トゥエンティークロス 〜 石楠花山(651.9m) 〜 炭ヶ谷
コース概念図 コース断面図
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2005年12月04日 (日曜日)雨のち霙 メンバー:4名
歩行距離 11.5q/歩行時間 5時間19分 (休憩時間 0時間48分) 所要時間 6時間07分
《レポート画像》
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到着 - 出発 《ルートポイントのあらまし》
08:42 集合場所の神戸市営地下鉄・新神戸駅から地上に出ると自宅を出る時から気になっていた雨粒が顔にあたり出すが、摩耶山さん歩さん、なかりんさんとのオフ会はこれで4度目になるが、うち3度までが何故か雨に歓迎されての山歩きというのも不思議な縁だ

気温9℃と肌寒い雨雲の下、予定通り全メンバーが揃ったところで取りあえず傘を差して駅舎をスタートする

08:46 今回のオーナー、摩耶山さん歩さんから「計画ルートは旧摩耶道〜行者尾根だったが、天候の悪化で黄蓮谷〜炭ヶ谷ルートに変更してはどうか」との変更提案で、まず布引貯水池へ向かうことになるが歩き出してすぐ渡る砂子(いさご)橋ではすっかり水のなくなった生田川を見やって対岸に渡る
09:07 いつもは左に折れて滝道ルートを辿るのだが今回は右への舗装された遊歩道に足を進め、途中で「せっかくなので布引雄滝に立ち寄ろう」ということになり、結局雄滝への急な石段を往復してみるが豪快な水音も立てず静かに休眠中(?)の滝がやけに寂しい
09:38 貯水池へのゲートを抜けて照葉樹の葉っぱが敷き詰められシットリと烟った遊歩道を辿り、右岸に渡ってロープウェイ(夢風船)を見上げながら急な階段を上りきると新神戸駅をスタートして1時間で五本松堰堤に着く
09:43 貯水池も水位が低くなっているが相変わらず降り続く雨で水面には小さな波紋が見られ、気温4℃の水面からはウッスラと水煙が立ち上っているのが見やるとやがて貯水池が後方へ見えなくなると思い思いの衣装を身に纏った自然林が美しい彩りを見せ
10:07 - 10:13 程なく右手にハーブ園からの舗装道路が合流して間もなく、紅葉茶屋とあけぼの茶屋を右手に見やり左手方向に市ヶ原の広々とした河原が見え出しすぐ櫻茶屋に着くのでトイレ休憩を兼ねて雨具を着込む

※トイレの画像は今年4月に歩いた時のものを使用

10:26 稲妻坂への分岐近くからハーブ園の麓に拡がる樹林を眺めると木々にウッスラと雪が乗っているが、手元の温度計は3℃を示しているので丁度雨と雪の境目となる気温のようだ
10:33 一旦尾根から谷筋へ下りて右手に地蔵谷への分岐を見送り、さらに尾根の先端部に回り込んで黒岩尾根分岐に着くとどうやら雨から霙に変わって来たようで周囲の雨音が少し変わる
コースは静かな生田川に沿ってトゥエンティクロスをのんびり辿る事になり
10:56 きれいに並べられた岩伝いに流れのない沢を何度か渡り返しながら緩やかに高度を上げて行くと、櫻茶屋から40分程で右岸に渡ったところで分水嶺越ルートへの分岐を左に見送る
11:12 この辺りから堰堤を高捲くために岩角で躓いたり踏み滑らないよう注意して急な足場の悪い坂道を辿る事になるが、右手から伸びる木の枝に傘を引っかけたりすると大粒の滴が首筋に落ちて思わず身震いする
11:25 再び左手に森林植物園・東門への分岐が現れるが、ここは見送って直進すると10分程で足元にササ原が現れるので、ズボンを濡らさないよう注意して足を進めると
11:42 新神戸駅前をスタートして3時間も掛かってやっと黄蓮谷出合に到着したところで、下ってこられた方にコースの状況を教えて戴いて黄蓮谷に足を進める 気温はさらに下がって温度計は2℃を示している
11:50 道はやや急な登りが続くがよく歩かれた道なのであまり足元に注意する必要はないようで、所々に現れる階段にも落ち葉のジュータンが適度なクッションになる
埋もれた段差には注意しながら快適な谷沿いの道を伝い登るが、このルートも谷筋から尾根への取り付きに変わるので暫く急階段が続く
11:58 階段が終わると尾根筋に出て道の両側が開け緩やかな勾配に変わるが、周囲は相変わらず雨に遮られているので視界は殆ど利かないまま尾根も少し広くなってくると周りには背の高い木立が目立ち始める
12:09 なだらかな尾根道を10分程伝うと急な階段道に出迎えられて階段の上部で樹木が途切れると、西六甲ドライブウェイが交差すると道端にウッスラと拡がる雪が目立ってくる
12:21 一旦樹林が途切れると送電鉄塔の下を潜るが、手元の地図にはすぐ近くに一里塚があるように書かれているので注意しながら足を進めるが結局見つけることが出来ないまま通過することになる
12:31 - 13:11 再び樹林が切れると開けた平坦な広場が目の前に現れ、右手前方には展望台があるのでその下で雨宿りしながら遅めの昼食タイムとする 現在の気温は0℃
13:07 食後のスタートは依然として霙が降り続く中、シットリと墨絵を思わせるモノトーンの風景に包まれて広い道を北に折り返すように獺(かわうそ)池方向へ辿ると5分程で左に烏帽子岩への細い道が分かれる
石楠花山の三角点を踏むには左の山道を進むことになるが、今は広い道をさらに10分近く進んで獺池への広い道から左へ戻り気味に炭ヶ谷方面への道に足を進める事にする

展望台前の広場にもまだ2〜3p程の雪が残っているが、霙で少しずつ溶けてゆくのだろう

13:29 左へ分岐するとすぐ次の四つ辻が現れ、左すれば烏帽子岩へ、また右に進めば双子山へのルートだがここは真っ直ぐ炭ヶ谷を経て花山駅方面へのルートを辿る事になる
13:36 道は雪の残った急な坂を下ることになるので滑らないようにユックリと足元を確かめながら足を運ぶと、ひっそりと静まりかえった谷筋にも落ち葉が薄く敷かれているので心地よい足音がU字形に切れ込んだ谷道に響く
13:39 やがて双子山の南西側を絡むように谷筋が少しずつ深くなってくると、道も右岸沿いに辿るようになり周囲を取り囲む樹林も自然林から植林帯に変わってくると、谷筋も広くなだらかに樹林を縫いながら下って行く
13:49 先程の四つ辻から20分で右手に人工の石造物が現れるが炭焼窯の跡だそうで、これが炭ヶ谷の名前の由来になったのだろう
13:59 さらに10分程で水のない沢を左岸に渡るが、うっかり道標を見落としていれば行き止まりの道を直進することになっていたようだが・・・
14:05 落ち葉に覆われた左岸道を5分程下ると左から細い踏み跡が合流してくる
左へ進むと高圧線沿いに下水谷へでも繋がっているのだろうがここは谷道を右へ伝うと
14:18 10分程で樹林を飛び出すと阪神高速7号北神戸線の高架下側道を横切りコンクリート舗装された道をノンビリ歩くと、落ち葉に隠れるように小さな沢ガニが見送ってくれるが、道の真ん中で落ち葉の下に潜ったようで人に踏まれるのではないかと少し気に懸かる
14:25 すぐ道は開けた花山東団地の片隅を通る舗装道路に合流して、団地の北側を走る有馬街道に飛び出すので右折して東に進み
14:49 ノンビリ歩いて20分程で今回のゴール花山駅に到着するが、汗を流したいので一旦神戸電鉄で唐櫃台駅まで移動して
15:20 駅のすぐ前の鹿之子温泉 からとの湯に立ち寄って、冷えた体をユックリ温めた後再び電車に揺られて反省会場へ急ぐ

雨は少し小降りになって来たのでこれ以上濡れる心配はなさそう

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