新免コース 〜 湖南アルプス縦走(599.7m) 〜 上関コース
コース概念図 コース断面図
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2008年03月27日 (木曜日)晴れ一時曇り メンバー:単独
歩行距離 18.7q/歩行時間 6時間50分 (休憩時間 0時間49分) 所要時間 7時間39分
《レポート画像》
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到着 - 出発 《ルートポイントのあらまし》
08:33 JR東海道線・石山駅から帝産湖南バス(田上車庫前行き)に乗り新免(しんめ)バス停で下車する
ここから右(=南)方向にこれから訪れる堂山を見ながら東へ舗装路を辿ると
08:38 4分程で西性寺(さいしょうじ)の前に着く
この丁字路に打たれた道標に従って右折して
08:42 道なりに伝うと程なく新宮神社が左手に見えてくるので左の階段から
08:43 境内への途中で右手に分かれる車道に足を進めると
08:44 社務所の裏に出るので、さらに右手に続く細い山道へ足を進めると
08:44 右手に見える公園からの道に合流して回り込むように東から南方向へ辿る
08:48
小さな尾根に出たところで丁字分岐が現れるので道標に従って右へ進むと
08:51 ザレて歩きにくいダケ道の尾根を登り出す事になり
09:10 やがて恐竜の背中を連想させるような帯状に連なった露岩の横を通過すると、膝丈くらいのササに覆われた尾根道に変わり
09:23 やがて羊歯に覆われた鞍部を越えるとササの中で「新免→」の道標が右手から迎えてくれる
09:28 再びザレた急坂と巨岩の散らばった尾根筋を伝い登ると
09:30 山頂が近い事を教えてくれる4m程のゲートロックが迎えてくれるので、この岩の間を潜り抜けたところで
09:31 若女谷コースに合流して丁字状の三叉路を右へ伝い
09:33 階段状の岩を越えると
09:35 堂山東峰を踏む事になり、緩やかな鞍部を挟んだ前方に見える中峰に向かう
09:43 中峰からは一旦小さなキレットに降りて枯れ木の梯子に助けられ、巨岩の上に登って
09:46 - 09:51 三つのピークを持つ堂山西峰(384m)に着くので、例によって山頂に打たれた三等三角点(点名:森村 標高:383.95m)標識をソッと踏んだ後、この後辿る事になる南の太神山〜笹間ヶ岳の山並みを眺める
09:52 山頂を辞す前に南西に見える巨大な天神川第四堰堤を目に止めて
10:06 岩場を伝いながら東峰まで戻り、若女谷コースを伝う事にする
10:16 やや急な斜面を下って緩やかに捲き登ると丁字状の分岐に着くので、今立ち寄ってきた堂山を振り返って眺めた後、右への浅見尾根コースを見やって左への鎧ダム方向に下る
10:21 開けた谷筋まで下ると2m幅の明確な道になるが、生憎この時は水が流れて歩き難いササ原の道を東に辿ると
10:28 前方に広い砂地が目に入り「迎不動・不動寺→」の道標に迎えられて砂地の阿弥陀河原に飛び出す
10:29 当初は水を湛えた阿弥陀池だったそうだが、上流から流れ込んだ土砂で埋まってしまい今では阿弥陀河原と呼ばれるようになったそうだが、この広い砂原を下流方向に辿って行くと
10:33 鎧堰堤直近で右手方向にハッキリとした道が現れるのでこの道に入り、2〜30mも進めば
10:34 鎧堰堤の上に架けられた鉄製の橋を左に見て若女谷の右岸を捲き下る

※オランダ人技師のヨハネス・デ・レーケの指導により、明治22(1889)年切石を整然と積んだ堰堤が完成したのを記念して名付けられた「オランダ堰堤」が今も残っている

10:36 谷に下ると飛び石伝いで左岸に渡って、暫く渓谷歩きを楽しむ
10:41 少し平坦になったところで再び右岸に渡り返し
10:46 左下に岩間を伝い落ちる斜瀑の音を楽しみながら岩場の階段を下り左岸に渡る
10:50 4〜5分で右手に手すりの付けられた石造りの展望台?からは、足下には石積で美しく整えられた迎不動堰堤を眺める事が出来る
10:54 左岸沿いの急な岩場を下ると天神川に出逢うので、飛び石伝いに左岸を走る東海自然歩道(=県道109・不動寺本道線)に合流する
10:57 舗装された東海自然歩道を左に200mほど辿るとヘアピン状のところで「法室妙喜禅定尼」と彫られた石仏の迎えを受けるが、舗装路から分かれて石仏の背後を伝う細い踏み跡も目に付く
恐らく地形図に書かれた“点線の道”だろうが、今はこのショートカットを通らずに広い舗装路を辿る事にして
11:04 5〜6分緩やかに登ると右手に太神山への登山道入口が見えるのでこの分岐に足を進める
この分岐には「泣不動・不動寺→」の道標や「たなかみふどうみち→」と彫られた石標が打たれていて
11:07 右へ進むとすぐコンクリートで造られた不動橋があるのでこれをを渡り、
11:10 中腹に付けられた道を伝うと岩が飛び出してゴツゴツとした歩き難い七曲がりの難所に到着する
展望の開けた七曲がりからは、右手後方に先程立ち寄った堂山の岩峰を眺める事が出来る
11:24 七曲がりを過ぎると平坦な地道を辿る事になり、程なく左手前方に休憩所を兼ねた地蔵堂が見えてくる
11:25 地蔵堂を過ぎると今までの山道然とした雰囲気が消えて、いかにも参道といった景観に変わり
11:39 12〜3分も足を進めると4m程の岩に掘られた泣不動の見送りを受けて
11:43 5分程で右手に細い踏み跡が目に付くが、この道は復路で伝う矢筈ヶ岳への分岐なので道の状況をチラッと確かめて先に進む
11:49 参道を5〜6分辿ると質素な結界が視界に入る
11:50 それが左手に見える二尊門で、さらに直進すると往時は信楽に通じていたようだが今では廃道然となった点線の道として地形図に記載されている

※二尊門横に残る石標には右 志か羅き道と彫られている事から、そのように理解する事が出来る

11:50 二尊門を潜るとすぐ両側から微笑ましい2体の石仏が出迎えてくれる
11:58 私の他に人の姿は見えず、静かな参道をノンビリ辿ると二尊門から10分程で三叉路に着く
ここで東海自然歩道は左へ分かれるが、今は右への緩やかな登りに足を進めると
12:00 ものの2分で太神山不動寺の境内に到着
12:01 ここまで来ると境内で多くのハイカーが食事中なのに驚かされる
先程まで人気もなく静かな山歩きを楽しめた事がまるで嘘のようだ

無人の寺務所を通りトイレをお借りするが、この不動寺は大津市にある長等山園城寺(三井寺)の末寺だと言う事で、月に何度か掃除のために出仕されるであろう事を境内の案内板で初めて知る事になる

12:02 境内を抜けて本殿への石段を伝い上がると
12:03 巨岩に寄りかかるように造られた見事な舞台造りの本殿が威圧するような迫力で迎えてくれる
12:08 石段を登り切ると右手に静かに佇む本殿が目に付くが、この本殿の中は普段何も祀られていないようで入口に書かれた「土足の儘(まま)おまい里下さい」の文字が奥ゆかしさと素朴さを感じさせる
12:10 さらに山頂に向かうと一段高いところに奥の院が鎮座しているので
12:11 手前から回り込んで太神山(599.7m)山頂に打たれた二等三角点(点名:不動山 標高:599.67m)をソッと踏んで奥の院に足を進め
12:13 こぢんまりとした奥の院で今回の山行が無事に終わる事をお願いして
12:16 - 12:35 本殿まで戻り、胎内潜り岩の傍で昼食を摂る
ここでの気温は15℃で無風状態、少し寒く感じるので予定を早めて山門を辞する
12:48 二尊門から250m程往路を戻ると矢筈ヶ岳への分岐が現れるのでこの分岐を左へ伝う
12:49 少し進むと足元にササが広がって道が判りにくくなるが、平坦なコースなのであまり足元を気にする事なく先に進むと
12:51 木立の切れ間に、これから向かう矢筈ヶ岳が顔を覗かせてくれる
12:56 やがて盛り土したような尾根を通過すると
13:01 再びササの広がる472m独標を経て
13:05 平坦な鞍部に着く
ここに迎不動に続く本願谷コースが右に分岐しているが今は緩く左へ捲く道に足を進める
13:11 5〜6分で明るい湿地帯に出るが地形図に載っている池塘は確認する事が出来ないまま私製道標に案内されて道なりに辿り
13:22 10分程緩やかに下ると4差路になっている出合峠に着くので、笹間ヶ岳へ続く右への道を見やって
13:28 正面に見える樹林の急登に足を進めるが傾斜が強く雑木の助けを借りながらよじ登る事になる
13:29 急坂を登り切って尾根に出ると徐々に勾配も緩やかになってササ原が広がり
13:32 程なくササ原も途切れるところで3人の先行パーティーとすれ違うと
13:35 - 13:46 間もなく矢筈ヶ岳山頂(562m)に着くが、山頂は賑やかな20人程のパーティーが談笑されているので暫く待機して山頂が空くのを待ってこの後訪れる笹間ヶ岳をゆっくりカメラに納め、出合峠まで戻る
13:51 峠からは往路で確かめた笹間ヶ岳へ足を進める事になるが、途中で岩井谷林道への分岐を左に見やる事になる
14:13 分岐から25分程で御仏河原近くの富川道に合流して左の岩井谷方向へ進み、すぐの分岐を右へ大谷河原を目指す
14:16 3分程で鞍部を乗り越えて緩やかに下ると
14:16 すぐに池塘を左手に見やって谷筋を伝うと
14:21 4〜5分で薄い緑色に濁った大池を左に見て
14:26 5分程で広々とした大谷河原に着くので、この大谷河原を掠めるように右方向の笹間ヶ岳への道に歩を進める
14:27 広い道から狭い山道に変わると
14:34 露岩が目立ち始め、
14:37 勾配が増すに従って露岩も大きくなり、尾根直下まで来るとロープの付けられた岩場をよじ登る事になるが、尾根に登り着くと御仏河原からの尾根道が右手から合流する
14:45 暫くは快適な尾根道を伝うと7〜8分で左下に広い砂防林道が見えだし山道は一旦合流するが、
14:52 すぐ右に登る東海自然歩道を辿ると「↑関津町(2.6km) 笹間ヶ岳頂上→」の道標が現れるので右への緩斜面を辿ると
14:54 - 15:08 三等三角点(点名:権現山 標高:432.92m)の打たれた笹間ヶ岳(432.9m)に着くので、早速三角点に挨拶した後
14:55 八畳岩に登って最初に訪れた堂山の岩峰と後に姿を見せる三上山の絶景を堪能する

ノンビリと15分程展望を楽しんでいると10人近いパーティーが岩に登って来られたので見事な眺望を譲って下山を開始する

15:09 八畳岩の裏から下るが岩の直下に祀られている白山権現社に見送られる形で西に伸びる尾根を伝い下る事になる
15:12 尾根を2〜3分南に辿ると小さな鳥居が現れるので下を潜り抜けると道は西方向へ辿る
15:15 快適だった尾根道はゴツゴツと露出した岩尾根に変わると
15:16 やや急な下りから砂防林道を横切って
15:17 松の多い山道を伝うが
15:36 徐々に松の木が目立たなくなってくると林道に合流して
15:45 図越池横の砂利道に飛び出す
続いて宮ノ前上池と下池を見やると新茂智(しんもち)神社に着くので無事下山出来た事にソッと頭を下げて広く舗装された参道を下り
15:48 白い石の鳥居を抜けると
15:49 ゴールの上関バス停に着くが、次のバスまで時間が空くので通りを真っ直ぐ進んで25分程の太子バス停で丁度姿を見せたバスに揺られて石山駅に向かった
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