豆崎登山口 〜
桶居山(247.6m)
〜 深志野登山口
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↑「地図」上の○印をクリックするとその位置の画像を表示します。
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2008年10月03日
(金曜日)晴れ
メンバー:単独
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歩行距離 10.7q/歩行時間 6時間14分
(休憩時間 0時間31分)
所要時間 6時間45分
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09:50
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大阪駅を8時37分に出た新快速姫路行きを加古川で快速に乗り換え、曽根に9時37分予定通り到着しましたので準備を整えた後線路に沿って東に足を進めます。 頭上には青空と薄雲が広がり手元の温度計は24℃を指しています。
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09:51
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東へ70m程進むと県道212号に突き当たりますので、この丁字路を左折し
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09:53
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大日池を右に見やって北へ進むと200m程前方に国道2号線が視界に入ります。
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09:54
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国道2号線に突き当たるところが豆崎交差点で、横断陸橋を通って国道の北側に渡り
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09:56
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西へ辿ると交差点から100m程で右手に3m幅の脇道が別れますので、この脇道に入り
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09:57
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20m程進むと最初の民家横に薄い踏み跡が下草の間を右手に上がりますので
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09:58
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この踏み跡へ足を進めます。 判りにくい取り付きですが木に付けられた小さな私製の道標が登山道であることを教えてくれます。 事前に入手したコース図には記載されていないルートですが、コース図に(J 豆崎登山口)と書かれているコースは他の案内サイトでは「中所登山口」と案内されていますので入手したコース図の名前が間違いだと判断できます。
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09:59
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踏み跡はいきなり急な階段道から始まりますが、振り返れば案外しっかりとした踏み跡であることから古くからよく歩かれていた里道のようで
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09:59
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雑木に覆われた山麓を緩やかに東方向に登って行くと
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10:00
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すぐ目の前に高さ50mあまりの岩場が現れ、道は北方向にほぼ平坦に伸びて行きます。 この岩場が“豆崎登山口”であることを後で知ることになりますが、道標もありませんので今はこの岩場を右手に見やって細い里道を北方向に辿る事にします。
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10:02
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細いヤブ道は一向に上に登る気配もなく、クモの巣の歓迎を受けながら山麓を捲くように平坦な道をさらに北へ辿ると
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10:07
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2m幅の広い道に飛び出しますが、右手方向には古い石段と結界石柱が見えますので何か祠でも祀られているようなので、
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10:08
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50m程の石段を登ってみる事にします。
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10:09 - 10:12
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階段を登り切ると予想したとおり立派な社(愛宕山大権現)が迎えてくれますので今日の山行の無事をお願いした後、ここから登るルートがあるのでは・・と考えて周囲を探って見ますが一面に茂るシダ類に覆われて獣道すら見あたりませんので、先程の岩場まで戻ることとします。
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10:23
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凡そ20分のロスタイムで先程の岩場まで戻って一枚岩の急斜面を登りますが、岩はヤスリのように粗い表面で出来ていますのでフリクションが効き滑ることはありません。 グングン高度が上がると高砂市街の展望が背後に広がり
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10:28
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岩場を登りきるとやや急な山道に変わりますが、灌木が視界を遮り眺望は利かなくなると
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10:30
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程なく平坦な尾根尻に登り着き、前方に竪穴式の経塚山古墳(前方後円墳23.6m)が姿を見せてくれます。
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10:37
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道は鞍部に向かって少し下りに変わり背丈の低い針葉樹の中に続く心細い踏み跡を辿ることになりますが、途中に現れる枝道に惑わされることなく忠実に尾根筋を登り出すと右から中所登山口からの縦走路が合流し、急な岩尾根になると後方の展望が再び開けてきます。 振り返ると先程通った古墳のあった小さなピークの見送りを受けますが
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10:38
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前方からは百間岩を凌ぐ予想外の急勾配の岩肌が迎えてくれますので立ち休憩を挟みながら足を運び上げます。
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10:40
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勿論、立ち休憩の時間を利用して背後に広がる高砂市街を目に収める事も忘れずに・・・
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10:47
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豆崎登山口から概ね50分、やがて四方の視界が広がると最初のピーク・豆崎奥山(155.7m)につきます。 山頂には三等三角点(点名:大谷1 標高:155.73m)が打たれていますのでソッと踏んで山頂を辞します。
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10:51
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一旦鞍部まで下って急な岩尾根を登り返すとさらに北側の展望が開けて2番目の大谷山(167m)山頂を踏みます。
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10:59
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山頂からは前方右手に4年前の高御位山へ歩いた時のスタート地点となった鹿島神社の建つ地コ集落と竿池が広がり、背景にはドッシリとした高御位山が目を引きますので主峰をズームアップして見ますがこの時点の山頂にはあまり多くのハイカーを確認することは出来ません。
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11:01
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そして目の前にはメリハリのある鞍部と急な尾根筋を見せて立ち塞がる地コ山をクリアする必要がありますが、日当たりの良い岩尾根の連続で手元の温度計は既に28℃を指し汗は容赦なく噴き出してきますので計画通り無事に歩き通せるかどうか、少し不安を頭に過ぎらせながら地コ山への岩尾根を辿り
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11:04
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大谷山から急な下りの後展望の開けた岩尾根を登りながら振り返ると今辿ってきた豆崎奥山と大谷山が起伏のある稜線を見せてくれます。
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11:15
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やがて3番目のピーク地コ山(190m)山頂に着きますが周囲に茂る雑木に遮られて展望はありません。 ここでも立ち休憩で少し呼吸を整えますが相変わらず風もなく直射日光を浴び続けますので体感温度は30℃を軽く越えています。 少し立ち休憩を挟んで早々に山頂を後にします。
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11:18
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ほんの少しで起伏の緩やかな岩尾根に出ますので再び前方の展望も開け、岩の鎧を纏ったような別所奥山が独特の山容を正面に現します。 右側面に見える急斜面の岩肌がこの後登ることになる百間岩ですが、今はひっそりと静かに待ってくれている人気の岩肌を前に縦走コース中の最低鞍部への急な岩尾根を下ることになります。
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11:27
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やがて雑木帯まで下って展望のない鞍部に降り立つと、行く手に公設の道標が打たれた分岐が現われて鹿島神社からの登山道が右手から合流してきます。 ここが縦走コース中で最も標高の低い地点となる“最低鞍部”です。
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11:31
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この分岐を直進することになりますが、右手にコンクリート製の展望台を見やって目の前に待ち受ける百間岩の急斜面に取り付きます。 この一枚岩も表面がヤスリのようにざらついた斜面ですので滑る心配はありませんが、うっかり転倒でもすれば大ケガに繋がりかねませんので周囲の景観に見とれてばかりは出来ませんが
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11:38
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百間岩の途中からは右手に馬ノ背尾根と背後に鎮座する主峰・高御位山の静かな佇まいを見やりながら足を運び上げます。
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11:39
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立ち休憩を兼ねて振り返ると鹿島神社の鳥居と静かに水を湛える竿池が目に入りますが、背景に広がる高砂の街並みはウッスラと靄って望むことが出来ません。
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11:45
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メリハリのあるアップダウンの連続で、ここまで頑張って歩いた足も少し疲れを感じ出したようですが、とりあえず最低鞍部から15分で百間岩を登りきってこれから辿る播磨アルプスの稜線歩きのスタートラインに立つ事が出来たようで
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11:48
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さらに岩尾根を2〜3分進むと反射板の建つ4番目のピーク別所奥山(210.8m)に辿り着きます。 山頂からはこれから辿る双耳の鷹ノ巣山や桶居山、そして盟主・高御位山をはじめ播磨アルプスの峰々が一同に姿を見せてくれます。
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12:02
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一旦鷹ノ巣山との鞍部まで下った後溝状になった岩尾根を登り返しますが、ここで初めて高御位山から逆コースを辿ってこられた単独行の女性と出逢い、挨拶を交わした後は立ち休憩を挟んで岩尾根を伝い上がる事になりますがそろそろ空腹も気になりだします。
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12:10
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鞍部から10分少々で5番目のピーク鷹ノ巣山(249.8m)に登り着きますが適当な木陰も見あたりませんので、ここでの昼食は断念して
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12:09
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今辿ってきた稜線を振り返って見ますが足で感じた予想以上にタフな起伏を目で追いかける事は出来ないようです。
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12:12
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昼食場所を探しながら緩やかに吊尾根状の鞍部を進みますがやはり適当な木陰を見つけることが出来ないまま
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12:19
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双耳峰のもう一方に位置する6番目のピーク鷹ノ巣山東峰(264.2m)に着きますので、立ち休憩を利用して辿ってきた西〜北方向を見やると“アルプス”の名前を彷彿とさせるピークが連なって見えます。
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12:21
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東西に伸びる東峰の山頂には四等三角点(点名:地徳 標高:264.18m)が縦走路の中央に打たれていますのでウッカリと躓かないようにとのやさしい心遣い(?)でしょうか、目立つように赤いペンキが吹き付けられた標石をソッと踏んで平坦な頂稜を東に進むと
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12:23
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コースを塞ぐように横たわる大岩が現れ、左手道脇に馬の背尾根への分岐を示す公設道標が右へ下るルートがあることを教えてくれます。
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12:25
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道標の示す通り右下には形の良い岩尾根のコースが竿池に向かって伸び、暖かい陽射しを浴びながら丁度昼食中のパーティーが長閑な一時を楽しんでおられる様子を見やって程なく
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12:33
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正面に高御位山のドッシリとした山容が目に付くと鞍部への急な下りが始まるところで「←桶居山」と書かれた私製の道標に迎えられます。 予定ではここから高御位山をピストンする事も考えていたのですが、この暑さと予想外のアップダウンによる足への負荷を考えてピストンを取りやめることにします。
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12:37
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分岐を左に採って北へ伸びる尾根道を緩やかに下り始めると正面左に衝立のように見える岩稜の中央から、今回の目標桶居山がコッソリと頭を出してくれますが、
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12:49
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暫くは露岩混じりの尾根を下ることになるので桶居山の姿を見ることは出来なくなります。 道の途中には大きな岩も姿を見せて単調な尾根道歩きにならないよう演出してくれているようで
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12:53
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高御位山へのメインルートとは異なり、マイナーなルートですが展望があって道はしっかりと山肌に刻まれていますので、地形図があれば迷うことはありません。 メインルートからはお目に懸かることの出来ない山並みを楽しみながら岩尾根を北へ辿ると、分岐後初めて(7番目)の無名ピーク(182m)を通過します。
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13:08 - 13:28
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ここからは急な露岩の抉れた急坂を鞍部に下る事になりますが、丁度適当な木陰に着きましたのでここで遅い昼食タイムとします。 再び姿を現してくれた桶居山のピラミダルな山容を眺めながら、ゆっくりと箸を運んでいると年配のご夫妻が鞍部への急坂を下って行かれます。 「今日は!」「お気を付けて!」 今日初めて同じ方向へ歩かれるパーティーとの遭遇です。時折「パーン」と乾いた銃声が左手の開けた谷間にある“姫路射撃場”から聞こえて来ますが、距離は充分離れていると判っていてもあまり気持ちの良いものではありません。
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13:30
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昼食休憩も済んで鞍部への岩道を下り切ると雑木帯に視界が遮られ、平坦な鞍部を通る道は一旦左に折れてすぐ右へ折り返しプラスチックの打たれた階段を登り返し、
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13:53
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山頂に鉄塔の建つ無名峰(249m)の肩まで辿ると分岐の出迎えを受けます。 先程出逢ったご夫婦は左へ進まれて、鉄塔の建つ無名峰での記念撮影に興じられているようですが、ここは右への分岐に足を進めて目の高さに広がるパノラマと全容を見せてくれた桶居山を目指し
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14:03
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小さくそして大きく繰り返す起伏を楽しみながら8番目の221mピーク(無名峰)に登り着きますが、足には相当疲労が溜まってきたようで登りに掛かると途端にペースが落ちますので立ち休憩の出番が増えてきます。 ただ少しずつ近づいてくる桶居山の端正な姿に励まされて足を進めます。
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14:19
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いよいよ今回の主役・“姫路の槍ヶ岳”桶居山への登りに掛かりますのでバテ掛けた足に「もう少し頑張れ!」とエールを送って急な岩道を立ち休憩を交えながら東陵を伝い上がると
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14:30
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目の前には360度の素晴らしい眺望が広がり、後方には今足跡を残してきた峰々と峰々を結ぶ稜線がどこまでも続き低山とは思えない“アルプス”の景観に疲れも吹っ飛んでしまいます。
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14:32
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9番目のピーク・桶居山(247.6m)の山頂は意外な程広く
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14:34 - 14:42
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ハリマ山岳同人の手になる真新しい山名板に迎えられた先には三等三角点(点名:桶居山 標高:247.56m)が道端に遠慮気味に顔を覗かせていますのでソッと踏みます。
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14:43
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ゆっくり足を休めた後は西へ伸びる岩尾根を下る事になりますが、前方にはまだ乗り越えなければならないいくつかのピークが待ちかまえていますが慌てることなく、尾根筋からの絶景を楽しみながら急な西稜をノンビリとペースに注意して下ります。 岩尾根の両脇に並ぶ岩を縫って展望の開けた台地に着きますのでこれまで辿ってきた稜線を振り返ったり
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14:47
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左手から俗称ローソク岩と呼ばれる特徴のある岩の見送りを受けて岩稜を鞍部目指して下ります。
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14:50
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途中から振り仰ぐ桶居山は、どこから見ても鋭い岩峰を空に突き上げる山容で“姫路の槍ヶ岳”に相応しい佇まいで見送ってくれます。
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14:55
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5分も岩尾根を下ると鞍部に下り着きますが、背後に続く岩尾根の上から顔を覗かせる桶居山の尖峰が「また来いよ!」とばかりにいつまでも見送ってくれます。
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14:59
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せっかく下った鞍部からは目の前に鉄塔の建つ狭い岩尾根を登り返す事になりますので
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15:07
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まずは鉄塔を潜って展望の良い岩尾根を伝い上がると10番目のピーク(斉藤山?)204mの岩峰に登り着きます。 振り返ると先程潜った鉄塔に遮られて、残念ながら全容を見ることが出来ませんが堂々とした姫路の槍ヶ岳の勇姿が、そしてここまで辿ってきた山並みを目で追いかけて見ます。
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15:10
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この山頂から夕陽ヶ丘への分岐が右に岐れますが、道標が整備されてませんので間違って右手へ下らないよう気をつけて尾根通しに伸びる左の道へ足を進めます。
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15:18
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ここでも鞍部まで下った後最後の11番目の無名ピーク(177m)へ登り返します。
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15:25
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最後のピークからはなだらかな平坦な道が続き、道も露岩混じりの土道に変わって
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15:27
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少しずつ高度を下げながら雑木帯を進むと
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15:28
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樹林の切れ目から小さく見送ってくれる桶居山も他の山に混じって徐々に姿が見えなくなってくると
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やがて左後方に通称天狗岩と呼ばれている岩場の遙か後方から高御位山も顔を覗かせて見送ってくれます。
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道は桶居山から西に派生した尾根尻に辿り着くと、足下に広がる姫路方面の展望を楽しみますが期待していた姫路城を確認することは出来そうにありません。
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疲れの溜まってきた足にもあと一息の頑張りをお願いして急坂を下ることに・・・・
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15:50
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民家が見下ろせる尾根道の中腹まで下ると、樹木に付けられた私製道標が間違いなく深志野登山口に向かっていることを教えてくれます。
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15:50
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急坂は露岩の飛び出した歩きにくい下りになりますので躓いたり捻挫に気をつけて慎重に足を進め
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やがて勾配は緩やかになって竹林を通るようになると
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15:57
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すぐ民家の横に下り着き
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15:57
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民家の間を通って県道396(豊富御国野線)に飛び出します。 今降りてきた尾根尻を振り返って、
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15:58
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道路脇の電柱に付けられた道標に案内されて県道を南へむかい、
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16:35
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播但連絡道路を潜って御国野小学校前から国道2号線を横切ったあと天川を渡って今回のゴール御着駅に無事到着します。 近くに銭湯もありませんので駅の手洗いを拝借して汗を拭き、簡単な着替えを済ませて帰宅の途に着きます。
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