東山稜登山口 〜
加西アルプス(251.0m)
〜 権現堂
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↑「地図」上の○印をクリックするとその位置の画像を表示します。
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2008年06月25日
(水曜日)薄曇り
メンバー:単独
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歩行距離 7.1q/歩行時間 3時間48分
(休憩時間 0時間21分)
所要時間 4時間09分
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10:21
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今日はどうやらフリーのようですが「6時までには帰宅すること」との外出のお墨付きを戴き、早速天気図を見てみると梅雨前線は四国の南にあります。 ということは北方面ならまず大丈夫?と判断して@アプローチが短くAエスケープが容易でB6時までに帰宅可能なCまだ歩いたことのない北方面の山を調べると「善防山・笠松山(加西アルプス)」が目にとまりました。少し遠いのですがバスに乗らなくてもOKという催行条件にすぐ自宅を飛び出し、大阪から片道2時間30分の小旅行を兼ねて車窓から長閑な田園風景を楽しみながら、阪神電鉄と神戸電鉄に乗り継いで粟生まで、そして粟生からは初めて乗る北条鉄道のレールバスに揺られてルンルン気分で播磨下里(はりましもさと)駅に降り立ちます。
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10:24
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準備を整え、気温28℃で青空は見えませんが時折薄日も射す無人の駅舎を出て
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10:26
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50m程先の踏切を渡って
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10:28
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県道43号(高砂北条線)沿いの歩道を南へノンビリ辿ると
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10:35
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左に小さなお堂を見やって程なく右手にこれから辿る善防山前山の鋭い岩肌が目に入ります。
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10:38
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右手に古法華(ふるぼっけ)自然公園への車道を見やって左右に見える野田池をやり過ごすと
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10:41
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下里農協前バス停に着きます。
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10:43
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バス停のすぐ先で右手にカーブミラーの出迎えを受けるとすぐ横に東山稜登山口の道標が建てられた2m幅の未舗装道路が姿を現しますのでここを右折します。
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10:44
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はじめは広く歩きやすい道ですが
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10:46
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次第に道幅は狭くなり山道の雰囲気に変わり
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10:47
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やがてヤブ漕ぎを思わせるブッシュ帯になると張り巡らされたクモの巣の大歓迎を受けますが
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10:50
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登山口から5分程で下里小学校からのコースと合流する丁字分岐に着きますのでここを右へ進みます。
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10:52
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50p幅の道は雨水に削られて少しダケた緩やかな勾配から
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10:52
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徐々に急な岩道になってきますが、周囲には樹木が茂っていますので景観も暫くは我慢しながら足を運ぶ事になります。
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10:53
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道端から迎えてくれる樹木も勾配に併せるように少しずつ様相が変わり、背の低い雑木から次第に笹や羊歯類が広がりだすと
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10:59
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視界も一気に開けだし、前方には円錐形に突き上げる善防山前山の美しい山容が現れます。
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11:00
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足下の草木も疎らになり松が目立つようになると
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11:05
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ほんの一登りでコブ状の岩尾根尻(140m)に登り着きますが、30℃を示す温度計に併せるように汗が噴き出してきますのでここで給水を兼ねて足を休めます。
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11:07
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ここからは少し下って善防山前山への岩尾根を登り返す事になりますので
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11:12
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眼下に広がる北条町高室(たかむろ)方面から飛行場跡地のある鶉野(うずらの)へかけての加西盆地を眺めながらノンビリ岩尾根を辿ります。
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11:23
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急な岩尾根も標高200m付近まで登ると背丈を超える雑木に覆われて視界は遮られ、再びクモの巣を払い除けながら踏み跡を辿る事に・・・
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11:26
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2〜3分で踏み跡は左右に別れます。 道端に打たれた手造りの道標には「←牧場(難度★★)」「第二頂上行き→」と書かれていますので、ここは右へ進みますが、今辿ってきた方向に「↓富士山行き」と書かれているのが何とも理解出来ませんが、ひょっとして先程通過した岩尾根尻のコブの通称かも知れません。
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11:28
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右への急坂を辿ると程なくコース中央に1m四方の四角い岩が居座っていますので道脇を回り込むと
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11:29
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右手に「第二頂上到着」の手造り道標が打たれた善防山前山(230m)が目に付きますが、樹木に遮られて展望は期待出来ませんのでピークを踏まずに通過することとします。
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11:30
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相変わらず行く手を遮るクモの巣にウンザリしながら辿る踏み跡には細い枝道も交差しますが、軽いブッシュに覆われた尾根筋を忠実に足を進めると
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11:36
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前方で“ガサガサ”とヤブを掻き分ける音に思わず緊張感が走ります。 一瞬身構えると「ブフィ」と声を残して1頭の若いイノシシが5m程前方を横切って雑木の中に姿を消すのを確認して、もしあのまま向かってこられたら・・と考えながらホッと一安心してその地点を通り抜けます。
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11:38
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すぐ下草が疎らになってくると小広い台地状の善防山頂上が樹間越しに見えてきます。
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11:40 - 11:42
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今日のコース中の最高地点、善防山山頂(251m)ですが相変わらず展望はありません。
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事前の下調べが出来てなかったためここに善防山城があった事など全く知らなかったのですが、幹に付けられた手造り案内板に教えられてまた一つ知識が広がったようです。
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11:44
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山頂を辞しやや南西方向へ伸びる踏み跡をたどると道標のない分岐が現れます。 こんな場合の鉄則、「まずは違っていると思われる方へ50m程辿って確かめてみる」事にして一旦右への踏み跡を進むと明らかにコースを外れて行きますので改めて左へ足を進めます。
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11:49 - 11:50
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少し下り始めると樹木が途切れた所で2m程の丸い大岩が迎えてくれますので登って見ることにします。 さすが岩の上からはこの後辿る予定の笠松山方面の展望が、さながら“アルプスの風貌?”で目を楽しませてくれます。
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11:52
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前方に一際目を引く笠松山の岩尾根が尖ったピークに向かって突き上げる景観や、まさに鋭い尖峰の連なりがアルプスを連想させてくれますが、所詮250mに満たない超ミニアルプスですので心地よい涼しさを味わうことは無理なようで・・・
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12:02
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善防山からの急な岩尾根の下りが始まり、やがて傾斜が緩やかになる地点で右手に丁字状の分岐が別れます。 ここで右に採ると松の木に付けられた道標に書かれた「下山コース→」で、地形図の善防池南端への点線の道を辿ることになりますが、今は予定通り直進することにします。
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12:03
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続いて20m程先で左に周回コースが別れますが「6時までに帰宅」が気になりますので頭を出しかけた好奇心を抑えてここも予定通り直進することに・・・
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12:06
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右手方向には切り立った岩壁が目に付きますが、どうやら石切場のようで今も微かに見えるプレハブ小屋に少し興ざめを憶えながら
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12:10
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さらに起伏に富んだ尾根筋を進むと前方に象の背中を連想させるような丸い岩山が姿を現します。 地形図を確認するとこの岩尾根は笠松山から東に伸びる支尾根ですので、展望も良さそうということで昼食場所に決めます。
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12:11
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やがて目の前に古法華(ふるぼっけ)吊橋が目に入りますが、すぐ手前に左へ下って古法華(ふるぼっけ)寺のある“古法華自然公園”に立ち寄ることが出来ます。 帰宅時間が気になりますので寄り道は止めてまっすぐ吊り橋を渡るルートを採ることとします。※古法華自然公園には日本で最古の白鳳時代(7世紀後半)に造られたとされる石仏石造浮彫如来及両脇侍像が安置されているそうです。
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12:13
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吊り橋を渡ると岩尾根への登り口にはクサリが取り付けられていますが、岩は滑りにくいのでクサリに頼る程でもなく大きな一枚岩を登ると
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12:15 - 12:28
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予想通り360度の眺望が広がり、左下には山小屋を思わすような古法華寺を眺めながら大岩の上で昼食タイムとします。 食後は西正面に笠松山を見上げ、左下の古法華寺から北方向に顔を覗かせる善防池までの展望をノンビリ楽しみます。
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※後方にはドッシリと横たわる善防山を背景に先程渡った吊り橋がポツンと見下ろすことが出来ます。
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※北側の岩壁に何やら石仏らしきものが目を引きますので何が掘られているのか確かめるためにズームアップしてみると・・・・???
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12:35
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食後のスタートは笠松山の東に伸びる岩尾根から派生した支尾根を西から北へ廻りこむように進みます。 回り込むルートは古法華寺方向へ向かって行くように思えますが木の枝に付けられた道標に従って岩の裏側に隠れた北方向への尾根沿い道を辿ると
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12:36
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左に古法華寺を見下ろしながら見晴らしの良い岩尾根歩きが続きます。
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12:37
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左手正面には笠松山から南東に伸びる古法華寺を通る周回コースをハッキリと目にすることが出来ますが、今から辿る東尾根コースは雑木に隠れて目で確かめることは出来ません。
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12:42
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また尾根の先端部には東側が採石で切り落とされた跡でしょうか痛々しく切り立った絶壁がいやでも目に付きます。
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12:50
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後方には善防山から辿ってきた大きくくねった岩尾根の縦走コースを見渡すことが出来
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12:52
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足下に羊歯が広がってくると勾配も急になり、支尾根は東尾根と併合して周囲には背の高い雑木が広がって眺望もきかなくなってきます。
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12:55
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吊り橋横の岩尾根を出て25分で古法華のアトリエ館から登ってくる周回コースが左から合流してきます。
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12:57
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展望の開けた合流地点からはすぐ正面に形の良い笠松山の山容を見上げる事が出来、山頂部をズームアップすると数人のハイカーが思い思いに展望を楽しんでおられる様子が目の前に迫ってきます。
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13:01
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数分で山頂直下の岩場に着きますが上から賑やかな声が近づいてきますので、休憩を兼ねて先にアトリエ館へ下山されるという10人程のパーティーに岩場を譲ることにします。
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13:03
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10m程の岩場にはクサリが固定されていますので下山中のパーティーが慎重に下られる間
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13:04
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後方に広がる善防山方面への景観を楽しみますが
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13:05
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私が昼食を摂っていた岩をズームアップして見ると、1人の男性が善防池方面を眺めておられる様子が窺えます。
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13:07
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やがて下山中パーティー最後のお二人が岩場を下られるのと入れ替わって山頂を目指し
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13:13 - 13:16
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岩場を登り切るとすぐ分岐が待ちかまえています。 左へ下る道は地形図にも大柳ダムへの点線の道として記載されていますのでここは右の笠松山(244.4m)頂上に足を運び上げます。
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山頂には先程ズームで確認した木製の展望台が設えられていますのでまず播州平野を望む360度の大パノラマを楽しんだ後は展望台の下に打たれた三等三角点(点名:法華山 標高:244.39m)をソッと踏んで、登頂記念に山名板をデジカメに納め
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山頂を辞する前にドッシリと山裾を広げる善防山から続く起伏に富んだ稜線を改めてカメラで切り取ります。
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13:17
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いよいよ下山開始の時刻がきましたので、展望台の下に付けられた「↑熊野神社(権現堂)900m」の道標に案内されて
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13:18
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整備のされていない急坂の縦走路へ足を進めます。
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13:22
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暫く忘れていたクモの巣の洗礼が蘇ってきて慌てて適当な小枝を手に採ります。 背後で人声がするので振り返ってみるとすぐ後から登って来られたらしいパーティーが先程の展望台での楽しい会話に花が咲いているようです。
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13:23
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あまり歩かれていない狭い急な尾根道は露岩が飛び出したり樹木の小枝が道を塞いで、とても景色を楽しみながら軽快に歩くというわけには行きませんが
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13:31
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緩やかに登り返すと間もなく馬の背状の大岩を越えて220mのピークに着きます。 この後再び急坂を下って鞍部へ向かいます。
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13:32
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時々木立の切れ間から今日立ち寄る最後のピーク214m峰の姿を垣間見ながら薄い踏み跡の急坂を下ります。
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13:36
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樹木に覆われた鞍部に降り立つと大きな岩が立ち塞がるようにコース上に居座っていますので、この岩を乗り越える事になります。
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13:42
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細いながらもしっかりとした踏み跡の付けられた稜線を登り返すと200mの小ピークに着きます。 ピークからは北西方向の展望が開け、前方に214mピークの尖った山容を確認した後鞍部まで下りますが、駅の改札機のように二つ並んだ岩の間を通って
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13:45
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コース中最後となる214mピーク目指して急な稜線を登り返すと
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13:51
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10分程で樹木に視界の遮られた214m峰に登り着きますので、山頂の「熊野神社(権現堂) 100m→」と書かれた道標に従って直角に北(=右)方向に下る細い踏み跡に足を向けます。
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13:54
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足下を隠すように道端を覆うササを分けながら歩を進めると数分で前方が明るく開けて
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13:55 - 13:57
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熊野神社(権現堂)前の小さな広場に飛び出します。 コースは権現堂への階段手前を左に続きますが、折角ですのでチョコっと立ち寄って見ることにして正面の階段を上がって見ると
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無人の境内は予想外によく手入れされているようで雑草も適当に刈り取られゴミも殆ど見あたらない事に驚かされますが、たぶん地元保勝会の方達の地道な活動が背景にあるのでは・・・
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ここまで楽しく歩くことが出来たことに感謝して権現堂を辞し、階段下に付けられた細い参道を下ることになります。
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13:58
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下りはじめはブッシュ状の踏み跡程度だった参道も、途中からは雨水で掘られた1m幅の歩きにくい急な坂道に変わり樹間をジグザグに下る事になります。
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14:04
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やがて下草に混じってシダ類が見え出すと土砂が流され取り残された苔付きの岩で滑らないよう少し慎重に下ってゆくと
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14:06
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程なく竹林の中を辿る2m幅の平坦な道に変わります。 竹林の先で前方に石の鳥居の出迎えを受けますので
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下を潜り抜けると石柱に刻まれた「寛政六年寅年」という文字が目に止まりますが、古くから利用されていた参道を今下ってきた事を実感しながら
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鳥居と両脇に建てられた石灯籠に見送られて東剣坂町と西長(おさ)町を結ぶ里道に出ます。 目の前に大きく広がる田園風景にミニアルプスの縦走とはひと味違った長閑さを感じて緊張感も解れます。
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ノンビリとした風景に癒されながら3m幅の舗装道路を北(=正面)方向へ辿ると前方に県道81号(小野香寺線)が見えてきます。
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そのまま足を進めると石の鳥居から5分で県道との四つ辻に着きますので、右折して全く車を見かけないままの県道を東方向へ辿ると
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右手に長池の堤を見ながら約200mで丁字状に左へ舗装された農道が分かれますので、左手の電柱に付けられた「速度制限:40q」の標識を目印に左折してこの3m幅の農道を北(=左)方向に向かいます。
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250m程のところで左手のガードレールに“重点パトロール地域”の標識が付けられた丁字路が現れますのでここを右折して東方向へ足を進め
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さらに400m程のところで左手前角に「左:ひがしけん 右:にしおさ」と掘られた石標の建てられた四つ辻が現れますので左折して北方向に足を進めます。
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名残を惜しむように今日辿ったミニアルプスの見送りを背中に受け、起伏に富んだ岩尾根歩きの余韻を楽しみながら
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石標の打たれた四つ辻から北東へ400mで今回のゴールである北条鉄道・長(おさ)駅の駅舎が姿を見せてくれます。
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次の粟生行きが到着するまで15分程時間がありますので、駅舎横の水道をお借りして汗を拭き簡単な着替えをすませた頃を見計らったように14時48分発のレールバスが到着しましたので、ノンビリと車窓の風景を楽しみながら帰宅の途に着きます。 P.S 勿論、予定通り18時までに自宅に帰り着いたことを追記しておきましょう。
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