金山谷 〜 岩湧山(897m) 〜 アシ谷
コース概念図 コース断面図
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2009年11月26日 (木曜日)晴れ メンバー:単独
歩行距離 13.9q/歩行時間 5時間19分 (休憩時間 0時間43分) 所要時間 6時間02分
《レポート画像》
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到着 - 出発 《ルートポイントのあらまし》
09:37 南海高野線・河内長野駅で滝畑ダム行きの南海バスに乗り継ぎ、人気のない滝尻バス停で降りる
上空には秋の青空が広がり気温は14℃と絶好の気象状況を確認してスタートする
09:42 バス停からは府道218号・河内長野かつらぎ線を日野方向へ北進するとすぐに最初の分岐、滝尻分岐に着くので右後方へ戻るように林道横谷線に足を進める
09:44 分岐からは横谷川沿いの舗装路をノンビリ辿る事になるが
09:52 3m幅の舗装された道路を10分近く伝うと右手にガードレールが目に着く
ガードレール横の樹木に小さく付けられた「権現滝→」の道標地点には細い急斜面に捨て縄が付けられているので、ここは単独行の気楽さで崩落したようなこの坂を下って見る事にする
09:55 捨て縄に沿って急坂を下ると横谷川渓谷の右岸に降り立つので少し上流に回り込めば
09:57 - 10:03 落差10m程の形の良い権現滝が姿を見せるので暫くマイナスイオンを浴びる事になるが、何気なく道標に誘われた事が幸運だったようだ
10:06 再び横谷川左岸沿いの林道に戻り、ノンビリ足を進めると
10:14 三叉路に出るが、右に続く林道横谷線を見やって今回は左の地道林道フナサコ線を伝う事にする
10:18 分岐を左に15mも伝うと舗装が途切れて地道に変わり、静かな自然林の中に敷き詰められた落ち葉を踏みしめながら気持ちの良い2m道路を東北東に足を進める
10:23 さらに林道を5〜6分辿ると朽ちた道標が打たれた扇畑谷への分岐が左に岐れるが、ここは緩やかに南東方向に伸びる金山谷の静かな雰囲気を楽しみながら気温11℃を快適に感じて初めての谷筋を進む
左手に岩峰を見せている筈の一徳防山も樹木に遮られて目にする事は出来ないまま静かな谷筋を遡ると
10:28 ほとんど土砂に埋もれた石橋を渡る事になるが、今まで右手に見えていた流れ(=右岸道)がここで左手(=左岸道)に変わる
10:30 道が大きく右へカーブするところで木漏れ陽に見事な天使の階段を架けて迎えられ思わず感動!
10:32 程なく再び水没した石橋が視界に入ると林道を乗り越えて流れが右に移るが
10:35 2〜3分で放射状に広がる見事な“天使の階段”に出逢うと最後の石橋が現れたところで林道は終わり、ここまで広く明るさを保ってきた金山谷も様相を一変する
沢横右岸に取り付けられた私製道標は「この沢を遡行しろ!」とばかりに、道のない沢を伝うように案内しているので適当に沢身を伝う事になる
10:39 気持ちの良い“天使の階段”のシャワーを浴びながら沢身や右岸左岸を伝うと少しずつ谷相がワイルドになり、沢から渓谷の雰囲気に変わって来ると左手に見える支谷から4mほどの小滝の見送りを受ける
10:43 右岸左岸にテープが捲かれているがどちらにも踏み跡が見あたらないので直接沢身を伝い上がる事になるが、徐々に谷幅も狭くV字状を呈して来て流れも徐々に速く岩肌を伝うように感じられる
10:48 やがて3m程の段瀑が姿を現すので右岸の小さな岩角を頼りに滝上に出る
10:58 徒渉を繰り返してさらに10分、谷幅はますます狭まり渓谷から峡谷の様相に変わると両岸から迫る7〜8mのゴルジュの中を落ちる小滝に着くので左岸の岩を捲く
11:04 さらに5〜6分で左手の支谷に落ちる2m程の小滝を見やると
11:07 - 11:10 いよいよ金山谷のクライマックスとなる落差10m程の布引ノ滝が見事な姿を見せてくれるので、束の間のカメラ休憩を挟んだ後左岸に付けられた急坂を捲き登って
11:12 落ち口に立って今辿ってきたワイルドな谷筋を改めて振り返ってみる
11:28 この後暫くは沢を伝ってみるが上流は変哲もない沢である事がわかり、途中で右手(=左岸)に見えるガードレールを目指して植林の踏み跡を伝い上がるが
11:33 コンクリートの壁に遮られて林道に出る事が出来ないので、仕方なくガードレールの切れ目まで下草を掻き分けて林道加賀田滝畑線に飛び出し滝畑方面へ足を進めて
11:44 10分程林道を辿ればS字カーブに差し掛かるので、ここからジュンノキ谷に取り付く
11:48 谷筋は思いのほか水流も乏しく若干期待はずれの感もあるが、左岸伝いに植林の中を北方向へ緩やかに登る事になる
11:51 程なく右手に送電鉄塔#78、#79の関電保守道から西尾根への道が分かれるが、今は直進して地形図の点線の道へ足を進めてみる事にする
11:53 左手を流れる沢に一旦合流するがすぐ右手に続く沢状の踏み跡を進んで見るが
11:55 再び沢に突き当たるので右岸へ渡ると二俣の中間に付けられた踏み跡を辿る事にする
12:00 暫くは意外に良く踏まれた送電鉄塔#80への巡視路を伝う事になるが
12:02 送電線の下に差し掛かると大きく山抜け状態の急斜面に着き、踏み跡も完全に姿を消してしまうが何とか辿れそうな左手(=北東)の斜面に取り付く

※ここでジュンノキ谷を遡る“点線の道”を外してしまう事になる

12:08 灌木の少ない急斜面には刈り払われたススキが積まれているためにウッカリ上に乗ると一気に4〜5m滑り落ちる事になり、まるで蟻地獄に入り込んだアリの気分を何度も味わいながら3歩前進2歩後退を繰り返して少しずつ高度をあげて行く
12:10 目の前にジュンノキ谷東尾根が見えるが、手前にはまだ積み上げられたススキがバリケードを張っているので何度も立ち休憩を挟んで慎重に山肌を伝い上がると、右手後方から扇山と西尾根に建てられた鉄塔#79の見送りを受ける
12:24 さらに北側を見やると剥き出しの岩肌を見せる通称西タツガ岩の荒々しい岩稜も手に取る程近くに姿を見せる
12:33 滑るススキに足を取られながらも10分程で尾根尻に登り着き、送電鉄塔#80が建つ東尾根の踏み跡に合流する
12:49 ここからは東尾根ルートを伝う事になるが、右下にジュンノキ谷を見下ろしながら展望のない尾根上の小さなコブ(Ca.600m)を越えた時点で
12:55 手元の地形図を確認すると岩湧山・西峰(三角点峰)の真北から南に向かって登っている事が判る
13:27 次第に踏み跡も薄くなり、時々目に着くテープを頼りに急傾斜の激登りが続くので立ち休憩をこまめに挟み
13:41 崩落箇所から約90分懸かって山頂直近を伝う旧道に登り着き、山頂部に広がるススキとの境界を東に伝うと
13:45 東峰との鞍部にあるトイレ近くでダイトレに合流する
13:46 ここまで来ると山頂を踏まない手はないので右(=西)への階段を山頂に向かい
13:51 - 13:56 眼前一杯に広がる貸し切りのカヤト原と雲ひとつ見あたらない青空とのコントラストを楽しみながら、岩湧山(897.2m)山頂での贅沢な一時をノンビリと過ごして
13:54 ベンチで昼食でも・・・と思っていると、丁度滝畑側から5〜6人のハイカーが談笑しながら遅い昼食場所を探しておられるようなので、ここは単独行の私が山頂を辞する事にする
14:07 一旦鞍部に下って東峰に着く
ここも貸し切り状態で静かだが残念な事に陽差しが無く風が少々強くて見晴らしも利かないため昼食場所としては適していないと判断して先に進む
14:20 東峰からやや急な階段道を下ると平坦な稜線を伝い、
14:25 東峰から10分少しで左にいわわきの道を分けると左手に富田林の街並みが広がる
14:39 さらに広い道を2〜3分で五ツ辻を過ぎると右手に錦命水を見やり
14:41 すぐ南葛城山分岐を過ぎて
14:48 - 15:17 コンクリート道から紀見峠方面への分岐に足を進めると
15:23 南側の開けたベンチに着くのでやっとの事で超遅い昼食タイムとする
15:25 食事が済んだところで既に15時を廻っているので少し帰宅を急ぐ事に・・・
最寄りの下山ルートとして根古峰横の分岐を左折してもっとも近道となる林道アシ谷線を下って帰る事とする
15:27 根古峰の左から北側を回り込んで、根古峰三角点を通る細い踏み跡が合流して植林の中を620m独標との鞍部まで伝い、アシ谷へ捲き下ると堰堤が右足下に姿を現す
15:46 まもなく植林帯を下りきると林道アシ谷線の終点に着く

※林道終点から今下ってきたルートを振り返って見るとこんな感じ!

15:56 林道まで下ると後はあまり使われていない道を北へ辿る事になり
16:07 葦(あし)谷に沿って敷かれた林道は10分程で林道・流谷線に飛び出すので、ここを右に摂るとすぐ林道砥石谷線を右手から迎える
16:11 時々自動車が通る林道の左手に聳える勧進杉に見送られて、流谷に架かる朱色の橋を渡り流谷八幡神社で山行の無事に感謝を込めて一礼して元の林道に戻り
16:19 国道371号を横断して出合橋を通過すると
16:22 今回のゴール南海高野線・天見駅に到着

人気のないホームで約20分待って42分発の急行に揺られて約束より10分遅れで無事帰宅

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