日向大神宮 〜 如意ヶ岳(472.0m) 〜 楼門ノ滝
コース概念図 コース断面図
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2006年11月22日 (水曜日)晴れ後曇り メンバー:単独
歩行距離 13.1q/歩行時間 4時間25分 (休憩時間 0時間35分) 所要時間 5時間00分
《レポート画像》
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到着 - 出発 《ルートポイントのあらまし》
10:57 ネットでお知り合いになった摩耶山さん歩さんのレポ(現在は閉塞中です)で子供の頃によく遊んだ蹴上(けあげ)という地名が目に止まり、久しぶりに訪れてみたい衝動に急き立てられて出かけてみた
京阪電車の三条駅で地下鉄東西線に乗り換え・蹴上駅で下車、@番出口から府道143号(旧国道1号)に出たところが今回のスタート地点になる
10:58 以前に走っていた京阪電車・京津線が地下鉄に変わったために広くなった道路を右手(=市内方向)に緩やかに下り
10:59 数人の観光客に混じって50m程進むと右手に京都一周トレイル標識(#30-2)と通称ねじれマンポが迎えてくれるので当時を偲ばせる煉瓦造りのモダンなトンネルをユックリ潜り抜けて
11:00 すぐ右へ緩やかに登る舗装路が目にはいるのでこの基地に足を進める

※ここを右折せずに直進すると金地院を経て南禅寺山門への近道である

11:01 すぐ右手に見える堤は二段階に敷設された琵琶湖疎水(第一疎水&第二疎水)の間を結ぶインクラインと呼ばれる船舶運搬用のケーブルカー史跡が残っているのでこの堤に上がって線路敷きを伝う

※このインクラインは昭和20年代まで運転されていたが、公式な運転は昭和初期まででその後は史跡として保存されている

11:03 緩八かな勾配の線路敷きを登り切るとそのインクラインの説明板と共に舟を乗せた状態で今も残されている
そして正面には第一疎水とこれから辿る日向(ひむかい)大神宮への架け橋大神宮橋が目に付くので線路敷きの右側をノンビリと辿る

※右手に並ぶ住宅はすっかり変わってしまったが、大神宮橋は当時の雰囲気がそのまま残されているので懐かしさが蘇ってくる

11:05 懐かしさを実感しながら大神宮橋を渡るが、今も参詣される人がおられるようで参道を行き来される姿がチラホラ目に止まる
11:05 橋の上からは、夏場によく泳ぎを楽しんだり今も琵琶湖から京都市民の飲み水を運んでいる第一疎水の静かな流れを見下ろしながら大神宮の参詣道に足を進める
11:12 静かな舗装路を幾組かの観光客とすれ違いながらノンビリ進むと橋から5分チョットで大神宮への石段に着く
今回目指す大文字山へはこのまま真っ直ぐ進んでも良いのだが紅葉も期待できそうなので懐かしい石段を登って境内を通るルートに足を進めることとする
11:15 - 11:20 この日向大神宮京のお伊勢さんと親しまれ、伊勢神宮への代参社殿として厄除け・開運・縁結びに崇敬を集めたと教えられた記憶が少し蘇ってくるが、まずは静かな佇まいの外宮に立ち寄ってみる
11:17 次いで奥に進むと、やはり特徴のある内宮の出迎えを受ける
11:18 さらに左手の石段を上がってゆくと開運・厄除けの祭神戸隠(トガクシ)神社の祀られた天ノ岩戸が迎えてくれるので記念にこの岩窟を潜り抜けてみる
11:19 せっかくここまで進んできた事もあり、先程の旧京都一周トレイルには戻らずに天ノ岩戸から先に伸びるしっかりとした新京都一周トレイルを進むこととする
11:23 整備された山道を数分辿るとY字状の分岐が現れるが、木の幹に付けられた手作りの小さな道標に従ってここを右へ進む

※左へ伝うと南禅寺からのコースに合流するが、少し遠回りになる

11:25 ほんの少しで尾根道に合流するのでここでも右手へ足を進める
11:30 5分も辿ると次の分岐が現れるがここには道標がないのでしっかりと踏まれた左の分岐に足を進める

※間違って右へ進んでも、少し荒れた山道から大神宮ルートに合流するので少し遠回りにはなるが問題はない

11:35 - 11:37 やがてチョットした広場に着くがここは6本の道が複雑に交差する七福思案処と呼ばれるポイントで、今回の立ち寄りポイントである大文字山へは右手正面に見える横断幕を潜って進むことになるが、左から京都一周トレイルの標識(#38)が出迎えてくれるので気をつければ迷うことはない
横断幕の手前右手にも標識(#39)が誘導してくれるがそのまま潜って直進する
11:44 よく踏まれたなだらかな道を進む事になるがやがて急なダケ道が待ち構えている、そんな足下の悪い道も尾根尻に登り着くと再び平坦な道が続く事になり
11:48 快適だった道も突然段差のある岩混じりの道に変身すると
11:50 暫くは急なやや荒れた坂道が樹林の中を登って行く
背後から元気な足音が迫ってくるので振り返ってみると私より年配(御年70才くらい)と思しき男性が駆け足のような軽い足取りで追い抜いて行かれる
11:52 見る見る間に距離は大きく開いて、やがて木の根っこや溝のように抉れた歩きにくい急坂もヒョイヒョイと足を運んで遂には視界から消えてしまい、なんとも凄い鉄人ペースに完全に度肝を抜かれるが私の方は相変わらずのマイペースでのんびり伝う
11:53 少し傾斜が緩やかになってくると丁字状の分岐に着くが、ここは標識(#40)の案内標に従って右手方向に進む
11:57 整備の行き届いた山道をノンビリ辿るが、里山なので地図にない分岐も多く現れる
先程の分岐から5分も歩かないうちに標識(#41)の打たれた丁字分岐に着くので標識に案内されてこの分岐を左折して
12:05 さらに10分程静かな樹間の道が続くと左への分岐がある┫状の辻に着くが標識(#42)に従って真っ直ぐ辿る
12:07 平坦な道の両側には相変わらず自然林が繁っているので見晴らしはないが、小鳥の囀りとフィトンチッドに癒されて快適に足を進める
12:11 やがて前方に尾根の鞍部が目に付き出すと変則的な分岐に迎えられるが親切な標識(#43)が一旦左の尾根筋を登るよう教えてくれるので
12:13 やや急な尾根道を30mも上ると尾根道から右手方向へ緩やかに下る道が分岐するが、標識(#43-2)の案内通りはこの分岐を右へ進む
12:14 右への道は植林と自然林の境目をほぼ水平に伸びて行くが
12:16 すぐ根っ子と露岩の飛び出した樹間の中の急勾配に変わり
12:21 5分も急坂を辿ると標識(#44-1)の打たれたY字分岐に着くので、ここは道標に従って左への坂道を登る事になるが右からは山科からのルートが合流してくる
12:23 そして50m先でも山科からの道と合流するが、ここにも標識(#44-2)が打たれていて左への坂道を登るよう案内してくれるので案内通り足を進める
12:25 いくぶん傾斜も緩やかになると前方には木の間越に山頂部を結ぶ稜線が視界に入りだし
12:29 ハッキリと道が交差する大文字四ツ辻に到着する
ここにも標識(#45)が打たれていて京都一周トレイルは左へ分かれるが、今は一旦直進して大文字山山頂を目指す事にする
12:31 直進すると50m程で丁字分岐に突き当たるので私製道標に従って左折すると
12:36 - 13:00 数分で三等三角点(点名:鹿ケ谷 標高:465.44m:)の打たれた大文字山(466.0m)山頂に着くので、ベンチを借りて少し遅めの昼食タイムとする
眼下には素晴らしい眺望が広がっている筈だがあいにく乳白色の靄(スモッグ?)に覆われて、遠景を望むことは出来そうにない
13:01 食後は先程の丁字分岐まで戻り、往路を右手に見やって真っ直ぐ三井寺・藤尾方面へ進んで
13:07 5分少々で植林の中の分岐に着くのでここは左の池谷地蔵尊への道に足を進める
13:09 植林帯を抜けると蔓延(はびこ)る下草が目立つ1m幅の道に変わる
13:35 - 13:37 ほぼ水平な道を25分も辿ると右手に雨社大神跡が見えてくるのでチョット立ち寄ってから
13:24 再び池谷地蔵尊への道に戻るとよく踏まれた2m幅の道に変わり如意ヶ岳の麓を時計回りに辿る事になる
13:29 凡そ5分で舗装道路に合流してさらに右手方向に進むと
13:34 池谷地蔵尊に着いてしまうが、予想に反してお茶屋さんかと見まがう雰囲気なのですぐ辞する事とする
13:49 すぐ左手に見える如意ヶ岳への登山口が判らないので舗装道路を50m程戻ったところで、左手のピークに向かって下草の少ないところを探りながら尾根筋へ出ると
13:51 細い踏み跡が続くササ道が伸びているので左折して山頂のある南方向に足を進めてみる
13:55 案の定ものの2〜3分で如意ヶ岳(472m)山頂に着くが、本当の山頂は金網の巡らされた航空管制レーダー施設の中にあるため立ち入る事が出来ない
フェンス沿いの樹木に仮設された手造りの山名板が寂しそうに迎えてくれる
無粋な金網と展望のない山頂なのですぐ元来た道を戻ることにして
14:02 取り付き点を確かめるために先程飛び出してきた草藪を右手に見やって細い踏み跡を辿ってみる事にするが、鳥取松江など他府県の営林署による植林帯が整然と並んでいることに驚きながら踏み跡を辿ると
14:20 15分程で見覚えのある大文字四ツ辻に到着する
往路で通った標識(#45)の打たれた十字路を横切って京都一周トレイルの伸びる鹿ヶ谷方面へ足を進める事とする
14:20 緩やかな坂道を下り出すと最初は背丈の低いササ原が続くが
14:26 5分も歩くと露岩の飛び出した植林帯を下ることになり
14:33 続いて5分程で右側の植林帯が途切れて雑木帯に変わると
14:35 - 14:37 前方に標識(#46)が見えてくる、そして石碑の出迎えを受ける事になる
この石碑の表側に廻ると“俊寛僧都忠誠之碑”と彫られているので、帰宅後に調べてみると
村上源氏の出身で、平安時代後期の世を憂い平家打倒を謀り捕らえられて薩摩の鬼界島に流されて没した
と紹介されていた
14:38 石碑の前から30m程の急階段を下るが、右側には七曲がりの迂回路も付けられている事が判る
14:43 さらに急階段の左には落差5mばかりの楼門の滝が静かな佇まいで迎えてくれる
14:49 滝を過ぎると再び薄暗い植林に包まれるが
14:50 山肌に沿って右に回りこむと
14:57 5分少々で標識(#46-2)の打たれた分岐が現れるが道なりに直進すると
14:58 すぐ前方の林道に飛び出すので、今辿ってきたトレイルを合流点から振り返ってみるが、今までの静かな山歩きが嘘だったのでは・・・のギャップに驚かされる
15:01 林道を緩やかに5〜60m下ると舗装路に合流するが、この丁字路には標識(#47)が打たれているので案内に従って右(=西)方向にほんの少し伝うと
15:02 左手に波切不動尊が見えるので、植林に覆われた静かな舗装路を緩やかに下る事とする
15:03 植林の切れ目からは平安神宮〜京都御苑が視界に入るが靄っているので、薄いベール越しの景観を楽しみながらの舗装路歩きとなる
15:10 白い土塀越しに見事な紅葉も深まり行く秋を演出してくれるのを見やりながら5分も足を進めると
15:14 参詣される人出で賑わう霊鑑寺門跡前を通り過ぎる
15:17 門前に立ち並ぶお土産やさんに目をとめながら
15:17 哲学の道を東に辿る
15:42 観光客で混み合う平安神宮前を通って
15:45 琵琶湖疎水に浮かぶ水鳥をノンビリ眺めながら
15:57 霊鑑寺門跡から40分程で今回のゴール・京阪三条駅に到着するが、珍しく今回は反省会を省略して帰宅の途についた
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