寒天橋 〜 天狗岩〜仙人窟(Ca.860m) 〜 逢山峡 |
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2005年12月24日 (土曜日)晴れ後雪 メンバー:単独 |
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歩行距離 11.0q/歩行時間 4時間23分 (休憩時間 0時間04分) 所要時間 4時間27分 |
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《レポート画像》 ↓クリックで画像が拡大します。 |
到着 - 出発 | 《ルートポイントのあらまし》 |
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09:24 |
阪急神戸線・岡本で下車し、山手幹線のコンビニで食料調達を済ませた後JR山陽線・摂津本山駅前バス停から神戸市営バスに乗り換えて揺られること10分程で渦森橋バス停に到着する 現在の気温は8℃で頭上には澄み切った青空が気持ちよく広がっているが、朝7時の天気予報では降水確率40%となっていたのだ |
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09:26 |
バス停向かい側のやや急な坂道脇には除けられた雪が残っているが、今回はこの坂道から辿り始める事になる 舗装路の日陰部分は解けだした雪が再び凍て付いて滑りやすくなっているので歩幅を小さくして体重移動に注意しながら足を進めると |
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09:32 |
突然横道からサンダルが足元に滑ってきたのでびっくりして横を見ると、年輩の女性が丁度足を滑らせて転倒された所だったようで肩をさすりながら起きあがって来られたが何事もなかったようで、お持ちしたサンダルを履き直して坂道を下って行かれる やがて住吉山手の住宅地を抜けて、広い舗装路から2m幅の地道に変わり |
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09:34 |
バス停をスタートして10分程で寒天橋に到着する 橋を左に進むと西山谷の遡行ルートだが、今は橋の手前を直進して展望の良い天狗岩南尾根ル−トを辿る事になる |
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09:38 | 西山谷の左岸沿いから一気に登る階段道が目の前に現れるのでペースを乱さずに足を運び揚げるが、道は整備が行き届いているので不安定な所は見あたらないが、案内書にもあるとおり辛い急登りが暫く続き | |
09:43 | 寒天橋から5分少々で左手後方に渦森団地が広がり、さらに後方には神戸港が朝の陽差しを浴びて煌めき、気持ちのよい見送りをうけてどんどん高度をあげて行くと | |
09:44 | 左下には雪に覆われた西山谷の下流部分が木の間越しに見え出す | |
09:54 | 急な階段道も一旦落ち着くと少し痩せた尾根尻に登り着き、暫く平坦な尾根道を辿って間もなく渦森台から登ってくる細い道を左から併せて緩やかな尾根道を暫く楽しむ | |
09:56 | 再び傾斜が増してくるとやがて左手に西山谷途中からのルートが合流して | |
10:00 | 尾根尻から10分で、目の前に送電鉄塔(新神戸線#54)の出迎えを受けるが、道はすぐ手前をかすめて左に折れるように鉄塔の上部に伸びて行く | |
10:01 |
すぐに道標のない分岐が現れるが、左はやや急坂を登り右は緩やかな登りでどちらを採ってもすぐ合流するようだ 今は木の幹に白いテープの巻かれた右への緩やかなルートを辿る事にするが |
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10:04 | 2〜3分で合流すると急な石組の階段登りが始まり | |
10:09 |
自然石を組み込んで造られた階段なので階段とは気付かずに通り過ぎる人が多いのではないだろうか 少し溝状に抉れてはいるが両脇に続くササが風に揺れ、頬を掠めて通り過ぎる冬の風は流石に冷たく一瞬呼吸が止まる程だが短い階段が終わり、やがて自然林に囲まれて薄暗くなった道には5p程の雪が白い絨毯のように見え出す 周囲の空気は一段と冷えて手元の温度計は6℃に下がり |
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10:16 |
木立の切れ目から振り返ってみると相変わらず陽光に輝く神戸港が穏やかな風景を見せている 道は緩い勾配の尾根筋をノンビリ辿る事になるが程なくやや急な丸木階段が現れる |
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10:27 | 私を含め階段を嫌う人も沢山おられるようで階段横には既に新しい(?)道が出来ているので、私も階段を避けてこの側道を伝う事にする | |
10:30 | 送電鉄塔から30分でベンチが3つ置かれた展望台に登り着くと気温は5℃まで下がり、薄陽は差しているが上空には雪雲が拡がってきているのですぐ陽差しも陰り勝ちになる | |
10:38 |
積雪も5p程あるがバーンにはなっていないので靴で踏むとサクサク気持ちよい音を聞かせてくれる 一旦緩やかに下って鞍部に着くと尾根上の右手(=東側)が開け、大月地獄谷を挟んで石切道を望むことが出来る |
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10:45 | 自然林に囲まれた尾根道は少し溶けかかってはいるがこの冬初めての樹氷を目の前に楽しませて貰いながらやや急な坂を伝うと | |
10:49 - 10:51 | 展望台から20分、樹林が途切れて台地状の見晴らしの良い広場に着くが、左手からは雪を被った天狗岩(769m)が出迎えてくれる | |
10:54 |
天狗岩を後にしてすぐ、今では懐かしい六甲有馬ロープウェイの鉄塔を潜る ※六甲有馬ロープウェイは全長5kmと日本一長いロープウェーであったが、2004年に表六甲線(2.3km)が休止され裏六甲線のみで運行されている |
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10:55 | 目の前に通るサンライズドライブウェイとてんぐいわ駅を結ぶ車道を横断してオリエンタルホテルに向かうが、ここまで来ると積雪も10p近くになる | |
10:56 | 殆ど踏み跡のない舗装道路に降り積もった雪をキュッキュッと踏みしめながら中継塔の横を通り抜けると、すぐ舗装道路は終わって背丈程の堤に続く細い道を辿る事になるが、ササ原を歩くことになりますので膝までの雪に足を突っ込みながらルートをはずさないよう足探りで進む | |
11:13 | やがて細いササ道からオリエンタルホテルの西側に出てすぐ北側を通るサンライズドライブウェイに合流し、北に続く車道脇を伝って高山植物園方向に進むが、雪溶けが凍結した滑りやすい車道なので所々で立ち往生している自動車を横目に見ながら今回の最高地点に向かう途中で、上空が重そうな鉛色の雪雲に覆われて雪が舞い降りてくる | |
11:20 | 南の空にも雪雲が広がって来たので午後は雪に歓迎されての歩きになりそうだが、車両の通行が殆どないのでなるべく轍(わだち)で雪のない道路の中央を注意しながら足を進めると | |
11:22 |
やがて左手後方から全山従走路が合流してくる 今日はまだ誰も歩いていないようで踏み跡もなく降りかけた雪も僅か10分程で止むが上空は依然として鉛色の雪雲に覆われているのでいずれまた降り出すのだろう |
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11:23 | すぐ分岐に着くので、左へのバス道を見やって真っ直ぐ足を進めると | |
11:26 | 間もなくみよし観音に着くのでここを左折して高山植物園方向に足先を向ける | |
11:33 | みよし観音から5分ちょっとで関西大学六甲山荘に着き、山荘前を通る細い道を進むが | |
11:33 | 流石ここまで来ると雪深くなり積雪も25p近くなるので、ルートを踏み外さないよう注意しながら踏み跡を辿り | |
11:35 | やがて階段を下って先程別れたバス道に合流するが | |
11:38 |
六甲山人工スキー場前を左折して駐車場方向に向っても車両の往来は殆ど見ることが出来ない やはり、この雪を想定していなかったために準備不足の車が殆どなのかも知れない |
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11:45 | 5分少々で駐車場を過ぎ、左手に健康保険組合の山荘が、そして右手に廃屋となった山荘が現れると | |
11:46 | 道の右手に細い踏み跡が伸びて行き、すぐ横に←仙人窟と書かれた手作りの道標がポールに付けられているので標識に誘導されてこの小径に足を進める | |
11:54 | 心細い小径は雪で真っ白に飾られた樹林を縫って緩やかに下るが、膝下まで雪に埋まりながら歩く事になるので不意に深く落ち込んでいる箇所や右下が切れ落ちている箇所、さらには雪屁の踏み抜きにも注意を払いながら慎重に伝うと | |
11:58 - 12:00 |
廃屋横の分岐から10分程で目的地の仙人窟に到着する でもこれが地形図に載っている仙人窟なのかすぐに疑問が湧くが、この時点では疑問を抱えたまま仙人窟を後にする 帰宅してGPS軌跡を確認してみるとやはりシラケ谷の右(東)側を辿ったことが判るが、地形図では谷の左(西)側に仙人窟と掲載されている |
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12:06 |
緩やかな中腹道を尾根の先端部まで伝うと急峻なつづら折れの下りに変わり、足元の雪は軽い粉雪なので歩いた後には上部の雪が落ち込んで全く足跡は残らない ※画像は靴跡もかき消されたつづら折れの急坂を振り返ってみたところ |
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12:24 |
サラサラの雪はズボンや手袋を濡らすこともなく、手で払うとダイヤモンドダストのように木漏れ日にキラキラ輝きながら足元に落ちてゆく 急坂を下り初めて15分程でシラケ谷左岸に降り立つと、左手の樹幹に仙人窟への手造り道標が付けられているのでコースは間違ってなかったようで、一旦右に辿って右岸に渡ると整備された広い道に飛び出す |
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12:25 | 目の前に神戸市水道局奥山川ポンプ場が現れるので金網伝いにシラケ谷右岸沿いに付けられた管理道を辿り | |
12:31 | コンクリートの橋を左岸に渡って下流に向かうと懸念していた雪がチラつき出す | |
12:39 |
ポンプ場から15分、管理道は茶園谷出合で林道に合流する ※画像は振り返ったところで右がシラケ谷、左が茶園谷 |
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12:48 |
さらに10分近くで仏谷に出合うと左からシュラインロードが合流(=茶園谷分岐)してくる 予定ではここから仏谷を遡って鬼ヶ島へ立ち寄るつもりだったのだが、降り出した雪も次第に激しくなってきたので昼食場所の確保も無理と判断して鬼ヶ島は次の機会に先送りする事に・・・・ |
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12:52 | 数分で奥山川に架かる猪ノ鼻小橋を右岸に渡る頃には雪はさらに激しくなってきて | |
13:02 |
5分で左下に流れ落ちる猪ノ鼻滝がほんの少し垣間見えるので沢に降りて見る事にするが、左手に見える細い道を伝って木に掴まりながら途中まで降りるとその先には沢までの激下りが待ちかまえている 足下の岩には溶けかかった雪が凍り付いているがわざわざアイゼンを取り出す気にもなれないので、滝見を断念して舗装道路を再び辿ると5分で右手から水場の見送りを受ける |
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13:06 |
やがて左手からの長尾谷を見やると道端に不動明王と掘られた小さな石碑が見え、すぐ横に郵便受けが備え付けられているので長尾谷に懸かる鍋谷ノ滝に関わる不動明王なのだろうか? それとも、左下に懸かる地蔵ノ滝の・・?ここでも疑問を残す事になった |
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13:13 | 猪ノ鼻滝から10分で左手に東山橋が見える この橋を渡れば神鉄六甲駅と唐櫃台駅への近道だが、折角なので“何でもすくう”との謂われが残るおしゃもじ地蔵が祀られた専念寺に立ち寄って有馬口駅へ向かうことにする | |
13:21 | 3p程の積雪が見られる阪神高速北神戸線を潜って神鉄・有馬口駅のある右方向に足を進め | |
13:27 | 5分程で左手に山王神社の石の鳥居を見送ると右手に少し細い舗装道路が分かれる | |
13:33 | 道標も見あたらないが専念寺に立ち寄る予定なので取りあえずこの右手に伸びる舗装道路を辿って見る | |
13:36 |
やがて右手の小高い森にお寺らしき屋根が見え出すので少し戻り気味にコンクリートの坂を上がると予想通りおしゃもじ地蔵が小さな祠に祀られている まずは今日の山行の無事のお礼を済ませた後、案内板もなく一見何の変哲もないお地蔵様のようだが記念に柔和なすまし顔のお地蔵様をカメラに納めて有馬口駅を目指すと |
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13:49 |
15分で有馬口駅が見えてくるので、真っ直ぐ駅に向かうとなんと道は行き止まり 仕方なく少し戻って駅の西側を通る道から改めて踏切を渡る事に・・・ いつものことだが、何故か山で迷わずに市街地等で迷うことが多いようだ f(^^;) |
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13:51 | 線路沿いに東に歩くと今回のゴール有馬口駅に無事到着するが、まだ昼食が済んでいなかった事に気付いて駅の待合いベンチをお借りして食事を済ませるが、まったく汗もかくことがなかったので立ち寄り湯を止めて少しでも早く一人反省会場へ急ぐこととした |