春日神社 〜 二上山(517.0m) 〜 ろくわたりの道
コース概念図 コース断面図
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2005年11月03日 (木曜日)薄曇り メンバー:5名
歩行距離 7.7q/歩行時間 3時間32分 (休憩時間 1時間11分) 所要時間 4時間43分
《レポート画像》
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到着 - 出発 《ルートポイントのあらまし》
10:04 “快適な秋晴れ”とまでは言えないが、薄日の射す近鉄南大阪線・二上山駅で準備が整ったところで目の前に横たわる二上山に向かってスタートするが、今日は時間に余裕がありすぎた所為かウッカリと愛用のデジカメを自宅に置き忘れて来た事に気がついた時には既に遅し・・・・

一旦はレポのアップを諦めるが同行のヒゲさんから画像を提供して戴くことができてなんとかアップ出来る事になり (^人^)感謝♪

10:11 道標に従って少し線路沿いを南に向かうとすぐ四つ辻に出るので右(=西)方向に折れる
10:16 やがて道は国道165号に突き当たるので、すぐ右手の春日神社への石の階段を見やってここでも右へ捲くように進むと国道を跨ぐ陸橋への階段が現れる
10:19 陸橋を渡って左(=東)へ折れて国道沿いを辿る
10:21 やがて道幅が狭くなると二上山登山口の道標に迎えられて、左手に上ノ池と右手に金網の張られた間に伸びる平坦な道を進み
10:26 5分程で左手に静かに水を湛えた新池を見やって人気のない小さなキャンプ地に見送られて木立の中を通り過ぎると
10:27 すぐ右手に細い山道が樹林の中を登って行くのを見やるが、帰宅して25000地形図で確認してみるとどうやら396m独標を経て雄岳山頂に至る“点線の尾根道”らしいのだが、この時は整備された平坦な広い道を辿る事になる
10:32 5分も足を進めるとコースは樹林帯に入るが、すぐ手前に分岐らしきところが現れる
右へのルートも少し気になるところだが道標もないのでここは良く踏まれた左のルートを直進する
10:40 - 10:44 さらに5分少々でベンチと二上山線歩道案内図のある分岐に着くので、ここで最初の休憩を摂る
10:49 分岐を釘折れ状に左へ曲がるとやや急な階段道が始まり
10:51 分岐からおよそ5分でベンチと雄岳6合目の道標がある266m独標との鞍部(=雄岳6合目)に登り着く
10:58 自然林に囲まれた緩やかな山道を5分少しで、左後方から二上神社口へのルートが合流する
11:08 道は相変わらず緩やかに登り続けるが、周りの風景は少しずつ変化しながら出迎えてくれる
このコースで初めてU字状に抉れた箇所が現れるが、整備が行き届いているので殆ど足元は気にならない
11:13 5分程でさらに露岩が飛び出し抉れた場所を通過するので、浮き石で捻挫等しないよう足元に気を配りながら足を進め
11:29 山頂が近づいてくると麓では見落としていた(?)丁石が道端から出迎えてくれるが、雄岳6合目から40分で15丁石を通過することになり山頂まで17丁と言うことなので残り僅か2丁で山頂に着く事になる
11:35 - 11:38 やがて17丁石に出迎えられるとすぐ右手に平坦な広場が現れる
この二上山・雄岳(547m)山頂には皇位継承に絡んで反逆罪に問われて非業の死を遂げたと言われる大津皇子二上山墓地があり、姉の大来皇女(おおくのひめみこ)がうつそみの 人なる我や 明日よりは 二上山(ふたかみやま)を いろせとわが見むと悲痛な想いで詠んだと伝えられる歌が想い浮かぶ
11:50 折角の感慨も“美化保存協力費”の虚ろな言葉で瞬時に現実に引き戻されてしまう(;_;)

馬ノ背へ下る途中に少し色づきかけた山肌が目に入るが、鮮やかな紅葉までにはまだまだ時間がかかりそうだ

12:00 - 13:04 馬ノ背から登り返して雌岳への階段を辿ると多くの人が思い思いに昼食タイムを楽しまれている三等三角点(点名:女岳 標高:474.12m)の打たれた雌岳山頂(474.1m)に到着するので、我々もここで昼食タイムとする
雌岳山頂付近でも少し色づきかけた光景にお目にかかることが出来るが、今年はどうやら紅葉する前に涸れてしまう確率が高いようだ
13:13 雌岳を後に円形展望台の西側を捲くように伸びるダイヤモンドトレールを岩屋峠方面に向かい
13:18 正面に葛城・金剛の大らかな連なりを眺めながら少し陽の翳った平坦な道を下ってゆくと
13:19 やがて現れる道標に従って右折し、鹿谷寺(ろくたんじ)跡まで下ることにする
13:25 すぐ目の下には尖った小さなピークが少し興味を引くが、まずは鹿谷寺跡まで下ることが先決なので少しワイルドな岩場を下り
13:31 降り立った小広い台地が鹿谷寺跡で、まず目に付くのは岩尾根を削り取った1個の岩から造られたという十三重石塔だが、この鹿谷寺は元々中国の石窟寺を真似て造られた寺ということで右横の岩屋には3体の線刻仏が残されている
13:33 少し先には先程上から見えていた小さなピークに続く石段があるのでピークからの展望を確かめて見ることにする
13:38 小ピークの上からは思いの外展望が拡がっていて、眼下には大日池とこれから辿る“ろくわたりの道”が、またその先にはゴールとなる河内飛鳥(太子町)の街並みを見渡すことが出来る
13:49 再び鹿谷寺跡に戻って、駐車場へ続く石段を下り大日池方向に歩くと右手に“ろくわたりの道”が分岐しているので予定通りここを右に進む
道はあまり整備が行き届いていないようだが、その割には立派過ぎる道標と古人の辿ったという道はそれなりに興味深く我々を迎えてくれる
14:03 ろくわたりの道に入って15分も歩くとやがて目の前に送電線鉄塔が現れ、見上げると高圧線が交差している光景が目に入る
道はなおも真っ直ぐ鉄塔の横を延びてゆくが、すぐ手前で左後方に下ってゆく細い道がろくわたりの道なので道端に隠れるように佇む道標に案内されて、ここを左折するが以前歩いたときにはここを直進したばかりにヤブ漕ぎを強いられ、やっとの思いで関電保守道路に辿り着いた苦い記憶を想い起こすが私にも学習機能はあったようだ f(^^;)
14:10 あまり歩かれていないようで、ササなどに覆われて踏み跡程度の細い道を辿ると少し見晴らしの良い岩場に辿り着くとすぐ目の前には送電鉄塔が立ちはだかっていて、その横には真新しい南阪奈道路が古(いにしえ)のろくわたりの道を無惨に分断している現実に何か複雑な気持ちにさせられます。
14:17 やがて分断された道は急な階段を下って強引に車道の横に付け替えられた道に降り立ち
14:20 やがて思いがけなく広い舗装道路に飛び出すと、車道の下に付けられたトンネルを潜り抜けて
14:22 再びロマンの影もなくなったろくわたりの古道(?)を辿ることになるが、
14:25 それもすぐ昔の面影を残す細い道になるので、気を取り直して植林帯沿いの古道をノンビリと進むと
14:26 僅か5分少々で突然目の前が開け、広々とした田園風景が出現するが古道もここで終わりのようで道標の立てられた舗装道路に飛び出す
14:33 ここからは合流点に立てられた道標(左:歴史資料館/右:スポーツ公園)に誘導されて右に進みゴールの太子温泉を目指し
14:38 やがて5分もすれば鹿向谷(かごたに)林道を跨ぐ鹿向谷大橋に着くので
14:47 橋を渡って下を通る林道に降り、10分も道なりに歩くと今回のゴール 聖徳太子 めぐみの湯 太子温泉に到着する

※ユッタリと汗を流した後は送迎バスに揺られて近鉄南大阪線・上ノ太子駅でひとまず解散

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