黒岩尾根 〜 シェール槍〜新穂高(648.0m) 〜 山寺尾根
コース概念図 コース断面図
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2005年04月27日 (水曜日)快晴 メンバー:単独
歩行距離 16.8q/歩行時間 6時間08分 (休憩時間 0時間35分) 所要時間 6時間43分
《レポート画像》
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到着 - 出発 《ルートポイントのあらまし》
09:44 時節柄抜けるような青空とまではいきませんが、雲一つ無い青空を見上げながら新神戸駅前から今回の山歩きはスタートします。
09:47 新幹線のホームを潜ってすぐ、左に“城山・二本松林道”への階段道をわけ布引渓流に向かいます。
09:48 左へ曲がるとすぐ砂子(いさご)橋を渡りますが、下の渓谷は手持ちぶさたで水のない川底を見せてくれます。
09:49 橋を左に折れてすぐ右の石段を登り、渓谷の左岸沿いに上流へ辿ります。
09:55 雌滝を左足下に聞きながら鼓ヶ滝展望台を左にやり過ごします。
09:57 やがて辿り着く雄滝も、心なしか水量が少ないようです。
10:04 右の急階段を登り雄滝茶屋を過ぎて、徳光院からの舗装道路に合流して展望台横の浄水管理事務所前から雄滝の左岸上部を捲くように進みます。
10:07 “猿のかけ橋”を左に見送ったあと夢風船の下で生田川右岸を辿ります。
10:12 右岸道をノンビリ進んでいますと女性ランナーが軽やかな足取りで追い越して、見る見る視界から遠ざかってしまいます。
堰堤横の階段を登れば更につづら折れの階段が堰堤の上まで続きます。
10:13 雲一つ無い青空を背景にして正面には五本松堰堤が城壁のように立ち塞がっています。
10:15 つづら折れ階段を登りきりますとリニューアルした“五本松堰堤改修記念石標”が出迎えてくれます。
10:15 ここからは左岸へと続く橋をノンビリ渡ります。
10:17 工事の終わったダム湖は、エメラルドグリーンの水面に空の青と木々の若緑を映して明るく輝いて見えます。
10:20 生田川沿いの快適な歩道は今日も森林浴やハイキングを楽しむ多くの人々で賑わっています。
堰堤の手前で追い抜いて行かれた女性ランナーが、すれ違う人々と軽く挨拶を交わしながら後方に消えてゆきます。
10:30 大きく右にカーブしますと“紅葉の茶屋”が見えてきます。
なおも道なりに2分も歩けば“あけぼの茶屋”を右に見送ります。
10:31 左下に見える河原には青い服を着た若者の一団がまるで蟻の行進のように列を作って再度東谷に飲み込まれるように消えてゆきます。
10:34 やがて桜茶屋に着きますのでトイレや飲料など山道への準備を済ませます。
10:38 暫くして現れるT字路では天狗道・地蔵谷方面を示す道標に従って右折し、一旦生田川から離れます。
10:40 やや急な坂道を登って行きますと右手上部に布引ハーブ園の建物が見えてきます。
10:44 枝尾根を越えると再び川筋に向かって下って行きます。
数分で分岐が現れ、右へ進みますと稲妻坂・天狗道ルートを経て摩耶山へ至りますが今回はここを直進しますので、先行のパーティに道を譲って戴いて先に進みます。
10:47 沢の左岸まで来ますと再び分岐(地蔵谷出合)が現れます。
右へ取れば地蔵谷から摩耶山へのルートで、歩いてみたいルートの一つですが後ろ髪を引かれながら今回は暑さも厳しくないので尾根道ルートを登るため見送る事とします。
10:49 地蔵谷の沢を横切るとすぐ右手に黒岩尾根へのルートが別れますので、ここで右への急な坂道に取り付きます。
※道は見上げる尾根上に向かって小気味よく高度を稼いで登っています。
10:52 露岩から丸太の急階段に変わりますが、時折吹く風が涼しいので思っていた程の暑さは感じません。
11:00 道は10分程で尾根上の平坦なコースに変わりますが、更に2〜3分で木ノ根混じりのつづら折れを自然林に包まれながら登ることになります。
11:13 時々お邪魔しているHPの管理人・摩耶山さん歩さんに戴いたアドバイスを想い出し、急坂の途中から“時々振り返り”ますと木立の切れ目から明石海峡がウッスラと望見出来ます。
11:24 登り始めて35分、標高550m付近の黒岩尾根先端に登り着きましたのでここからはアップダウンを繰り返しながら緩やかに高度を上げて行きます。
11:26 岩の露出したやや急な箇所もありますが、振り返って眺望を確かめながらユックリ足を運びます。
11:32 小ピーク直近まで来ますとやや平坦で穏やかな山道になります。

道端の「82番」と彫られた石柱を見やって2分もすれば606mの小ピーク に着きます。 小ピークからは一旦15m程急坂を下った鞍部に降り、改めて緩やかに登り続けます。

11:39 5分程で前方(北方向)が開けて双子山や石楠花山の連なりが見えてきます。
更に前方右手にはこれから辿る659mピークが手招きしているようで、自然にピッチが上がって落ち葉の絨毯が敷き詰められた明るい自然林の中を快調に進みます。
11:40 景色を楽しんでばかりはいられません。 時々50p幅のヤセ尾根も出てきますので足下にも少し注意を払いながら緩やかに高度を上げて行きます。
11:43 小さな鞍部を過ぎますとやや急坂のつづら折れや丸木階段が現れます。
11:50 上り詰めた尾根(標高607m)から振り返りますと、先程越えてきた606mピークが見送ってくれます。
11:52 平坦な尾根道をノンビリ辿りますと道標が見えてきます。
ここで左にササ原を通る細い道が下って行きます。 手許の地図には記載されていませんが“森林植物園・東門”の近くに出るのでしょうか。

※このルートは確認できていませんので現時点では想定です。

11:56 展望の良い稜線を進みますと標高620m程でコースの右手にベンチが現れます。 ここからは木の間越しに鉄塔の林立した摩耶山頂が近くに迫って見えます。
12:02 659mピークとの鞍部に差し掛かりますと小さな沢状の湿地帯が樹林の中に現れます。
12:10 大きく右に曲がって659mピークの南側山腹まで来ますと、右に通行止めの立て札が目に付きます。
ロープで閉ざされた先は地蔵谷へのルートだったようですが何故閉ざされたのでしょうか、今は判らないまま先に進みます。
12:13 3分で右への分岐が現れます。 地蔵谷ルートと合流して縦走路に伸びるアドベンチャールートです。
ここは直進して摩耶山頂方面を目指します。
12:20 摩耶山頂が近づいて来ますと樹林の周りにクマザサが目立ってきます。 心地よい風が話しかけて来たり小鳥の歌声が耳をやさしくくすぐってくれます。
12:22 摩耶山から西に伸びるなだらかな尾根に出ますと整備された広場が現れ、四阿やベンチでくつろぐハイカーがそこここに散見されます。
12:32 やがて縦走路に合流して山上の舗装路を辿りますと掬星台に到着しますが、足にも時間にも余裕がありますので摩耶ロッジ方向へ足を進めます。
12:34 そろそろ空腹を感じ始めましたので摩耶ロッジ前からバス道を離れて天上寺方向へ適当な場所を探して縦走路を辿ります。
12:38 - 13:00 石畳を進みますと右手に“岩の丘”がありますのでここで昼食タイムとします。
13:07 まだ時間はたっぷりありますので、昼食後はまず天上寺横からアゴニー坂を通ってシェール槍を目指すこととします。
13:17 バス道の端を道なりに下って行きますと4分で左に穂高湖への入口が見えてきますのでここで左折します。
13:18 すぐの四つ辻は徳川道から穂高湖に続くコースと交差してシェール道に続きます。
13:22 道の両側に続く樹林が途切れますと正面に岩を被ったシェール槍が全容を見せてくれます。
13:29 コンクリートの橋を渡りますと道は二手に分かれます。 左は新穂高を大きく捲いて桜谷道と結ぶシェール道で、右は穂高湖を周遊する道ですが手許の地図にはシェール槍へのルートが記載されていませんので、ここは直感に委ねて右への穂高湖周遊コースへ進みますが、堰堤の左肩を越えるように岩場を乗り越えますと左に細い踏み跡が分岐して赤いテープが取り付きであることを教えてくれます。
13:34 背の低い木立の間を縫って踏み跡を辿りますとやがて急な岩塊をよじ登るようになります。
13:35 すぐ頭上に岩峰が現れて固定ロープが下げられていますので最後の岩場をよじ登ります。

※最後の岩場は右から捲いてもすぐ山頂です。

13:37 - 13:40 周りの山々と比べますとたいした高さではありませんが、ピークから西方向には新穂高以外に展望を妨げる山がありませんので眺望が拡がります。
西側には足下に水を湛えた穂高湖とその背後に横たわる長峰山が目をひきます。
13:51 一通り景観を楽しんで先程の道を徳川道との交点まで戻り、徳川道を西に辿り新穂高のピークをピストンします。
13:54 すぐ四つ辻に着きます。 左はアゴニー坂直近で車道に合流しますので帰途に通ることとし、ここは直進します。
13:58 5分足らずで右手ササ原の中にウッカリすると見落としそうな新穂高への登山口が現れます。
※登山口には小さな手作りの道標が遠慮気味に架けられています。
14:04 コースはササに覆われていますのでかすかな踏み跡程度しかありませんので、手でかき分けてササの根本を確認しながら足を進めます。
14:06 途中の尾根から左手前方に新穂高の尖ったピークが望めます。
14:10 小さなアップダウンを繰り返して尾根筋に付けられた踏み跡を忠実に辿ります。
14:17 - 14:20 急なササ原を登りきりますと新穂高山頂に着きますが、山頂は自然林に覆われていますので殆ど展望は開けません。 東方向に先程登ったシェール槍がかすかに望むことが出来ます。
※山頂には手作りの山名板が木に架けられています。
14:22 下山途中に山頂から少し下ったところからシェール槍ピークに立つハイカーが見えましたので、デジカメで目一杯ズームアップしてシャッターを押しますが、手ブレが激しく何とか2人の姿を捕らえることが限度でした。
14:35 登山口まで下り徳川道を先程通った四つ辻まで戻って右へ、アゴニー坂近くのバス道まで静かな山歩きを楽しみます。
14:44 バス道まで戻りましたので、左へ20m程にあるアゴニー坂に取り付きます。
14:46 往路と違い、復路ではアゴニー坂を登り返すことになりますのでユックリと掬星台へ戻る事とします。
15:03 “※星の駅”への途中、手前にある公園広場から東に横たわる長峰山の天狗塚を思わずズームアップ!
15:07 - 15:10 今日最後の休憩場所、掬星台に到着です。 初めて下る山寺尾根に備えて念のために飲料を購入しておきます。
15:11 いよいよ下山ですので掬星台からの眺望をユックリ楽しんでからザックに肩を通します。
15:11 山寺尾根と書かれた道標のある展望台横から下山を開始します。
15:12 流石“摩耶山下山路中一番の急下り”と言われるだけに、いきなりの急階段下りから始まります。
15:14 前半はつづら折れの丸木階段が自然林の中をグングン降って行きます。
15:18 5分少々で右に摩耶東谷への分岐と思われる細い捲き道が別れます。
15:20 道はすぐにヤセ尾根を下るようになります。
※この辺り目先が変わって、この先もなかなか面白い下りが楽しめそうです。!(^^)!
15:28 またまた風景が変わります。 樹林に囲まれてはいますが木漏れ日も充分降り注ぎますので、自然に足運びも速くなりますので時々意識してピッチを落とします。
15:44 展望台から30分も下りますと、送電鉄塔の傍が現れます。 ここで左後方から杣谷道からのルートと思われる道が合流してきます。
15:51 露岩混じりのダケた山腹道に変わりますので少し脇見を控えながら長峰台を目指しますと、道は広く整備された四つ辻に着きます。 ここは道標に従って右へ伸びる道を採ります。
15:53 分岐から2〜30mで右手に妙見宮の石の祠が現れますので立ち寄って、今日も無事に下山できたお礼に手を合わせます。
15:56 やがて開けた谷筋(長峰堰堤)に出ますと左から徳川道(カスケードバレイ)が合流してきます。
15:55 堰堤の右手中腹を捲いて杣谷の右岸沿いを緩やかに下ります。
16:00 手摺りの着いた階段を下りますと長峰橋で、ここからは舗装された車道を歩きます。
16:03 すぐ右手に灘丸山公園を、左手に長峰中学校をそれぞれ見やりながら今回のゴール阪急六甲駅目指して南に歩きます。
16:27 山では迷うことが無く快調だったのですが、ゴールの阪急六甲駅寸前で少し迷いながら何とかゴールインです。

※このあと少し離れた篠原温泉でユックリ汗を流したあと、恒例の一人反省会で締めくくります。

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