高山林道 〜 三石山(738.6m) 〜 根古谷
コース概念図 mituisi-h.jpg
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2008年4月23日 (水曜日)晴れ メンバー:5名
歩行距離 10.0q/歩行時間 4時間00分 (休憩時間 1時間05分) 所要時間 5時間05分
09:54 難波から南海高野線の急行電車に50分程揺られて、集合場所である静かな山間の「紀見峠」駅に降り立ちメンバーを待ちます。
久々のメンバーも含めて全員が揃ったところでスタートしますが、せっかくですので駅近くにある宝形山地蔵寺に立ち寄るために駅前から一旦東に続く舗装路に足を進めます。 10:06 - 10:08 2〜3分で地蔵寺に着きます。
紀伊西国第六番霊場としては境内が狭く感じますが、こぢんまりと整備された静かな佇まいで迎えてくれますのでひとまず今日の山歩きの無事をお願いした後は舗装路を戻り、駅前から線路沿いに北へ伸びる道を辿ると 10:09 踏切の手前で車道に出ますが車道を斜めに横切るように引き続いて線路沿いの道に足を進めます。 10:12 暫くで民家の間を通って根古川右岸を伝うとやがて左手に駅から二つ目の踏切が目に付きますのでここを左へ進み、踏切を渡って山手に向かう緩やかな坂道を辿ります。 10:13 - 10:15 坂道を登り切ったところで変則的な四つ辻に着きます。
今回はここからは右斜め前方に登る「高山林道」へ足を進める事になりますが、準備休憩を兼ねて右手に佇む養叟庵(正しくは宝形山コ禅寺養叟庵)と奉賛会による手書きの案内板を拝観した後、 10:18 広く明るい谷筋に付けられた高山林道を緩やかに捲いて高山尾根に出ますが、 10:21 よく利用されている林道のようですが、所々で苦手なコンクリート舗装の歓迎を受けながらなるべく陽射しを避けて木陰をノンビリ辿ります。 10:33 大きく折り返すように蛇行する林道を進むと、養叟庵前の辻から20分程で左に“和歌山県勤労者山岳連盟”の標識が打たれた分岐が現れますので、ここで林道と岐れ三石山へ続く左への山道を進みますが、 10:34 一旦ここでザックを下ろして靴紐点検や給水補給した後は植林された杉林を辿ることになりますが、道脇の右手に打たれた小さな道標が三石山への登山道であることを教えてくれます。 10:38 よく踏まれた快適な山道は5分程で植林帯からはっきりとした雑木帯に変わると、右手樹幹越しに四阿が見えてきますのでメンバーをやり過ごして四阿の建つ「高山森林公園」に立ち寄ってみます。 10:43 - 10:45 「高山森林公園からは大峰や高野の山並みが楽しめる」と手元の案内書には書かれていますが、今は樹木が育ち過ぎた事と周囲を取り巻く空気が靄っていることが合わさって殆ど山並みを目にすることは出来ませんので、期待していた眺望を諦め元の山道に戻ってメンバーの後を追いかけることとします。

※ここから見る夕陽は見事だそうで“夕陽百選”にも選ばれたと案内されています。 10:55 道は再び植林された杉林を縫って緩やかに高度を上げてゆきますが、足下は露岩の目立つU字状に抉れた少し歩きにくい道に変わります。 10:57 - 11:00 四阿の建つ高山森林公園から10分少しで小さな広場に着きます。
右手には杉の古木に囲まれるように小さな祠・山の神が静かに鎮座して我々を迎えてくれますのでここで少し足を休めることとします。 11:07 樹幹を辿る山道は程なく舗装された林道に合流しますので、少し林道を左へ歩くと再び細い山道が右手に岐れます。
幹に付けられた手造りの小さな道標に案内されてここを右に進み、 11:11 2〜3分もするとまた林道を横切る事になります。 11:13 明るい植林の山道歩きもほんの少しで三度目の林道に合流します。 11:16 しばらくは林道を歩くことになりますが、やがて前方の小高いところに立つ送電鉄塔の手前で山道が左へ分かれますのでここを左へ進んで、鉄塔の建つ高台を通る踏み跡をたどることにします。

※勿論このまま林道を辿っても三石山へは間違いなく行けます。 11:20 道はすぐ大きく迂回してきた林道に合流して、暫くは林道を辿ることになりますが、 11:24 150mも林道を歩くと右手の植林を縫って細い道が伸びてゆきますのでこの道へ足を進めると 11:26 すぐ左手を迂回してきた林道に飛び出しますので、ここからは起伏のない林道をノンビリと辿る事になります。 11:35 正面にはこれから登る三石山のドッシリとした山容を目にしながら緩やかな坂道を下って行くと「金剛生駒紀泉国定公園・三石山」の標識版が建てられた三差路に着きますので 11:36 この分岐を一旦左へ回り込んで三石山から北東に伸びる尾根の東側に出ます。 11:37 - 11:40 ここに林道と分かれて右手の杉林を通る登山口がありますので、少し足を休めた後最後の急坂に取り付くこととします。 11:50 ルートは杉林の中を直線的に山頂へ向かっていますので足下を確かめながら今日最大の難所に一歩ずつ足を運び 12:12 30分程急勾配を登り詰めると左に下る分岐が目に付きますが、分岐点に打たれた道標には杉村公園を経て御幸辻駅に至るコースであることが示されています。
今はこの分岐を左に見やって目の高さに近づいた山頂へ足を進め 12:17 - 13:04 分岐から5分で貸し切り状態の三石山(738.6m)頂上に到着です。 山頂は広場になっていますが植林に囲まれて展望は殆ど望むことが出来ませんが、丁度時間も良いようですので待望の昼食タイムとします。

旧の紀見・山田・橋本の三町村を区切る境界石があったことから名付けられたと言われる三石山頂上には三等三角点(店名:菖蒲谷 標高:738.55m)が打たれています。 13:05 食後は例によって三角点標石をソッと踏んでから西へ続く稜線をノンビリ下ると 13:07 ほんの2分少々で三石山林道に飛び出しますので、この林道を右手方向に下ることとします。 13:09 未舗装の林道脇にはスカンポやワラビが顔を覗かせて春の陽射しを浴びながら我々を見送ってくれます。 13:35 林道からは西の南葛城山から岩湧山と北に見える根古峰まで、なだらかな稜線を眺めながら25分程で横尾辻の丁字路に着きますが、予定ではここを左折して横尾へ向かう事にしていたのですが先頭を歩くメンバーが既にこの分岐を右折したようですので我々も右折することとします。 13:51 分岐から12、3分で往路で通った三差路に着き、先頭を歩いていたメンバーとも合流したところで往路を50m程戻るように歩くと左手に大谷から根古谷源流へ下る踏み跡が分かれますのでここを左へ辿ります。

※このルートは手元の地図に“点線の道”として記述されています。 14:00 入り口は不明瞭でしたがすぐ手造りの道標が付けられた細いながらもはっきりとした道が現れますので足下に気をつけてこの谷沿いの道を下ると、 14:06 分岐から15分、根古谷源流となる大谷に降り着くと少し荒れていますが根古谷林道終点に出ます。 14:09 やがて右側を流れる沢を堰き止める倒木や土砂のお陰で舗装された林道が川のようになっていますので滑らないよう注意して林道を下りますが、 14:12 やがて平坦な道になると前方が明るく開けてきます。 14:15 - 14:21 程なく道はクロ谷に架かるコンクリート製の橋を渡りクロ谷出合に着きますが、本来はこのクロ谷沿いの道を下ってくる予定だったのです。
この先、コンクリート舗装された根古谷林道を下る前に休憩タイムを兼ねて、橋の下に落ちる落差10m程のカラ滝でマイナスイオンを浴びることとします。 14:31 ダラダラと続く林道を10分程歩くと岩湧山2合目となる腰ヶ滝を過ぎ 14:51 さらに20分で紀見峠駅への分岐を右に分けて南海高野線・新紀見トンネルを跨ぎます。 14:55 数分で左上に今回のゴール、紀伊見荘が見えてきますので今日最後の登りを思い思いにクリアして 14:59 紀伊見荘で今日1日の汗をゆっくりと流し、お楽しみの反省会で締めくくります。

国民宿舎紀伊見荘は平成23年3月31日をもって営業を終了し、民間による新規オープンに向けてしばらくの間休業中です。 ページの先頭へ