カトラ谷 〜 金剛山(1125m) 〜 タカハタ谷
コース概念図 コース断面図
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2010年05月29日 (土曜日)快晴 メンバー:3名
歩行距離 6.7q/歩行時間 3時間32分 (休憩時間 1時間32分) 所要時間 5時間04分
09:38 近鉄長野線・富田林駅前から金剛バスに揺られて集合場所の金剛登山口に着くと、既に同行メンバー2人は1台早めの河内長野駅前発・南海バスで到着済みで、いつでもスタートOKの態勢ですので
上空の青空と気温24℃を確認した後はバス道をノンビリ戻るように準備運動を兼ねて歩き出します 09:40 相変わらず多くのハイカーが出かけられるこの山域ですが、中でも千早本道ルートを歩かれる人がほとんどですのでバス停から高城茶屋までが特に賑わいますが 09:43 我々も今回は高城茶屋まで同じ道を辿る事になりますので、暫くは賑やかな談笑を耳にしながら最初の分岐路となる高城茶屋前に着きます 09:51 ここから右の千早本道へ進む皆さんと別れて、左に足を進めて黒栂橋へ目指すと、生活科学研究所を左に見て薄暗い植林の下を通り抜け 09:54 程なく前方に黒栂橋のゲートが目に入ります 10:02 近頃は黒栂橋手前の左岸道も通行するハイカーが増えたようですが、状況が把握できていませんので今は従来通り橋を渡って苦手な舗装路の林道長谷線を伝う事とします
林道を伝って行くと左岸道をお二人のパーティーが談笑しながら歩いておられる姿が見え隠れしますので、次回には私も左岸道を歩こうと思いながら次の橋で林道は左岸道と合流しますが、先程のお二人は既に視界に入らない程前方を歩かれているようで今では左岸道もほぼ困難無く歩ける事が窺えます。 10:16 - 10:17 林道長谷線は左に林道長谷足谷線を岐けると右に折れ、すぐ林道の終点につきますので沢へ入る準備を整え 10:17 少し水嵩の増した沢を石伝いに辿り右岸に付けられた岩道を躓かないようにそして滑らないように足元に注意して伝うと、 10:19 1〜2m程の小さな滝の見送りを受けます 10:20 倒木の散乱する歩きにくい沢道ですのでどうしても緑に覆われた景色に専念する事は出来そうにありませんが・・・・ 10:25 すぐに現れる5〜6m程の1番目の斜瀑は右岸に付けられたロープに案内されて岩場を越えると 10:25 再び瓦礫と倒木に占領されて歩き難い荒れ沢から 10:27 崩落で堰堤のように沢を堰き止められた土砂を乗り越え 10:28 左岸の樹林に刻まれた急な岩階段を登ると、左手に12m程の斜瀑が涼しそうな瀬音を響かせながら見送ってくれます 10:41 暫く雑木に囲まれた左岸の小さな起伏を辿るとこのルート最大の難所が迎えてくれます
左にはこの谷最大と思われる落差20m程の斜瀑を見下ろしながら絶壁で右側には岩が目の前に飛び出し、ハシゴの渡された歩行時要注意!の岩場を過ぎると最後に待ちかまえるハシゴ段を登り切るとひとまず難所の通過は終わります

※画像はヒゲさん提供 10:45 斜瀑の落ち口で左右に分かれた谷の右俣を2〜3分上流に辿ると次の二俣に着きますので、 10:49 ここでは左の谷を詰める事になります
水流も徐々に少なくなってきますが 10:52 周囲には相変わらず緑に覆われた雑木が柔らかい光を投げかけてくれますので、足の疲れも思いの外和らげてくれるようで 10:53 - 11:00 数分でこの谷唯一の水場が迎えてくれます
岩陰には温度計が取り付けられていますが何故か14℃を示しているのはどう考えても納得出来そうにありません
因みに手元の温度計は21℃を示していますので、こちらが妥当な気温でしょう 11:00 充分足を休めた後は最後の急坂が待つ谷筋から尾根筋への登りにかかりますが 11:06 5分程で右手のササ原に薄い踏み跡が別れますが、判りにくい踏み跡を忠実に辿ればタカハタ谷コースの六地蔵近くに合流します
折良く麓でお見かけした2人連れのパーティーが右へのヤブ道を伝われているようで、話し声が案外近くから聞こえてきますが我々はこのまま直進します 11:16 勾配の増してきた谷筋を詰めて行くと小広い平坦地に着きますが、ここで左からワサビ谷ルートが合流してきます 11:25 やがて谷詰めから尾根への登りにかかると、丸木で設えられて曲がりくねった急階段を伝い上がる事になりますが 11:28 - 11:31 足の疲れが少しずつ堪えてくると平坦地から12〜3分で山頂広場直近の広い道に登り着きます 11:31 右へ辿るとすぐタカハタ谷・ツツジオ谷ルートが右手から合流して程なく山頂広場に到着します
金剛登山口をスタートして1時間50分程で計画より20分も早く登り着いた事になりますが、気温が予想より低かった事でスタミナの消耗が少なかったお蔭でしょうか 11:35 ここまで来ると一段高い位置にある国見城址へ立ち寄るのが定番ですので、多くの人々で賑わう国見城址(Ca.1100m)から靄った景観を一巡りした後 11:39 更に高い位置にベンチの置かれた展望の良い樹林広場まで丸太階段へ足を運び上げて 11:40 - 12:51 今回の最高地点となる展望の良い樹林広場でベンチを確保して至福の一時をユックリ過ごします

※画像はヒゲさん提供 12:51 下山に際して再度国見城址から山頂広場に下ろうとすると、セト方向への階段路にブルーシートが掛けられて通行禁止状態になっているのに驚かされます
ブルーシートの下部に大きく崩落した斜面と遮断された山道が目に付き、呆然と立ちすくんでいるハイカーがおられますので「社務所の裏から迂回ルートがありますよ」と話しかけても無言でジッと崩落箇所の周囲を見つめて、何とかここを通過しようと考えておられるようです 12:54 山頂広場からは往路で通り過ぎたタカハタ谷・ツツジオ谷への分岐を左折すると 12:55 すぐ
足元に気を付けてお帰り下さい
の案内表示と六体のお地蔵さんに見送られて西に伸びる尾根道を緩やかに下り始めますが 12:58 2〜3分で丁字場の分岐に突き当たります
左への道はツツジオ谷へのルートで、右への道が今回下るタカハタ谷へのルートですのでここを右に伝うと 13:08 手入れの行き届いた鬱蒼とした植林を縫って下る事になりますが、次第に勾配も急になってきますので足元に気を付けながらジグザグに刻まれた急坂を20分少し下ると、樹林の切れ目でタカハタ谷源頭近くに降り立ち右手にチョロチョロとパイプを伝い落ちる水場を見やる事になります 13:26 水場を過ぎると谷の右岸に付けられた比較的穏やかな沢沿いを束の間下りますが 13:30 沢横に大きく露出した岩場を避けて道は一旦沢から離れ、再び露岩の飛び出した岩階段を慎重に下ると 13:30 やがてトラロープの助けを借りながら左側が削り落ちた岩壁を横切りますので、足場の確保に充分注意して急斜面を横切ります 13:38 左側が崩落した岩場を通過して振り返るとこんな感じです

※画像はヒゲさん提供 13:39 穏やかな静けさを取り戻したV字の沢沿いをノンビリ伝うと 13:41 静かな谷筋ですが、ここでも数本の倒木に進路を妨げられますが他の谷とは異なり自然林の多い事で山肌を守っているのかも知れません 13:43 2〜3分で行く手前方から爽やかな滝の瀬音が伝わって来ます 13:44 道は沢の左岸中腹を伝うように変わりますが柔らかい砂岩に刻まれた道ですので、いずれここも崩落の憂き目に遭うのではと少し不安を感じながら砂岩をやり過ごすと 13:49 丸木橋の架けられた地点に着きます
ここがツツジオ谷出合で足下で瀬音を響かせている腰折滝への落ち口になっていますので下流に向かって右への岩道を伝います 13:52 左下に滝を見下ろしながら少し荒れた岩場を通過しますが、ここが滝下へ降りるルートを兼ねていますので 14:00 - 14:10 岩伝いに滝下まで下って清涼感タップリの腰折滝で休憩をとりながらマイナスイオンをタップリ浴びる事にします 14:11 滝下から再び右岸沿いの道の戻りなだらかな植林帯を下流に向うと 14:16 7〜8mの斜瀑横の露岩の目立つ岩道を通る事になり 14:20 5分程で浄水場への分岐を右に見やって沢を徒渉します 14:22 すぐ右手前方に浄水場へ続く3m幅の村道が見えるとササの踏み跡から飛び出し黒栂橋へと足を進め 14:42 往路で通った高城茶屋の前で靴とステッキの泥を落として金剛登山口に到着して 14:59 僅か15分程待つと富田林行きの金剛バスが来ましたので迷うことなくバスで終点となる富田林駅前まで乗車し、 15:45 お馴染みのうぐいすの湯へ立ち寄るために駅前を歩き始めると目の前に“うぐいすの湯”と書かれた小型バスが停車しているではありませんか
運転手さんに尋ねると「送迎バスですよ」との予想外の言葉に早速乗り込ませていただく事に・・・歩くことなくうぐいすの湯まで運んで戴き、今後の参考になればと運行ダイヤ表までせしめてノンビリと疲れと汗を洗い流した後は、お待ちかねの反省会で仕上げました ページの先頭へ