中山寺 〜 中山〜大峰山(552.4m) 〜 満月滝
コース概念図 コース断面図
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2005年11月19日 (土曜日)薄曇り メンバー:3名
歩行距離 12.5q/歩行時間 4時間59分 (休憩時間 0時間44分) 所要時間 5時間43分
《レポート画像》
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到着 - 出発 《ルートポイントのあらまし》
09:21 気温9℃と少し肌寒い青空の下、今回のスタート地点である阪急宝塚線・中山駅前のコンビニで弁当と飲み物の調達を済ませてノンビリと中山寺に向かうが
09:24 土曜日と言うこともあってボチボチと開店準備に取りかかっている商店を見やって北方向へ足を進めると
09:24 駅から僅か50mも行くとすぐ左前方に周りを威圧するように中山寺の総門が出迎えてくれる
09:26 軽く一礼して総門を潜り、突き当たりに見える境内の鳥瞰図を目標に本道への石段下に足を進め
09:39 左の石段を登ったところに広い境内を見下ろすように建つ鐘楼堂を左に見やり、トイレを拝借した後最奥にある絵馬堂脇を通り過ぎる
墓地を抜けて北中山公園手前でハイキングコースに合流すると公園のすぐ先で東尾根コースへの分岐を右に見やる
09:51 道は快適な雑木帯を縫いながら広い谷筋を緩やかに伝い登ってゆく
すぐ左への夫婦岩へのルートを分岐するが、なおも柔らかな木漏れ日をうけた道は快適に続く
09:54 スタートして30分程でやや急勾配になると露岩の飛び出した歩きにくい道に変わるがすぐ緩やかな道に戻ると、再び夫婦岩へのルートを左に見やって真っ直ぐ谷筋右岸を辿る
10:10 やがて左岸に渡ると露岩が目立って来るが、まだまだ整備の行き届いた山道は緩やかに谷筋を伸びて行き、一度右岸に渡り返すが、再び左岸に渡る頃から様相は一変して露出した岩や散乱する石に覆われた小さな沢を過ぎ、砂防堰堤直下に辿り着くとさらに5分近くで右手に東尾根への坂道が分岐するが、ここでも真っ直ぐ伸びる谷筋を辿る事にする
10:20 - 10:26 分岐を過ぎると高さ10m程の枠組みの堰堤が現れるので、ここで今日最初の休憩を挟んだ後右岸に付けられた急坂に取り付いてこの堰堤を捲き上がる
10:29 崩落したり剥き出しの岩で歩きにくい悪場が現れるので、足元にも注意しながら水のない荒れた谷道を登り
10:51 - 10:53 木の間越しに右手上方の桜台住宅が見え出すと谷も詰まり、道はY字形に分岐する
道標の←天空塚に従って左への急坂を上る事になるが、右に採れば東尾根コースへ合流する
ここから一気に尾根上に向かって急な露岩帯を登ると、5分弱で少し開けた尾根筋に着き、さらに続く急な尾根道を5分程辿ると尾根上に突きだした天空塚(440m)に登り着く
10:54 天空塚は少し平坦な場所なので、ここからは一旦稜線上を緩やかに下ったあと登り返す事になる
10:59 少し登ったところで道標のある四つ辻に着く
左方向は奥の院へ、右方向は最高峰へ、そして直進すると山頂展望台へと続いているので、直進して山頂展望台に立ち寄ることとする
11:00 2分とかからずに山頂展望台に着くが、既に先客(?)のネコが人なつっこい鳴き声で迎えてくれる
周囲には樹木が茂っているので展望は全く期待できなくなっていますが、西側に山肌の切れ落ちた場所がありますのでそこから西方面の眺望を確かめて
11:06 西側に巡らされた金網伝いに北方向への踏み跡を辿ると先程の奥の院から最高峰に続く従走路に合流するので、この従走路を伝うと
11:12 右手に桜台への分岐を見やって5分程で従走路の最も高い地点に着く
左手にウッカリすると見落としてしまいそうな小さな道標が現れて←中山最高峰と教えてくれるので、左の一段と高くなった台地に足を進める
11:13 目の前の小広い台地が中山最高峰(478.2m)で、ここには二等三角点(点名:中山 標高:477.98m)が打たれているのでソッと踏む

西の方向にはこの後立ち寄る事になる大峰山がドッシリとした姿を見せている

11:16 ここからは山頂脇の小枝にかけられた道標十万辻⇒に従って右側が崩れ落ちて少し荒れた“山陽自然歩道”を辿る
11:16 30mも進むと道は二股に分かれるが、今回は右のやや細い道を近回りして下る
11:19 自然林の中を大きく左に捲いて下ると、やがて左に進んだ道と合流して足元の小さな道標に誘導されて右方向へ進む
11:39 細い道は途中でヤセ尾根も通るが宝塚高原ゴルフクラブの北側を過ぎるとツヅラ折れの急坂が待ち構えているので、滑らないよう気を配りながら下りきって長尾谷ダムの堰堤下に架けられた鉄製の橋を渡る
11:39 - 11:44 橋のすぐ先が平坦な広場になっているので、大峰山への登りを前に少し足を休める
11:48 すぐ西側を通る県道33号を横切って、向かい側の2〜3mの岩場に取り着き
11:49 暫くは今日のコース中最大の急坂にあえぎながら5分ばかり尾根筋までの高度を稼ぐ
12:11 登り切ると緩やかな自然林の尾根歩きを楽しみながら十万辻からの道に合流し、ほぼ直線的に大峰山の小さな道標に従って急な樹林に囲まれた山道を伝うと
12:22 - 12:49 厳しい急坂からやや勾配が緩やかになれば樹林も開け、右手に送電鉄塔が見えて小道を登れば送電鉄塔下の広場に着くので少し遅めの昼食休憩を摂る

鉄塔下からは南北に眺望が拓け、北側には大船山と大パノラマがまず目に入る

一方南側には海が拡がるが、西宮浜あたりだろうか?もう少しクッキリと見ることが出来れば最高なのだが・・・・
12:50 すぐ北側には色づきかけた錦の絨毯に覆われた検見山が鮮やかな彩りを見せている
13:08 食後は緩やかに続く樹林を縫って細い道を辿ると、足元に散らばる落ち葉が靴の下でカサカサと心地よい音を奏でる
山頂部を鋭角的に右へ曲がると樹林に遮られて展望の利かない大峰山(552.4m)山頂に到着すると、三等三角点(点名:大峯山 標高:552.25m)が打たれているのでソッと靴で踏む
13:17 山頂からは先程鋭角的に曲がった所で木の幹に捲かれた白いテープを目印に右(=南)方向に下る薄い踏み跡を辿って、一旦安倉山(465.0m)との鞍部まで下ると右の谷筋に“点線の道”らしき踏み跡が下って行く
不明瞭だがこの分岐にも手作りの小さな道標が置かれているが、右方向への案内はなく直進方向に↑長尾バス停とだけ書かれている分岐を右折する
13:32 暫くは左下がりの斜面を横切るように伝うが、多くの人が歩かれているようで落ち葉の絨毯が敷き詰められた心地よい樹間の道を進むと
13:38 やがて大きな一枚岩と思われる上を濡らすように流れるナメに沿って下る
13:39 安倉山との鞍部から20分で桜の園・亦楽山荘を巡る瀧見の道に合流するところで、分岐横で中年のご夫婦とすれ違う事になるがどうやらどちらに進むか思案されているようで、結局は我々の後について瀧見の道を下られるようだが左側が切れ落ちたところで道標が崖下には↓満月瀧があると教えてくれるので、山腹の“瀧見の道”を辿るメンバーと別れて崖下に通る“滝道”へと下って見る
13:56 滝道は昨年の台風で寸断されたようで、至る所で道が消滅しているので、取りあえず“満月瀧”直下まで三点確保を織り交ぜながら下って見るが予想した通り滝には水が全く流れ落ちていないし、滝道も見あたらないので瓦礫の散乱する涸れた沢を10分近く下って行くと右上に細い滝道が現れる
ここで涸れた沢を離れて細い道を登るとすぐ隔水亭の前に出るがここで同行メンバーとの合流地点を決めていなかった事に気づく
勿論携帯電話は非情に“圏外”を示しているし、呼んでみても返事は帰ってこないので先程の分岐点まで瓦礫だらけの涸れ沢を戻って、メンバーの歩いた瀧見ノ道を追いかけて見ると中腹にある四阿(あづまや)で無事メンバーと合流することが出来たので
14:14 - 14:17 彩りも鮮やかな紅葉や黄葉が見事な競演を堪能させてくれるこの場所で最後の休憩を挟む
14:20 隔水亭を見たことがないというメンバーに併せて改めてノンビリと隔水亭まで下るが、ひっそりと静まりかえった隔水亭は、水上勉の「櫻守」の舞台になった場所と言うことだが読んだことのない私には良く判らないまま、早々にここを辞する
14:29 “ロックガーデン”から“モミジの道”を通って“桜の園入り口”まで、山肌を彩る紅・黄・緑の自然の配色に癒されながら下ると土曜日の割には人影も疎らな廃線ハイキングコースの長尾第2〜第3トンネルを潜り抜ける
14:47 エントランス広場で多くの人が帰宅の準備や土産物を物色されているのを横目に見て温泉橋を対岸に渡り
15:04 暫く武庫川渓谷の紅葉を楽しみながら今回のゴールJR武田尾駅に着くが、その前に右岸沿いの舗装道路を武田尾温泉・元湯旅館まで伝ってひとまず汗を流す事にする

ありがたいことに帰りは送迎バスで武田尾駅まで送って戴くこと(本来は宿泊客のみのサービスだそうです)に・・・・

台風一過で無惨な姿を晒していた名物・赤橋は2010年2月には完全復活していた

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