)ノ滝が視界に入りますので 12:13 台地から急斜面の岩場を伝って、4段・落差40mの滝下まで降りて 12:17 - 12:55 滝直下から飛沫を避けて落ち口を見上げますが、当然最上部まで目にすることは出来ませんので台地付近と滝下周辺の様子を一巡りしてから台地に戻り、滝を眺めながらの昼食タイムでゆっくり足の疲れを癒します 12:56 食後の一時を過ごしたところで、台地から北東側に迫る岩壁を補助ロープに誘導されて伝い上がるとトラ尾へのルートとの分岐に出ますので、ここから右へトラバース道を伝うと 13:03 絶壁の岩溝に架けられた朽ちかけた丸木橋を滑落に留意して通過すると 13:04 下からでは絶対に見ることの出来ない滝の最上部が姿を現しますので、滝の落ち口まで足を進めてみますがやはり滝下を見通すことは出来ません
滝上の落ち口には小さな祠が祀られていますが今回は右手にやり過ごして本谷を遡ります 13:16 祠の横から5分程で初めての木橋が現れますので左岸へ渡りますが、この後も2〜3度沢を渡り返し 13:22 右岸を詰めてゆくと杉の幹に取り付けられた私製道標が、右手の支沢を越えるように案内してくれますのでこれに従って支沢を渡り左岸を伝うことになります 13:26 5分近く足を進めると、前回歩いた時には付けられていなかった新しいルートが右手の樹間を縫って付けられているのが目につきますが、千本杉峠との位置関係を考えるとこの新しいルートの方が近いことが判りますのでこの分岐を右へと伝い上がることとします 13:28 道は支谷の右岸沿いを辿るやや急な坂になりますが 13:29 - 13:31 分岐から3分もすると地蔵谷の西側に張り出した小尾根の鞍部に登り着き、木製ベンチが迎えてくれますので少し足を休めてお茶休憩とします 13:49 ここからは風の通らない尾根を伝い登る事になりますが、20分程で再びベンチが迎えてくれますのでザックを下ろして汗を鎮めて 14:07 植林帯の尾根筋をジグザグに登り切ると平坦でやや不明瞭な風通しのよい四つ辻に登り着きます
地図で確かめると千本杉峠はここから少し右手方向になるようですが、道標も見当たりませんので一番ハッキリと付けられた踏み跡に従ってここは直進しますが、後で判ることですがやはり右が正解だったようです 14:10 程なく広い桧原越に飛び出しますので右に折れて緩やかな坂を下ることになります 14:16 - 14:23 ノンビリと5分程この歴史街道を伝うと、よく歩かれた古道を想わせる古びた石仏の残る千本杉峠に辿り着きます
古道は粉河寺と施福寺を行き来する巡礼行脚などで賑わったようですが、今はひっそりとした佇まいで通り過ぎるハイカーを見送ってくれます
今はこの古道を右に見やって左へ下るユリ道に足を進めると、ヘイシ谷から菜畑谷への道を下る事になります 14:24 よく踏まれた道で勾配は少し急ですが、落ち葉に隠れた小石や枯れ枝に乗らないよう注意すれば1m幅の快適な山道は、木の間越しに見える和泉山地の山並みを楽しませてくれます 14:42 勾配も緩やかになり山麓が近くなってくる頃右手の岩肌を涼しげに流れる小さな斜瀑が現れますが、ヘイシ谷へ流れ込む支流ですぐ上部には薄い踏み跡の白城分岐を右手に見やります 14:55 やがて前方が開けてくると菜畑(なばた)谷に出合い 舗装された御光滝林道に飛び出します
合流点から振り向くと左には夫婦滝へ続く菜畑谷沿いの御光滝林道が伸びて行きます 14:57 御光滝林道を2〜3分下流に辿ると右手下方に滝畑48滝の一つで落差10m程の御光滝が2条の流れを交差させて落ちる様子が目に入りますが、ご家族連れのグループが滝下付近で賑やかに歓談されていますのでお邪魔を避けてそのまま見下ろすだけで林道を辿ります 15:13 15分程で右手に「←荒滝」の道標が建てられていますので、少し立ち寄ることとして右手から流れ込む蔵王谷へ足を進めると 15:16 行く手前方に見事な迫力で落差8m程の荒滝が轟音を上げて周囲を圧倒している景観を目に焼き付けて元の林道へ戻ります 15:26 10分も歩くと荒滝キャンプ場への入り口と蔵王峠への合流地点のゲートをすり抜けて府道61号(堺かつらぎ線)を滝畑ダム方向へ向かうと 16:00 約35分で今回のゴールの滝畑ダムバス停に着きますので、16時13分発のバスに乗ることが出来ましたが汗を流すために下高向(しもたこう)で途中下車して風の湯に立ち寄った後、河内長野での反省会で楽しい一日は無事終わりました ページの先頭へ