向井コース 〜 錫杖ヶ岳(676.0m) 〜 福徳コース
コース概念図 コース断面図
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2007年04月03日 (火曜日)曇り後晴れ メンバー:3名
歩行距離 13.5q/歩行時間 6時間03分 (休憩時間 2時間52分) 所要時間 8時間55分
《レポート画像》
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到着 - 出発 《ルートポイントのあらまし》
09:23 - 09:33 天王寺7時20分発の列車に揺られて2時間、JR関西本線・加太駅に降り立つと手元の温度計は7℃を指している
駅を出て南方向を眺めると異様にゴツゴツと恐竜の背中を連想させる山容が目に付くが、これが今回歩く錫杖ヶ岳で画像の右手に位置する柚之木峠から岩尾根を伝い登る事になる
09:36 駅のすぐ南側を通る国道25号を一旦西方向に7〜80m進み、バス停横のT字路を南方向に左折して鈴鹿川に架かる中の橋を渡り
09:42 5m幅の舗装された道路を5分程で名阪国道向井ICに着くので高架下を潜り抜けて
09:45 すぐの三叉路を道標に従って右折する
09:46 道標の建つ次のT字路を左折して林道袖ノ木越線を南に伝い
09:57 緩やかに登ると10分程で左に林道大萩線が現れるのでこれをやり過ごして直進すると
10:12 15分程で左手に錫杖ヶ岳への登山道が迎えてくれるのでこの道に足を進める
10:13 急斜面の植林帯を縫うように付けられた50p幅のやや急な山道をジグザグに辿ると
10:32 左手の谷筋を柚之木峠から伝い下る小さな沢に絡みながら高度を上げて行く事になる
10:36 登山口から30分も薄暗い植林を伝うと前方樹木の切れ目に峠を示す道標が見えてくるので
10:37 - 10:41 一登りすると三叉路になった鞍部に登り着く

ここが柚之木(ゆのき)峠で反対側は錫杖湖の西に伸びる安濃川畔の北畑からの登山コースで、山頂へは左(=東)方向への道を伝う事になるのだがその前に少し休憩を挟み、正面に見える山並みを眺めて目にも休養して貰う

10:51 峠からは尾根筋を伝う事になるが、駅から見えていた荒々しい岩尾根が待ち構えている事は容易に察しが付くのでいきなり木の根が飛び出した急登が現れても驚くことはない
右側が切れ落ちた急斜面をロープの張られた木橋を伝い渡る
10:55 2〜3分で左が切れ落ちた細尾根が現れると捨て縄の付けられた岩尾根登りに変わるので、ザレ土に足下を掬われないよう注意しながら足を運び上げる
11:04 足元をよく見ると山抜け状態の路肩には中空の篭のように土砂が流れ落ちた雑木の根だけが残されているので、足を踏み抜かないよう慎重に通り抜けると
11:19 目の前に覆い被さるように立ち塞がる岩壁が姿を現すが、フリクションが効いて滑り難い岩面に取り付けられた捨て縄を頼りに岩壁を伝いあがって肩に登り着く
11:29 そして最後の5〜6mは山頂直下に付けられた唯一のクサリに助けられて足の届かない程の岩塊を乗り越えると
11:30 岩の右側足下に横たわる錫杖湖が初めて穏やかな姿を見せてくれる
11:32 小広い台地状の肩に着くと右手に見える四阿を見やって山頂へ続く自然石の階段を上がるが、右手へ進めば四阿を経由して落合コースが錫杖湖へ下っている
11:34 - 12:20 巨岩が目に付く錫杖ヶ岳(676m)山頂からは360°の眺望が拡がり、とても600m台の低山とは思えない開放感に癒される

周囲は遮るものがないため強い風の直撃も避ける事が出来ないので適当な岩陰を探して昼食タイムを楽しむ

12:23 タップリと昼食休憩で足を休めた後は先程の四阿への分岐まで戻って、分岐を左折して四阿横を過ぎて急な階段を下る
12:32 四阿で歓談中の賑わいに送られて山肌を南に捲き下ると10分程で左(=東)方向に道がカーブすると
平坦な台地にベンチの置かれた分岐に到着する

ここで道は二手に岐れて右へ下る道は下之垣内(しものかいと)Bコースを経て錫杖湖に、我々が伝う左の道は三角点のある小雀ノ頭に通じている

12:49 台地を出ると植林も疎らになり、やがて雑木の中の急下りに変わり
12:50 20分程で尾根分岐のある鞍部に着く

この分岐を右に下ると下垣内Aコースを伝って錫杖湖に辿ることになるが、今は左への尾根道を伝うことになる

12:53 分岐を過ぎると踏み跡も薄くなり少し荒れた細尾根を伝うようになってやや急な登り返しとなる
振り返ってみると先程昼食を摂った錫杖ヶ岳の尖峰が静かな表情で見送ってくれる
13:09 ゴロゴロとした岩が積み重なったような尾根を伝いながら、この後歩く予定だった市境界尾根を探して見るが茂った灌木や下草で見つけることができないまま次のポイントである三角点峰へ足を進める
13:15 地形図ではピークから一旦南に伸びてその後東に向かう尾根が明確に書かれているが、ピーク直近からはやはり踏み跡も尾根も確認することが困難と判りとりあえずそのままピークへ向かう

※この3週間程後に、ネットでお知り合いになった「OKAちゃん」さんが問題の“ノコギリ尾根”の取り付きを特定してご自分のサイトで紹介されているので、機会を作って是非歩いてみたいと思う

13:20 5分も掛からずに三等三角点(点名:真谷 標高:574.3m)の打たれた小雀ノ頭を踏んだ後、
13:25 - 13:35 改めて市境界尾根への取り付きを探してみるが特定することが出来ず、予定の稜線歩きを諦めて小雀ノ頭から北に続く関町福徳への稜線を下山コースに変更してヤセ尾根に足を進めると
13:37 いきなり幹に捕まりながらの激下りが始まるが、地形図から読み取れる尾根筋はごく普通の等高線で描かれているのは何故だろう?
14:07 小さくアップダウンを繰り返して30分程で尾根尻近くの鞍部に着くと、右手の谷へ下る分岐をやり過ごして少し明確な踏み跡が伸びる左の道を下ることにして尾根尻の分岐から左の谷筋を目指すが、こちらも幹に捕まりながらの激下りで一気に高度を下げることになり
14:17 三角点から1時間もするとしっかりと整備された林道・真谷線に飛び出し、予想外に早く下山出来たことに驚くが実際の人里まではまだ相当掛かるだろうと覚悟しながら快適な林道をノンビリと伝い下る
14:25 広く明るい谷間の林道を10分程辿ると真谷第一橋が現れて、林道・久我福徳線に合流すると1歩ずつ人里に近づいてきたことを実感するが、それを裏付けするように福徳集落の民家がポツポツ姿を見せる
15:00 やがて名阪国道(25号線)を潜って東へ辿り、関ニュータウンの西側を北上して少し近道をして
15:30 途中から少しヤブを漕いで鈴鹿川を渡渉すると目の前にJR関駅が見える
15:53 - 16:25 一旦道の駅・関宿で冷たいビールで喉を潤した後、建造物群保存地区として古い町並みの残る旧関宿の散策を兼ねて入浴予定の関ロッジに向かい
16:50 - 18:13 観音山の麓に建つ国民宿舎・関ロッジまで歩いたところでゆっくり汗を流して
18:28 すっかり日が落ちた関宿を眺めながら18時44分発の加茂行きに揺られて帰途についた
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