橿原神宮 〜 畝傍山(199.2m)〜耳成山 〜 大和八木
コース概念図 橿原神宮前駅 橿原神宮 畝傍山 神武天皇陵 法然寺 耳成山 大和八木駅 コース断面図
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2005年10月19日 (水曜日)快晴 メンバー:6名
歩行距離 13.0q/歩行時間 3時間56分 (休憩時間 1時間04分) 所要時間 5時間00分
10:07 一度は歩いてみたかったというメンバーの提案で、三座併せても高々500mに満たない大和三山を歩く事になり、橿原神宮前駅でてくてくまっぷ(19)を入手した後中央改札口から最初のポイントである橿原神宮を目指す。 10:12 駅前から5分も広い舗装道路を北西方向に辿ると左手に橿原神宮の鳥居が見えだすと 10:14 頭上に拡がる青空も今日は穏やかな暖かい一日になることを約束してくれたようで、ポカポカ陽気の表参道から鳥居を潜り抜けて境内をノンビリ進む。 10:17 社務所前も幸いなことに人通りが少なく、静かに散策を楽しむ方がチラホラ目に付く程度なので脇見をしながら歩いてもぶつかる心配はなさそうだ。 10:20 やがて左手に現れる深田池も、桜のシーズンには大勢の花見客で賑わうはずの池畔にも殆ど人の気配を感じることなく、さしづめ貸し切り状態の境内と言った雰囲気が続き 10:21 南神門を右に折れて白砂の敷き詰められた広々とした参道を辿ると外拝殿に着くので、一日の無事を軽くお願いして今度は北神門を抜ける。

※拝殿の背景には香久山は 畝傍を愛(を)しと 耳成(みみなし)と 相争ひき神代より 斯くにあるらし 古昔(いにしえ)も 然(しか)にあれこそ うつせみも 嬬(つま)を争ふらしきと中大兄皇子に詠まれた三山で最も高い畝傍山が静かに佇んでいる。 10:25 北神門を出るとすぐ左手に畝傍山登山口が現れるのでここを左折すると 10:25 道は平坦で静かな山道に変わって暫くは静かな樹間を縫って少しずつ緩やかに勾配を上げて行く。 10:28 2〜3分で右手に東大谷神社の鳥居が現れるので、直進するメンバーと別れて鳥居を潜って右手から巡ってみる。 10:30 少し寂れた参道を進むとやがて東大谷神社に辿り着くが、朽ちかけた社殿がポツンと建っているだけなので何となく来てはいけない所に来たようで早々に辞してメンバーの後を追って先ほどの登山道へ出ると 10:38 5分少々で少し変則的な四つ辻になった峠に着くが、ここは道標に従って直線的に山頂への道を伝う。 10:48 - 11:03 少し勾配が急になってくるとやがて畝傍山(199.2m)山頂に登り着く。

橿原神宮前駅からノンビリ歩き始めて40分で大和三山の最高峰に登り着いた事になる。 山頂には案内板と三等三角点(点名:畝傍山 標高:198.49m)が打たれているのでソッと踏み 展望の開けた西方面に御所市街の背景に横たわる金剛・葛城のなだらかな山並みに癒される。 11:12 山頂を後にして先ほどの峠の分岐まで戻り、変則的な四つ辻を右後方への道に足を進めると 11:19 数分で小さな流れに架けられた橋が現れ、すぐ先で赤い鳥居の出迎えを受ける。 11:20 ここは畝火(おむね)山口神社と案内されていて、4月の“だいだい祭り”や7月の“でんそそ祭り”には凄い人出で賑わうと案内されているが、今はひっそりと静まりかえって人影を確かめる事も出来ないほどだ。 11:40 一旦畝傍山を西側から北に回り込むように下って神武天皇陵の間に付けられた遊歩道を東へ辿ると 11:45 やがて広く手入れの行き届いた神武天皇陵参道に出るのでここを右折し 12:21 さらに舗装道路を東に向かって、近鉄橿原線を越えて飛鳥川に架かる新河原橋手前を川沿いに東へ進み、上飛騨橋を対岸に渡る。 12:23 橋を渡ると道標が現れるのでそれに従って右(=東)方向に進むと 12:29 - 13:11 右手から竹に囲まれるように佇むお地蔵様と庚申さんに迎えられる。ここからは二番目の香久山に向かう事になるが、ハッキリ香久山が姿を現すと広い草原状の紀寺跡に着くので、長閑な風景を堪能しながらここで少し遅めの昼食タイムを挟む。 13:19 食後は目の前に横たわる香久山に向かってのスタートとなるが、車の通行もそれなりに多くなり気を付けながら道端を進まなければならない。やがて四差路の左手に法然寺の静かな門構えが現れ 13:23 あと少しで香久山に着くところでオーナーメンバーの「展望も利かないようなので香久山はパスしよう」との提案で三山制覇の儚い夢(?)を断念することに・・・
四差路を北に折れて香久山を右に見上げながら車道をひたすら辿る。 13:56 本来の予定では藤原宮跡にも立ち寄る事になっていたそうだが、香久山をスキップしたためにコースが変わったことで分岐を大きく通り過ぎてしまい、気がつけばJR桜井線も国道165号も横切ってひたすら北に向かっていたのだ。
道端から心配そうに見守るお地蔵様に慰められて次の辻を西方向に向かう事にする。 14:10 今日最後となる耳成山が右手正面に見えて来る所で右折して北に向かい、近鉄大阪線を横断して耳成山を目指す事になるのだがこの舗装路歩きが結構きつく階段と並んで苦手な歩きが続くが 14:16 やがて耳成山に突き当たるところですぐ左手に見える登山口に取り付いて 14:19 右手から耳成山を一周するように緩やかに登る周回コースがあるが、ここは苦手な階段伝いで参道を登る。 14:21 右手に石灯籠の立ち並ぶ参道は周回コースより少し急な坂だが、よく整備された道なのであまり足下に神経を尖らせる必要はなさそうで 14:24 登り初めて5分で山頂直下にある天神社(耳成山口神社)に登り着くと 14:26 ヒッソリとした神社裏からやや急な坂を一登りで山頂が見えてくる。 14:28 - 14:35 大和三山中で最も標高の低い耳成山(139.6m)の山頂は香久山と同様に樹木に覆われて眺望はないが、三等三角点(点名:耳成山 標高:139.24m)が打たれているのでソッと踏んで最後の休憩を楽しむ事にする。 15:07 下山は地図に載っていない西側のやや急な道を下るが、すぐに周回コースと合流してやがて右に下る分岐から山麓の舗装路に降り着く。

後は耳成山公園を右折して真っ直ぐ西に伝えばゴールの大和八木駅だ。 ページの先頭へ