青谷道 〜 摩耶山(702.0m) 〜 摩耶ビューライン
コース概念図 コース断面図
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2005年05月22日 (日曜日)雨時々曇り メンバー:5名
歩行距離 7.6q/歩行時間 5時間03分 (休憩時間 0時間53分) 所要時間 5時間56分
《レポート画像》
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到着 - 出発 《ルートポイントのあらまし》
09:51 最近は摩耶山歩きが続いていますが、今回はネットでお知り合いになった摩耶山さん歩さんのお声掛けでご一緒させて戴くことになり、集合場所の阪急・王子公園駅東口で他のメンバーが揃ったところで簡単な自己紹介を済ませて小雨の祝福を受けながら(?)摩耶山合同オフ会がスタートします。
9:52 すぐ前に拡がる王子公園を抜けますが、ご一緒するメンバーの食料調達のために少し遠回りする事になったようで、一旦西方向に歩いてコンビニに寄り道してから改めて北側に横たわる山並みを目指します。
9:58 自動車の騒音が途絶えますと閑静な住宅地を走る舗装路に差し掛かり、見上げますとこれから登る摩耶山のドッシリした姿が手をこまねいているようで
10:21 暫くやや急な3m幅の舗装道路を辿りますと妙光院(馬頭観音)に辿り着きますので、今回の山行の無事をソッとお願いします。
10:25 道は突き当たりますので右手にある青谷橋を左岸へ渡り、摩耶山ハイキングコース案内図を確認して左に続く舗装された坂道を進みますが
10:28 雨も少し強くなってきましたので、青谷道登山口で雨具を準備してから左岸沿いの2m幅のコンクリート坂をノンビリ登り始めます。
10:34 浮き出るような緑に癒されながら手摺りの付けられた堰堤手前の橋を右岸へ渡り返し
10:39 青谷の沢を右下に見やりながら5分も進みますと沢筋の湿地から鮮やかな黄色い花が見送ってくれます。
10:42 やがて左手に茶畑が現れます。 オーナーの摩耶山さん歩さんによれば神戸市内でただ一カ所の茶畑とか・・・ せっかくですのでカシャッ
10:45 木々の緑に目を奪われながらほんの少し足を進めると“あけぼの茶屋”が出迎えてくれます。
10:46 やっとコンクリート舗装が終わり、山道らしい雰囲気に包み込まれた静かな右岸道を辿りますと
10:48 ものの2〜3分で趣のあるコケに覆われた石垣が迎えてくれますが
10:49 ここで青谷道と分かれてやや急な階段道が左に登って行きますので、手許の地図には記載されていない左への上田道に入ります。

※上田道は、今回のオーナー摩耶山さん歩さんに教えて戴いたルートで短い区間ですがシットリとした雰囲気の良く歩かれた古い道です。

10:55 - 10:58 グングン高度を稼ぐように露岩の道を登りますと5分程で平坦な台地に到着しますので、最初の休憩タイムをここで挟みます。
※2m程上部には小さな祠が祀られていますので、やはり信仰の山であることが容易に窺えます。
11:03 祠の左に続く急坂を更に登りますと5分程で左から旧摩耶道が合流してきます。 ここからはこの旧摩耶道を右手方向に捲いて辿り
11:12 山肌の中腹道をノンビリ左へ捲いて行きますと、木立を縫って少し雨で烟った摩耶山が目線の高さ近くまで低く見えてきて
11:14 頭の上を覆うように繁る若葉が雨を遮ってくれますので、パラパラという音の割には殆ど身体が濡れることはありませんので雨具も使わなくて済みそうです。
11:15 コースは下り坂に変わり、右下に見える青谷道に緩やかに近づいて行くようで
11:19 やがて谷筋目指して急な下りになりますと、左手にすぐ先で通行止めになっている細いルートを見送ります。
11:20 すぐ谷筋へ降りつき、沢沿いに大きく左へ曲がるところでヒッソリと佇んでいる旧摩耶道の道標に見送られて
11:25 ほぼ正面に摩耶山を見上げながら5分程道なりに辿りますとすぐ右下に青谷が見えてきます。 やがて右手に道標が現れますと右手下方から青谷道が尾根筋を駆け上がってきて旧摩耶道に合流してきます。
11:30 道幅も狭くなり岩肌が目立ってきますと、右へ鋭角的に曲がるところで水場を左にやり過ごし
11:31 水場を過ぎますと青い金網のフェンスが現れ、すぐ行者茶屋跡(行者堂)の小広い台地が目に飛び込んできます。
11:32 - 11:35 雨も殆ど霧雨程度ですが、ここで軽く2回目の休憩を挟みます。
11:46 依然として細かい雨は降り続いていますが、傘を差す人やそうでない人と各自が思い々でスタートします。

最初の予定ではここから行者尾根を歩くことになっていたようですが、オーナーの判断で滑りやすい岩場を考慮して今回はこのまま青谷道を歩くことになり、平坦な道をノンビリと辿ります。

11:46 一旦青谷川の流れに架かる木の橋を左岸に渡り
11:47 川沿いの石段を上がるとすぐに右岸へ渡り返します。
11:48 スラブ状の大きな岩を見下ろしながら右岸に続く緩やかで快適な山道を徐々に高度を上げながら進みますと
11:55 5〜6分でやや急な階段道が現れますが、すぐ緩やかに自然林の中を登る地道になります。
12:18 一面に拡がる柔らかな緑に囲まれて、ご機嫌な山道歩きが20分程続きますと右下から上野道が合流して
12:20 少し足を進めますと突然目の前に旧天上寺の山門(仁王門)が覆い被さるように我々を迎えてくれます。

※山門を潜って振り返りますと山門の門柱が額縁のように背景の緑を切り取って見せてくれます。

12:30 やがて今回のコース中最大の難所?石段登りが始まります。
12:31 - 12:36 延々と続くかと思わせる急な石段が途切れますと広く平坦な台地に登り着きます。
ここ摩耶山史跡公園(旧天上寺跡)からは小雨に烟った神戸港が眼下に広がっていますので、カメラ休憩を兼ねて少し足を休めて
12:42 旧天上寺跡の境内を進みますと“三社権現跡”に突き当たりますが、ここで道は左右双方に分岐します。
右は掬星台の近くへ直接登り着きますが、左を採りますと三角点のある天狗岩(摩耶山頂)に出ますので
12:46 今回は三角点を通る左のルートに足を進めることになりましたので、山肌を緩やかに捲いてひとまず“天狗岩大神”を目指します。
12:54 やがて高山を思わすように地表を覆うクマザサが目に着くようになり
12:55 山頂部が近くなってきますとルートも色々入り組んできますので、三角点へのルートを確認しながらササの拡がる平坦な尾根筋を進みます。
12:57 ほんの少しで見覚えのある天狗岩大神の鳥居が見えてきます。
12:58 ずいぶん遅くなってしまいましたが“天狗岩大神”のある摩耶山頂に辿り着きましたので、ついでに裏手にある天狗岩方向に回り込みます。
13:00 岩陰には三等三角点(点名:摩耶山 標高:698.63m)が埋められていますが以前既に踏んでいますので今回はパスします。

※ここにもお決まりの山名板が架けられていますが、なんと今日の日付(2005.05.22)が書かれた山名板が早速と架けられています!

13:17 - 14:05 相変わらず小雨がぱらついていますので、一旦山頂広場・掬星台まで足を伸ばし休憩所の一角を借りて遅い昼食タイムが始まります。

※午後のコース取りについてオーナーの摩耶山さん歩さんから提案があり、新穂高〜シェール槍をカットすることに決まります。

14:08 食後は再び雨具に身を固めまずNHK電波塔の前まで戻り、青谷道・上野道への下り口を左に見送って天狗道を目指します。
14:11 天狗道への下りには雨に濡れた丸木の階段が待ちかまえていますので、滑らないよう足下に注意しながら下り始めます。
14:19 丸木の階段が終われば露岩伝いに下る自然石の階段(ゴロゴロ坂)が続きますが、滑りにくい露岩ですのでチョットした岩歩きを楽しみながら更に下ります。
14:20 やがて山頂から10分少々で穏やかな鞍部に着きますので、ここから右に分岐して「アドベンチャールート」を辿ることになります。
14:22 谷間に下る緩やかな道ですのでノンビリと周囲の緑を楽しみながら一歩一歩谷筋に向かって下りますと
14:26 先程の鞍部から5分程で地蔵谷上部の分岐点に到着します。
ここを左に採れば先日歩いた地蔵谷ルートですが、今回は右手の山肌を登る「アドベンチャールート」に取り付きます。
14:28 いきなり道は露岩混じりの歩きにくい山道に変わりますので足下にも注意が必要です。
14:34 アップダウンが続きますが最初の岩場の下りにはクサリが固定されています。 登る人のために取り付けられたクサリでしょうか、今回のメンバーはクサリを無視して下降を続けます。
14:38 一旦下った後は急な露岩の登り返しが待っています。
14:39 ルートのすぐ横に面白そうな岩が手招きしています(?)ので3m程の岩を乗り越え岩稜を伝って元のルートに合流します。
14:42 更に露岩帯の登りは続きますが、皆さんは活き活きとした表情にお話を交えながら岩道を楽しんでいらっしゃいますので一安心です。
14:56 岩稜からは地蔵谷越しに須磨アルプスの山並みが望めるようですが、ガスに捲かれた今日のお天気では望みようもありません。
岩稜から見た雨に烟る黒岩尾根609m独標が幻想的な風景を見せてくれます。
15:01 岩稜からは50p幅の山道を5分程辿りますと黒岩尾根へ合流します。
15:19 湧き上がるガスでレースのカーテン越しに眺める様な乳白色に靄った樹林の中、合流点から右方向に緩やかな山道を散策気分で辿ります。
15:22 - 15:28 やがて樹林が切れますと山頂部の整備された公園広場に登り着きますので最後の休憩を挟みます。
15:46 一面のガスに覆われた黒岩尾根からNHK電波塔の前で天狗道に合流して、今日2回目となるゴールの掬星台(星の駅)に到着します。

※このあと初めて乗る摩耶ビューライン で山麓まで下り、オーナー摩耶山さん歩さんお勧めの灘温泉で汗を流してお開きです。

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