マキノ高原登山口 〜
赤坂山(823.8m)
〜 大谷山登山口
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↑「地図」上の○印をクリックするとその位置の画像を表示します。
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2007年10月20日
(土曜日)快晴後晴れ
メンバー:4名
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歩行距離 12.4q/歩行時間 5時間19分
(休憩時間 1時間15分)
所要時間 6時間34分
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09:20
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後立山から帰って既に1ヶ月、仕事も一段落したところで湖北の“高原ハイク”の山として知られる赤坂山へ・・・ 単独での山行コースとして下調べをしますが以外と早く済みましたのでメンバーにも呼びかけたところ、なんと3名から参加表明が・・・しかもありがたいことにメンバーのなかりんさんから車の提供申し入れまであり、設定したルートを変更して素晴らしい快晴に恵まれたマキノ高原管理事務所近くに車をデポします。 気温23度の快適さにスタート準備も捗ります。 正面には今日歩く予定の大谷山へのササ原の県境尾根が青空にクッキリと見えています。 また道の左には斧研川(よきとぎがわ)を挟んで樹林の中に整備された林間サイトが広がっています。
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09:26
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準備が整ったところで、快適な山歩きを保証してくれるように晴れ渡った青空の下を多くのハイカーで賑わう管理事務所前から野外活動広場の北側を高原サイト方向にノンビリ足を進めます。
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09:44
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管理事務所前から一足先にスタートされた年配のパーティーが柔軟体操をされているトイレ横から、「赤坂山登山口→」の道標に従って足を進めます。
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09:45
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最初は草地に付けられた緩やかな階段を歩くことになりますが、途端に周りを取り巻く空気が爽やかさを増して来たようで手元の温度計は20℃を示しています。
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09:46
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緩やかな上り坂は少し風化した赤土の急坂に付けられた階段道に変わります。 階段の苦手な私は右手に付けられた傾斜地を辿ることにしますが、振り返ってみると他のメンバーも同じように階段を避けて右手の斜面を辿っているようです。
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09:54
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やがて“せせらぎの森”への分岐を右に見やって程なく、先程準備運動をされていた年配のパーティーが賑やかに話しながら登って来られますが・・・ やはり歩幅の合わない階段が苦手と見えて皆さん右側の傾斜地を歩かれているようです。
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10:00
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登りだして15分、急な階段途中に道標が現れて左下に「調子ノ滝」への道が分岐します。
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10:03
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急階段が終わって道が少し平坦になったところで「マキノ高原温泉」への遊歩道が右から合流してきます。
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10:08
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調子ノ滝への分岐から10分、平坦なY字状の分岐が現れますが道標には「右:行止り」と書かれていますので案内通り迷うことなく左への広い道に足を進めます。
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10:22
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道は雑木に囲まれた気持ちの良い山肌をノンビリ辿りますが、ところどころ足元が抉れた箇所もありますので目の前の風景に気を取られてばかりはいられません。
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10:24
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やがて右手に小高いコブを見やりますと道標のない細い道が右へ別れます。 右への道は四等三角点(点名:栗柄越 標高:483.61m)の打たれた小高いコブへの道ですが、今回は三角点を踏まずに左の遊歩道を進みます。
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10:28
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暫く続いた緩やかな道も再び整備された急な階段道に変わります。
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10:31 - 10:34
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登山口から45分程で目の前が開け四阿の建つ広い台地に着きます。 稜線との中間点になる「ブナの木平展望台」で先客の家族連れパーティーが寛いでおられますので、我々は広場で景色を楽しみながら少し足を休めますが年配のパーティーが登ってこられましたので広場を譲って先に進みます。
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10:33
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立ち休みの後は北方向に見える稜線に向かって伸びる2本の送電線を縫うように登ることになります。
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10:38
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道は雑木の中をくねるように登って行きますが、ところどころで地表に顔を出す石畳が昔から近江と若狭を結んでよく使われた生活道路であった面影を残しています。
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10:40
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やがて目の前にこのコースで唯一初めての石積の堰堤が現れますので右手から乗り越えます。 足元には安全のためにクサリが付けられていますが、雨でも降らない限り利用する人がないのではと思いながら足を進めます。
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10:43
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昔から利用されたユリ道は山肌を緩く捲きながら大きく右へ左へとくねりながら快適に登って行きます。
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10:44
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後方から元気な足音が近づいてきますので振り返って見ると、小学校5〜6年と5〜6才の女の子が他のご家族を尻目に猛スピードで追いついて来ます。
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10:47
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・・・と見る間に追い抜いて行かれ、見る見る距離は離れて行きます。
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10:49
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再び現れる石畳の古道に生活道として使われた“鯖街道”が脳裏に浮かんできます。 つづら折れの続く道筋の樹間から右手の木の間越しに明王ノ禿がチラチラと見えだしてきます。
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10:53
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稜線がほぼ目の高さに降りて来ますと勾配も一段と緩やかに代わり、ところどころに水平で快適な道が迎えてくれます。
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11:02
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やがて先程追い抜いて行った女の子が後続の家族を待っている所に着きますと、右手の樹林越しにゴツゴツとした岩肌を剥き出しにした「明王ノ禿」が目に飛び込んできます。
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11:10
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10分程で大きく視界が開けた所に出ますので、幾重にも重なる山並みの向うに風格のある“伊吹山”が姿を現してきます。
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11:12
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目線の位置に稜線が開けてくると右手に鉄塔を見上げるようになります。 右手の灌木に隠れるように赤い涎掛けを付けた小さなお地蔵さんの出迎えを受けます。
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11:16 - 11:22
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すぐ鉄塔の建つ広場への分岐が右手に現れますので立ち寄って素晴らしい眺望を満喫する事とします。 爽やかなそよ風にススキの穂が柔らかく揺れる今の気温は15℃を指しています。
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※上空には相変わらず青空が広がっていますが、少しずつ秋の雲が拡がって来るようで陽が陰ると肌寒さを感じます。
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11:25
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鉄塔広場に後続のハイカーが展望を求めて集まって来られますので一足先に鉄塔下を辞して、元の道に戻って県境を通る稜線に出ます。 この辻が「粟柄越」で道は丁字状に突き当たりますので今はこの辻を右に向かいます。
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11:28
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すぐ左手に折戸谷への道を左に見やって真っ直ぐ進みますが・・・
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11:29
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すぐ右脇にススキに囲まれた3m程の岩が目に付きますが、岩の中程がくり抜かれて小さな石仏が安置されています。 古くから若狭と近江を結ぶこの「粟柄越(あわがらごえ)」を行き来する人々を見守り続けていたと案内書には記されています。
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11:30
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伸びやかに広がる高原状の正面には小さく盛り上がった「赤坂山」の頂が、そして後方にはこの後訪れることになる「寒風山(さむかぜやま)」が目に入ります。
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11:33
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赤坂山で楽しい一時を過ごされて次々と下られる多くのハイカーとすれ違います。
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11:34
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ススキ越しに静かに横たわる琵琶湖を振り返りながら山頂に近づきます。
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11:39
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駐車位置から2時間程で最後の急なササ道を掻き分けて広く整備された赤坂山山頂(823.8m)に登り着きます。
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※山頂では柔らかな陽射しを浴びた四等三角点(点名:赤坂山 標高:823.76m)と手造りの山名板が迎えてくれます。
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11:40
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山頂から北には形の良い富士山形の三国山(876.3m)が姿を見せてくれますが、今回は訪れる予定がありませんのでカメラに納めて置くこととします。 三国山の手前右下に見える赤茶けたガレ場「明王ノ禿(めいおうのはげ)」までが今回辿る予定範囲ですので赤坂山から一旦鞍部に向かう事とします。
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11:42
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今までの歩きやすい遊歩道から少し荒れたササ原の階段を下る事になります。 ※画像は階段途中から赤坂山山頂を振り返ったところです。
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11:50
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階段を下りきりますと灌木の間に付けられた細い山道を暫く辿ります。
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11:52 - 11:54
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周りの灌木が途切れて少し登りにかかると「明王ノ禿」を見渡せる小広い台地に着きます。 目の前にガレ地が広がりますが案内書にも紹介されている通り“モアイ像”を連想させる大岩が一段と目立ちます。 周囲の景観を一巡り楽しんだ後昼食タイムと行きたいところですが丁度先客が台地で食事中ですので別の場所に移動することとします。
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11:56
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歩きにくい丸木階段を登って明王ノ禿のピークを目指して・・・・
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12:00
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どうやら眺望も良さそうな露岩が飛び出したピークに登り着きますが、運悪く頭上には重苦しい鉛色の雲が陽射しを遮り出し、心なしか肌寒い風が吹き出して来たようです。 山頂部の岩陰を利用してなるべく風の当たらない場所を確保しますが、先程立ち寄った赤坂山の山頂部にも数人のハイカーが見えます。 その山頂では私たちもしていたように360度の眺望を楽しまれているようです。
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12:02 - 12:40
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最後尾を歩いていたメンバーも揃ったところで岩峰の北側から吹く風を避けながらピークで昼食を楽しみますが、気温も12℃に下がってさらに寒さが増してきます。 上空にも少しずつ青空が姿を消して赤坂山の山頂もほとんど人影が見えなくなってきたようです。
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12:44
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食後はノンビリ赤坂山へ戻ることになりますが、先程は食事中で賑わっていた明王ノ禿も全く人気が無くなってヒッソリとした雰囲気を取り戻していますのでご機嫌で通り過ぎます。。
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12:54
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平坦な鞍部を過ぎて、明王ノ禿に見送られて赤坂山への階段道を登り返し、
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13:04
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再び登り着いた赤坂山には既に新たなパーティーが寛いでおられるようですので、邪魔にならないように岩の上から東方向の眺望をユックリ楽しんで赤坂山を後にします。
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13:13
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「粟柄越」まで戻り、往路で通った分岐を右へ折れて大谷山方面に足を進めます。 分岐のすぐ傍の小枝に付けられた「寒風→」の道標に案内されて大きくうねりながら広がる一面のススキ原を辿ることになります。
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13:14
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緩やかな起伏を繰り返す日当たりの良い高原をまずは南へ進みます。
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13:17
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気持ちの良い草原ですが少し窪地になっていますので前方の山や左前方に横たわっている琵琶湖はほとんど見ることが出来ませんが、振り返りますと先程下ってきた赤坂山の美しい山容が見送ってくれます。
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13:17
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粟柄越から5分程で丁字分岐に突き当たります。 広々とした草原ですから目的地を目で確かめることは出来ませんので、分岐に付けられた道標に従って忠実に左へ進みます。
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13:19
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左折して程なく再び分岐が現れますが、明確に付けられた道標に従ってここでは右への緩やかな坂を登ることになります。
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13:20
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ススキの間に付けられた快適な道をノンビリ登って行きますと、赤坂山がさらに大きく立ち上がるようにジッと見守り続けてくれます。
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13:31
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背宅程のススキ原から少しずつササ原に変わってきますと視界がグンと広がってきます。 起伏を繰り返しながら少しずつ高度は上がって琵琶湖も姿を見せる様になると、前方にはササ原をうねりながら細く刻まれた道が緩やかな傾斜を見せています。
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13:39
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さらに標高が上がってくると今まで赤坂山の背後に隠れていた三国山がその山容を現して来ます。 一気に広がりを見せる素晴らしい高原の風景が足の疲れを吹き飛ばしてくれます。
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13:41
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左方向の足元には琵琶湖対岸にある長浜の街並みと背後に聳える湖国の最高峰がドッシリとした山容を見せています。
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13:41
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さらに右手前には海津の集落と黄金色に広がる稲穂の絨毯が、そして大らかに湖岸線を見せる静かな琵琶湖がユッタリとした気持ちにさせてくれます。
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13:44
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和やかな雰囲気に癒された後は一旦展望の開けたササ原から一帯を取り巻くブナ林に覆われた気持ちの良い樹林の中を緩やかに登ります。
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13:46
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5分程で再び象の背中を思わすように丸く形作られた眺望に恵まれたササ原に出ます。
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13:50
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※流石にこの辺りまで来ますと、振り返ってみても三国山は微かに頭を出していますが赤坂山の姿はほとんど確認することが出来なくなってきます。
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13:54
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前方には緩やかな傾斜地のピークが広がり、眺望は大きく広がって琵琶湖が一段と大きく見下ろす事が出来ますが、目指す大谷山(814m)はまだ目にすることが出来ません。
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14:02
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ササ尾根を進み大らかに広がる山頂部が近づきますと右手後方に若狭湾が見えてきます。
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14:07
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大きく小さくうねる急なササ尾根を登りきると再びブナに覆われた緩やかな稜線にでます。
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14:11 - 14:37
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そしてブナ林を抜けると広々とした高原風のピーク「寒風山(さむかぜやま)」に到着します。 目の前に広がる絶景を楽しみながら時間の経つのを忘れてしまいます。 後方には相変わらず形の良い三国山と少し日影に包まれた赤坂山が伸びやかな姿を見せてくれます。※糸魚川からはるばるやってこられたという単独行の男性と素晴らしい景観を共有しながら思わず会話が弾んでしまいます。
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14:48
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素晴らしい景観に見とれているうちに大谷山への出発タイミングをハズしてしまい、ここから直接下山することにします。 下山路でも一面に広がるブナの見送りを受けながら、やや急な樹林帯を下ってゆきます。
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15:09
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ブナの樹林を縫って山肌を下る途中、展望の開けた所に着きますので足下に広がるスキーゲレンデ越しに伊吹山や琵琶湖をもう一度目に焼き付けます。
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15:22
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寒風から40分程で小さな道標の付けられた辻に着きます。 道標には「↑西山林道 →寒風(3.5q)」と案内されていますが、踏み跡の伸びる右方向への案内はありません。 ここでは「←マキノ高原(1.0q)」の表示に従って左への道を下ります。
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道は大きく右に左にブナ林の中をツヅラ折れに下りますが、よく手入れされた道はあまり足元に気をつける事なく木の間越しに見える景色を楽しみながら足を運びます。
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ブナに覆われた樹幹のツヅラ折れから一面がススキに覆われたスキーゲレンデに飛び出します。 そしてその先には往路で通った広いマキノ高原が想像できない程狭く目に映ります。
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15:35
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ダラダラと続くスキーゲレンデの下り坂ですが、疲れた足には思いのほか堪えるようで額には汗が滲み出してきます。
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15:43
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寒風をスタートして凡そ1時間、ゲレンデを下りきったところで斧研川(よきとぎがわ)を渡ると「大谷山登山口」に飛び出します。
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15:47
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ここからは苦手な舗装道路に変わりますので、ひたすら最後の道程を歩く我慢が続きます。
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15:54
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キャンプ場を右手に見て野外活動広場をノンビリ下るとやがて今回のゴール、マキノ高原温泉「さらさ」に到着しますので頑張った足を癒しながらユックリと汗を流すこととします。 ※温泉で汗を流した後は“なかりんさん”のご好意で朝の集合場所JR山科駅前まで同乗させて戴き、反省会を済ませてJRで帰宅の途に・・・・
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