蝉丸神社 〜 千頭岳〜醍醐山(602.0m) 〜 醍醐寺
コース概念図 コース断面図
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2005年10月26日 (水曜日)薄曇り メンバー:3名
歩行距離 15.4q/歩行時間 5時間54分 (休憩時間 1時間23分) 所要時間 7時間17分
《レポート画像》
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到着 - 出発 《ルートポイントのあらまし》
09:58 今回は京都市と大津市の境界に横たわる千頭岳を経て醍醐寺への稜線巡りをメンバーと歩くため、京阪電車京津線大谷駅からスタートします。
09:59 改札を出ますとすぐ前に四つ辻がありますので右(=東)方向へ曲がります。
10:00 東方向へ20m程進み左手(=北)の石柱横から蝉丸神社に立ち寄ります。
10:00 目の前にある50段程の石段を登り蝉丸神社の境内に入ります。
10:02 狭い蝉丸神社の境内を進みますと正面に神楽堂?が迎えてくれます。

※蝉丸神社は“盲目の琵琶法師”で
これやこの・・・知るも知らぬも 逢坂の関
の歌で知られる蝉丸を祀ってあることで知られていますがこの逢坂山の麓に蝉丸神社が3箇所もあることは今初めて知りました。
因みにこちらは“蝉丸神社(上社)”だと言うことで、他に中社・下社があるそうです。

10:06 拝殿で山歩きの無事をお願いしたあと、建物の右横を抜けて東海自然歩道へ向かいます。
10:07 少しの間薄暗い木立の中、滑らないように右下に気を付けて山麓道を進みます。
10:11 やがて左からの東海自然歩道に合流するところに建てられた「逢坂の関跡」の案内板を右方向に進み、国道1号線沿いの平坦な地道を歩きます。
10:12 国道1号線を跨ぐ“逢坂山陸橋”を対岸に渡って最初はやや平坦な山道を進みます。
10:18 すぐ20段ほどの急階段に取り付き、一旦少しなだらかな山道を挟んで再び急なつづら折れの階段を登りますと足元はシダ類が目立つようになってきます。
10:21 陸橋を渡って10分、つづら折れ階段を登り切りますと尾根の鼻に出ますので、釘折れ状に右へ折れて暫くはなだらか尾根道を楽しみます。
10:30 10分近くで木のベンチのある分岐に到着します。
分岐は道標が打たれていて「左:逢坂一丁目」と書かれていますので、手元の地図には載っていないのですが“JR大津駅”への近道であることがわかります。
10:38 快適な道は植林帯を縫って緩やかに登ってゆきますが、相変わらず展望は利きませんので木の間越しの風景を楽しむことは出来ません。
10:38 少し傾斜が急になってきますと2番目の急な丸太階段が待ちかまえていますので、ペースを乱さないように気を付けてノンビリと辿ります。。
10:51 10分ばかりで階段道は途切れますが依然として急坂の登りは続きます。
10:53 - 11:03 間もなく右手に舗装路が見え隠れしてきますと道端の金網が目に着き出します。
少し広くなった平坦地で初めての休憩を挟みます。
11:07 道の小さなピークで右にNTT無線中継所への分岐が現れますと、一旦丸木の階段を10m程下って鞍部に出ます。
11:10 再び自然林に囲まれた緩やかな坂道を上ります。
11:12 突然左手の樹木が途切れて視界が大きく開けます。
今日は靄っていますが、それでも眼下には琵琶湖を中心として左に比叡〜比良の山並みが、右に湖東の街並みを望むことが出来ます。
11:16 そして緩やかな快適な道を辿りますと5分足らず左に「路傍休憩地」への道が別れますが今回は左に見送ります。
11:33 さらに15分緩やかに登り続けますと広々とした“音羽山山頂分岐”に辿り着きます。
右前方に進みますと「音羽山」山頂へ、左は「パノラマ台方面」へ続きますので今は山頂に立ち寄ることにします。
11:37 - 11:40 右への道はすぐ三等三角点(点名:小山 標高:593.22m)の打たれた見晴らしの良い「音羽山(593.4m)」山頂に出ますのでソッと踏みます。
※山頂からは北方面の展望が開けて少し靄ってはいますが、正面の比叡山から遠景の比良連山まで送電線越しに望む事が出来ます。
11:41 展望を楽しんだ後は先ほどの分岐まで戻り、パノラマ台へ右へのルートを採ってやや急な傾斜を下ります。
11:52 10分程で鳴滝不動を経て膳所本町駅へ続くルートが左に分岐しますが、ここは左に見やって東海自然歩道を真っ直ぐ進みます。
11:53 続いてすぐ牛尾観音方面へのルートが右に分岐しますが、今回はここでも自然歩道を直進します。
11:56 - 12:28 やがてやや急な階段を登り始めますとほんの少しで「パノラマ台(540m)」に到着です。
予定より5分早めに着きましたが早速昼食タイムとします。

※風もなく薄日が射していますので気温も17℃とさほど寒さも感じません。

12:29 しかし食事が終わる頃、メンバーの1人が「少し寒い!」と訴えますので食後のスタートを繰り上げて「千頭岳」を目指す事とします。
※樹木が切れて北東方面が開けた谷筋を通して琵琶湖の南端(近江大橋)付近が目の下に拡がっています。
12:40 緩やかに下った後緩やかに登り返します。
自然林の緑に囲まれた広く明るい快適な東海自然歩道をノンビリと尾根伝いに南東へ辿ります。
12:48 パノラマ台をスタートして20分、東海自然歩道は左手の急な階段を下り西山路傍休憩地を経て石山寺駅方面に別れます。
12:54 相変わらず広い道には少し石ころが目立つようになりますと勾配も少し急になってきます。
13:07 その後も緩やかなアップダウンを繰り返しながら3m幅の道は続いているようです。
13:19 - 13:34 自然歩道と別れて30分程で右への分岐が現れます。
すぐ右手が東千頭岳ですが、この分岐にはベンチが置かれていますので昼食後最初の休憩を採ることとします。

また右手足元には「北:小野/南:醍醐 境」と刻まれた古い村堺石標が打たれています。

※分岐を右(西)に折れたところに東千頭岳(600.0m)山頂はあって、右手(北側)の樹木には遠慮気味に取り付けられている山名板が視界に入ります。
そしてその先にはやはり昔から良く通られた広い道が続いています。
13:36 東千頭岳のピークを越えても広く穏やかな道が緩やかに下ってゆきますので、木々の緑を楽しみながらノンビリと歩きます。
13:41 5分も歩きますと右手に鉄パイプを組み立てた柵が現れて、右後方からも良く歩かれた道(?)が合流してきますが手元の地図には載っていませんので興味を残してここは先に進みます。
13:44 やがて分岐が現れますが、左へのルートは広い道が下り気味に、一方右へのルートはやや細い道が自然林の中を緩やかに登ってゆきます。
道標が付けられていませんが地図では左の道は尾根筋を捲いて石山寺方面に下るようですのでここでは右を採る事とします。
13:48 2〜3分で再び道標のない分岐が現れます。
地図には京都国際ゴルフ場への道が左方向に延びてゆきますのでここでも右へのルートを進むこととします。
13:49 右手の東千頭岳を捲くように付けられた1m幅の整備されたルートにもすぐ分岐が待ち受けています。
正面のピークには赤白の送電鉄塔があって送電線が交差していますので、事前に入手していた情報によると西千頭岳に間違いありません。
13:52 - 14:00 分岐を真っ直ぐ辿りますとすぐ金網に囲まれた今回の最高地点「西千頭岳(601.8m)」山頂に着きます。
金網を半周しますと山名板と凹形の場所に二等三角点(点名:醍醐 標高:601.80m)が打たれていますのでソッと踏みます。
14:00 気温17℃の山頂は樹木が茂って展望は今一ですが、それでも南方向には靄を通して生駒山を望むことが出来ます。
14:06 下山は先程の分岐を右に折れて京都国際ゴルフ場方向に向かい、少し荒れた地道を下ります。
14:07 すぐゴルフ場の外周を通るカート道に合流しますので左手に拡がるグリーンを横目に見て西へ辿ります。
14:53 駐車場前を右折してゴルフ場への車道を道なりに進みます。
カート道に合流してから50分で高塚山方面からのルートが合流してきます。
15:09 - 15:12 さらに15分で上醍醐参道入り口のある横峰峠に着きますので、急な階段に取り付く前に少し足を休めます。
15:14 いよいよ今日最後のピーク、「醍醐山(454.0m)」目指して整備された階段道をユックリ登ります。
15:23 醍醐山のピークからは暫く自然林に囲まれた平坦な尾根道が続きます。
15:28 - 15:36 一旦鞍部まで下って再び登り返しますと上醍醐・五大堂前に飛び出しますので、休憩を兼ねてノンビリと境内を参拝します。
※左手の境内ではご本尊の不動明王を中心に五大明王が奉られている五大堂が静かに迎えてくれます。
15:38 下山は急階段の続く上醍醐参詣道を下りますが、足腰に爆弾を抱えるメンバーの歩き疲れた膝には堪える長い下りが始まります。
15:42 折角ですから途中にある国宝の薬師堂にも立ち寄って見ます。
15:46 続いて上醍醐の中心となる西国三十三観音霊場第十一番札所の准胝堂(じゅんていどう)にも立ち寄ってみますが、前に立ち並ぶモミジは少し色づきかけた葉を視界に拡げています。
15:50 静かな佇まいを見せてくれる国宝の清瀧宮(せいりゅうぐう)拝殿前のモミジも少し色づいて来たようです。
15:51 本当の面白さや美味の最上のものを表現する“醍醐味”の語源となる「醍醐水」にも立ち寄って口に含んでみます。
確かに甘みのある柔らかい水のようです。
15:56 山上寺務所近くから振り向きますと醍醐寺草創の地である上醍醐を代表するように重要文化財の開山堂が見送って呉れます。
16:15 - 16:19 准低堂から続く19丁のつづら折れの急な階段道、丁度中間にあたる10丁を過ぎたところで「不動の滝」が現れますので少し膝を休めます。
16:29 やがて“立ち入り禁止”の無粋な看板が立てられたところに、秀吉が好んで花見の宴を催したという「槍山(千畳敷とも呼ばれるそうです)」に着きます。
16:37 上醍醐を出て50分程で1丁石と石鳥居のある下醍醐・女人堂に到着します。
17:15 ここからは車道を辿ってゴールの癒し太閤ねねの湯に立ち寄ってユックリ疲れをほぐした後は、京都市営地下鉄・醍醐駅から電車に揺られ大阪で反省会を済ませて帰宅しました。
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