地蔵谷 〜 摩耶山(702.0m) 〜 山羊の戸渡
コース概念図 コース断面図
↑「地図」上の○印をクリックするとその位置の画像を表示します。
2005年05月03日 (火曜日)快晴 メンバー:単独
歩行距離 13.5q/歩行時間 4時間42分 (休憩時間 0時間29分) 所要時間 5時間11分
《レポート画像》
↓クリックで画像が拡大します。
到着 - 出発 《ルートポイントのあらまし》
11:12 自宅からの出発が遅くなりましたが、快晴で暑くなりそうな空を見上げて予定通り地下鉄新神戸駅からノンビリと歩き始め
12:12 - 12:13 今回も新幹線の高架を潜り、砂子(いさご)橋から優美な布引雄滝を経て多くのハイカーで賑わう桜茶屋に着きます。
トイレと飲料補給を済ませて10分程で天狗道への分岐を右に見ますとすぐに今回のコースとなる地蔵谷出合に着きますが、まだ空腹は覚えませんので荷物を整えて早速スタートです。
12:15 コースはすぐ地蔵谷の左岸を緩やかに登って行き、前方に立ち塞がる堰堤の右肩を目指し階段道を登って行きます。
12:18 堰堤の上部に辿り着きます。
12:19 正面には稲妻坂へのルートが急な山肌を真っ直ぐ登って行きますが、今回は堰堤から一旦左下を流れる地蔵谷に降りて谷筋を辿ります。
12:20 最初は谷筋は広く明るい樹林を縫ってなだらかに左岸を進みますが、やがてやや急な階段が現れますと本格的な山道になってきます。
12:46 左下に拡がる明るい谷と対岸を覆う新緑を見やりながら快適な左岸に伸びる道を登ります。
12:48 手許の地図では点線のコースとなっていますが、良く踏まれた歩きやすい道で道標も整備されていますのでユックリ風景を楽しみながら歩くことが出来ます。
12:50 やがて静かな瀬音に呼び寄せられるように道は沢に近づきますと、左岸から右岸へ渡ります。
12:52 右岸に渡りますと道は一旦沢から離れ、山腹を捲くように樹林を縫って緩やかに延びて行きます。
12:34 瀬音が少し大きな音に変わってきますと、右下に落差10m程の小滝が流れ落ちて爽やかなしぶきが陽光に輝いて見えます。
12:35 - 13:00 コースは左岸に渡り返しますが、沢を塞ぐように大きな岩盤が舞台のようにせせらぎを見下ろしていますのでここで昼食タイムとします。
13:03 岩盤から左岸に渡り返しますと石組みの急階段が樹林の中を登って行きます。
13:07 さらに階段は急になりますが、自然石を上手く並べた登りですので階段の嫌いな私でもさほど違和感を感じることがありません。
13:12 また沢に降りて右岸に渡りますと左から小さな支流が流れ込んできますので、左俣の支流を横断して右岸を高捲きます。
13:14 捲き道は自然石の急階段に変わって一気に登りますのでせせらぎの音も聞こえなくなります。
13:16 大きな岩壁を過ぎますと右下から沢が近づいてきます。
13:17 すぐ道は左岸に渡り返した後も沢沿いに続きます。
13:18 やがて正面に不粋な最後の堰堤が進路を塞ぎますので右肩(左岸)を高捲くように乗り越えます。
13:23 沢沿いを右岸へ渡り返しますが依然としてコースは良く整備された自然林の中を緩やかに登り続けます。
13:26 左からの小さな枝尾根を捲きますと続いて小さな沢との出合に着きます。
この小沢を渡って道は更に静かな右岸を辿ります。
13:35 沢の流れが少なくなり、谷筋も狭くなってきますとアドベンチャールートとの合流点に到着します。
道標に従って左へのつづら折れを登りますと659m独標の南側で黒岩尾根コースに合流しますが、今は分岐を直進して地蔵谷を源流まで詰め上がります。
13:36 すぐ露岩が目に付きだしますと殆ど水の涸れた沢を左岸に渡り、右方向に続く山道を辿れば急な階段が現れます。
13:38 間もなくU字形に抉れた坂道を進むようになり、道なりに右へ曲がります。
13:40 少し薄暗い鞍部が正面に見えてきますと全山縦走路の天狗道上部に合流します。
13:41 左に折れて岩肌のゴロゴロ坂を山頂へ向かいます。
13:48 やがて山頂直下の階段が現れますので、最後の登りを存分に楽しみながらユックリと足を進めます。
13:51 すぐ広く平坦な台地に飛び出します。
目の前にはNHK−FMの電波送信塔がありますので右手にみて前を通ります。

※送信塔から右手の山道を辿りますと天狗岩と三等三角点(点名:摩耶山 標高:698.63m)に出ます。

14:01 - 14:04 一旦休憩と飲料補充を兼ねて掬星台に立ち寄ります。

下りはアゴニー坂で岩道を少し楽しんでから車道を杣谷峠(14:28)まで辿ります。

14:46 自然の家手前から長峰山へのルートに取り付き、途中の尾根筋で長峰山へのコースから左に分かれてササ尾根の中を微かに確認できる踏み跡を拾いながら緩やかに下って行きます。
14:48 道はヤセ尾根を覆うササ原の中を辿りますが、やがて山羊の戸渡との間にある鞍部に向かって急な下りが始まります。
うねるように付けられた踏み跡を見失わないように足下に充分気を配りながら鞍部に降り立ちます。
14:53 鞍部の先には高さ2〜3mの垂直な岩壁がハイカーを拒むように立ちはだかっています。
よく見ますと形だけの細いトラロープが自信なさそうに垂れていますが、ロープの下には切り立った岩壁が数メートル下の樹林の中まで続いています。
この岩場を越えるにはロープに頼らず、基本の三点確保で手がかりと足がかりを確保してよじ登ります。
15:03 しばらくヤブ道をアップダウンしますと幅30p程の超ヤセ尾根が現れます。 足下は今にも崩れ落ちそうな岩と木ノ根が入り交じって、いかにも山羊の戸渡の呼び名に相応しい難所です。
15:04 所々で左右の木立が途切れますと右手には西谷を挟んで長峰山が見下ろすように迫り、左手には六甲大橋から丁子ヶ辻に通ずる表六甲ドライブウェイを眼下に見渡すことが出来ます。
15:12 緩やかなアップダウンを辿りますと目の前に塔を思わすような岩峰が行く手を遮ります。
15:12 正面から取り付くことは困難ですので岩峰のやや右に回り込んでルンゼ状を上り詰めます。
15:20 岩峰を越えますと激下りのヤブ道が待ちかまえていますので、ルートを外さないよう慎重に肩まで下ります。

※左の画像はヤブ道の激下りから降り着いた肩から振り返った所です。

15:24 やや平坦な下りもほんの少しでヤブ尾根の激下りに変わります。 下草の間を滑り落ちそうになりながら谷筋近くに下ります。

※谷筋近くから今下ってきた踏み跡を振り返った所です。

15:25 左側からは六甲川が柔らかな瀬音をたてながら西谷出合に流れ込んでいます。
15:27 谷川に沿って50mも歩きますと東六甲ドライブウェイに飛び出しますので、ここからは延々と続くような車道の端を車に遠慮しながら取りあえず六甲ケーブル下に向かいます。
15:45 新六甲大橋まで来ますと道路が複雑に入り組んでいますのでどの道を歩けばいいのか迷ってしまいますが、仕方がありませんので六甲川の流れに沿ってノンビリ歩きますとやがて右下に弁天滝が無事の下山を祝福してくれているようです。
16:23 途中で道を取り違えながらやっとゴールの阪急六甲駅前に到着です。
ページの先頭へ