弘川寺 〜 大和葛城山(959.2m) 〜 ロープウェイ
コース概念図 コース断面図
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2006年03月02日 (木曜日)薄曇り メンバー:5名
歩行距離 7.6q/歩行時間 3時間07分 (休憩時間 2時間43分) 所要時間 5時間50分
《レポート画像》
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到着 - 出発 《ルートポイントのあらまし》
10:00 朝方まで降り続いた雨も上がり、降水確率30%の天気予報を信じて近鉄長野線・富田林駅からさくら坂行きの金剛バスに乗り込み25分でさくら坂4丁目に降り立つ
現在気温は6℃、空は鉛色の雲に覆われているが雨の降る気配はないので準備が整ったところでスタートする
10:02 バス道を真っ直ぐ南方向に辿るとほぼ正面に見える葛城山の山頂付近にはウッスラと白いレースの様な雪が木立の上に見受けられる
10:09 スタートして10分程で府道200号(上河内富田林線)に合流するので右手方向に足を進め
10:11 舗装された緩やかな登り坂が右へのカーブにさしかかると左手に弘川寺の入り口を示す案内道標が見えるので立ち寄ってみる
10:15 - 10:19 左への道を5分近く辿ると西行法師が全国行脚の後この地で終焉を迎えたという弘川寺の正面階段下に着くが、今は墓所への立ち寄りは考え亭にので山行の無事のみをお願いして早々にお寺を辞す
10:20 門前から50m程来た道を戻り、左手に小さな道標の建てられた弘川城址への登り口が見えるのでここを左に進む
10:21 道はいきなり急なジグザグの階段から取り付く事になるので、ペースを守ってゆっくりと急勾配を登り
10:25 数分で階段が途切れると一度平坦な道になり
10:26 緩やかな下りに変わると右手方向から河内(かうち)バス停からの道が合流する
すぐ急な登りが待ち受けているので気を引き締めて登り返し
10:35 急な山道を10分も辿ると手元の地図には載っていない分岐が現れるが、分岐点には標柱が打たれ、←里山の道 弘川城址への道→と表示されているのでここは右の弘川城址を目指すと
10:40 先程までシダ類やササが目立った道の両側には竹林が目立つようになってくるが、相変わらず急な山道も良く踏まれているので気持ちよく足を進める
10:55 さらに15分も急な山道を辿ると新たな分岐が現れる
道標はないがこの分岐は地図に載っているので送電鉄塔の建つ右への道を進むと
10:58 分岐から2〜3分で視界が開けて、見上げる尾根の平坦地から送電鉄塔(#29)の出迎えを受けるが
10:59 - 11:03 スタートして丁度1時間と言うこともあり最初の休憩を挟むこととする

気温は2℃を指しているので少し肌寒さが感じられる

11:12 やや勾配が緩やかになった植林帯を進むと道端に大きな石が散見されるようになり、山肌を横切るように右へ周り込むと道脇左に此上 弘川城址と刻まれた巨石が現れる
11:18 ほぼ水平な道を数分辿ると2003年5月に歩いた弘川寺から送電鉄塔(#30)を通る登山道に合流するので、ここを右に辿って山頂を目指すと
11:21 合流点から200m程で変則的な四つ辻に出る
正面の道は踏み跡程度の細い道が緩やかに碓井谷に向かって下って行き、右手の道はクサギ谷沿いに自然林の中を光明寺に続く道なのでここは左へ伸びる樹間の道を辿る事になる

頭上には雲間から時々顔を出す青空が見える

11:32 先程の四つ辻から10分で樹林が途切れて小さな広場に出ると
11:32 - 11:37 登山道を横切って碓井谷林道が交差し、右手から登ってきたコンクリート道は正面に続く登山道に伸びて行く
先程の送電鉄塔から凡そ30分歩いた事になるのでここで2回目の休憩を挟んで
11:59 コンクリート舗装された道を30分近く辿ると昨晩降った雪がまだ溶けずに周りの木々に残っているのが目に付き出す
12:04 さらに高度を上げてゆくと道脇にも雪が見られるようになるが、ほとんど雪のない足元も所々凍結している部分があるので充分気を付けながら気温1℃の樹林を登ると
12:06 碓井谷林道から30分、コースが車両止めのゲートに遮られるので左隅に空けられた狭い隙間を通り抜け、白いベールを被った木々も一面に広がってコンクリートの道にも多くの雪が見られるようになり
12:12 なおも急なコンクリート道を進むと、左手の側壁近くに小さなフキノトウが雪解けの下から顔を出して迎えてくれる
12:18 高度が増す度に視界には白色が目立って来て少しずつモノトーンの世界に近づき、周囲の景色を楽しみながら道なりに足を運ぶと昨夜の雪と横風で出来た、予想もしていなかった樹氷の出迎えに驚かされる
12:22 喘ぎながら急坂を登りきると五ツ辻に着き、ここからは勾配もやや緩やかになるので少し呼吸を整えながら大きく右へ回り込む様にコンクリート道を辿ると
12:38 いくぶん緩やかになった道を五ツ辻から15分程伝うと目の前に聳える大きな鉄塔の建てられた無線中継所に到着する
温度計は現在0℃を指していて、坂道は足元に白く凍結した雪で靴が滑るのでなるべく滑りにくい所を探して慎重に足を運ぶ
12:45 やがて樹林の道に変わると右手から樹林を縫って2005年7月に歩いた天狗谷ルートが合流してくる
12:47 ほぼ平坦な道を150mも進むと左手からキャンプ場の出迎えを受けるが今すっかり静まりかえって不気味な程だ
やがて行く手前方にビジターセンターが見えてくると
12:49 ダイヤモンドトレイルに合流するのでここを右へ曲がり
12:50 - 13:45 50m程で白樺食堂に辿り着くのでここで昼食休憩を挟むこととする

※ここ白樺食堂は年中無休という事になっていますので、弁当や飲み物をわざわざ持って行かなくても困る事はない

13:46 暖房のよく効いた白樺食堂でユックリ冷えた身体を暖めた後はトイレ前の葛城山頂登り口から山頂への階段を上る事になるので
13:48 食後の運動を兼ねて僅か50m程の山頂へ足を運ぶ事にする
13:50 - 13:52 山頂からの展望は厚い雲に覆われて金剛山の山頂も望むことが出来ないが、足元に蹲る(うずくまる)ように打たれた二等三角点(点名:篠峰山 標高:959.17m)はジッと雪解けを待ちわびているように見える
気温-1℃の山頂からはどんよりとしてあまり展望を期待できないが、目の前に拡がる雪景色は予想もしていなかっただけに素晴らしい白銀の世界に束の間の感激を堪能した後
13:54 山頂に敷かれた白い絨毯を踏みしめてノンビリと南に続く稜線へ足を運び
13:59 - 15:32 カヤトの拡がる斜面を下るとすぐ国民宿舎・葛城高原ロッジの前に出るので、真冬を思わす銀世界を背景に記念写真を一枚・・・
この後高原ロッジに立ち寄って冷え切った身体と足の疲れをユックリ湯船で癒す事になり
15:07 麓への下山はロープウェイを予定しているので、時間調整を兼ねてノンビリと風呂上がりのビールでノドを潤し、暖房の利いた室内から窓の外で白く輝く樹氷をノンビリ鑑賞する
15:36 帰途は先程通ったビジターセンター前までダイヤモンドトレイルを戻り、天神社のある天神の森への道を緩やかに下る事になるが降り積もった10p程の雪がサクサクと足元で心地よい音と感触を伝えてくれる
15:47 ヒッソリと佇む天神社に山行の無事を報告して軽く感謝の一礼を済ませて
15:50 左に回り込むとすぐゴールの葛城山ロープウェイ・山上駅に到着する
駅構内からは足元に拡がる御所の街並みと大和三山を眺めながらロープウェイから奈良交通バスに乗り継いで近鉄御所線・御所駅まで無事に帰還して今回の例会は終了

※画像は2003年7月に歩いた時のものを流用

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