神津嶽コース 〜 大原山(522.0m) 〜 宮川谷コース
コース概念図 コース断面図
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2006年06月28日 (水曜日)うす曇り メンバー:単独
歩行距離 9.7q/歩行時間 3時間27分 (休憩時間 1時間06分) 所要時間 4時間33分
《レポート画像》
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到着 - 出発 《ルートポイントのあらまし》
10:39 朝からドンヨリと鬱陶しい空模様だが、天気予報で“午前中は晴れ”とのご託宣を受け遠出を止めて近場の生駒山へ出かけることとした

まずはお定まりの近鉄・枚岡駅で下り、改めて薄曇りの空を確認してから駅前のスーパーで食料品の調達を済ませる
現在の気温は27℃、汗が滲み出しそうな蒸し暑い中のスタートとなる

10:40 改札を出て目の前の石段を登り府道170号・枚岡停車場線に出ると正面に枚岡神社の参道が静かな佇まいで迎えてくれる
10:42 車道を渡り鳥居を潜ると20m程先に枚岡梅林への分岐が右に分かれるのでここを右折する
10:44 道なりに左へ続く急な舗装道路に足を進めると緑の木々が柔らかな色合いを見せてくれる
右手からはこれも緑に覆われた梅林の見送りを受けながら急坂を進む
スタートして5分、僅かこれほどの登りで早くも汗が滲み出てくると
10:47 やがて道が右へ曲がるところに取り付き点の石垣がみえてくるので、石垣の手前を左に伸びる細い道へ足を進める
10:48 静かな道だがよく利用されているのであまり足下に気を配る事もなく、緑のトンネルを潜り抜ける
10:51 程なく左に枚岡山展望台への登山道が分かれるのでここを左に辿る

※道を直進すると山岳宗教の修行場?まで続いているが、そこで道は行き止まりとなっている

10:57 小さな流れを渡り、山肌を捲くように付けられた急な階段から登山道は始まる
すぐ階段が途切れると地道の急な登りに変わるが、道幅はゆったりと2m以上あり整備も行き届いているので風景を眺めながらノンビリと足を運びあげる
11:00 10分程急勾配のつづら折れを辿ると、最初の分岐が現れる
←椋ヶ根(くらがね)橋/枚岡山展望台→と書かれた立派な公設道標が案内してくれるので、ここは右への階段を辿ると
11:03 すぐ尾根尻に出るので緩やかで緑豊かな尾根道歩きを暫く楽しむ
11:07 再びやや荒れた急坂をやり過ごすと続いて2番目の分岐に辿り着く
ここにも←豊浦橋/枚岡山展望台→と書かれた公設道標が建てられているので、折り返すように右への急坂に足を進めると
11:11 神津嶽から西に伸びる尾根筋を右手から捲くように登るが程なく前方に平坦な鞍部が見えてくる
11:12 鞍部には3番目の分岐(=四つ辻)があって、←枚岡山展望台/↑豊浦橋/府民の森→と書かれた道標に従って右への坂道を登る

鞍部からすぐ左には市街地を見下ろす枚岡山展望台があるが、今は靄って全く望むことが出来ない

11:15 一旦神津嶽(かみつだけ)から北に張り出した尾根筋を捲き上がり、尾根を南に辿るとこぢんまりと樹木に覆われた神津嶽が見えてくる
11:16 目の前のコブを乗り越えると、正面に注連縄の付けられた神津嶽への登り口を右に見送る事になる
11:18 平坦な中腹道を左へ進むと車両止めの狭いゲートが迎えてくれるのでザックが引っ掛からないよう苦労してすり抜ける
11:19 ゲートを過ぎるとすぐ右手から神津嶽を越えた細い道が合流してくる

※画像は合流箇所から振り返ったところ

11:20 道はすぐ舗装されたらくらく登山道に飛び出す
ここに立派な神津嶽休憩所が設けられているが疲れも感じないので休憩せずに舗装路を左に進んで
11:21 50m程進んだところで右手の階段に取り付き、かみつだけコースと書かれた道標に従って杉の植林帯を伝うが
11:24 植林を抜けるとまた自然林の雑木に囲まれた急坂の登りが待ち構えているので、少し退いていた汗がまた噴き出してくる
11:34 休憩所から10分でこのコース最大の急斜面が待つ胸突き八丁に差し掛かる

※道はどこまでも続く階段かと思わすように樹間を縫って登るが、急坂の中間点に付けられた微笑ましい標識に元気づけられて?噴き出す汗を拭いながら急坂に一歩ずつ足を運び上げるが

11:38 コース最大の難所?を登り切ると緩やかな勾配に変わり、頭上が開けて雑木越しに大原山のランドマークとなっている防災無線塔が垣間見えると、なだらかな道に変わるので足を休めながら平坦な自然林を辿る
11:40 やがて左手に防災無線塔を見上げる位置に着くと前方に建造物が見え出す
右手には綺麗に整備されたトイレで、左手には自動販売機の設置されたなるかわ園地案内所が設えられているので、いつ訪れても休憩されているハイカーの姿が見られるのだが・・・・
11:42 案内所の横で舗装された道と交差する四つ辻に着く
左から合流する生駒縦走歩道はここで正面に続く石段の道へ左折するので、ここから生駒縦走歩道に合流してこの石段の道へ足を進めるが
11:42 一見急な階段道も20m程で少し緩やかな尾根道の登りに変わり
11:48 5分で四阿(あずまや)風の休憩所を通り過ぎる
11:49 前方が大きく開けて来るとササ原が目立ち、恥ずかしそうに顔を覗かせている白い花(ホタルブクロ)に癒されて最後の階段を登りきって
11:52 広々とした山頂部に着くと左手からふるさと植物園が、そしてすぐ右手からはトイレの出迎えを受けて平坦な生駒縦走歩道を進めてぼくらの広場へ足を踏み入れると
11:55 - 13:01 目の前に送信鉄塔が現れてすぐ大原山(522m)山頂に着くので、早速山頂中央で暑い太陽の光を遮ってくれる顔馴染み?の桜の下で、先客に混じって昼食タイムとする
気温は25℃を指しているが、休む間もなく通り過ぎてゆく爽風のお陰で22〜3℃に感じて少し肌寒さを感じながら・・・・

晴れた日には西方向に灰色の煤煙が取り囲んだ大阪上空を通して明石海峡大橋まで遠望することが出来るのだが、今は全体が灰色の霞に覆われているので山頂部以外は全く望むことが出来ないのが残念だ

13:03 食後は30分ばかり桜の下で横になってそよ風のマッサージを受けてからのスタートとなる
送電鉄塔の東側にも気持ちの良い草原が拡がり、綿帽子を被ったタンポポも心地よさそうに風に揺れているので踏まないよう気を付けて横を通り抜けて、木陰で目立たないように伸びる万葉の道へ足を進める
13:10 道の右手には←暗(くらがり)峠と書かれた小さな手作りの道標が掛けられているので、今回は案内通り木立の中をゆっくり見回しながら下り始めると、5〜6分で樹林を抜けて車止めゲート前に出て八代龍王神感寺へ続く舗装路に着く
信貴生駒スカイラインを右に見て2m幅の舗装路を緩やかに北方向へ向かうと
13:12 すぐ前方に趣のある石畳の道が見えてくるが、ここが日本の峠100選に選ばれ大阪と奈良を最短距離で結ぶ国道308号(暗越奈良街道)の暗峠(くらがりとうげ)でここを左折する

※この峠の左側が大阪府(東大阪市)で右側が奈良県(生駒市)になり、学校へもそれぞれ右と左に分かれて通学する事になる

13:14 峠を離れると道は石畳から舗装道路に変わるが、車もすれ違う事が出来ない程狭い道幅からはとても国道を想像することが出来ない
それでも道端に建てられた道標はしっかりとここは国道だと自己主張している
13:15 峠から50m程西へ進んだところで右への細いコンクリート道が分岐する
よく見なければ見落としそうな右手の民家の角に、→慈光寺と書かれた道標が建てられているのでこれに従って右へ曲がる
13:18 民家の間を縫って伸びる細い道を忠実に辿ると、やがて地道に変わって静かな竹林の中をノンビリ進む事になり
13:24 すぐ竹林から杉の植林された道へと風景は目まぐるしく変わる
国道から分岐して10分で小さな四つ辻に着くが、右手に登るとスカイライインへ、左に進むと慈光寺前を通って生駒縦走歩道へそれぞれ続くが今は慈光寺の東側に伸びる細い道を直進する
13:27 この道は慈光寺社務所をショートカットする道なので最近利用するハイカーが増えてきたようで、訪れるたびに少しずつ道は広くなっているようだ
13:28 ほんの1〜2分で開山堂前の広場に着くので右手にホトトギスの寺として有名な慈光寺を見やって足を進める

※髪切山(こうぎりさん)慈光寺は奈良時代初期(669年)に役行者(当時36才)により創建され、約3町歩に至る広汎な寺域も信長の焼き討ちに遭い枚岡神社に合祀されたと『慈光寺略史』には書き記されている

13:30 慈光寺裏の墓地に続く道に出るとすぐ分岐が現れるので、墓地に続く左への道を見送って50p幅のヤブ道を直進すると
13:32 すぐ舗装された生駒縦走歩道に飛び出すので右前方へ緩やかに登る舗装路を伝い
13:36 数分で摂河泉展望ルートとの交点をトンネルで潜り抜ける
13:42 さらに5分程で生駒縦走歩道が右の山肌への階段を駆け上がって行くのを見やって、今はそのまま平坦な舗装路をまっすぐ進む
13:45 やがて左に放送局の送信アンテナを見送ると道は快適な地道を辿ることになる
13:51 - 14:04 生駒縦走歩道と分かれてから10分でアジサイプロムナードに到着すると、左手にはトイレと自販機とベンチが設置されているので10人程のパーティーが楽しそうに談笑中されている
そして道を挟んで右側からはアジサイ園の額田園地案内所園内案内板が出迎えてくれる
13:52 園内に25,000株以上植えられていると言われるアジサイだが、この時は7分咲きと言うことで満開にはもう少し時間が掛かりそうだ
13:54 ノンビリとプロムナードを散策すると早速アジサイのお出迎えを受ける
途中で“カスケード”を通って“日本のアジサイ”ゾーンに入るとピンクのハマアジサイとのガクアジサイが精一杯の装いで出迎えてくれる
13:58 そして改造種で小振りの花を付けたまいこや白い花の江冠雪白富士、淡いピンク系のくれないやま桃色山等もほぼ満開の華やかさを楽しんでいると
14:19 俄に周囲が騒がしくなってきた
どうやら大人数の団体が廻ってこられたようなので、散策を取りやめて上部を通る生駒縦走歩道まで登って野鳥の会話を楽しみながら北方向へ足を進める
3m幅の代わり映えしない生駒縦走歩道を20分程進むと左手に辻子谷(ずしだに)ハイキングコースが岐れるのでここを左に下る事にする
14:20 道は急な丸木階段が続くがよく整備されているので足下の不安感は殆ど感じることがない
やがて勾配が緩やかになってくると石畳の敷かれた歩きにくい道を辿ることになるが
14:22 その石畳もすぐ途切れて大きく蛇行する生駒縦走歩道を横切る
14:27 更に5分程で露岩状の急な階段の先で再び生駒縦走歩道を横切って興法寺への道を降りる
14:28 先程と同じように丸太で組まれた階段の下りから足を進めるが、すぐ石畳の敷かれた静かな尾根道下りに変わってくる
14:32 間もなく道は小石が散らばり足下の悪い荒れた道を下るようになる
雨水にも抉られて溝状になった所も通る事になるのでせっかく退いていた汗も復活してくる
そして左手に続く手すりが切れるとバイク止め?のゲートを通り過ぎ、小さなせせらぎでタオルを浸して首筋を軽く拭った後またノンビリと下る
14:34 道は快適で緩やかな下りに変わる
やがて右手のコブを捲くようにブロックの敷かれた階段が登って行くが、手元の地図によれば興法寺裏から今下ってきた道より400m程北で生駒縦走歩道に出る道のようで、ここは左への緩やかな地道を下る事にする
14:40 - 14:42 整備の行き届いた丸太階段を下ると先程の分岐から5分余りで黄緑色のモミジの茂みが目に入る
すぐ興法寺の鳥居と静かな境内が迎えてくれるので鳥居傍の冷たい手洗水で噴き出した汗を少し鎮める

※鷲尾山興法寺は役行者の草創で・本尊の木造十一面観音は行基作と伝えられ、時雨桜やスズランが有名

14:43 境内を左から捲いて辿ると右上から急な階段が威圧するように下ってくる
左下から登ってこられた郵便配達の方も急階段を敬遠して今下ってきたばかりの回り道を登って行かれる
14:56 ここからは左下に辻子谷を見下ろしながら急なコンクリート道を下る事になるが、10分程急坂を伝うと右手に宮山への分岐(0.6km→)を分けて一気に谷筋まで下る
コンクリート道が緩やかな勾配に変わってくると辻子谷に降り立ち、特徴のない“すなくら橋”を渡る
道は二つに分かれるが、地図によると左は支谷に沿って“野草園”まで伸びる点線の道のようだが、ここは辻子谷の左岸に沿って下る右への道に足を進める

※画像はすなくら橋を渡って今下ってきた道を振り返って

15:08 なおもダラダラと住宅地の中を下る舗装路にウンザリしながら10分も歩くと、右手から弘法大師が一夜の内に爪で刻んだと伝えられる爪切地蔵が迎えてくれるので、今日の無事を感謝して右前方に続く舗装路を進む
15:12 すぐ現れる近鉄線の高架を潜り右手に採れば、今回のゴール近鉄奈良線・石切駅に到着して帰宅の途に
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