三鈷寺(さんこじ) 〜 ポンポン山(678.8m) 〜 尸陀寺(しだじ)跡
コース概念図 コース断面図
↑「地図」上の○印をクリックするとその位置の画像を表示します。
2009年06月27日 (土曜日)晴れ メンバー:2名
歩行距離 10.1q/歩行時間 4時間14分 (休憩時間 1時間13分) 所要時間 5時間27分
09:46 やっと計画を具体化する事ができたところで6月例会を呼びかけてみましたが、梅雨の最中でなかなかメンバーの同意を得ることが出来ない中をなんとか"なかりんさん"の参加表明があって単独行だけは免れる事が出来ました。
阪急梅田駅で合流して東向日駅へ、さらに阪急バス(66系統)善峰寺行きに乗り継ぎ25分で終点一つ手前の小塩(おしお)停留所へ降り着きます。
上空は晴れで気温28℃を確認してバス道を進行方向に進みますが一緒に下車された3人連れはバス停横の十輪寺(業平寺)に立ち寄られるようで右手の参道を登って行かれます 09:56 舗装されたバス道(府道208号・向日善峰線)を10分程辿ると前方中腹にこれから立ち寄る三鈷寺の白壁が視界に入りますが 10:05 強い陽射しの中をノンビリ歩いていると先程十輪寺に立ち寄られた筈の3人連れが会話を楽しみながら元気な足取りで追い抜いて行かれます 10:10 バス停から約25分で右手に「三鈷寺」への登り口が出迎えてくれますので舗装路から別れて2m幅の綺麗に整備されたこの道に足を進めます 10:15 九十九に曲がりくねった坂道を登って行くと道端に打たれた「三鈷寺まで 300m」と書かれた案内道標が現れ 10:17 それから2分で「三鈷寺 200m」・・・・ 10:19 さらに2分で「三鈷寺まで 150m」と三鈷寺までの残り距離を懇切過ぎるくらい丁寧に教えてくれますが 10:21 「三鈷寺まで 100m」の標識を最後に標識は姿を現さずに 10:26 登り口から15分程もすると九十九折れの地道からコンクリート舗装に変わり、やがて丁字分岐に着きます。
分岐点には公設道標が打たれ、右手に下ると石作町(灰谷)から長峰寺方向に続いているようですが 10:27 今は左に続く石段から三鈷寺への裏参道を辿ることとします
すぐ後方から登ってこられたご夫婦は表参道を採られるようで右のコンクリート舗装された坂道を伝って行かれます 10:30 石段を昇るに従って周囲の樹木が途切れて背後には京都の市街地が大きく拡がって来ます 10:31 - 10:47 丁字状の分岐から5分も掛からずに三鈷寺の境内に登り着きますので、休憩時間を利用して噴き出した汗を鎮める事とします
手元の温度計は26℃を指していますがソヨソヨと優しく通り過ぎる風のお蔭で体感的には22〜3℃に感じられ、見る見るうちに汗が退いて行く事がわかります 境内からは“眼下に拡がる京都市街が一望出来る”ことで人気のある静かな佇まいを見せる山寺も今はあいにくの靄に覆われ、眺望絶景とは程遠いようですが靄の中に "京の鬼門(=北東)"を守る比叡山の姿がウッスラと視界に入り、境内に建てられた “東山に昇る名月の眺めは関西随一”と縁起の書かれた案内板を見やって、表参道への出口に向かい こぢんまりとした静かな境内を辞すことにします 10:49 汗も退いたので山門から三鈷寺を辞し杉谷集落へ足を進めることになりますが、正門を出て表参道を右方向へ少し戻らなければならないのを読み切れず、間違って左の善峰寺方向へ一旦足を進めてしまいます。 10:51 正面に「西国三十三所・観音霊場・第二十番札所の善峰寺」北門が見えてくると、左手に境内が大きく拡がり桂昌院にちなんで昭和62年に建立されたという"けいしょう殿"を見下ろす事が出来ますが、杉谷集落へ抜ける道が見あたらないのでやむなく来た道を引き返すことに f(^_^;) 10:54 再び三鈷寺の山門まで戻ったところで仕切り直しです。
表参道を北方向へ少し辿ると左への坂道が別れるので杉谷と書かれた小さな私製道標に従って 10:55 左へ伸びるこの急なコンクリート舗装された坂道に足を進めます 11:07 三鈷寺の山門横から2m幅の舗装路を10分程辿ると東海自然歩道の道標の打たれた三差路に飛び出しますので、善峰寺への下り坂を左に見やって杉谷方向への上り坂に足を進めると 11:15 途中から1m幅の山道が急な山の斜面を登って行きますが、相方のなかりんさんから「足先に何か違和感がある」とのアピールを受けて左右に曲がりくねる少し緩やかな舗装路を伝う事にします 11:24 道標から凡そ15分で傾斜が緩やかになると杉谷集落に差し掛かります
左手から今では廃屋然となった集落最初の民家に迎えられます 11:28 ノンビリと人気のない集落の中を辿ると3〜4分で公設道標の打たれた分岐が現れますので、ここでポンポン山への登り口となる左への林道に足を進めます

※東海自然歩道はここを直進して金蔵寺方面へ伸びて行きます 11:38 谷筋の樹林を縫って林道を10分も伝うと道標のない分岐に着きますが、左への道は釈迦岳の北側を回り込むように東へ伸びて行きますので、ここはすぐ前方に「熊出没注意」の標識が打たれている右への道を採ります 11:40 水のない沢沿い道はすぐ次の分岐に着きますので今度は橋を渡って左に伸びる道を伝いますが、舗装路から別れて10分も快適な山道を歩いた成果でしょうか相方の足先からは違和感が姿を消してくれたようで一抹の不安から解放されて快適な山道歩きが続きます 11:44 沢沿いの谷道はほぼ水平に近い緩やかな勾配で高度を上げてゆきますが 11:50 橋のある二つ目の分岐から10分でこのコース唯一の岩場が現れますが、しっかりと固定された金属製の手摺りが設えられていますので滑りやすい足元さえ気をつければ小さな子供連れでも危険はなさそうです 12:01 頭上に高圧線が見え出すと程なく送電鉄塔が左手に姿を現し、やがて道はなだらかになって釈迦岳とポンポン山を結ぶ鞍部近くに登り着く事になりますが、道端から可憐なササユリの出迎えを受けて足の疲れも一瞬忘れます 12:03 草原状に眺望の開けた場所を通り過ぎると再び見晴らしの利かない自然林に囲まれた道になりますが、ここで杉谷を出て始めて単独のハイカーに出逢い挨拶を交わします 12:10 爽やかな風と雑木の緑に癒されながら静かな道を数分辿ると赤い送電鉄塔の直近で 釈迦岳への分岐が迎えてくれますので、この分岐を右へ伝います 12:13 すぐ右手にパノラマコースへの道を分けて2〜3分で再び右への分岐に着きますが手元の地図には載っていません。
途中まで辿ってみましたがどうやら大原野森林公園(イヌブナの森)に下る道かな・・・と思い至ったところで元の分岐まで戻り山頂への道を伝います 12:33 少し勾配が増してきて山頂に近づいた事を教えてくれると右手に「出灰→」の道標が打たれた分岐が見えて来ますが、今回は山頂で昼食タイムを挟む事にしていますので左の道へ足を進めるます 12:36 右手上方から楽しげな笑い声が聞こえてくると山頂への分岐が待ちかねたように迎えてくれますので「山頂→」の道標に従って右への階段道に足を運び上げます 12:38 - 13:35 日当たりの良い山頂広場はさすがに少し暑いので先着の皆さんは横の木陰に風通りの良い適当なスペースを確保して至福の一時を楽しまれていますので、二等三角点(点名:加茂勢山 標高:678.82m)をソッと踏んだ後我々も木陰の平坦地を確保してシートを広げます
爽やかな風が通る山頂の木陰は気温25℃で天然のクーラーで火照った身体を冷ましてくれます 13:37 充分足を休めて汗も完全に退きましたので、ユックリと景色を楽しんだ後は山頂から北西に伸びる尾根伝いに出灰(いずりは)へ下ることとして多くのハイカーで賑わう山頂を後にします。 13:43 最初は少し急な下りからスタートしますがすぐ雑木に囲まれた快適で緩やかな尾根道を下ることになり、山頂から5分チョットで道標の打たれた分岐に着きます。
右への踏み跡には案内がありませんが山頂から北に伸びる尾根を辿って大原野森林公園(リョウブの丘)に下るルートのようで次の機会にでも歩いてみようかな と思いながら道標に従ってここは直進します 13:46 さらに3分で次の分岐が現れ、ここにも道標は打たれていますが右方向への踏み跡には案内がありません。
地形図で確認すると森林公園の西側に切れ込んだ谷筋に出るルートかも知れませんが、ここも道標に従って左への道を下ります。 13:49 相変わらず雑木に覆われた快適な尾根筋を伝いますが、やがて地形図の549m独標と思われる小さなコブを右手から捲いて高度を下げて行くと 13:59 尾根尻に着いたようで、丁度休憩されているご夫婦の前を失礼してここからは谷筋へ下る事になります
運良く北方向から靄のカーテン越しに ウッスラと地蔵山〜愛宕山の山並みが見送ってくれますので、お礼代わりにレンズを向けておすましポーズを1枚・・・ 14:11 道は少し抉れていますがよく歩かれていると見えて、飛び出した露岩などは見あたりませんのであまり足元に気を遣う必要はなさそうです 14:18 自然林の緑に覆われていた風景も殺風景な植林に代わると山麓が近づいてきた事を教えてくれます 14:22 5分も樹林を下ると植林も途切れて出灰集落の外れに降り立ちますが、 14:23 "すぐ右手から 一休禅師に縁の「尸陀寺(しだじ)」跡が迎えてくれますので立ち寄ってみます

ほんの少しでもチエとトンチを授かる事が出来れば良いのですが・・・" 14:25 ここからは出灰川に架かる鬼語条橋(おんごじょうばし)を渡って右岸沿いの舗装道路を南西方向に辿りますが 14:52 たまに通る自動車に気をつけながら30分程山間の曲がりくねった道を辿ると出灰バス停に着きますが、この後は樫田温泉に立ち寄る予定ですのでこの辻を右折して府道6号・枚方亀岡線を田能川沿いに北上する事にします 15:07 交通量の多い府道を伝うことになりますので車に注意しながら道路脇を15分程伝うとやがて右手に木工クラフトセンターが現れます
ここからは遊歩道をノンビリ上流へ向かう事にしますので車道を離れて田能川左岸に渡ります 15:11 森林センターが近づいて来ると水遊びを楽しんでおられる多くの家族連れが目に付きだし 15:13 "程なく今回のゴール 樫田温泉・槻の郷荘に到着しますので、ユックリと汗を流して冷たいビールで喉を潤して16時42分発の高槻市営バスで高槻駅に出たところで今回の例会は無事終了しました" ページの先頭へ