万寿峠 〜 明神ヶ岳〜黒柄山(526.9m) 〜 勝手坂
コース概念図 コース断面図
↑「地図」上の○印をクリックするとその位置の画像を表示します。
2007年03月28日 (水曜日)曇り後晴れ メンバー:3名
歩行距離 11.1q/歩行時間 4時間03分 (休憩時間 0時間51分) 所要時間 4時間54分
《レポート画像》
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到着 - 出発 《ルートポイントのあらまし》
10:26 今回はポンポン山の北西に横たわる“明神ヶ岳〜黒柄岳”を歩くことになったので、高槻駅前から阪急バス・中畑回転場行きのバスに揺られて50分、終点の中畑回転場で下車する

準備が整ったところでスタートするが、肝心のデジカメを忘れてきたことに途中で気づいたので同行メンバーの好意に甘えて画像の提供をお願いすることに・・・f(-_-;)

10:27 まずはバス停から北に伸びる3m幅の舗装された林道へノンビリと足を進める
10:35 緩やかな傾斜に沿って少しずつ高度を上げてゆくと10分近くで左手前方に50p幅の地道が現れる
道脇には明神ヶ岳への取り付きを示す道標が付けられている
ここが手元の地図に万寿峠と記述されている地点であることが窺えるので左への山道に足を進める
10:44 5分程でY字状の分岐に迎えられるが道標もないので、ひとまず谷沿いに伸びる左の道を見やって右の低い尾根を越えるように続くルートへ緩やかに登ると、再び分岐に迎えられる
左は尾根を登って行くが右は中腹を捲くように平坦な道が伸びて行く
よく見ると幹に着けられた黄色のテープにマジックインクで←明神ヶ岳と書かれた私製道標が目に付くので右への道に足を進める
10:48 流石に里山だ!
次々に道標のない枝道や関電保守路の出迎えを受けるのであまり風景に気をとられる余裕はない
ここでも左に登るプラスチック階段と右に緩やかに下る分岐があらわれるので周囲を確かめると、少し前方の幹に黄色いテープで案内された明神←の道標が確認出来る
ここは道標の指示通り右へのルートに足を進める
10:51 さらに2〜3分でT字分岐に突き当たる
足元に横たわる倒木の傍らには付けられていたと思われる道標が左へ進むことを教えてくれるのでそれに従って左への広い道を辿ることとする
11:00 樹林に囲まれた快適な道だが、小さいながらも急な下りや急な登りが続くのでウッスラと汗が滲んで来る頃、右手が開けて来る
先日歩いた牛松山〜明智越〜唐櫃越を従えた愛宕山と地蔵山の連なりが広がるので思わずシャッターを・・・と思ったのだが、カメラがないのでやむなく携帯電話で代用して1枚
11:12 暫く雑木に覆われた明るい稜線伝いに小さな起伏が続くが、やがて樹木の切り開かれた広場に出ると一気に視界が開ける
11:13 - 11:15 目の前には紅白に彩られた送電鉄塔が周囲を威圧するように存在感を示している
見晴らしの良い鉄塔下からは左手下方に小さく広がる中畑の集落が静かな佇まいで長閑な雰囲気を見せているので、ほんの少しだがここで最初の休憩を挟む
11:25 休憩の後は再び雑木に囲まれた静かな道を辿るが、平坦で歩きやすい道ばかりでは退屈するのではとの思いやりからか?想い出した頃に少し荒れて露岩の飛び出したところも現れ、目先を変えて呉れる
11:30 - 11:32 雑木に囲まれた緩やかな登り勾配を辿りながら、木の間越しの風景を目で楽しんでいると突然道標の打たれた三叉路に着く
もう少し先にあるものと思っていた明神ヶ岳(523.5m)の山頂が、コースのすぐ左側で待ちかねたように現れるので半信半疑の面もちで立ち寄ってみる
※やや広くなった山頂にも雑木が繁っているので展望は殆ど期待できないが、山頂を示す山名板は誇らしげに存在感を誇示している

※また山頂中央には三等三角点(点名:明神原 標高:523.52m )が打たれているのでソッと踏んで山頂を辞す事にする

11:44 快適な道は南西方向に下る急坂に変わるが、山頂から10分程で四辻のある鞍部に着く
左に下ると樫船神社があるようだが、今は正面に続く急な登り返しに足を進める
11:50 - 12:33 5分程急坂を登ると雑木が途切れ見晴らしの良い平坦な送電鉄塔(能勢線#28)広場に出る
風もなく頃合いも良いようなので心地よい日溜まりにシートを広げて至福の一時を過ごす事とする
※鉄塔から西に伸びる送電線を目で追うと一際目を惹く柔らかな丸みを見せる黒柄山と、背景にウッスラと浮かび上がる湯谷ヶ岳・鴻応(こうの)山の姿を認めることが出来る
12:39 食後のスタートは心地の良い日溜まりから植林に覆われて緩やかに起伏を連ねる稜線を南西に辿る事になるが、5分も進むと鋭角的に右下に向かって下ることになる
12:43 少し荒れた植林帯を縫って林道に降り立ったところが地図に昇尾(しょうお)峠と書かれた地点に降り立つ
ここを左(=南)に向かうと田能集落に行くようだが今は右方向へ緩やかに登る林道に足を進める事になる
12:51 昇尾峠からは一部舗装されたNTT黒柄無線中継所への専用道路を辿るので、ゲートを抜けた後は通る車に気を配る必要もない
小枝を飛び交う小鳥の囀りをBGMにノンビリと整備された広い道を辿る
13:15 山間を縫って緩やかに高度を上げてゆくと、ゲートから25分ばかりで右手後方に杉生集落へ下る?ハッキリとした山道をやり過ごすが何故か手元の地図には記載されていない
13:28 ゲートから50分、ノンビリと山腹を伝う曲がりくねった広い道を辿ると黒柄岳直下を左手から捲くように大きく右へカーブするところで、道の左手にガードレールが現れる
注意して見るとガードレールに沿うように細い踏み跡が斜め前方に下って行くのが確認できる

この道が古くから京都市と亀岡市を繋いでいたと言われる勝手坂へ下る細いヤブ道で、黒柄岳からの帰りに足を踏み入れる分岐だ

13:28 この10m程先に赤いペンキで矢印の付けられたガードレールがあるので、帰路にはここからヤブ道を辿ることになるが、今は左手に見やって山頂を目指す
13:44 - 13:46 やがて頭上右上に電波塔が覆い被さるように見えてくると黒柄岳(526.9m)山頂に到着する
山頂一帯は通信施設がフェンスに囲まれているので中に入ることは出来ないが、手元の地図に記載されている三角点を踏む手段はないのだろうか?
半分諦めかけるが、道路を隔てた西側に樹木に覆われた小さな台地が目に付くので細い踏み跡を登ってみるとこちらに山名板と三等三角点(点名:渋谷 標高:526.86m )がヒッソリと身を隠すように姿を見せてくれるのでソッと標石に足を乗せて山頂を後にする
13:59 10分少々緩やかな坂道を戻り、先刻確認しておいたガードレールを跨いで勝手坂への細い踏み跡を下ることにする
14:11 夏場にはとても歩くことの出来ないヤブ道だが、冬枯れのこの時期ではさほど苦にすることなく細くやや荒れた細い踏み跡を道なりに下って行くと10分程で東西に走る勝手坂の峠に降り立つ
14:13 昔からよく利用されたと伝えられている勝手坂を左に下るが、流石によく歩かれた道と見えてV字に抉れた急坂を下るが足元は平坦に踏み固められているのであまり気にすることなく快適に足を進める
14:14 ほんの少しでV字谷は開けた明るい谷筋に変わる
目の前の風景も瞬く間に自然林から植林された杉の木立に変わる
14:20 さらに数分で城山の南側に広がる田畑の畦道に飛び出すので、真っ直ぐ東に辿って城山の麓に沿うように伸びる農道に合流する
14:21 逆コースの場合、殆ど目印もないので取り付きが判りにくそうだ

ここからは合流した農道を忠実に右に進むが、振り返ると今辿ってきた勝手坂への取り付きや黒柄岳と明神ヶ岳を結ぶ稜線が静かに見送って呉れる

14:37 - 14:39 15分程で農道から前方に見える府道733号(柚原向日町線)に合流するので、ここを左折すると異様な雰囲気を感じさせる賑やかな標識に飾られた分岐の出迎えを受ける
右への分岐を見送るが、古くは明智光秀が軍用路として整備したと伝えられる明智街道で、今では広く舗装された林道に衣替えしているようだ
14:41 やがて右に大きくカーブするところで左手から“首塚”の見送りを受けるが、果たしてここにはどのような経緯でどのような身分の武将の首が祀られているのだろう?
色んなサイトを覗いてみても紹介や説明が見つからないようで、今後の課題として疑問を抱えておくこととする
14:45 さらに府道を東に数分辿ると樫田小学校の校庭を回り込むように右への分岐が現れるのでここを右に進む
14:51 5分も足を進めると朝バスで通り過ぎた府道6号(枚方亀岡線)に出る
すぐ横に樫田校前バス停が迎えてくれるが、この後は温泉で汗を流す予定なので通行量の多い車道端を注意しながら南方向に進む
15:18 車の排気に悩まされながら車道を辿ること25分、やっと前方に最終目的地の“高槻森林観光センター”への入口が見えてくる
15:20 長く感じた舗装道路歩きからやっと解放されて、今回のゴール樫田温泉に到着したので、次の17時10分発のバス時刻に併せてユックリ足と身体を暖めた後は軽くビールで無事下山を祝ってからバスに揺られる

最後は1日中頑張って歩いてくれた足に感謝して高槻駅前での反省会で締めくくる

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