奥猪名変電所 〜 高岳(720.8m)〜高ンボ 〜 健康の郷
コース概念図 コース断面図
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2010年02月23日 (火曜日)曇り後晴れ メンバー:単独
歩行距離 8.4q/歩行時間 3時間32分 (休憩時間 0時間20分) 所要時間 3時間52分
09:55 能勢電鉄・日生中央駅前から阪急バスに乗り継ぎ、30分程で今回のスタート地点杉生バス停に着きます
上空には薄雲が広がり青空はほとんど見る事が出来ませんが雨の気配はありませんので、手元の温度計で15℃を確認して東方向へ向かいます 10:00 まずは信号のある県道12号(川西篠山線)との交差点を横断して県道602号(島能勢線)の旧道伝いに足を東に進めると右手に杉生郵便局 10:01 そしてすぐ右手に猪名川町消防署北出張所を通過して鎌倉橋を越えたところですぐバイパスと合流します 10:17 バス停から20分でY字状の分岐が目に付きますが、今辿ってきた県道は右の能勢町方面へ伸びて行きますが、左への道は猪名川変電所を経て猪名川不動尊への参道を兼ねた林道のようです
分岐点では猪名川不動尊口と彫られた石標が迎えてくれますので躊躇なく左の5m幅の道へ進みますが、ここまでは5年前に歩いた記憶が蘇ってきます 10:20 左への道を進むと物々しい鉄骨が立ち並び、異様な景観の猪名川変電所の前に着きますが周囲の静けさをかき消すようにブ〜ンという耳障りな音が異様な景観と相まってまるで宇宙要塞を連想させてくれます 10:23 舗装された5m幅の道はここまでで、林立する鉄骨に圧倒されるように林道は遠慮気味に変電所の西側を通り 10:25 さらに山裾沿いに北側へ回り込みます 10:27 北側からは鉄塔越しに4年前(=2006年)に訪れた事のある堂床山のドッシリとした山容が視界を捉えます 10:32 変電所を後にして5分、林道を辿ると右手に5年前に歩いた時から気になっていた朽ちかけた木橋の出迎えを受けますので、今回はこの分岐を右へ辿ると 10:36 数分ですぐ三方に道が分かれますので、東に連なる稜線への山肌を伝い登る真ん中の道を上る事にします 10:38 道は2m幅のよく整備されたやや急な斜面を登る林道のようですが 10:39 やがて中央に小石がケルン状に積まれた1m程の岩が現れると林道の終点に着いたようで、ここからは細く少し抉れた急な谷道を上る事になります 10:44 見通しのない雑木帯を登ると一気に視界が広がり、目の前に送電鉄塔(丹波幹線#112)が姿を現し尾根途中の小広い台地に着くと、右手後方からは個性豊かな北摂の峰々が少しずつ顔を覗かせてくれます 10:46 鉄塔から少し急坂を登ると雑木も途切れ頭上には雲一つ無い青空が広がって体感温度もそれなりに暑さを増してきます 10:47 程なく右手から1m幅の広い道が合流して来ますが、初めて歩くルートでもあり地図にも載っていない道ですのでここは左(=北方向)に進む事としますが 10:48 やがて進路方向に横たわる倒木を越えると一気に急勾配に変わり、積もった落ち葉に足元を掬われながら雑木帯を伝い上がる事になります 10:50 明るい灌木の中から送電鉄塔(丹波線#92)が出迎えてくれますが、展望はほとんど効きませんのでここでのカメラ休憩を断念して鉄塔下を抜けますが、勾配がさらに増して来ますのでせっかく運び上げた足が落ち葉と伴にずり落ちる回数も自然に多くなり 10:56 5分も急坂を伝い上がると右手に電流柵が目に付きます
松茸山でしょうか?獣除けを兼ねて雑木に付けられた「入山禁止」の標識板が私有地である事を教えてくれますので、右の樹林に入らないよう注意して高度を上げて行きます 11:00 曲がりくねった山道を進むと足元に関電の巡視路であるプラスチック製の階段が現れると地表に5mも飛び出した大岩の横を通る事になりますが、今まで右手の樹木に固定されていた電流柵が外れて道の左側を通ってますので仕方なしに電流柵の右側を伝う事にします 11:06 標高が500mを越えて尾根上の平坦地に出たところで送電鉄塔(丹波線#91)が左下から見送ってくれると、左手(=西)方向には4年前(=2006年)に登った台形状の広い山頂を見せる大野山が雑木越しに姿を見せてくれます 11:15 前方にはこれから目指す高岳が紅白の鉄塔を頭に乗せた姿をハッキリと見施手くれると 11:18 緩やかな下り坂に変わり、2m程先で右手に登る稜線への分岐が別れますが送電鉄塔(丹波線#90)からの展望を確かめるために一旦分岐を直進して見ます
鉄塔から高岳へのコース採りを再確認した後先程の分岐まで戻って左折すると 11:27 送電鉄塔(丹波線#89)が建つ鞍部への緩やかな下りが始まります
上空には相変わらず青空が広がり、鞍部に出ると右手から1m幅のしっかりとした道が合流してきますが、手元の地図で調べるとどうやら高岳南尾根へ通ずるバリエーションルートのようですが確かめる事は出来ませんので、気温14℃となかなか気持ちの良い冬枯れの雑木林に足を進める度に散り積もった落ち葉がカサカサと乾いた音を立てて楽しませてくれます 11:30 山肌を横切るように北西に続く道を辿ると程なく猪名川不動尊からの道に合流しますので、ここからは5年前に一度歩いた事のある尾根筋を登る事になりますが蒸発した記憶からは懐かしさも感じる事が出来ず 11:34 数分で辿り着いた送電鉄塔(丹波線#89)だけが何とか記憶の端に残っていて、見上げた形から機動戦士ガンダムを連想した事を微かに想い出します
そして鉄塔下からは幾重にも折り重なって見える北摂の山々が疲れを忘れさせてくれます 11:39 再び山頂直下の急坂を喘ぎながら登る事になりますが、積もった落ち葉に足を乗せるとずり落ちそうになりながら周りを取り囲む雑木の助けを借りて一歩ずつ足を運び上げると 11:44 5分程で開けた尾根尻に建つ送電鉄塔(丹波線#88)に登り着くと 11:46 やや傾斜も緩やかになって中山峠西詰めから府県境界を伸びる南尾根道と合流します 11:53 いよいよ眼前に高岳山頂部が迫り、待ちかまえるように立ち塞がる最後の急坂への取り付きが始まりますが 11:54 - 11:56 展望の期待できない山頂に代わって、この場所から背後に広がる見事なパノラマを楽しんだ後 11:57 少し歩きにくい露岩の目立つ道を最後の一登りで右にナルタキ山方面へ下る分岐を見送ると 12:00 - 12:15 今回の最高峰高岳(720.8m)山頂を踏む事になりますが、5年前と同様に5〜6mの雑木に遮られてほとんど眺望を楽しむ事は出来ませんので三等三角点(点名:鎌倉 標高:720.82m)標石をソッと踏んでから20m程西に建つ紅白の送電鉄塔下で今回も昼食休憩とします
前回には10人程のパーティーがご一緒だったため賑やかな山頂でしたが今回は貸し切りですので静かな一時を過ごす事が出来ます 12:16 昼食が済むと足が冷えないうちにユックリペースで前回10人程のパーティーが向かわれた3m幅の防火帯を想いだして北尾根縦走路への急坂を鞍部に向かう事とします 12:17 落ち葉が敷き詰められた気持ちの良い道ですが、急坂のため落ち葉に足元を掬われないよう充分注意して下ります
それでも滑ってシリモチを着くシーンが幾たびか・・といって、まさかここで軽アイゼンを装着する訳にもいきませんし・・・ 12:24 鞍部に近づくと右手の雑木横から送電鉄塔(丹波幹線#107)の見送りを受けますが、稜線は一旦高圧線を東に横切ってから北へ伸びて行くようですが 12:31 鞍部まで降り立つと左手の小ピークに建つ鉄塔が目に付きますので、地形図を見てみるとその先北西方向に711mピークが載っています
送電鉄塔のある小ピークを通って711mピークまで足を伸ばしてみる事としますが鞍部から小ピークへのショートカットを歩くと途中でプラスチック階段の付けられた関電巡視路に合流しますので、送電鉄塔(丹波幹線#106)まで足を進めて見ます 12:38 さらに尾根筋にはしっかりとした冬枯れの道が通じていますので迷う事もなく、落ち葉の積もった快適な道を緩やかに下って再び小さく登り返すと 12:40 - 12:43 すぐに眺望の開けた平坦なピークに着きますがここが711m独標で山名はないようです
帰宅後にネットで調べてみると関電の資材運搬用ヘリポートとして利用されているとも紹介されています
ここからは北西方向が大きく開けていますので、猪名川を挟んですぐ西には2006年に歩いた平坦な山頂の大野山から稜線の北端に横たわる2009年に歩いた弥十郎ヶ嶽までの大らかなパノラマが視界に飛び込んで来ます 12:46 昼食後のスタート時点では「高岳から伸びる北尾根を縦走して見るのもいいかな」程度に考えていたのですが、目の前に続く北西への尾根歩きも悪くなさそうなので今回はこのまま尾根を伝ってみる事とします 12:50 尾根筋は雑木に囲まれて見通しはほとんど効きませんが地形的にもハッキリとした尾根ですので道を外す事はなさそうで、気持ちの良い尾根筋を緩やかに下ります 12:54 途中で右手が大きく崩落した場所を通る事になりますが、雑木に覆われて沢谷右俣の谷底まで見下ろす事は出来ません 13:17 全体的には緩やかな下り勾配が続きますが、小さな起伏も2〜3箇所ありますので「ひょっとするとここが高ンボと呼ばれているコブかな?」と思いながら地形図を確かめて見ると、標高600mを越えているコブですのでまだ先のようです
20分程で次のコブが現れて直径2m程の岩が目立つピークに着きますので、「ここが高ンボなのかな?」と思ったのですが木の間越にさらに高いコブが前方に垣間見えます
そのコブが気になっていた高ンボ(591m)ですがピークには山名板も目印になるものもなく、勿論雑木に囲まれて展望もありませんので早々に踏み跡の入り交じった広い尾根道を下りますが右手前方に奥猪名健康の郷のロッジや建物がチラチラと目に入り出します 13:27 やがて尾根尻に着いたようで落ち葉の絨毯に覆われた急坂下りが始まると、右方向に下る枝道?が錯綜して来ますが今回はひたすら尾根道を下る事にします

※どうやら右への道が正しいルートだった事を程なく知る事になります 13:46 尾根の先端で健康の郷を見下ろす所に出ますが、2m程のコンクリート壁と溝に阻まれて敷地に降り立つ事が出来ず、仕方なく右へ数分伝い歩いてなんとか降りられるところを見つけたところで遊歩道に降り立ちます 13:48 とりあえずバス停に行って時刻表を確認しますが10分程前に出たところのようで、次のバスまでには2時間近く待つ事になりますので今回も奥猪名健康の郷でユックリと汗を流す事として200円也の共同利用券を求め、15時34分発のバス待ちを兼ねてナトリウム鉱泉にノンビリ浸かり、一人反省会を済ませた後はバスに揺られて日生中央駅に向かいます ページの先頭へ