大岩谷 〜 三国山〜槙尾山(885.7m) 〜 満願ノ滝
コース概念図 コース断面図
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2007年04月28日 (土曜日)晴れ メンバー:3名
歩行距離 17.4q/歩行時間 6時間40分 (休憩時間 0時間47分) 所要時間 7時間27分
《レポート画像》
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到着 - 出発 《ルートポイントのあらまし》
10:49 - 10:54 JR阪和線・和泉府中駅で降りて南海バス・和泉府中車庫前まで歩き9時50分発のバスに乗り継ぐと、約1時間で終点の父鬼バス停に着くのでここでバスを降りて準備を整えて
10:55 ほとんど車を見かける事のない国道480号・父鬼街道(別名:粉河街道)を南へ足を進める
11:02 正面前方にはこれから訪れる三国山が特徴のある航空路監視レーダを冠って顔を覗かせている
11:04 スタートして10分で左手の父鬼浄水場に見送られて国道から左に別れる林道宮ノ谷線へ足を進めるが、地図を広げてコースを確かめておられた単独行の男性も我々と同行するように同じ道を歩かれるようだ
道は少し細く1車線に変わるが相変わらず苦手な舗装道路が続き
11:05 50mも進むとすぐ右手に林道大岩線が別れるのでこの林道を伝う事になる
ここでも同行するように歩かれる男性も右手に進まれるので、暫くは前後してご一緒する事になる
11:07 舗装された道だが細い3m幅に変わって里道の雰囲気を醸して来るので周囲の景色を眺めながらノンビリ辿ると
11:12 5分程で右手の幹に凭せ掛けるように道端の丸い石に刻まれた道標が目に付くが、古くからよく歩かれていた道で
左ハかうや山・・右ハ・・・
以外、残念ながら私の能力では「左 高野山」の箇所しか判読する事が出来ないので同行のメンバーとも地名や読み方を色々意見交換して見るが結論には至らず、
11:25 その間に前後して歩いておられた男性の姿はいつの間にか視界から消えてしまうと、程なく前方の車止めゲートに着くので左から通り抜ける
11:27 道が大きく左へ曲がるところで林道は終わるが、カーブの手前で右手に七越峠コースと書かれた道標が打たれた山道が現れるのでこの山道を伝う事になるが
11:31 すぐ左に大岩谷コースを見やって分岐を右の尾根への捲き道に伝い上がる事にする
11:36 道は676mの独標から宿山に続く稜線に向かってV字状に抉れた浅い谷筋を伝う事になるが、瓦礫も散らばって少し歩き難い急坂が続く上に殺風景な植林帯を伝い上がる事にるので視界は自然に足元と前方のみに固定されてしまう
11:38 程なく石積みが視界に入ると、この道が古くから西国三十三箇所巡りや高野山詣でで第三番 風猛山・粉河寺と第四番 槇尾山・施福寺を結ぶ巡礼道への取り付きとして利用されていた古道である事を再認識させられて、何か史実を教えてくれるものがあるのではと周辺を注意しながら辿ってみるが特に目に付くものはなさそうで
11:43 峠への途中道の崩れた箇所を通る事になるが、地元の方の尽力?によって補修されている木橋を見ると今でも生活道として利用されているのでは  と錯覚してしまいそうだ
11:46 勾配が一際急になってくると露岩も目立ってきて、手元の地形図で確認して見ると左の大岩谷(本谷)から尾根を伝い登ってくる点線の道との合流点に着いたようで、左手に下る尾根を確かめてみると頼りなく薄い踏み跡?が伸びているように見える・・・果たして谷筋まで続いているのか、機会があれば確かめて見たいものだ
12:06 露岩帯を過ぎると道もほぼ水平な緩斜面になって植林のトンネルを潜り抜ける
12:20 もうひと登り急坂が迎えてくれるので足元に散らばる小石などに乗らないよう気をつけながら稜線上の鞍部に登り着くが、地形図では676m独標との稜線を通る点線の道が記載されている
疎らな樹間を透かしてみると確かに微かな踏み跡が走っているようだが今はその稜線を右手に見やって
12:34 植林帯と雑木帯に挟まれた3m幅の平坦な道を南へ辿る
12:40 鞍部から20分程で林道・白川線〜トラヤブ谷を経て急な山肌を這い上がってくる点線の道が右手から合流するが、ここまで来ると七越峠まで残り300mといった地点に着いた事になり
12:45 緩やかに続く斜面を5分程で綺麗に整備された木製のベンチの出迎えを受けると七越峠に到着する
12:46 - 13:18 峠では背丈程の石仏が迎えてくれるので、ここには往時に行き来する旅人で賑わったという茶屋跡の由緒書きとを見比べて当時をイメージするが、舗装された道とはどうしてもイメージを重ねる事が出来ないまま先程のベンチを借り切って昼食休憩を挟む事にする
13:34 食後は近畿自然歩道にもなっている尾根道・旧桧原越巡礼道を北東にノンビリ辿る事になるが、峠から15分程で下から見えていた航空路監視レーダー(対空受信所)横を通り過ぎ
13:45 - 13:47 さらに10分で対空送信所を過ぎると左手にササ原の三国山(885.7m)山頂が見えてくるので小高くなった尾根に登り、山名板の付けられた山頂を踏む
この山頂には三等三角点(点名:父鬼 標高:885.46m)が打たれているのでソッと踏んで山頂を辞すと
14:16 ササに覆われた稜線から電波塔の建つセトまで辿り、ヘイシ谷への分岐を右に見やってやや急な牛坂を北方向へ下る
そして植林に囲まれた718mの独標を通過して
14:19 程なく左足元から見上げる30丁石地蔵に見送られて千本杉峠を直進するが、右にヘイシ谷から御光滝谷へ下る谷道を見やる
14:40 - 14:43 快適な尾根道を道なりに20分程で左から登り尾の道を併せて上山分岐に着くのでここは左へ辿る事になるが、地図では点線の道となっている右の道も広く整備されているように見受けられる
14:51 平坦な地道を伝うと道端には昔からこの道を通る人々を見守り続けて来たであろう小さな石仏が見送ってくれる
14:55 やがて樹木の切れ目から形の良い猿子城山を右手方向に見やり
15:01 - 15:04 猿子城山〜ボテ峠への分岐が右手に別れる十五丁石地蔵に到着したところで少し足を休める事とする
15:12 分岐を左に採って巡礼道を伝うと、10分もしないうちに左にトラ尾から五ツ辻方面に別れるニッポウ原の分岐に着くので、右へのやや急な尾根道を伝うと
15:22 再び左にトラ尾から五ツ辻方面に別れる桧原分岐に着く
一旦鞍部への下りに掛かるので
15:26 雑木に囲まれた細い尾根道を下り始めると
15:29 槙尾山最高峰へのルートが左に現れるのだが、2004年に歩いた時の山頂〜蔵岩への取り付きと大きく様相が異なっているのに気づかず、何となく見過ごしてしまった結果大きく遠回りする事になってしまう

※2004年には小さな私製道標があったのだが、今回は道標らしいものが何もなかったのでウッカリと通り過ぎてしまったようだ

15:34 道は急な岩肌を削って横切る箇所で山頂への分岐を通り過ぎた事に気がつく事になるが、久しぶりに施福寺にも立ち寄って見るのも悪くないかなと思い直し足元に注意しながらそのまま足を進める事にする
15:46 12〜3分で施福寺とボテ峠を結ぶダイヤモンドトレール(桧原越分岐)に飛び出す
ここでダイヤモンドトレールを左に辿ると、数分で施福寺境内に着くので本堂を巡り
16:12 愛染堂裏から尾根筋を伝って槇尾山最高峰への最短ルートである激登りを何度もの立ち休憩を挟みながら山頂(=捨身ヶ岳・601m)に立つ事になる
このあとメンバーが足を休めている間を利用して先程気づかずに通過した取り付きポイントを確かめに行ってみるが、片道10分程掛かってしまいメンバーには充分すぎる休憩時間になってしまったのですぐ蔵岩へ伝い下る事とする
16:47 - 16:51 北側に伸びる岩尾根を少し下ると見事な馬の背状を見せる蔵岩が迎えてくれる
完全な貸し切り状態の蔵岩からは西方向に関西空港が夕日を受けて静かな佇まいを見せてくれ
東側に目を移すと金剛山を背景にして一徳防山〜編笠山のなだらかな稜線が柔らかな夕陽を浴びて気分を和ませてくれる
さらに稜線を南に追うと山頂にカヤトを乗せた岩湧山が静かに横たわり穏やかな夕景を堪能させてくれる
17:05 蔵岩を北側に下ると踏み跡は大きく仏岳(390m)の北尾根を覆う植林を縫って西方向へ回りこんで
17:30 - 17:36 槙尾山バス停近くの車道に無事降り立つが、ここでとんでもないミスに気が着く
南海バスの槙尾山線は既に運行停止となっていて槙尾山バス停を利用する事が出来ないため槙尾山口まで歩くハメになり、仕方なく売店で気付けのビールを購入して喉を潤した後は延々と続く舗装道路を歩く事になる

※2012年7月時点には和泉市オレンジバスが運行されています

18:21 少しずつ通行する車の量が増えてくる頃、45分掛かってやっとゴールの槙尾山口バス停に到着するが、次のバスは19時14分発まで来ないのでさらに50分も待ってやっとバスで帰宅の途に着く事になってしまった

\(_ _ ;)ハンセイ…

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