勝神峠 〜 龍門山(755.9m) 〜 中央コース
コース概念図 ryumon-h.jpg
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2008年4月1日 (火曜日)薄曇り メンバー:4名
歩行距離 12.5q/歩行時間 4時間48分 (休憩時間 1時間16分) 所要時間 6時間04分
09:33 毎年恒例となってきた龍門山ハイクですが、今年もそろそろ時機到来と言うことでメンバーの声掛けを契機にJR和歌山線・粉河駅に4名が降り立ちます。
駅前に市区町村合併で紀の川市として生まれかわった記念に建てられた観光案内図に見送られて駅前を通る県道123号を東にスタートします。
上空にはほんの少しの青空しか顔を覗かせていませんが、朝の天気予報“降水確率0%”を信じる事とします。 09:37 5分程で県道7号との交差点に着きますのでコンビニに立ち寄って食料品を調達してこの交差点を右(=南)方向に折れて 09:44 JRを越えると正面にはこれから登ることになる龍門山のノッペリとした山容を目にしながら中津川沿いの車道端をノンビリ南に辿ると 09:55 程なく国道24号と交差してさらに足を進め、紀ノ川を跨ぐ龍門橋を渡る県道123号・荒見粉河線を南に辿ります。 09:59 紀ノ川を越えて最初に現れる信号のある交差点を一旦右に折れ、県道13号を西に進むと程なく帰りに立ち寄る事になる龍門山温泉の緑の屋根を左に見やって 10:06 すぐ南への細い舗装路へ左折すると龍門川に突き当たりますので 10:23 川沿いを適当に西へ辿ると龍門山の山裾に広がる長閑な杉原(すいばら)の集落を左に見ながらノンビリ足を進めます。 10:24 やがて右手に小さな龍門小学校の校舎を過ぎると間もなく風市(かざし)の集落手前で龍門川を渡り、西杉原の民家を縫って緩やかにコンクリート道を登ってゆくと、左手からこぢんまりと佇む住吉神社の出迎えを受けます。
ここで山行の無事をお願いしてノンビリと緩やかな坂道を辿り、 10:29 右手に広がる西杉原の集落が少しずつ足下に広がる様子を楽しみながら苦手な舗装路に足を進めると、春のポカポカ陽気を楽しむように草原から顔を覗かせる春の使者の見送りを受けます。 10:55 民家が途絶えると道は農道に代わり、退屈なコンクリート道を歩み続けると左右に果実畑が広がってきます。
徐々に傾斜も急になって来ますので歩幅も小刻みになり、少しずつ汗が滲み出してできます。 11:01 頭上は穏やかに広がる青空に覆われ、振り返ると先程渡ってきた龍門橋と紀ノ川市の街並みが大きく足元に広がり、 11:18 眺望に恵まれた果実畑の中に続く急な農道はやがて一本松方面からの道と合流して、勾配が少し緩やかになると左に大きく切れ込んだ谷筋が現れます。
谷筋への入口には大きな岩が立ち塞がるように聳え、その岩の下に祀られた小さな祠には青地大師と書かれた名札が付けられていますが謂われなどの説明はありません。 11:39 再び急なコンクリート道に足を進めると左から上勝神(かみかすかみ)集落を通る道と合流して初めての道標に出逢い 11:50 - 11:58 集落の集会場を左に見やると程なく勝神峠に到着しますので少し足を休めることとします。

粉河駅前を出発してノンビリ歩くこと2時間15分程の行程です。 11:59 峠から右へ採ると紀泉カントリークラブの広がる“寺山”がありますが、今は左へ続くコンクリート舗装路を辿ることになりますのでまずは車止めのゲートを通り抜けます。 12:11 コースは相変わらず急峻なウンザリするような登り坂が続きますが他に登山道らしきルートも見あたりませんのでこの道が勝神コースであることは間違いないようで・・・・ 12:33 - 13:24 勝神峠から30分程急勾配のコンクリート道を喘ぎながら登ると目の前に大きく開けた“龍門山ハングライダーテイクオフ基地”に着きますので、西方向に広がる寺山〜大きくくねる紀ノ川の流れの景観を暫く楽しんだ後、 12:40 そろそろ山頂へ向かおうと腰を上げかけると登ってきた車から数人が降り立って、これからハングライダーを楽しまれるとの事ですので急遽ここを昼食場所に変更してノンビリとテイクオフの準備を見物しながらの昼食タイムとします。 13:17 日向ぼっこを兼ねた昼食も終わる頃テイクオフの準備も着々と進んでいよいよテイクオフの瞬間です。

基地を勢いよく飛び出した男性は上昇気流に乗って見る見るうちに視界の隅に小さくなったのを見届け、引き続いて2機目の滑空を見終わったところで我々も山頂へ向かうことにしますが、 13:28 テイクオフ基地を後にするとやっと山道が姿を現し今日初めてコンクリート舗装以外の道を踏みしめます。
コースはいきなり露岩の飛び出した歩きにくい沢状の谷筋から始まります。 13:39 10分程で足元にササが目立つようになると道も谷筋から開けた山頂部の緩やかな登りに変わり 13:45 さらに5分程で左からの中央コースとの合流点に着くと山頂はもうすぐ! 13:46 目の前に広がる松林を抜けると 13:47 一気に視界は開けます。 13:48 そしてすぐ右手から龍門山(755.9m)の山名板に迎えられますが、ここはもう一歩足を伸ばして最高点に向かいます。 13:50 - 14:03 最高点には三等三角点(点名:竜門山 標高:755.92m)が打たれていますのでソッと踏みます。
ここからは岩出市〜紀の川市〜橋本市を横切るように悠々と流れる紀ノ川と背後に大きく横たわる和泉山脈が一望出来ますが、先程のハングライダーは既に着陸したのか全く視界に入りません。 14:13 山頂でゆっくりとした一時を過ごした後は往路で辿った中央コースとの合流点まで戻り、最も歩きやすい「中央コース」から下山することとし 14:19 山頂から15分程下った所で「明神岩・風穴⇒」と書かれた道標に出逢います。
右へ進むと高さ25mといわれる眺望の開けた明神岩と南北朝時代に楠正成が立て籠もったと伝えられる深さ11mの風穴がありますが、今は立ち寄らずに左のルートを採って 14:24 道は少し荒れたところもありますが田代峠コースのように段差の激しい自然石の階段がない分、足腰には比較的優しいコースですが 14:37 道は雑木に覆われた山肌を縫って下る事になり、展望は全く期待できませんので足元にだけ注意を払いながら下ることになります。 14:41 山頂から35分程で勾配がやや急になってくるとコンクリートで舗装された小さな広場に着きますが 14:42 - 14:46 ここが中央コース登り口で山道歩きもここまで・・・
後は苦手な舗装道路をひたすら歩くことになるので最後の休憩をここで挟むこととします。 14:55 左下に紀ノ川を眺めながら緩やかな中腹道を10分程下ると、右手に田代峠コースとの分岐がある一本松を見送ります。 14:59 5分近くで左手に歩行者用のコースが岐れます(地図の0007地点)ので、車道を右に見やって樹幹のルートに足を進め 15:00 道は右に果実畑、左に竹林を見ながら束の間の静かな地道歩きを楽しみますが 15:12 再びコンクリート舗装の車道に合流(地図の0008地点)して開けた谷間の両側に広がる果実畑を眺めながらノンビリと舗装路を下ると 15:34 一本松から40分程で今まで箱庭のように見えていた東杉原の街並みに降り立つと、すぐ目前で往路に渡った龍門橋の出迎えを受けますが 15:35 ここは橋の手前で左に折れて 15:36 今回のゴールとなる龍門山温泉に立ち寄って汗を流す事とします。

ゆっくりと汗を流した後は送迎バスで今日の反省会場まで送って戴き一気に盛り上がりますが、締めくくりは最終列車に乗り遅れ無いようお店のご好意でJR粉河駅まで車で送って戴くこととなり無事例会は終わりました。

※残念ながら「竜門山温泉」は2011年5月22日に閉館となったそうで、再開が待ち遠しいところです! ページの先頭へ