石ブテ尾根 〜 大日岳(1094m) 〜 ロープウェイ
コース概念図 コース断面図
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2007年06月17日 (日曜日)曇り時々晴れ メンバー:5名
歩行距離 6.7q/歩行時間 3時間26分 (休憩時間 2時間26分) 所要時間 5時間52分
《レポート画像》
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到着 - 出発 《ルートポイントのあらまし》
10:20 6月期最初の例会と言うことで集合場所の近鉄長野線・富田林駅前で降りると、既に4人のメンバーは待ってくれているので全員揃ったところで9時50分発の水越峠行き金剛バスに乗って25分、葛城登山口バス停で降りる
手元の温度計では23℃、頭上に広がる薄い雲を確かめて国道309号を東にスタートする
10:26 ノンビリと道路端を進むが日曜日ということもあって通行する自動車も少ない
ほんの200m程で水越川に架かる下之橋を渡る
10:28 やがて前方にポッカリと口を開けた水越トンネルが見え出すと水越峠を通る旧道が現れるのでここで右の旧道に足を進める
10:29 さらに数10mで右手に3m幅のコンクリート舗装された林道が別れるのでここで林道に足を進める

※林道への分岐近くには整備の行き届いたトイレが設置されているので、ここで最後の準備を整えるのもいいかも知れない

10:30 林道は石ブテ谷の左岸に沿ってやや急な山肌を捲くように伸びてゆく
林道の左手には駐車可能なスペースもあるがこの時は殆ど満車状態で“人気の金剛山”に納得しながら足を進める
10:31 すぐに植林された右手の樹間を縫って登る細い青崩道(北尾根道)を見送って谷沿いの林道を伝うと
10:36 5分程で左に別れる旧林道を見やって緩やかに登る舗装道路を進む事になる
10:38 間もなく差し掛かる林道2号橋を過ぎるとさらに勾配が増してきて、久々の山歩きということも影響してすぐ息が上がり汗が滲み出してくる
10:40 樹林が途切れて視界が開けるとブロックで固められた林道脇からホタルブクロが見送ってくれる
頭上に広がる空は相変わらず薄い雲に覆われているが、今日一日雨の歓迎はなさそうなのでノンビリと山歩きを楽しむこととする
10:44 石ブテ谷が大きく二つに分かれる手前で通称楠公大堰堤と呼ばれる貯水池を思わせるような大きな砂防堰堤(高さ22m/幅84m)が迎えてくれる

※堰堤正面に描かれた楠公像は塗料がはがれて少し分かりにくくなっている

10:46 - 10:50 堰堤横には休憩所が設けられているので最初の給水休憩を挟む
※相当高度を上げてきたようで辿ってきた方向を振り返るとV字に開けた谷間越しに大和葛城山と以前辿った天狗谷が姿を見せる
10:53 堰堤から100m程進むと数台分の駐車スペースの横を通り過ぎる
林道は出合から石ブテ西谷に沿って続くが、左手に見える岩尾根には“旧石ブテ尾根道”への取付があったようだがこの時点では気づかずに先に進む

※手元の地図にはこの旧ルートが記載されているが、結果として新ルートを登ることになる

10:57 出合から数分で林道の左を流れる支沢が左へ離れる所に石ブテ尾根への細い取付きが現れる
少し判りにくい所に“大日岳←”と書かれた手製の道標が付けられているが文字を判読する事は無理のようだ
11:02 取付は少しヤブっぽい感じを受けるが植林と自然林の入り交じった樹林帯にはハッキリとした踏み跡が続いているので森林浴を兼ねてノンビリと尾根尻までの標高差200mを辿る
11:26 - 11:29 樹間の登りは徐々に急勾配に変わるので木陰とはいえ汗が噴き出してくる
急登の途中、標高690m付近のやや平坦な樹林で2回目の休憩タイムを挟む
11:33 ヤセ尾根の崩れ落ちた箇所もあるが、概ねしっかりと踏まれた道が敷かれているので迷う心配はない
ただ近年付けられた道のご多分に漏れず、このルートも急な尾根を直線的に登る事になるので雨上がりなどでは足元が滑って大変だろうなと思いながら一気に高度を稼ぐことになり
11:50 - 11:54 木の根に助けられながらの激登りも取付から50分程で一段落する
標高差200mの尾根尻に登り着いたところで改めて小休止を採ることにする
11:57 足を少し休めた後は少し緩やかになった傾斜地の背丈を超える雑木を縫って石ブテ尾根に足を進め
12:03 右後方から合流してくるもう一つの石ブテ尾根ルートを併せて尾根道は小さな起伏を繰り返しながら高度を上げてゆく
12:04 ササと雑木に囲まれた平坦で快適な尾根道に変わると右手に小枝で遮断された道が別れる
手元の地図で確認すると取付で別れた石ブテ谷左岸に伸びる林道から派生した道のようで、一旦北尾根(青崩道)を迂回して回り込んでいるようだ
12:11 植生も植林帯から明るく気持ちの良い自然林に変わり、背丈程のササ原と背丈を超える雑木を眺めながら足を進めると突然目の前が雪に覆われたのかと目を疑うほど、一面が真っ白に彩られた風景に驚かされる
傍に近づいて見ると見事な彩りの主はハクウンボクの群落で一斉に花を開いて出迎えてくれているのだ
12:16 - 12:52 緩やかな登りに足を進めると、やがて右が植林左が自然林に挟まれた895m独標に着くのでここで昼食タイムとする
12:56 一旦鞍部まで下って登り返しに差し掛かると左が削り取られたヤセ尾根の急登に変わるので足元に注意しながら植林された尾根道を伝うと、剥き出しになった根が階段代わりになって助けてくれるが多くのハイカーに踏み荒らされたヤセ尾根を複雑な気持ちで辿る事になる
13:05 5分もすると植林帯と雑木帯を分けるように付けられた道の両側に気持ちの良いササ原が広がる
ここまで来ると殆ど起伏の小さななだらかな稜線に変わり
13:22 - 13:26 895m独標から30分、少し小高くなった尾根上で┣字状の辻に着く
ここへは左前方に“中尾ノ背”からの道が合流してくるところだが、イラストレベルの地図で「六道の辻」と書かれていた辻と勘違いしてこの辻を右折する
13:27 道は南東へ向かうやや急な登り坂になるが、依然として左の雑木と右の植林を分けるように続くと
13:29 3分で再び先程より広い辻に飛び出す
ここが六道の辻で、左手に“太尾塞跡”からの道と合流して右への緩やかな登り坂に足を進める
13:32 暫くササや下草もなく少し殺風景な植林帯を進むことになる
13:45 - 13:58 やがて退屈な植林帯を抜けると再び緑に溢れた広々とした台地状の大日岳(1094m)に到着する
平坦な山頂は風もなく涼しい空気に包まれているので少し足を休める事にして、手元の温度計を確かめると20℃を差している

※山頂には背丈程の温度計が備えられているが、その温度計では21℃を示している

※山頂からは唯一開けた西側に眺望が広がるが生憎の靄ですぐ近くにあるPLの塔でさえボンヤリとしか見ることが出来ない
一通り山頂からの風景を楽しんで
14:09 歩き出して5分程で分岐が現れる
今年1月に“なかりん”さんが右へのルートを採られた分岐だが今は広場に立ち寄らず香楠荘を目指すので左の道を進む
やがて社務所・売店のある広場裏手の四ツ辻に着くのでここは左に折れて転法輪寺に向かう
14:10 腰まであるササ原を掻き分けるように進み、ほんの少しで現れる丁字分岐を右折すると転法輪寺の前にでる
14:13 ここまでの無事に目礼で謝意を述べて表参道へ向かい、夫婦杉を見上げて葛木神社前へのやや急な坂を登る
14:35 一の鳥居を潜って三角点の打たれた湧出岳を捲き通って展望台に着くが、このあと立ち寄る香楠荘の入浴時間が気になるのでひたすら先を急ぐ事とする
13:39 何とか時間内に星と自然のミュージアムに着き、目の前に見える香楠荘への階段を下る

香楠荘の玄関にもまだ“入浴時間は終わりました”の看板が見えないのでどうやら無事に汗を流すことが出来そうだ

14:40 - 16:02 入口を入っても少し不安が残るのでフロントに立ち寄り湯を申し込んでみると、
「3時までに入浴を終えて戴くことになっているが、今日は(宿泊客がないので?)入って貰ってもいいです」
と言うことで、この後ユックリと汗を流して4時までの時間制限を気にしながらの反省会も済ませる
16:03 身も心も温まった後は汗をかかないように空中散歩で下山するので、ノンビリとロープウェイ乗り場へ向かう周遊コースを下ってゆく
16:12 次の便は16時15分発と言うことなので待ち時間を利用して目の前に広がる幾重にも連なる山並みをジックリと目に焼き付けてロープウェイに揺られる
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