林間歩道 〜 南葛城山(922.0m) 〜 越ヶ滝
コース概念図 コース断面図
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2006年03月19日 (日曜日)曇りのち雪時々晴れ メンバー:単独
歩行距離 13.8q/歩行時間 4時間36分 (休憩時間 0時間22分) 所要時間 4時間58分
《レポート画像》
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到着 - 出発 《ルートポイントのあらまし》
09:45 昨18日の例会は雨のために中止となったが、翌日となる今日19日は天気予報も晴れと言うことで単独での山行となり南海高野線・河内長野駅からハイカー貸し切り状態のコミュニティバスに乗り込んで今回のスタート地点、滝畑ダムバス停まで移動する

雨上がりのどんよりとした曇り空の下だがバスから吐き出された30人ほどのハイカーを見送ってから準備を整えて府道61号を南にスタートする

09:50 5分程で新関屋橋に着くが、先行のハイカーがトイレ付近で思い思いの準備をされているので私もここでトイレを済ませる
09:51 右手の新関屋橋方向に向かう人は見あたらないので、バスで着かれた皆さんはいずれも岩湧山を目指されるのだろうか?
09:52 他の皆さんはトイレ前広場でのミーティングや準備などに時間を割かれているようで、登り始める人は見あたらないので、ここはお先にトイレ横の岩湧山登山口から伝うこととする

今回は大阪府下に4座ある葛城山(大和葛城山・和泉葛城山・中葛城山・南葛城山)のうち、自身にとって唯一未踏である南葛城山を目指す事にする

09:55 階段を上るといきなり急な山道が出迎えてくれる
道端左手からは朽ちてほとんど読み取ることの出来ない道標の見送りを受け、やがて露岩の飛び出した歩きにくい樹林に挟まれた道に変わるので足元に注意しながら足を進める
09:58 登山口から5分程で千石谷林道に出て岩湧山へは林道を渡ってさらに真っ直ぐ登り続けるが、今回は林道を右手に進むことになる
右方向には雲の切れ目に現れた晴れ間がクッキリと稜線を見せてくれ、急速に天気予報通り晴れに向かっている事が判る
10:02 広い林道は他に人影も見えないので、左右の風景をユックリ楽しみながら辿る事になるが雨の後にだけ現れるのか左手の崖から5m程の小さな滝も姿を見せてくれる
10:10 右手にはこれから辿る深い山襞を見せる豪快な山容の南葛城山が、そして手前にはこれから登る尾根尻に建つ送電鉄塔が「早くオイデ」と手招きするように見下ろしているので少しピッチを速めると
10:15 右手の樹林に下る林間歩道が目に着くのでこの道に足を進め、
10:16 谷沿いを緩やかに流れる大谷川の右岸まで伝い下ると
10:17 程なく50p幅の鉄板橋が出迎えてくれるが
10:18 水面までは3m近くあるのでバランスを失わないよう慎重に左岸へ渡る
10:18 ここから先程見上げた送電鉄塔まで急峻な登りが待ちかまえているので、ペースを乱さないようまず正面の関電巡視路に取り付いて急な階段を100m程辿ると階段が途切れて四つ辻に出る
10:21 右は林間歩道で直進が今回の南葛城山への登山道だが、左方向に滝が垣間見えるので一旦左へ進んでみると樹林を縫って落差20m程の滝が千石谷に落ちているが、全体を見るには対岸に渡り返す必要があるので今は滝見物を諦めて先程の四つ辻まで戻って
10:35 樹林の急坂をジグザグに登ると再びプラスチック階段が待ちかまえているので伝い上がると、千石谷に架かる鉄板の橋を渡って15分で林道から遙か上方に見えていた送電鉄塔が目の前に見えてくる
10:36 鉄塔下に登り着くと北西方向の眺望が開け、正面になだらかな起伏を見せる上山(西勢山・777.6m)が姿を見せる
道は更に急な登りが尾根尻目指して樹間を伝い上がると鉄塔から25分で尾根尻に登り着いたようで、幾分勾配が緩やかになってくるが吹き出す汗の前には手元の温度計で2℃という寒さもまったく意味のない数字のようで吐く息だけが白く見えている
11:02 緩やかな傾斜を確かめながら支尾根の樹林を辿るとすぐ手造りの道標が付けられたノゾキ平に到着するが、丸木造りのベンチが無造作に置かれているだけで展望もないので通り過ぎる
11:03 道標に導かれてなだらかな支尾根を左(=東)へ伝うと暫くは鬱蒼とした桧の樹林帯が続き
11:09 緩やかなアップダウンを楽しみながら辿るとやがて樹林が疎らになり、やや急な登りに変わる頃前方から元気な話し声が近づいてくる
このコースで初めて二人連れのパーティーと出会い「こんにちわ!」とお決まりの挨拶を交わして下られるお二人とすれ違って小さなコブに出ると道は静かな樹林に覆われた尾根をなだらかに伸びて行く
11:20 足元にヒメザサが拡がり出すと左下がりの道は更に急傾斜になり、やがて左が削ぎ落とされた822m独標・クレン谷の頭を横切る事になるので10p幅の狭い踏み跡を踏み外さないよう細心の注意で伝い抜けて
11:20 クレン谷源頭部を過ぎると再び平坦な道に変わると展望が開けて左手の樹林越しに優しい山容の岩湧山が姿を見せるので
11:26 暫くはササの広がる気持ちの良い自然林を伝う事になり、左の岩湧山と右前方の南葛城山を木の間越しに望みながら快適な尾根歩きを楽しむと5分程でヒメザサ床の小さな鞍部に着く
ここから右へは大コバへの点線の道が分岐しているが、今は道標に従って左へ登る尾根道に足を進める
11:31 樹林が途切れると左手(北東)方向の岩湧山がハッキリとした姿を見せ、柔らか味のある丸い山頂部が目に飛び込んでくる
11:33 暫くは左に展開する大らかなパノラマを楽しみながら、左下に深く切れ込んだサカモギ谷を見下ろして広く見晴らしの良い尾根道を辿る
11:36 先程の分岐から10分でサカモギ谷に突き当たるので、左側に切れ落ちたガレ場を右へ折り返すように九十九折りに登りサカモギ谷の頭を越える事になるが、ヤセ尾根の左下は垂直な絶壁になっているので踏み外さないよう源頭部を通過する
11:39 緊張が解けると和やかな一時が訪れ、サカモギ谷をやり過ごすとまたササ床の道が出迎えてくれる
平坦な左下がりの道はよく踏まれていて野鳥の会話が心地よく耳をくすぐる
11:40 目前に樹林越しの南葛城山が見えてくると分岐が現れ、左に辿れば鏡の宿(一本杉)経由で南葛城山へ続くが、今は右の木立を登る山頂へのショートカットへ足を進めると
11:45 一面に広がるササ原の中を心細い踏み跡が上へ伸びて行くが、所々に付けられたテープも山頂へのルートを導いてくれるので迷う心配はない
11:50 途中、雪の重さのためにササが寝ているのでルートは判らなくなるが、足探りでルートを確かめながら左前方に見える高台を目指すとバス停から2時間、今回の目標地点で和泉山系の最高峰である南葛城山(922m)山頂に足跡を残すことになる
山頂の気温は-1℃だが横殴りに吹き付ける風が強く、時折青空が隠れて雪がちら着くので山頂での昼食は断念する事になる
11:52 山頂からはシッカリ刻まれた広い道を左へ直角に伝う事になるので、迷うことなくこの広い道を左に足を進める
11:54 すぐササ原が現れるが、そこに分岐があって右への道を進むと大コバを経て蔵王峠に続くようで、今は幹に捲かれた←一本杉と書かれたテープに従って2m幅の道を左へ進む
11:59 一旦道は鬱蒼とした桧の樹林に覆われるが、道幅は広くよく歩かれているのでさほど足元を気にする必要はないので10分程でポッカリと樹林の途切れた明るい鞍部に出る
ここには不動尊や龍王が祀られた鏡の宿(一本杉・葛城第14経塚)があり厳粛な雰囲気が漂っている
道はT字状に見えるが、左は先程まで歩いてきたサカモギ谷の頭を経てノゾキ平へ、右は更に分岐が待ち受けていて手元の地図には五ツ辻として表されている
11:59 右への分岐はくねりながらほぼ正面(=東)方向に伸びていて、続く分岐の右手には高野口町へ下る林道に続いているようだが、今は前方にくねる樹林の道へ足を進める
12:13 前方への道はやがて緩やかに下るが、少し荒れた広い道なので野鳥の声に送られながらササ原に続く樹林の広い道を快適に歩く事になり、気まぐれな今日の天候に翻弄されながら、強い風を凌げそうな場所を探す事になる
一本杉から15分程で高野口町へ続く林道が合流するのでそのまま前方(東)に続く尾根道を辿ると
12:19 5分少々で次の醤油谷方向へ下る林道との分岐が現れるのでテープの誘導に従って右への山道に入る
12:23 ササがせり出して少し狭い道だがシッカリと踏まれているので風景を楽しみながら山道を辿ると
12:26 数分で再び右から道が合流してくるが、どうやらこの道は手元の地図によると栗山札ノ辻線から分岐している林道のようで
12:28 50m程コンクリート舗装された林道を辿ると、すぐ林道はUターンするように右後方に離れて行くので道脇の樹木に捲かれたテープに小さく←ダイトレ・岩湧山と書かれた左の樹林帯に続く踏み後に進むと
12:32 すぐ前方に穏やかな谷筋が見えてくるが、手元の地図で確かめると森ノ谷の源流地点にいることが判る
小枝などが散乱して少し荒れた歩きにくい道を辿るとすぐ二手に分かれ、左への道は源流を渡り森ノ谷伝いに千石谷へ伸びているようだがここは小さな道標に従って右岸沿いの細く頼りない道を右手に進んで2〜3分で再び林道に合流するが
12:35 地図に御所台ノ森と書かれているところのようで左手に小さな祠が祀られているので、立ち寄ってここまでの無事を感謝して林道に戻り
12:49 - 13:11 5分程単調な林道を辿ると林道がヘアピン状に右へ折れるので、林道と別れ樹林の道へ直進して静かな樹林に囲まれた道を辿って左手に見える小広い平坦地に着く
薄日が射しはじめ先程までの風も治まったようなのでこの辺りでやっと遅めの昼食休憩を挟むことができるのだが、地図に風吹ノタワと書かれた地点で横殴りの風が治まるというのも不思議な巡り合わせで、木の間越しの岩湧山に見守られながらのご機嫌な一時となる
13:31 食後のスタートは単調な林道歩きから始まるので、左右に拡がる樹林を眺めながらノンビリ辿る事になり20分でダイヤモンドトレールの南葛城山分岐に飛び出すがすぐ右手には20名ほどのパーティーが賑やかに歓談されているので、よく見てみるとバスで一緒だった皆さんのようで岩湧山から紀見峠まで歩かれるようだが
13:32 もう暫く休憩されるようなのでお先に道を譲って戴き、山田川方面へ向かう林道からすぐ左へのダイヤモンドトレールに足を進める
13:46 南葛城山分岐から15分で根古峰(749.6m)を左に見送ると、頭上に青空が拡がり太陽が顔を出して周りの空気も心持ち春めいて来たように感じる
13:54 さらに10分程で三合目に到着するので、ここからはダイヤモンドトレールと別れて紀見峠駅への急な樹林の坂道を右に下る
14:14 露岩の飛び出した荒れた急坂を下り、コンクリート道にでて高圧線を真上に見上げる様になると三合目から20分で根古谷林道に合流する二合目に降り立つ
14:16 - 14:18 昨日の雨で水かさが増したようで、根古谷に懸かる腰ヶ滝も今まで見た中では最も迫力のある飛沫を上げているので、滝壺の近くまで降りてひと味違う腰ヶ滝をデジカメに納めて舗装された林道をゴールへ向かう
14:43 20分程辿ると林道から開けた矢倉脇集落を見下ろせる高台に出るが、ここで分岐を右に辿ると南海高野線・紀見峠駅に出る
冷えた体を温めたいので直進して今回のゴール国民宿舎・ 紀伊見荘に立ち寄りユックリ汗を流して疲れた足をほぐして帰路に着く
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